千葉・幕張メッセにて9月26日~29日にかけて開催の「東京ゲームショウ2024」。SNKブースの「餓狼伝説 City of the Wolves」の試遊レポートをお届け。
SNKを代表する格闘ゲームシリーズ、「餓狼伝説」の最新作「餓狼伝説 City of the Wolves」(以下、「餓狼伝説CotW」)が、2025年4月21日に発売予定となっている。今回の東京ゲームショウ2024では、新たに不知火舞が参戦した最新のVerを試遊させてもらえたので、本稿では舞のプレイフィールを中心にお届けしていこうと思う。
なお、今回の試遊においては通常の試遊ブースの上に作られた“VIPルーム”なるところでプレイ。壁一面に歴代のキービジュアルが飾られており、大画面のモニターに2人掛けのソファというかなり豪勢な空間でプレイをさせてもらった。
ヒドゥンギア発動で旧衣装を披露!最新グラフィックで新衣装になった不知火舞をプレイ
今回の試遊では前回「EVO Japan 2024」で試遊したバージョンよりも新しいVerとなっており、先日参戦が発表されたばかりの不知火舞を使用できた。今回のレポートは舞をプレイしてみた感想を中心にお届けしていこうと思う。
不知火舞といえば、手にした扇子と美脚を活かしたリーチの長さと、不知火流忍術を使ったスピーディーさが特徴となっており、本作でもそのコンセプトは変わっていない。
必殺技についても、飛び道具の花蝶扇、隙の少ない龍炎舞などなど、おなじみの技が一通りそろっている。さらに、本作からは対空必殺技として過去作にも登場していた「花嵐」が搭載され、さらにオールラウンドに立ち回れるキャラクターとなっている。
ビジュアル面についても、従来の不知火流の忍者装束からライダースジャケットへと変更され、また違った大人の魅力を醸し出している。詳しくは後述するが、特定のシーンでは昔の衣装姿も見られるので、過去作のファンも安心の仕様だ。
立ち回りでは高リーチの通常技があることによって、相手の技の空振りに技を当てる「ワイルドパニッシュ」を狙いやすそう。一方、舞側には発生が遅いものの非常にリーチが長い遠距離立ちDなどの技があるので、技を空ぶる心配をそこまでしなくてよさそうなのが好感触。
また、舞は空中で軌道を変える技が豊富で、相手の対空攻撃の的を絞らせない展開が作れる。まず、後方へ飛び上がってから急降下する「ムササビの舞」による変則的な飛び込みが可能。この技は空中でも発動可能で、その場合は飛び上がり部分が省略され、現在位置から急降下する技へ変化する。
さらに、特殊技で慣性を殺して落下する「浮羽」という技もあり、こちらで相手の対空攻撃を空ぶらせたり、起き上がりに表裏の分かり辛い起き攻めを仕掛けたりといった使い方ができる。
立ち回りを経て相手に攻撃を当てられた時、「餓狼伝説CotW」では画面下部のREVゲージを使用して必殺技を繋いでいくのが基本的なコンボとなっているが、舞はキャンセルで使いやすい技が多く、気軽に技を繰り出せる印象だ。
というのも、「龍炎舞」や「花蝶扇」といった技がガードされたときの隙が少なく、“とりあえず”でキャンセルできるのが強みだ。さらに、「ムササビの舞」を攻撃派生せずに出せば後方へ大きく飛び退けるので、大抵の状況で一度相手から距離を取る選択肢がある。ヒット時に突進技の「必殺忍蜂」などが安定して繋がるので、REVゲージに余裕があるときは技の圧を使って相手を黙らせながら攻めていけそうだ。
一方で、相手を大きく浮かせる技が調べた範囲ではなかったので、アドリブでのコンボはなかなか難しそう。状況ごとに最大ダメージを出すには舞の操作に習熟している必要があるので、ほかのキャラクターと比較したときにコンボ選択の難易度がやや高めになっている印象だった。
超必殺技については、舞の周囲に炎を巻き上げる「陽炎の舞」と、炎をまとって突進する「超必殺忍蜂」の2種が使える。「陽炎の舞」は上方向、「超必殺忍蜂」は横方向に強い超必殺技となっているので、相手との位置関係を見ながら使い分けていく必要がありそうだ。
最大の奥義であるヒドゥンギアは「桜嵐の舞 朱雀」という名前で、前方に扇子を振るい、相手にヒットすると専用の演出が入る。読みは「おうらんのまい あかすずみ」というらしい。
この時、今作のライダースジャケットを脱ぎ捨て、紅色の旧衣装姿を披露してくれる。旧衣装姿は技の演出中のみで、演出終了後はライダースジャケット姿に再び戻る仕様となっている。
スピーディーかつリーチが長いキャラクターという事で、かなりとっつきやすいキャラクターに仕上がっている印象だった。一方で弱攻撃からのコンボが若干繋がりにくかったり、リーチが長い強攻撃がやや大振りだったりと一部弱点もある。しかし、基本的な飛び道具、突進技、対空技、コンボ用の技が一通りそろっているので操作難度は低い。なによりSNK屈指の人気を誇るビジュアルのキャラクターであるため、気になった人はぜひ使ってみよう。
(C)SNK CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED.
※画面は開発中のものです。
コメントを投稿する
この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー