Cygamesは2024年11月16日・17日、インテックス大阪 5号館にて「ウマ娘 プリティーダービー Twinkle Circle! in OSAKA」を開催。ここでは、11月16日のDAY1の模様および、イベント後のインタビューをお届けする。
目次
「ウマ娘 プリティーダービー」(以下、「ウマ娘」)の新たなイベントとして、函館、愛知、幕張、大阪、福岡と全国5都市を駆け巡る「Twinkle Circle!」。その4都市目となる大阪公演。今回もトレーナー(「ウマ娘」ファンの呼称)たちとウマ娘の「絆」をテーマに、ライブやトーク、バラエティコーナーが行われ、大阪らしいお題や言葉も随所に飛び出し、トレーナーたちと一緒に盛り上がった。DAY1終了後には中村カンナさん(ナリタトップロード役)、宮下早紀さん(スティルインラブ役)、秋奈さん(ドゥラメンテ役)にお話を聞くことができたので、イベントのレポートと合わせてご覧いただきたい。
なお、大阪公演もDAY2の模様は一部のパフォーマンスを除いてウマ娘公式YouTubeチャンネル「ぱかチューブっ!」にて無料配信された。アーカイブ期間は2024年12月2日(月)12:00 までとなっているので、ぜひ何度も見返してもらいたい。
「ウマ娘 プリティーダービー Twinkle Circle! in OSAKA」配信
https://www.youtube.com/live/zUXDQkOt1U4
出走者 ※両日共通、敬称略
土師亜文(メジロライアン役)
咲々木瞳(アドマイヤベガ役)
津田美波(エアシャカール役)
杉浦しおり(スイープトウショウ役)
大和田仁美(スマートファルコン役)
久保田ひかり(メジロドーベル役)
のぐちゆり(メジロパーマー役)
大西綺華(メジロブライト役)
中村カンナ(ナリタトップロード役)
塚田悠衣(トランセンド役)
藤本侑里(ジャングルポケット役)
宮下早紀(スティルインラブ役)
秋奈(ドゥラメンテ役)
小島菜々恵(ラインクラフト役)
佳原萌枝(フサイチパンドラ役)
「めっちゃ」や「大好き」を◯◯のシチュエーションで披露!
出走直前の会場には「うまぴょい伝説」が流れ、トレーナーたちの準備もOKだ。そんな会場のスクリーンで始まったのは、ナリタトップロードとアドマイヤベガによる「ぱかチューブっ!」。大阪公演にちなんで関西弁を披露する場面もあり、ちょっと照れた感じに話す関西弁や2人のやり取りでもトレーナーたちを楽しませていた。
出走前からしっかり温まったところに出走者15人が登場。初出走となったフサイチパンドラ役の佳原さんは挨拶で「めちゃくちゃ緊張しています」と言いつつも、会場を埋め尽くしたトレーナーたちを見て嬉しそうな表情を浮かべる。そして、大阪公演も前半はバラエティパートとして、さまざまなゲームやトークを実施していった。
最初のコーナーは「トレーナーと絆をつなげ!メッセージダービー」。MCは秋奈さんが担当し、ほかの14人がチーム「なんでやねん組合」(土師さん、津田さん、大和田さん、のぐちさん、中村さん、藤本さん、小島さん)とチーム「どないやねん連盟」(咲々木さん、杉浦さん、久保田さん、大西さん、塚田さん、宮下さん、佳原さん)に分かれて対決していく。
ゲームの内容は、お題のシチュエーションに合わせて言葉を言い、声と表情からそれがどのシチュエーションなのかを選択肢の中から当てるもの。簡単に言ってしまえば、あの有名な「◯◯って言うゲーム」のイベント特別バージョンであり、トレーナーたちと協力しながらゲームが進行していった。
「うまっ!」「ごめんね」「なんでやねん」「めっちゃ」「にんじん食べたい」「時間ですよ〜」「大好き」「トレーナー」といった、関西弁や「ウマ娘」らしい言葉を、見事な演技力を発揮して披露していくメンバーたち。正解と思う色のペンライトを振るトレーナーの意見を参考にしながら答えていったのだが……中でも、佳原さんの『「好き」の前につけるときの「めっちゃ」』や、藤本さんの『トレーナーさんに向けて言うときの「大好き」』は威力抜群。トレーナーたちはもちろんメンバーからも歓声があがる。そんな勝負の行方は「どないやねん連盟」の勝利に終わった。
この日のためのとっておき!「トライアングルギャグ」
続いては「押したのは誰?ウマ娘ここだけトーク!」。こちらは「Twinkle Circle!」定番となっているコーナーで、際どい質問に対して当てはまると思ったキャストがボタンを押してトークしていく。ここでのMCはのぐちさんが担当し、今回もさまざまな本音を明かしてくれた。
多種多様な質問が出される中、「ウマ娘キャストでもっと仲良くなりたい人がいる!」を押したのは14人中11人。土師さんは宮下さんの可愛さに5秒以上、顔を見られないとのことで、ガチ照れしながら「好きです」と手を伸ばす。「幸せならOKです」という発言から結果は察していただきたい。
これまでのイベントでは出走日が違いすれ違っていたとのことで、大西さんはのぐちさんに「つき合ってください」と告白するなど、ステージ上は告白大会の様相を呈していた。ポニーテールを触りたいという欲望もダダ漏れていた気はするが……。
さらに、「今日のためにギャグを用意してます!」の質問にボタンを押したのは、塚田さんと土師さんの2人だ。さっそくステージ中央に歩み出て「トランとライアンのトライアングルギャグ」を披露。この日に向けて仕上げてきた2人は、しっかりラストにポーズも決めて、笑いと歓声をあびていた。
DAY1のバラエティーパート、ラストは「繋ぐとなんのワード?たこ焼きステークス」のコーナー。
再び秋奈さんがMCとなり、先ほどと同じ2チームに分かれてゲーム対決。今度のゲームは、会場の客席後方から出てくる“巨大たこ焼き”バルーンに書いてある文字を並べ替えてできる言葉や名前を答える、というもの。ステージ上では「たこ焼きあつあつキャノン」「たこ焼きクルクル」「たこ焼きバスケ」「たこ焼きボウリング」「たこ焼きストラックビンゴ」の5つのミニゲームを行い、クリアするごとに巨大たこ焼きが客席に追加投入されていく仕組みだ(全部で7文字。うち1文字はダミー)。
トレーナーたちが、文字が読みやすいように“巨大たこ焼き”バルーンを前方へと運びつつ、ガチな投球でストラックビンゴを即完成させるメンバーや、逆にたこ焼きクルクルに苦戦するメンバーもいて、目が追いつかないほど随所でワイワイ盛り上がる。その結果は、「なんでやねん組合」の勝利。先ほどはゲームと合わせてDAY1は両チームが1勝ずつのドローに。平和な決着となり、中村さんが“平和お姉さん”として登場する場面もあり、目まぐるしく対決していく中でも楽しさいっぱいのステージとなった。
歌唱メンバーの組み合わせも貴重なライブパート!
イベント後半はライブパート。その準備の時間には、特別映像として「いいものお届け!ぱかショッピング」を上映。トレーナー役の沖野晃司さんに加え、今回はアグネスデジタル役の鈴木みのりさんと駿川たづな役の藤井ゆきよさんがゲストで登場し、コント仕立ててで商品を紹介。紹介したのは「公式スターティングゲートのれん」。ガチャの際に、親の顔よりも見たと言われていそうなアレである。しかも「レインボーVer.」「ゴールドVer.」「シルバーVer.」があるこだわりで、なにが出るかわからないガチャ商品(単発&10連)があるのも遊び心満載。藤井さんがガチャ画面を再現したシーンも完成度抜群だった。
そして、イベント後半のライブパートに突入。今回も3周年記念楽曲「U.M.A. NEW WORLD!!」を皮切りに、ここでしか見られない組み合わせで全7曲を披露。格好良さや美しいハーモニーを響かせ、曲に合わせた演出も見どころだ。「うまぴょい伝説」ではいつものように全員がステージ上を自由に動き回り、筋トレを決めていたり、抱きついたり、頭を撫でてもらっていたりと、思い思いに楽しんでいた。一部の曲以外はDAY2の無料配信で見られるので、アーカイブ期間中にぜひ貴重な組み合わせによるステージを体感して欲しい。
ライブパートのあとには、出走者15人のサインが入った貴重なTシャツがプレゼントされる抽選会や、今回の記念にトレーナーたちとの写真撮影があり、大阪公演DAY1は終了となった。
周りの支えやトレーナーの温かさに感謝!
イベント終了後には、公演を終えたばかりの中村カンナさん(ナリタトップロード役)、宮下早紀さん(スティルインラブ役)、秋奈さん(ドゥラメンテ役)にお話を伺うことができた。
今回メインでMCを務め、センターに立って公演を引っ張っていた秋奈さんは「本当にドキドキでした。前日は緊張のあまり寝られなかったですし、朝から緊張のせいなのか乾燥なのかわからないですけど、声が全然出ない現象が起きてしまって……」と、しっかり回していた裏ではかなりの緊張があったことを明かす。そんな彼女を支えてくれたのは周りの仲間たち。
「塚田さんが飴をくれたり、藤本さんが水をくれたり、土師さんが『大丈夫?』と声をかけてくれたり、大和田さんは『代わりにほかのところを読もうか?』といってくれたり。全員が私のことを気にかけてくれて、本当に温かい現場だなと思いました」とコメント。前回の幕張公演でMCを務めた藤本侑里さん(ジャングルポケット役)も終了後インタビューで同様のことを語っており、こういった言葉からも「ウマ娘」のキャスト陣の絆を感じられる。
「Twinkle Circle!」初出走となった中村さんは大阪出身ということで、地元凱旋でもある。「この会場(インテックス大阪)には、学生時代にアーティストのライブを見に来たことがあります」と振り返りつつ、「笑ってくれるかな?と思っていたところでドカンと笑ってくれて。大阪に帰ってきたなって温かい気持ちになりました」と大阪らしいトレーナーたちの反応についても、嬉しさいっぱいの表情で語ってくれた。
宮下さんは、函館、愛知に続いて3会場目の「Twinkle Circle!」出走。このイベントの魅力については「トレーナーさんとの距離の近さ」を挙げる。「ひとりひとりの顔がすごく見えましたし、本当に愛を感じました。私は初出走が大阪(2024年3月22日開催「ウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND -NEW GATE-」DAY1)だったので、帰ってきたなって気持ちに包まれています」と初出走時のことにも言及しつつ、感想を述べる。
秋奈さんが口にしていたように、今回のイベントのテーマである「絆」は、トレーナーたちとの絆だけでなくキャスト同士の絆の意味合いも大きいと思われる。では、この3人の絆やお互いの印象はどうなのだろうか。
秋奈さんと中村さんは今年2月の「オダイバ!!超次元音楽祭 フユフェス2024」で一緒に「Glorious Moment!」を歌唱した際に、かなり絆が深まったという。そんな2人について宮下さんが「おふたりとも格好いいです。背中を追いたいなって思っています」と羨望の目を向けると、秋奈さんと中村さんは恐縮しきりだった。
一方、中村さんと宮下さんは、前述の「5th EVENT」DAY1で一緒になった間柄。初出走の宮下さんがものすごく緊張していたのは中村さんにも伝わっていたようだ。宮下さんが「ケータリングにたこ焼きとか(大阪らしいものが)あったらしいんですけど、あったのを知らなかったぐらい緊張していて。ケータリングを食べることもなかったです(笑)」と振り返れば、中村さんは「今日はそれ以来に会ったけど、真っ先にケータリングにいたよね」と、思わぬところから成長を感じたことを明かしていた。
この3人といえば、TVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」や、劇場用再編集版も公開されたアニメ「ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP」、ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!」での活躍も記憶に新しいところ。そこで最後に、「ウマ娘」に対する思いや「ウマ娘」から得たものについて聞いた。
中村さんはやはり「ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP」の配信やナリタトップロードの実装があった2023年が特別だったようで、「去年はナリタトップロードの理解度が深まった1年でした。そしてこうやって『Twinkle Circle!』でさらに絆を深められたのがとても嬉しい」と語る。宮下さんは「たくさんの歌やダンス、生放送への出演とか、本当にいろいろな経験をさせていただきました。自分の経験値がちょっとずつあがっているのを感じています。本当に感謝でいっぱいです」と今年スティルインラブの発表があってからのことを感謝の気持ちとともに口にしていた。
そして、秋奈さんは「『ウマ娘』から“諦めない力”や“勇気”をいただいたと思っています。ウマ娘たちの言葉や楽曲が、背中をたくさん押してくれました。声優としてウマ娘たちの熱い思いを背負っている意識が強くなり、歌うときの心持ちも変わってきたんです」と熱い思いを語ってくれた。その気持ちは今後の収録やステージでさらに発揮されることだろうことは間違いない。それを楽しみにしたい。
「ウマ娘 プリティーダービー Twinkle Circle!」公式サイト
https://umamusume.jp/contents/event/twinkle-circle/
(C) Cygames, Inc.
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