ユービーアイソフトは、「UBISOFT MOBILE GAMES SECRET PARTY」を10月4日にBravePoint新宿店で開催した。

目次
  1. モバイルにハードを変えた完全新作「ディビジョン リサージェンス」
  2. 「レインボーシックス モバイル」ではオペレーターにレベルの概念が!10月7日から先行プレイも開始
  3. USPではゲームにちなんだミニゲームコーナーも

メディア、ビジネスパートナー、ストリーマーなどを招いて行われたイベント「UBISOFT MOBILE GAMES SECRET PARTY」(以下、USP)。その中で発表された「レインボーシックス モバイル」と「ディビジョン リサージェンス」の2タイトルの情報と試遊レポートを掲載する。

モバイルにハードを変えた完全新作「ディビジョン リサージェンス」

まず紹介が行われたのは、ウイルステロにより崩壊した世界を描く「ディビジョン」シリーズのモバイル向け最新作「ディビジョン リサージェンス」について。プレゼンを行ったのはUbisoft Mobile HQ エグゼクティブ・プロデューサーのファブリス・ナヴレズ氏と、コンテンツ・ディレクターのジョナサン・ラベルニュ氏で、ユービーアイソフト所属のEスポーツスペシャリスト・岡山和也氏によるデモプレイも行われた。

物語の舞台は前作、前々作に続きアメリカとなる。プレイヤーはディビジョンエージェントとなり、暴徒などと闘いながら町の秩序回復を目指していく。ジャンルはこれまでと変わらず三人称視点のカバーシューター(遮蔽物などに身を隠しながら射撃戦を繰り広げるシューターゲーム)で、本作はモバイル向け完全新作として作られており、他のシリーズ作品を遊んでいなくても楽しめるようになっている。多数のスキルや武器を状況に合わせて使いこなしていくのはこれまでの作品と変わらず、「ディビジョン」ならではの面白さも健在のようだ。

基本無料で遊ぶことができ、手軽に友人とオンラインプレイができる点も今回のモバイル版ならではの魅力。これまでディビジョンに触れたことがない人も、本作から始めてみてもいいだろう。開発段階ということでまだ公開できる情報は少ないとのことだが、スマートフォンゲームの枠組を飛び出したようなタイトルになりそうなボリュームで期待が持てそうだ。

コンシューマー版と遜色ない快適な操作性に最適化

また、会場では10分程度の時間ながら、「ディビジョン リサージェンス」を実機でプレイすることもできた。

シューターゲームのモバイル版ということで、やはりエイムの操作性は気になるポイントだろう。触ってみての感想としては、まったく問題なくエイムできて驚いたほどだ。

カバーシューターは激しく動きながら戦闘を行うわけではないため、ジャンルそのものもモバイル端末にマッチしている。発砲時のリコイルも控えめで操作難はほぼ無かったと言える。ヘッドショットも十分に狙うことができ、大きな違和感もなく「ディビジョンをプレイしてるな」という感覚を楽しめた。

武器やスキルもこれまでのシリーズ同様大量にあり、前作などと同様、状況に応じて武器やスキルを選ぶ楽しさもあった。非常に多彩な要素があるが、メニュー画面がゴチャついておらず、パッと見ただけでわかるものから部分ごとに詳細が開けるようになっており、小さなスマートフォンでも快適に遊べるよう最適化されていたのが非常に好感触であった。

モバイル版でありながら、これまでと変わらないプレイフィールでディビジョンを楽しめるのは、大きな魅力と言えるだろう。

「レインボーシックス モバイル」ではオペレーターにレベルの概念が!10月7日から先行プレイも開始

高い戦略性でeスポーツ界隈でも人気を集める「レインボーシックス シージ」のモバイル版「レインボーシックス モバイル」については、Ubisoft Mobile APAC ビジネスデベロップメント・パブリッシング・ディレクターのコチョール・オザン氏によるプレゼンと、岡山氏によるデモプレイが披露された。

「レインボーシックス シージ」のDNAを引き継ぎつつ、「レインボーシックス モバイル」では新たなレベルデザインで制作が行われるとのこと。マップなども、モバイル用に小さく、見えやすく最適化される。しかし、基本的には「レインボーシックス シージ」と同じプレイフィールを楽しめるようになっており、「レインボーシックス シージ」の代名詞ともいえる破壊可能オブジェクト(床や壁など)などはそのままだ。

「レインボーシックス モバイル」は新要素として、オペレーター(使用するキャラクター)にレベルの概念が設けられている。これは経験値をためてレベルを上げることで、キャラクターの見た目やスキルをカスタマイズできる本作からの新要素だ。コチョール氏によると、あくまで少しブーストが効く程度で、スキルゲームとして強さは横並びになるようなバランス調整がほどこされるという。

さらにコチョール氏は、「1シューターゲームファンとして夢中になれるゲームを届けたい」と話し、日本独自のコンテンツの制作も検討しているという。。

また、モバイル版の日本語吹き替えについて、攻撃側部隊長の声を小森未彩さん、防衛側部隊長の声を石川界人さんがそれぞれ担当することが明らかに。小森さんは今回のパーティにもMCとして参加しており、実際にゲーム内で流れる自身の声を聞けた喜びも露わにしていた。

小森未彩さん 石川界人さん

本作は10月7日から先行プレイが開始されるとのことなので、気になった方はぜひチェックしてみてほしい。

新システム「タクティカルフォーカス」での撃ち合いも体験

「レインボーシックス モバイル」を実際に遊んでみた感想としては、新システムの「タクティカルフォーカス」をいかに使うかというのがポイントになりそうだと感じた。タクティカルフォーカスは、覗き込みを行った際に、着弾地点の周りに出現する円に敵が入ると自動で射撃入力を行ってくれるというもの。これをうまく使うことでとっさの撃ちあいに勝ちやすくなるだろう。

ただ、個人的にヘッドショットを狙うならタクティカルフォーカスはオフにした方が良さそうだとも感じられた。状況や使うキャラクターに合わせてオンオフを切り替えてみるのも面白いかもしれない。

その他のプレイフィールは従来の「レインボーシックス シージ」同様で、防衛側は補強やデバイスを使い敵を待ち受け、攻撃側は待ち伏せをかいくぐりながら拠点にたどり着くというコンセプトは変わっていない。モバイル版ということで従来とは異なるキャラバランスで展開する攻防も楽しみなポイントの一つだ。

USPではゲームにちなんだミニゲームコーナーも

試遊のほかにも、今回のUSPでは「ディビジョン リサージェンス」と「レインボーシックス モバイル」にちなんだミニゲームコーナーも用意されていた。ドローンで迷路を探索し、隠されたアイテムを探すもの、いくつかある壁のどれかを“スレッジ”のブリーチングハンマーでぶっ飛ばし“ヒバナ”と合流するもの、そして隠された銃を探し的に当てるものの3種類があった。

筆者はドローンのミニゲームをプレイし、「レインボーシックス シージ」でドローン操作をしているような感覚を現実で味わうことができた。「レインボーシックス シージ」のドローンは階段などもスイスイ上っていくが、現実世界での筆者が操るドローンはちょっとした段差に引っかかってヒヤッとする場面も。特殊部隊の最先端ドローンの凄さを感じた瞬間だった。

モバイル版「ディビジョン リサージェンス」「レインボーシックス モバイル」の情報が盛りだくさんのUSPでは、ユービーアイソフトの世界観を満喫出来た。10月7日開始の「レインボーシックス モバイル」先行プレイを始め、今後の情報にも注目して欲しい。

なお、USPでは、今回プレゼンを行ったファブリス・ナヴレズ氏、ジョナサン・ラベルニュ氏、コチョール・オザン氏へのインタビューセッションも実施されていた。そちらの模様も後日掲載予定なので、楽しみにして欲しい。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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