スクウェア・エニックスから2024年2月29日に発売予定のPS5用ソフト「ファイナルファンタジーVII リバース」(以下、「FFVII リバース」)のプレビューをお届けする。

本作は、2020年4月10日にPS4にて発売された「ファイナルファンタジーVII リメイク」(以下、「FFVII リメイク」)から約4年を経ての続編。そして、1997年にPlayStationで発売された、「ファイナルファンタジー」シリーズの7作目「ファイナルファンタジーVII」(以下、「FFVII」)のフルリメイク作品となる。

今回は、カームからミスリルマインに突入する寸前までプレイできたので、その模様をお届けする。

「FFVII リバース」プレビュー:新カードゲーム「クイーンズ・ブラッド」をはじめ、多種多様なサイドコンテンツに圧倒される!の画像

「FFVII リバース」の物語の冒頭部分にあたる5年前のニブルヘイムについては、東京ゲームショウ2023(以下、TGS2023)のタイミングで一部を試遊できているので、そちらの記事を参考にしてもらいたい。また、TGS2023試遊版で明らかになった要素については一部表記を省いている部分もある。

なお、本稿は「FFVII リメイク」及び、オリジナル版「FFVII」のネタバレを多少なりとも含むので、ご注意願いたい。

また、今回の試遊を受けて北瀬佳範氏(「FFVII」シリーズエグゼクティブプロデューサー)と浜口直樹氏(「FFVII リバース」ディレクター)、野村哲也氏(「FFVII リバース」クリエイティブ・ディレクター)へのインタビューもあわせて掲載しているので、そちらもぜひ参照してほしい。

「FFVII リメイク」から新要素も追加されたバトル要素

改めて今回の試遊では、カームの街からミスリルマインを目指す部分までをプレイすることができた。TGS2023の試遊版ではパーティや装備が固定されていたが、今回は製品版と同様に自由なパーティ編成、自由なマテリア構成、装備の付け替えなどを楽しむことができた。

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今回プレイできた範囲でプレイアブルキャラクターとなっているのは、クラウド、ティファ、バレット、エアリス、レッドXIIIの5名。この5名から自由にパーティを組むことが可能。バトルパーティは3種類まで登録でき、バトル中以外であればいつでも変更可能で、×ボタンでコマンドメニューを開いたあと、R1やL1で簡単に切り替えることができる。

バトルの操作は、ほぼ「FFVII リメイク」から変更がない。強いて言うならば、PS4からPS5になったことで、決定は×ボタンに、キャンセルは〇ボタンになっていることくらいだろうか。また、R1ボタンはガードだけではなく、「連携アクション」を出す時にも使用する(連携アクションは後述)。

基本的な戦い方は、□ボタンで攻撃を当て、攻撃することでATBゲージをためて、ATBゲージを消費して魔法やアビリティ、アイテムを使うという、アクションバトルとコマンドバトルが融合した、「FFVII リメイク」シリーズならではのバトル。L1ボタンでアビリティや魔法などのショートカットが使えるシステムは本作でも健在なので、「FFVII リメイク」を遊んだ人ならば操作をすぐに思い出すのではないだろうか。

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攻撃を当てると敵のバーストゲージがたまり、バーストゲージが最大までたまると敵がバースト状態になって大ダメージが与えられるというシステムも健在。敵が体勢を崩すとHEAT状態になり、HEAT中はバーストゲージがたまりやすくなる。HEAT状態になる条件は敵によって変わるので、色々なことを試してみてほしい。

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なお、本作でもチュートリアルは非常に丁寧に作られている。前作を遊んでいない人や操作を忘れてしまった人でもすぐに操作がわかるので、安心してほしい。もちろん「FFVII リバース」での新要素も、チュートリアルを見ればバッチリだ。

キャラクターのバトルタイプは、クラウドはなんでもできる万能型。ティファは近接タイプ、バレットが遠距離型、エアリスは魔法型、レッドXIIIはガード型といった感じだ。

気になる新プレイアブルキャラクターのレッドXIIIだが、筆者はアクションがあまり上手いほうではないため、レッドXIIIを操作している時でも通常攻撃や連携アクションを連打しがちだった。しかしレッドXIIIはガードに成功するとリベンジゲージがたまり、ゲージを消費してリベンジモードに変化すると、攻撃が強力になり、素早い回避が可能になる。テクニカルなキャラクターだったが、アクション上級者は使っていて楽しいキャラクターになることは間違いない。

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バトルでの新要素と言えば、TGS2023試遊時に使えた「連携アクション」と「連携アビリティ」は、スキルツリーにて修得することが判明した。

パーティふたりの連携ゲージがたまると使用できる連携アビリティは、見た目も華やかで派手なカットシーンも入る。ATBを消費しない連携アクションは、派手なカットシーンこそないが、バトル中にガンガン使用できる。どちらを優先して習得していくかは、プレイヤーの戦い方次第となるだろう。

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連携アビリティは、操作キャラクターをこまめに切り替えてATBゲージをどんどん上手く消費していかないと連携ゲージがたまらないので、マメなタイプのプレイヤーに合っていそうだ。筆者はひたすらお気に入りのキャラクターでばかり攻撃するタイプなので、連携アビリティよりも連携アクションをこまめに使っていくほうが合っていた。

今回の試遊範囲でのボスは、湿地帯に潜むミドガルズオルム。本作のボスは「FFVII リメイク」の時と同様にHPを一定の値まで減らしていくとフェーズが切り替わっていき、フェーズが変わると敵の攻撃手段が変わり、それに伴いBGMも変化していくドラマチックな展開になっている。ちなみにミドガルズオルム戦のBGMのメインメロディーは「闘う者たち」だった。

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ミドガルズオルム戦の最終フェーズでのBGMは「FFVII リメイク」シリーズのBGMとしては珍しい四つ打ちのバスドラム。ロックなバトルシーンが繰り広げられる。バトルとしての盛り上がりはもちろんのこと、耳からのテンションも爆上がり間違いなしだ。

ミドガルズオルム戦の難易度はなかなかに高く、BGMまで気が回らない人もいるかもしれないが、そんな人でも安心な難易度「CLASSIC」は本作でも搭載されている。CLASSICはアクションを自動で行い、コマンド入力に集中できるモードなので、ぜひ活用してBGMも存分に楽しんでほしい。

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カーム~ミスリルマインを抜けるまでにあったさまざまな出来事

今回はグラスランドエリアを、製品版とほぼ同等に自由に散策することができた。ここからは気になったことを色々と挙げていこう。

カームの街

オリジナル版では通り過ぎるだけだったカームの街は、しっかり遊べるひとつの拠点となっている。イベントも起こるし、クエストも発生する。クラウドは「スラムのなんでも屋」から「世界のなんでも屋」になるのだ。また、カームの街では世界中で大流行している「クイーンズ・ブラッド」(後述)というカードゲームのデッキがもらえる。以降、さまざまな町の人などとクイーンズ・ブラッドの勝負ができるようになる。

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町の中に散らばっている仲間たちと好感度イベントが!

カームの街では、仲間たちがクラウドと離れて自由に行動している。その姿を見かけたらぜひ声をかけてみよう。クラウドとの会話では選択肢が現れ、クラウドの返答次第で仲間の好感度が変わるようだ。なお好感度については、北瀬氏・浜口氏へのインタビューで詳しく聞いているので、ぜひそちらも参考にしてほしい。インタビューでは、ゴールドソーサーでのデートイベントに必要な周回プレイ要素なども聞いている。

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カームの街でエアリスとのミニデート!?

カームの街では、やはり自由行動中のエアリスとのミニデートが発生。カームの街にある塔にふたりでのぼるだけの短いデートだが、こちらも塔に誘われた時のクラウドの答え方次第で好感度に変化がある。

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スキルブックによる能力強化

キャラクターの強化は各地の書店でスキルブックを読み解くことで行うことができる。スキルブックを開くと各キャラクターごとのスキルツリーが現れ、SPを割り振って強化したい能力を選んでいく。カームの街にももちろん書店があるので、まずはここで育成のやり方を知っておこう。前述の通り、連携アクションや連携アビリティをこのスキルツリーで解放していく他、さまざまな強化が行えるようになっている。例えばクラウドのアビリティ「エアロチェイン」はMP消費なしで風属性の魔法攻撃を行い、追加効果に引き寄せなどがある。うまく使いこなせれば強力な一手となりそうだ。

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アイテムクラフト

フィールドでは色々な「クラフト素材」を入手することが可能で、メインメニュー「アイテムクラフト」からアイテムや防具、アクセサリなどを作成可能。クラフトレシピに書かれている素材を集めてアイテムを作っていこう。新たなアイテムをクラフトすると熟練度があがっていき、熟練度があがると作れるようになるアイテムも増えていく。最初はポーション、毒消し、眠気覚まし程度しか作れないが、熟練度が上がると装備品なども作れるようになる。

ちなみにポーションのデザインは、2007年に発売された7万7777セットの数量限定特別パッケージ版「FINAL FANTASY VII 10th ANNIVERSARY POTION」と似ている! ちょっと嬉しい。

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カームを出てからが本番な、広大なワールドマップ

カームを出るといよいよ本作の真髄である広大なワールドマップ・グラスランドエリアに出る。一見オープンワールドのように見えるが、正確に言えば本作はストーリーが進むことで行ける場所が増えていくリニア式である。ただ、リニア式と言えども、グラスランドエリアは非常に広大で、歩いて回っていても早々には回り切れない。

ちなみにグラスランドエリアに出た直後は、ファストトラベルが使えなかった。そのうちメインストーリーを進めていくとファストトラベルが解禁されるようだ。TGS2023の試遊でファストトラベル先として選べたチョコストップも、最初のうちは修復ができず、ファストトラベル先として活用できなかった。チョコストップを修復できるようになるのは、どうやらチョコボを手に入れてからのようだ。チョコストップを見かけたら、場所だけ覚えておきたい。

他にもいかにも何かありそうな場所や施設が見つかることもあるが、メインストーリーやサイドクエストを進めていかなければ何もできない場所が多々ある。広大なマップに出るとついまず探索したくなるのだが、とりあえずはひと通りの要素を解放できるようになるまでメインストーリーを重点的に追っていくのが良さそうだと感じた。

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チョコボファーム

グラスランドでひときわ大きな建物は、チョコボファーム。ここでチョコボを手に入れることが、この広大な世界を旅するためにまず真っ先にやるべきこととなるだろう(身もふたもない言い方をすると、オリジナル版同様チョコボがいなければ湿地帯を抜けることができないので、チョコボは必須である)。

ちなみにグラスランドで手に入れられたのは、特に特殊能力はないシンプルなチョコボ。クラウドが普通に移動できる程度の高低差ならば問題なく移動できるが、せり立った崖を移動したりすることはできない。

チョコボは手に入れた装甲の色をカスタマイズできたりするようだ。長い旅の友になるチョコボだけに、気に入ったカスタマイズをして楽しんでほしい。

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チャドリーとの再会

チャドリーは本作で重要な位置を占めているNPCだ。そのため詳細は後述するが、広大なワールドマップの中に点在するさまざまなクエストの大半はチャドリーと追っていくことになるようだ。

また、マテリア開発では「ほのお&れいき」といったこれまでに見たことのない新たなマテリアを見かけた。チャドリーから入手できるマテリアはいずれもあるととても便利になるものばかりのようなので、ぜひチャドリー関連のイベントはしっかり進めておきたい。

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チャドリーとできること

広大な世界に点在するさまざまなサイドクエストたち。その基本は全てチャドリーとこなしていくことになる。チャドリーは、「FFVII リメイク」のバトルレポートで協力関係にあったキャラクター。神羅カンパニーの科学部門所属の研修生だが、反神羅の立場を取っており、クラウドに協力する。

クラウドたちを見習い、ミッドガルを飛び出してきたというチャドリー。しかし戦闘データの収集の前に、「通信塔」と起動してほしいという。

チャドリーに出会う前に、謎の塔をいくつか見かけていたのだが、その時点では何もできず、後にするしかなかった場所。それが通信塔だ。チャドリーから起動モジュールを受け取ることで、この各所に点在する通信塔を起動できるようになる。

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ちなみに仕組みはよくわからないのだが、各地にある通信塔を起動するごとにチャドリーの演算処理能力が強化。探索領域を広げることができるようになる。

まずはチュートリアル的にひとつ起動することになるので、チャドリーに従って通信塔を起動してみよう。

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通信塔を起動すると、その通信範囲内でクラウドへの依頼項目「ワールドレポート」が作成される。チャドリーの調査依頼に協力して各エリアの情報精度を高めていくと、新種のマテリアが開発されるのだ。調査依頼項目は、希少なモンスターの生態(バトル)や、遺跡の調査などさまざまだ。中には謎の遺物「エンシェントマター」の調査と回収、といったような現時点では中身が判明しない調査もある。

これらの調査が進むと「解析データ」が蓄積していき、この解析データでチャドリーが開発したマテリアを生成できる。

グラスランドエリアで生成できるマテリアは、「ファイア」系の魔法と「ブリザド」系の魔法がひとつになった「ほのお&れいき」といったものもあれば、操作キャラクターでない時に組にした魔法マテリアを自動的に使うようになる「オートまほう」、HPを一定量まで減らした敵をアイテムに変える「へんか」、操作キャラクターでないときに固有アビリティを自動的に使うようになる「オート固有アビリティ」(※ティファは「秘技解放」も使用)などがあり、いずれも強力そうだ。

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また、チャドリーといえば強敵と模擬戦を行うバトルシミュレーターも忘れてはならない。討伐依頼で得られたバトルデータを使ってシミュレータもバージョンアップし、新たなバトルコースが解放される。強敵とのバトルは、まずタイタン戦が初期から実装されているので、腕に覚えのある強者はチャレンジしてみよう(なお筆者はボッコボコにされて終わった)。もちろん勝利すれば、召喚マテリア「タイタン」が手に入る。

ちなみに各地にある「召喚獣クリスタル」を解析することで、解析した召喚獣を弱体化して戦うことができるようなので、筆者のように全然歯が立たなかった人は召喚獣クリスタルを探してみてほしい。

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こうしてチャドリーから通信塔の起動方法を教わってからが、「FFVII リバース」の本番と言える。さまざまなワールドレポートをこなして、新たなマテリアをどんどん開発・生成していこう。

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モンスターガイド用音声アシスタント「MAI」というキャラクターも登場する。
モンスターガイド用音声アシスタント「MAI」というキャラクターも登場する。

ただし、これらワールドレポートのプレイは必須ではない。いわゆるサイドクエストになるので、全部無視してメインストーリーだけを追うことも可能だ。実際、これらサイドクエストを全てプレイするとプレイ時間は100時間を超えてしまうという。

まずはストーリーを見たいという人は、ここまで進めた後はメインストーリーに集中して、たまたま寄れるところを見つけたらこなしていき、一度クリアした後に飛ばしてしまったワールドレポートをこなしていくという形でも良いのかもしれない。

寄り道をしないとワールドマップが真っ白で、これはこれでなんだか落ち着かないのだが……どのように進めていくかはプレイヤーの自由だ
寄り道をしないとワールドマップが真っ白で、これはこれでなんだか落ち着かないのだが……どのように進めていくかはプレイヤーの自由だ

カードゲーム「クイーンズ・ブラッド」とは?

世界各地で流行しているというカードゲーム、「クイーンズ・ブラッド」についてはここで改めて説明していこう。

クイーンズ・ブラッドは盤面に交互にカードを置いて、横一列のレーンごとにパワーを競い合うゲーム。自陣にカードを置くとそのレーンにカードの右上に書かれた数字(パワー)が加算され、置いたカードを中心にして陣地マーカーの通りに陣地が広がる。

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カードで広げられる陣地マスを自分の陣地に重なるように置いた場合、重なった陣地はランクアップする。カードは同ランクか高いランクの陣地のみに置くことができる。ランク2のカードを置くにはランク2以上の陣地が必要になるわけだ。

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なお、カードで広げられる陣地マスを相手の陣地に重なるように置いた場合、相手の陣地を奪うことができる。相手の陣地を奪った場合、ランクはそのままで持ち主だけが変わる。

レーンの左右には現時点でのパワーの合計値が表示されており、相手よりも各レーンのパワーの数字が大きくなるようにカードを置いていくことになる。置けるカードがない場合パスになり、両プレイヤーが連続でパスをするとゲームは終了する。

ゲームが終了すると、レーン毎にパワーの合計値が比較され、合計値の多いほうがそのレーンのスコアを獲得する。3レーンのスコアが合算され、最終的にスコアが多いほうが勝ちとなる。

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つまり、

・第1レーン 3:2
・第2レーン 4:3
・第3レーン 2:5

となった場合、第1レーンの3点と第2レーンの4点、計7点が自分の持ち点となり、相手は第3レーンの5点が持ち点。7:5で、自分の勝ちとなる。

しかし、

・第1レーン 4:3
・第2レーン 3:10
・第3レーン 3:1

となった場合、第1レーンの4点と第3レーンの3点、計7点が自分の持ち点となり、相手は第2レーンの10点が持ち点。7:10で、自分の負けとなる。

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つまり、いくら3レーン中2レーンを取っていても、1レーンで大敗するとそれで負けになってしまうというのが、クイーンズ・ブラッド。逆に言えば、3レーン中2レーンを相手に奪われても、1レーンで大勝できれば勝つことができるのだ。

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陣地の広げ方、カードの置き方、デッキの組み方など、最初は試行錯誤が続くだろう。しかし、コツがわかってくるとなかなかにハマるカードゲームになっている。理解するまではとにかくプレイ数を重ねるのが一番だ。ある程度プレイをしてみてから改めてルールを読み直すと「なるほど!」となる点もある。

また、序盤のうちに手に入るカードの多くは特殊なスキルを持たないものが多いが、中には味方のカードを強化したり、弱体化させるカードもある。弱体化のカードは相手のパワーを下げるだけではなく、あえて味方のカードをパワーダウンさせることもできる。配置しているカードのパワーが0になるとそのカードは消滅して空き陣地に戻る。一見メリットがなさそうだが、消滅するときに発動する消滅スキルなんていうものもある。なので、そういったカードの持つさまざまなスキルを見極めて戦っていくのだ。

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今回グラスランドエリアでは比較的シンプルなクイーンズ・ブラッドを楽しむことができたが、エリアが広がるとさまざまなカードが手に入り、より戦略も広がっていくのかと思うと非常に楽しみだ。ただし、言うまでもなくクイーンズ・ブラッドはなかなかの時間泥棒である。やればやるほど時間が溶けていくので、どハマり注意だ。

ちなみにクエストの中にはクイーンズ・ブラッドに勝たないと進められないものもある。グラスランドエリアで受けられたものは難易度がさほど高くなく、覚えの悪い筆者でも勝てたが、先に進むともっと難易度の高いバトルを挑まれることも有り得る。クエストをコンプリートしたい人はクイーンズ・ブラッドのルールをしっかり覚えよう。

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なかにはクイーンズ・ブラッドがどうしても苦手だけどクエストはコンプリートしたい、という人もいると思われるが、クイーンズ・ブラッドについてもその詳細を北瀬氏・浜口氏へのインタビューで聞いてきている。救済はあるようなので、そちらのインタビューを参照してほしい。

1エリアで10時間以上は余裕で遊べる!?

今回メインでプレイさせてもらったのは、チャプター2の開始から終了までのグラスランドエリアだったが、そのボリュームはTGS2023の試遊時よりもさらにアップしており、1エリアで軽く10時間以上は遊べてしまうのではないかと感じた。

もちろんメインストーリーも含めての時間とはなるが、メインクエストの手厚さは前作の「FFVII リメイク」とほぼ同様のまま、サイドクエストのボリュームを盛り盛りにしたような感じになっている。

サイドクエストの内容も種類がさまざまだ。討伐依頼も、ただ敵を倒せばいいというだけでなく、「敵をHEAT状態にする」「敵をBURST状態にする」など、さまざまなミッションがあり、色々なことを試さないとミッションのコンプリートは難しいだろう。「FFVII リメイク」の時も、バトルが非常によく出来ている作品だと感じていたが、そのバトルをもっと奥深くまで楽しんでもらおうという工夫がサイドクエストからも感じられた。

なお、ミッションはコンプリートしなくとも討伐に成功さえすれば、ファストトラベル先として選べるようになるし、討伐依頼には無制限で挑戦できるので、バトルが苦手という人も安心してほしい。

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モーグリもサイドクエストにて登場する。モーグリに遭遇した時のクラウドのなんとも言えないこの表情も最高である。
モーグリもサイドクエストにて登場する。モーグリに遭遇した時のクラウドのなんとも言えないこの表情も最高である。

今回プレイしていてとにかく面白かったのは、クラウドのドヤドヤ台詞。今回も移動中などにパーティメンバー同士が会話をしたりするのだが、エアリスの「今のはモンスター?動物?」という疑問に「あれは動物だ」と答えるクラウド。「どうしてわかるの?」と続けるエアリスに「図鑑で覚える。兵士の基本のひとつだ」と答えるクラウドだが、そのボイスの「ドヤァ……」感が実に素晴らしいのだ。

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茶化しているように思えるかもしれないが全くそんなことはなく、とにかくこのドヤドヤしているクラウドが面白いし、可愛いし、ほんの台詞ひとつからクラウドが自分に対してすごく強い誇りを持っていることが感じられる。こういうクラウドのドヤドヤ台詞はこのひとつだけではなく、あちこちから感じることができた。

TGS2023の試遊の時は5年前のクラウドのボイスにとてもとても感動した筆者だったが、今回もまたクラウドの演技に感嘆の溜息が零れてしまった。

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もちろん、他のメンバーもみんな最高だ。まだまだ物語の序盤なのに、そこかしこに「可愛い!」が溢れている。

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また、BGMの使い方については前回のファーストインプレッションで「前作よりも劇判的になっているように感じた」と綴ったのだが、やはりその印象は変わらない。特に今回長い時間を過ごすことになるワールドマップは、それが顕著だった。

ワールドマップで流れるBGMのベースは、もちろん「F.F.VIIメインテーマ」だ。静かめなストリングスから始まる楽曲は「FFVII リバース」でも変わらないままで、オリジナルに忠実なアレンジになっている。そしてバトルになると、シームレスでバトル中らしいアクティブなアレンジへと変わる。

チョコボに騎乗中は最初だけ「チョコボのテーマ」が流れるが、こちらはオリジナルよりもにぎやかさを少しひそめたアレンジになっているように感じられた。

そしてBGMで感動したのは、ミッドガル方面へと戻った時に「Hollow」のアレンジBGMが流れた時だ。言うまでもないが、「Hollow」は「FFVII リメイク」のメインテーマである。ボーカルは入っていないインストゥルメンタル楽曲となっているが、ミッドガルに近づくにつれてBGMが「Hollow」アレンジになっていくのは、ざわっと鳥肌が立つほど震える演出だと感じた。

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メインストーリーはカームの街から始まって、湿地帯でミドガルズオルムと戦うまでと、これだけで書くと「全然進んでないじゃん!」という感じなのだが、ここまでの短い期間をこんなにボリューミーに描くのか、という驚きは「FFVII リメイク」と同様だ。台詞量、イベント量、サイドの充実量と、実に申し分ないボリュームである。

筆者は「できるだけやれることを全部やってから先に進めたい」派なのだが、これは全部やっていたら永遠にクリアできない予感もするので(もちろん永遠に終わらないことはないのだが)、潔く途中でメインはメイン、サイドはサイド、と切り分けるのも必要だろうと感じた。

なんでも屋の依頼を進めていくと、キリエとの再会が。サイドコンテンツが豊富にある本作だが、なんでも屋クエストは優先してプレイしておきたいところだ。
なんでも屋の依頼を進めていくと、キリエとの再会が。サイドコンテンツが豊富にある本作だが、なんでも屋クエストは優先してプレイしておきたいところだ。
なんでも屋の依頼にはクイーンズ・ブラッドで勝たないとならないものもある。腕を磨こう。
なんでも屋の依頼にはクイーンズ・ブラッドで勝たないとならないものもある。腕を磨こう。

ただ、前述の通りサイドクエストをかなりこなしてから挑んだはずのミドガルズオルム戦も、難易度はかなり高めに感じた。メインストーリーだけ追おうとすれば、やはりバトルの難易度は上がってしまいそうで、バランスの取り方は難しそうだ。

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事前に「何をメインに遊びたいか」は、予めある程度決めてから挑むのが良いのかもしれない。

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アサミリナ
フリーライター

アサミリナ

人生のうちの40年以上をゲームと共に生きる、人生の大半をゲームに捧げた、北の大地に住むライター。JRPGが主食。スクウェア・エニックス、トライエース、フロム・ソフトウェア、カプコン、アトラス、任天堂、ファルコム、タイプムーンあたりに目がない、ソシャゲも山のように嗜む雑食ゲーマー。ゲーム音楽やコラボカフェ、2.5次元なども大好物。北の大地に移り住む前は数多くのイベントに通い詰めた、イベント大好き人間です。

note:https://note.com/rinaasami/n/nb31a2e54c31f

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