“挑戦”を掲げて一歩を踏み出した「アイドルマスター SideM」7th STAGE愛知公演DAY2をレポート

本ライブは現地での有観客に加えて、ASOBISTAGEでの配信も行われている。アーカイブ配信はDA1／DAY2共通で10月3日（月）18時～10月10日（月）23時59分（購入は10月10日（月）12時）まで行われる予定だ。リアルタイムに視聴できなかったプロデューサーたちは、こちらを利用しよう。

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恒例の諸注意アナウンスには、山村賢と共になんと姫野かのんがスクリーンへ登場。会場内と配信を視聴するプロデューサーへしっかり注意事項を伝えると、盛大な拍手が送られる。そしてメインステージに集合したアイドル達はファーストグロースを見にまとい、さっそくDAY1で披露されたばかりの「Take a StuMp!」を歌い上げていく。

メインMCはちょっとしたハプニングすら息ぴったりの、もふもふえんが担当。挨拶コメントは昨日のライブを踏まえた内容に変化していて、海が近いことにテンションが高まっていたり、方言も交えた言い方でプロデューサーを出迎えたりするアイドルも。続いての「うぇるかむ・はぴきらパーク！」では全員でキュートな振り付けをなぞって盛り上げ、さらに火柱や煙が上がる「忍者ごっこ」や、突如現れた怪獣を撃退する……といったヒーローショーのような展開が繰り広げられる。

「夏時間グラフィティ」ではアイドルたちがトロッコに乗りながら、自撮りのようにカメラを回していく。歌いながら意識する要素が増えてやや大変そうに思えたものの、そうした臨場感のある空気もまさにライブといったところ。DAY1では“炎さん”への配慮も見せていたTHE 虎牙道だったが、今日の「情熱...FIGHTER」ではより熱いステージを見せつける。回転するセンターステージでしっかり殺陣を組み立て、小松さんの容赦ない煽りを受けて会場のボルテージも一層高まっていく。

そんな熱気を優しく抱きしめたのは、Legendersの「PERMAFROST」だ。三者三様の透き通るようなボーカルが会場に響きわたり、思わず悲鳴を上げてしまいそうになる演出も。C.FIRSTはライトや配置までトライアングルをイメージしながら「We're the one」を歌唱し、もふもふえんの「わんだー×まーちんぐ！」では再びアイドルが全員集合して花道をマーチングしていく。

通常であればこのあたりでトークパートと思いきや、もふもふえんの3人とプロデューサーとの会話もそこそこに怒涛のソロパートへ突入。まるで美しい花が咲き乱れる世界にいるような心地にさせられた「カラフル・シンメトリー」のあとは、メインステージがサッカーのピッチへと変化。「HOT INSPIRATION～世界のテッペンYeah！～」では菊池さんがゴールを決めたり、三角コーンをドリブルで駆け抜けたりしながらステージを所狭しと駆け巡る。歌唱を終えた菊池さんが振り返った先には山谷さんが佇み、随所でサッカーを思わせるステップを刻みながらアップテンポな「COOL SENSATION～絶対Need！～」も見事に歌いきる。

これからも2人で一緒に高みへ上り詰めるのだと強く感じたあとは、High×Jokerのターンだ。一人ひとりと目を合わせるようにしっかりと歌い上げる「ダイヤモンド・メゾフォルテ」も、優しい笑顔を見せていた「SCOREBOOK Memories」も共にトロッコでプロデューサーのもとへ近づき、どちらもステージへ戻った時には5人のシルエットが出迎える。

トークパートでは永塚さん＆渡辺さんの“レアジョ”がそれぞれの思う曲の解釈についてじっくり語ってくれた一方、渡辺さんはトロッコの待機中もずっと手が震えていたと明かす。最後に光り輝く星のようなライトへ手を掲げる印象的なシーンもあったが、手が震えているのが伝わらないか心配だったようだ。

続いて高塚さん、菊池さん、山谷さんが入れ替わりでステージに。しっかりゴールを決めていたものの、不安も大きかった菊池さんはバックステージでずっと練習していたそうだ。山谷さんはWにはあまりないタイプの楽曲ということもあり、クールな表情を意識していたそうだが、顔を見上げた際に飛び込んできた景色でつい笑顔になってしまったと話す。高塚さんも楽しかった半面、緊張もしたがプロデューサーからパワーを貰ったと笑顔を見せてくれた。

まもなく1周年となるアプリ「アイドルマスター SideM　GROWING STARS」の思い出を振り返り、ライブも後半戦。ユニット衣装に着替えたアイドルたちが「Growing Smiles！」をセンターステージで披露し、C.FIRSTがすべてを出し切るようなパフォーマンスの「Trust me now」、THE 虎牙道がトロッコに乗り込み「CATCH ME IF YOU CAN」を続ける。何かとアクションで魅せることの多いTHE 虎牙道だが、ここでは3人の伸びやかなボーカルを全力で浴びることができた。

ベンチや街灯と共にセンターステージに現れたLegendersは力強さに満ちた「Time Before Time」、Wはシンクロしたダンスを爽やかな「Growin'Groovin'」に乗せて届ける。もふもふえんの「そだてっ！たいむかぷせる」ではスクリーン内のかのんと2人がとびっきりの笑顔を見せ、ユニットのパフォーマンスを締めくくる。

C.FIRSTは新曲の振り付けで動きの多さに驚いたようで、思わず「歌えないねえ」といった感想がこぼれたそう。THE 虎牙道はトロッコのため視線でプロデューサーに伝えるのを新鮮に感じたそうで、Legendersはもともとマイクで歌う予定だったが両手を使う振りが多かったのでヘッドセットを提案したと明かす。運動量が増えたもののやりがいはあったと語り、その格好良さはプロデューサーのみならず出演者も黙っていられないほどで、伊瀬さんがライブを終える前にLegendersの面々へ感想を伝えにきたそうだ。

ライブ本編の最後を飾ったのは「Beyond The Dream」で、配信を視聴しているプロデューサーからのアンコールタップで再びアイドル達がステージに集合。始まりの「DRIVE A LIVE」と、DAY1に続きTVアニメ「アイドルマスター SideM」から「GLORIOUS RO@D」を会場へ響かせた。“熱バトル”で盛り上がるも、愛知公演ラストということもあってか前向きな悔しさを滲ませるアイドルたちが多く見られたDAY2。横浜公演はもちろん、今後のライブではこの経験を糧にさらなる飛躍を見せてくれるだろうと期待の高まる公演となった。

アプリ「アイドルマスター SideM　GROWING STARS」ではAltessimoの「Infinite Octave!」の3Dライブが実装されたほか、10月3日に「Take a StuMp!」の先行配信が決定。10月6日には「アイドルマスター SideM サイスタ1st Anniversary SP生配信」、10月7日にはアイマスchで「祝・サイスタ1周年！3Dライブ振り返り会～アイマス給湯室特別版～」が配信されるので、お見逃しなく！

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