バンダイナムコエンターテインメントが9月7日に開催した、「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR -初心公演-」の名古屋クラブクアトロ公演のレポートをお届けする。
バンダイナムコエンターテインメントが2024年5月16日にリリースした「学園アイドルマスター」。同作のデビューライブとなる「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR」では、「初声公演」「初心公演」「初恋公演」の3公演でそれぞれ異なる出演者がパフォーマンスを披露する。
2公演目となる「初心公演」では、花岩香奈さん(葛城 リーリヤ役)、伊藤舞音さん(倉本 千奈役)、薄井友里さん(姫崎 莉波役)が出演。3人にとって初のステージとなった名古屋クラブクアトロ公演より、昼の部の模様を中心にお届けする。
「初 TOUR」ではおなじみとなった学園長の十王 邦夫(CV:大塚明夫)と根緒 亜紗里(CV:古賀葵)からのアナウンスを経て、Overture「DEBUT LIVE 初 TOUR -序曲-」の流れる中で3人がアイドル衣装で登場した。そこから披露された「初」のパフォーマンスは、緊張感を感じさせつつも各アイドルの特徴がしっかりと表れたものになっていた。
続く「Campus mode!!」は疾走感あふれる楽曲ということもあり、会場のプロデューサーとの掛け合いも含めてボルテージの高さが味わえるものに。何より、同じ楽曲ではありながらも「初声公演」の3人とはまた違ったステージに仕上がっていた。
その後のMCでは、12月1日に延期になった梅田クアトロ公演の分まで気合を入れてパフォーマンスしたことやトップバッターの3人による「初声公演」の感想に触れつつ、ここからは3人のソロ曲が順番に披露された。
花岩さんはリーリヤのソロ曲「白線」を歌い上げる。ピッチの高い楽曲を全力全開で歌い上げるパフォーマンスがまさにリーリヤで、実際のフリも躍動感がたっぷり。サビ前のコール&レスポンスも相まって、エモーショナルなステージとなっていた。
壮大かつ幻想的な楽曲の入りからステージに駆けて登場した伊藤さんは、千奈のソロ曲「Wonder Scale」を披露。千奈の元気さと可愛さ、そしてライブならではの自由さがステージから伝わってくるパフォーマンスで、「みなさま、手を!」とクラップを促す姿も印象的だった。
そして薄井さんが披露した莉波のソロ曲「clumsy trick」は、その歌い方や表情、振り付けの全てでセクシーさが存分に表現される。サビ部分の印象的なフレーズも会場のプロデューサーがコールし、そのパフォーマンスを盛り上げていた。
ここからは再びソロ曲のターンとなり、まずは薄井さんが莉波の新たなソロ曲「L.U.V」を披露。メロウなメロディーに乗せた真っ直ぐなラブソングとなっているが、楽曲の中でも変化が多く、サビ終わりの話しかけるようなセリフには会場のプロデューサーも思わず歓声を上げていた。
伊藤さんが届けた千奈のソロ曲「日々、発見的ステップ!」は、楽曲を通した表現力が素晴らしく、千奈の天真爛漫な魅力が存分に表現される。初披露にも関わらず、その完成度の高さが印象的だった。
花岩さんによるリーリヤのソロ曲は、誕生日のタイミングでお披露目された「Wake up!!」。ロックサウンドに乗せて強いメッセージを届けるその姿は、リーリヤの胸に秘めた情熱が反映されたものになっており、会場も大いに盛り上がっていた。
披露した楽曲の感想や衣装の紹介などもありつつ、続いては「キミとセミブルー」を3人で届ける。3人揃っての元気いっぱいのパフォーマンスで、ライブで一層映える楽曲となっていた。
さらにサプライズとして、リーリヤの新たなソロ曲「Fragile Heart」もお披露目。これまで披露してきた2曲とはまた違った、繊細な心情を表現した楽曲となっており、衣装とのバランスでより一層映える手の振り付けも印象的だった。
楽曲に関するトークを経て披露された「がむしゃらに行こう!」は、そのノリも含めてライブ映えする一曲。3人の元気あふれるパフォーマンスを届けてくれた。
アンコールでは、これまでの全体曲とはまた違った、カッコよさにあふれたパフォーマンスで「冠菊」を披露した後、会場および配信のプロデューサーに向けてメッセージを届ける。そして最後に届けた「初」は、二度目の披露ということもあってか、程よく緊張が解れた、自然体なパフォーマンスとなっていた。
夜の部も基本的なセットリストは同様に進行。MCでは自主練に勤しんだエピソードをはじめ、花岩さんが「白線」で感極まった瞬間の気持ちを語ったり、三重県出身の伊藤さんはよく足を運んでいたという名古屋でステージできることの喜びを表現したり、薄井さんが初お披露目の「L.U.V」でのセリフをその場の気持ちを込めて届けたことに触れたりと、昼以上に幅広いトークが届けられた。
そして夜の部では、「キミとセミブルー」の後に伊藤さんが千奈の新たなソロ曲「ときめきのソルフェージュ」を披露。ほかの楽曲と同様、ミュージカルのようなストーリー性があり、ソルフェージュが音楽における基礎訓練のような意味合いを持つことから、そのパフォーマンスからもときめきがたっぷりと伝わってきた。
さらに、「がむしゃらに行こう!」に代わる楽曲として「Howling over the World」を披露。これまでの楽曲とはまた一味違うパワフルな歌唱とカッコよく決めた表情が印象的。3人の新たな魅力が垣間見えるパフォーマンスとなった。
初ステージとは思えないほどにパフォーマンスに安定感があり、3人の立ち振る舞いにも楽しさがにじみ出ているように感じられた。続く広島クラブクアトロ公演、そして12月1日に延期となった梅田クラブクアトロ公演でのパフォーマンスも楽しみにしておこう。
「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR」公式サイト
https://idolmaster-official.jp/live_event/gkmas_debutlivehajime/
【名古屋クラブクアトロ公演 昼の部】セットリスト
M1. 初/花岩 香奈(葛城 リーリヤ役)、伊藤 舞音(倉本 千奈役)、薄井 友里(姫崎 莉波役)
M2. Campus mode!!/花岩 香奈(葛城 リーリヤ役)、伊藤 舞音(倉本 千奈役)、薄井 友里(姫崎 莉波役)
M3. 白線/花岩 香奈(葛城 リーリヤ役)
M4. Wonder Scale/伊藤 舞音(倉本 千奈役)
M5. clumsy trick/薄井 友里(姫崎 莉波役)
M6. L.U.V/薄井 友里(姫崎 莉波役)
M7. 日々、発見的ステップ!/伊藤 舞音(倉本 千奈役)
M8. Wake up!!/花岩 香奈(葛城 リーリヤ役)
M9. キミとセミブルー/花岩 香奈(葛城 リーリヤ役)、伊藤 舞音(倉本 千奈役)、薄井 友里(姫崎 莉波役)
M10. Fragile Heart/花岩 香奈(葛城 リーリヤ役)
M11. がむしゃらに行こう!/花岩 香奈(葛城 リーリヤ役)、伊藤 舞音(倉本 千奈役)、薄井 友里(姫崎 莉波役)
アンコール
M12. 冠菊/花岩 香奈(葛城 リーリヤ役)、伊藤 舞音(倉本 千奈役)、薄井 友里(姫崎 莉波役)
M13. 初/花岩 香奈(葛城 リーリヤ役)、伊藤 舞音(倉本 千奈役)、薄井 友里(姫崎 莉波役)
【名古屋クラブクアトロ公演 夜の部】セットリスト
M1. 初/花岩 香奈(葛城 リーリヤ役)、伊藤 舞音(倉本 千奈役)、薄井 友里(姫崎 莉波役)
M2. Campus mode!!/花岩 香奈(葛城 リーリヤ役)、伊藤 舞音(倉本 千奈役)、薄井 友里(姫崎 莉波役)
M3. 白線/花岩 香奈(葛城 リーリヤ役)
M4. Wonder Scale/伊藤 舞音(倉本 千奈役)
M5. clumsy trick/薄井 友里(姫崎 莉波役)
M6. L.U.V/薄井 友里(姫崎 莉波役)
M7. 日々、発見的ステップ!/伊藤 舞音(倉本 千奈役)
M8. Wake up!!/花岩 香奈(葛城 リーリヤ役)
M9. キミとセミブルー/花岩 香奈(葛城 リーリヤ役)、伊藤 舞音(倉本 千奈役)、薄井 友里(姫崎 莉波役)
M10. ときめきのソルフェージュ/伊藤 舞音(倉本 千奈役)
M11. Howling over the World/花岩 香奈(葛城 リーリヤ役)、伊藤 舞音(倉本 千奈役)、薄井 友里(姫崎 莉波役)
アンコール
M12. 冠菊/花岩 香奈(葛城 リーリヤ役)、伊藤 舞音(倉本 千奈役)、薄井 友里(姫崎 莉波役)
M13. 初/花岩 香奈(葛城 リーリヤ役)、伊藤 舞音(倉本 千奈役)、薄井 友里(姫崎 莉波役)
2024/9/8 13:00 セットリストの表記に一部誤りがございましたので訂正いたしました。
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