ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PS5用ソフト「Rise of the Ronin」について、ゲーム内に登場するオープンワールドで表現された各地の名所情報を公開した。
多種多様な武器を駆使したアクションや、オープンワールドを自由に飛び回ることができる移動方法など、アクションが魅力的な本作だが、今回はゲーム内に登場するオープンワールドで表現された各地の名所が、観光案内風に紹介されている。
物語の舞台が横浜から江戸、そして京都へと移りゆく中で、西洋からの文化と日本古来の美が入り混じる幕末の時代が再現されており、まるでその時代にタイムスリップしたような感覚で楽しめる本作。今なお現存する名所も数多く登場しているので、既にプレイしている人も街中の風景を楽しみながら、改めて散策してみてはいかがだろうか。
以下、発表情報をもとに掲載しています
横浜、江戸、京都それぞれに再現された街並みや神社、仏閣などの名所を紹介!
横浜は浪人である主人公が初めて訪れる主要都市。和洋入り混じる関内エリアや郊外の⾄る所に名所が再現され、東海道の宿場町である神奈川や保土ケ谷などが連なっている。幕府の拠点となる巨大都市江戸では麹町エリア、浅草エリア、日本橋エリア、千束エリアなど、文化的な街並みが広がる。京都では御所エリアや堀川エリア、壬生エリア、祇園エリアや、東山エリアなど多くのエリアが散策可能だ。
※全てゲーム内の画像です。
横浜
主人公が初めて訪れる主要都市。和洋入り混じる関内エリアには、遊郭や米国領事館、中華街があるほか、横浜貴賓館や灯台など特徴的な建物も見られる。郊外には東海道の宿場町である神奈川や保土ケ谷などが連なる。
港崎遊郭
1859年11月10日に横浜で開業した遊廓で、現在は横浜公園がある場所に位置した。庶⺠だけでなく、武士までもが横浜と港崎遊廓に憧れていたとされており、今の時代とはまた違った独特な雰囲気を楽しむことができる。1866年の豚屋火事で全焼し、その後は再建されることはなかったスポットである。
横浜町会所時計塔
現在はライトアップされ、観光スポットとしても有名な「横浜市開港記念会館」が位置する場所にあったのが、この横浜町会所時計塔。明治7年(1874年)という国内でも早い時期に時計塔の付いた洋館として建てられた町会所は、明治38年(1905年)に⽼朽化により高塔を撤去。その翌年に、火災により焼失。明治42年(1909年)に横浜開港50周年を記念して町会所跡地に横浜会館の再興が企てられ、大正6年(1917年)に完成。現在の形となった。
保土ケ谷宿
東海道五⼗三次の4番目の宿場であり、保土ケ谷町・岩間町・神戸(ごうど)町・帷⼦(かたびら)町の四つの町から構成されていたという保土ケ谷宿。江戸を出てからの最初の難所と言われる急坂「権太坂」の手前の宿場でもあった。当時の権太坂は難所と言われ、多くの旅人は保土ケ谷宿で休息してから坂越えに挑んだという。
象の鼻波鼻場
現在は、2009年の開港記念日に、横浜開港150周年を記念してオープンした「象の鼻パーク」として、横浜の新たな憩いの場となっている。慶応2年(1866年)に発生した豚屋火事の復興を機会に、高波による積み下ろし作業の中断を避けるために作られたのが「象の鼻波鼻場」。今も形を変えて残る名所を当時の姿で見ることができる。
江戸
江戸幕府の拠点となる巨大都市。麹町エリアには江戸城とそれを取り囲む武家屋敷がある。浅草寺や吾妻橋を中心とした町人地である浅草エリア、著名な日本橋が架かり商家が並ぶ日本橋エリア、吉原遊郭で賑わう千束エリアなど、文化的な街並みも広がっています。
浅草寺
誰もが知る観光スポットである浅草寺の雷門も本作で登場。一見写真と見間違うほどにリアルに再現されている。創建以来、幾度も焼失と再建を繰り返している雷門は、古くから浮世絵師の好画題となり、今に作品が伝えられている。変化を遂げた浅草の街並みと、今なお残る浅草寺の両面を見ることで、辿ってきた歴史を感じることができる。
吾妻橋
今や春夏秋冬どの時期でも観光を楽しむことができるスポットとなった我妻橋。隅田川にかかる、浅草寺エリアと東京スカイツリーエリアを結ぶ、浅草の中でも長い歴史を持つ建造物である。慶応1年(1774年)の創架以来、昭和6年(1931年)に完成した現在の吾妻橋に架け替えらるまで、何度も架け替えが行われているが、場所や長さはほぼ同じ。創架から同じ姿で浅草を見守っている。
吉原遊郭
もともと日本橋にあったが、明暦の大火(1657年)を機に浅草の北側に移転したとされている。幕府公認の遊廓として最盛期は3000人の遊女がいたとされ、「1日で1000両の金が動く」と言われるほど賑わった。昭和33年(1958年)の廃鼻後姿を変え、旧遊郭時代の建築物は現在ほとんど残っていないが、遊郭の中が見えないようにわざとS字に造られた道路など、当時の名残を楽しむことができる。
神田明神
1300年の歴史を持つと言われる神田明神。かつて大手町・将門塚周辺に祀られていたが、元和2年(1616年)に徳川幕府による江戸城拡大計画により現在の地・外神田へ遷座した。近年はアニメ・デジタルなどの様々なイベントを通してエンタテイニングな取り組みを行なっており、実はPS5が発売された2020年にはPS5カラーにライトアップされたことがあるなど所縁の深い場所となっている。
京都
1000年にわたり、日本の都として政治と文化の中心であった京都。北に位置するのは、禁門の変の舞台にもなる御所エリア。西には二条城を中心に秩序を感じる構造の道が走る堀川エリアや、浪士組の拠点となる壬生寺がある壬生エリアが続く。東には茶屋や商店が立ち並ぶ祇園エリアや、清水寺などの名所が多い東山エリアといった繁華街も広がっている。しかし、幕末の動乱によって以前の賑わいを失い、荒れ果てた区画も目立つ。
京都の街並み
幕末の京都は京都見廻組「新選組」がいた時代である。当時治安が悪化していた京都で起きたのが、かの有名な池田屋事件。幕府側は京都に侵入してきた長州と戦闘になり、蛤御門の変で敗れた長州の悪あがきにより、京都の町は火災に遭う。この火災によりかなり広い範囲(北は一条通・南は七条の東本願寺付近まで)の街区・寺社が焼失することとなった。今でも日本有数の歴史ある観光地とされるが、本作では大きな変化直前にした京都を目の当たりにできる。
二条城
江戸幕府初代将軍徳川家康が、天皇の住む京都御所の守護と将軍上洛の際の宿泊所とするため築城したもので、国内の城郭に残る唯一の御殿群として国宝、そして世界文化遺産に指定されている。徳川慶喜、執務をおこなったとされる二条城。江戸幕府最後の征夷大将軍に就任して現在では豪華絢爛なプロジェクションマッピングや、桜や紅葉を彩るライトアップが施されている。
清水寺
日本国内だけでなく、海外でのファンも多く訪れる清水寺。「清水の舞台から飛び降りたつもりで…」という言葉が有名だが、江戸時代の中期・元禄7年(1694年)から明治維新直前の元治元年(1864年)までの間に、未遂を含めてなんと234件もの飛び降りがあったという。1220年の歴史で約10回火災に遭いつつも、今もなお日本を代表する観光スポットとなっている。
鴨川・五条大橋
牛若丸こと源義経と弁慶の対決の舞台として有名だが、実は二人が出会った場所は現在の五条大橋ではない。平安時代の五条大橋は、現・五条大橋から約240メートル北に位置する現・松原橋がある場所にかかっており、現在の橋は昭和10年(1935年)の鴨川の氾濫で流失してしまったあとに架けなおされたものである。本タイトルでは2人が戦った当時そのままの姿を楽しむことができる。
(C) 2024 コーエーテクモゲームス. Rise of the Ronin is a trademark of KOEI TECMO GAMES CO., LTD.
Published by Sony Interactive Entertainment Inc.
※画面は開発中のものです。
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