MIXIからリリースされている「ゴーストスクランブル」がゲームコンセプトを刷新するリニューアルを実施! そこでリニューアルされた同作をレビュー。どんな魅力を持つ作品になったかを紹介したい。

目次
  1. 操作性が向上!仲間との共闘アクションが強調されたリニューアル
  2. 攻撃の組み合わせをあれこれ考えるのが楽しい!新要素「憑依スキル」
  3. 誰もが楽しめる!これまでノーマークだった人にもオススメできる一作

「ゴーストスクランブル」は、MIXIからリリースされているスマートフォン向けアクションゲーム。これまでは「オバケ蹴散らし“3+1”アクションゲーム」というゲームコンセプトだったが、この度「仲間とともにケタ違いなボスオバケをブッ祓うアクションゲーム」へとリニューアルされた。

操作性が向上!仲間との共闘アクションが強調されたリニューアル

MIXIの「モンスターストライク(モンスト)」に登場するキャラクターたちがオバケ化した「モンQ」とともに、悪いオバケ「ワルQ」という世界観はこれまで通り。しかし、ゲームの基本ルールは大きく変わった。

これまでのルールは、戦闘に特化した「バスター」と、偵察&サポートを担う「ドローン」という異なる役割のプレイヤーが協力してステージクリアを目指すというもの。これが、今回のリニューアルで全員「バスター」として戦うかたちに変更された。これに伴い、プレイ人数も最大4人から3人へ変更されている。

なお、上空から「ワルQ」への攻撃が可能な「ユータイ」という「ドローン」的な機能も追加された。ただこれは、あくまで敵に倒されたプレイヤーが救助を待つまでの一時的な特殊形態。「ドローン」のように「プレイヤーの役割」ではない。個別の役割をこなすのではなく基本的に全プレイヤーが戦闘担当。新コンセプト通り、これまでより「アクション」としての側面にフォーカスを当てたルールといえる。

アクションの比重が高まったことに合わせて、操作性の向上も図られている。クエストがこれまでのスマホ縦持ちスタイルから、横持ちスタイルへ変更。バスターのアクション自体は、これまで同様ヒカリ攻撃とフラッシュ攻撃、そしてひっぱりアクションでモンQを放つQショット攻撃というかたちだが、両手でガッチリとスマホをホールドしてプレイできるので操作が行いやすい。

リニューアル後の本作をプレイしてみて筆者は、純粋にアクションゲームとして完成度が高いと感じた。とりわけ感心したのが、操作性に関する部分。スマホ横持ち、両手持ちだから操作性がいい…というのではなく、動かしたときのレスポンスが良好で操作性がいい。ただ、キャラクターの動きそのものはそこまで高速じゃない。むしろやや遅めなように思う。しかしキャラクターの動きが若干遅めだからこそ、Qショットというフリック操作主体のアクションと組み合わせても、まったく問題なく思い通りに操作できる。

Qショットは、「モンスト」のひっぱりアクションと同様、発射方向と強さという2つの要素を考えながら操作しなければならない。本作はそこにキャラクター自身の移動という要素が加わってくるのでかなり複雑といえる。しかし、操作してみるとそこまで複雑には感じなかった。これは、発射方向、強さ、キャラクター自身の移動という3つの要素を考えながら操作するのに十分な時間が用意されているからだろう。

また、キャラクタースピードに対して、敵の攻撃のスピードも適切に調整されていると感じた。ボス戦となるとボスの放つショットに加えて複数のザコ敵が登場するため、画面だけ見ると一見難易度が高そうに見えるかもしれない。しかし、実際にプレイしてみるとプレイヤーキャラクターの動きに対して敵や敵ショットのスピードが速すぎず遅すぎずといったレベルに調整されているため、しっかり目で見て反応できる。だから、たとえダメージを受けたとしても理不尽さがない。その一方で敵や敵数が増えれば、回避に手ごたえも出てくる。これは見事な調整だと思う。

攻撃の組み合わせをあれこれ考えるのが楽しい!新要素「憑依スキル」

アクション以外の新要素で、個人的に気に行ったのが「憑依スキル」。これは、特定のモンQに、ほかのモンQを憑依させることができるという機能。ベースとなるモンQ1体につき最大3体のモンQを憑依させることができ、憑依によって、モンQやバスターの能力を強化可能な「憑依スキル」が追加される。

これの何がおもしろいかというと、組み合わせを考えること。「憑依スキル」には、自動的にキャラクターの周囲を剣が回転する「オートソード」や自動的に拡散弾が放たれる「オート拡散弾」のようにパラメーターではなく攻撃手段そのものが追加されるものがあり、これらの組み合わせ方次第で立ち回りが大きく変わる。

自分のプレイスタイルにあった「憑依スキル」の組み合わせを探すのは、ローグライクゲームのスキルビルドのよう。あれこれ変えて試していくのがとても楽しい。このため、もっとモンQが欲しくてプレイを重ねてしまう。この結果、ローグライクゲームのようなやめ時を失う中毒性を感じさせてくれる。

誰もが楽しめる!これまでノーマークだった人にもオススメできる一作

アクションゲームはプレイヤーのテクニックが問われる部分が大きいため、とっつきにくさを感じてしまう人も少なくないだろう。だからこそリニューアル前の本作も、「ドローン」というアクションの比重が低い、索敵&サポート型の役割を用意していたのだと思う。にもかかわらず、今回リニューアルによってアクション性重視のスタイルへ変更されたわけだが、結果としては、アクション好きな人から苦手な人まで誰もが楽しめるゲームに仕上がっていると感じた。

向上した操作性と、自キャラクターと敵キャラクターの速度、そして「憑依スキル」という要素のかみ合わせがいい。結果として、アクションゲームの持つシビアさを抑えつつ、爽快感だけが上手く抽出されている印象だ。キャラクターを動かしてQショットを放っているだけでも気持ちがイイ。

ただ、操作性にかかわる部分でひとつだけ気になったのが、クエストだけが横持ち対応という部分。ホーム画面や育成画面といった部分はこれまで通りスマホ縦持ちとなっており、プレイ中に持ち替えなければならない。もちろんスマホの向きを変えるだけなのでさほど手間ではないのだが、ホームとクエストを何度も行ったり来たりしているとさすがに面倒くささを感じてしまう。できればクエスト以外の画面も横持ちに対応してほしかった。

縦持ちと横持ちの切り替えを除けば、リニューアル後の本作はよくできたアクションゲームだ。今回のリニューアルを記念しゲーム内でさまざまなプレゼントも行われているため、興味を持ったなら是非触ってみてほしい。今でノーマークだったという人も、リニューアル前に遊んでいたけど離れてしまったという人も、プレイする価値のある内容に仕上がっていると思う。

ゴーストスクランブル

MIXI

iOSアプリiOS

  • 配信日:2022年7月19日
  • 価格:基本無料

    ゴーストスクランブル

    MIXI

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2022年7月19日
    • 価格:基本無料

      ※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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