バンダイナムコエンターテインメントが立川ステージガーデンで5月24日に開催した「学園アイドルマスター The 1st Period Spotlight Star」DAY1の模様をお届けする。
2025/05/26 13:22 記事内の一部表記に誤りがございました。謹んでお詫び申し上げるとともに、ここに訂正いたします。
出演者(敬称略)
長月 あおい(花海 咲季役)
小鹿 なお(月村 手毬役)
飯田 ヒカル(藤田 ことね役)
七瀬 つむぎ(有村 麻央役)
花岩 香奈(葛城 リーリヤ役)
伊藤 舞音(倉本 千奈役)
湊 みや(紫雲 清夏役)
川村 玲奈(篠澤 広役)
薄井 友里(姫崎 莉波役)
松田 彩音(花海 佑芽役)
春咲 暖(秦谷 美鈴役)
陽高 真白(十王 星南役)
「学園アイドルマスター(以下、学マス)」にとって12人のアイドルが揃う初めての機会となった今回のライブでは、ソロにフォーカスした「Spotlight Star」と複数人での歌唱にフォーカスした「Harmony Star」に分かれている。昨年から行われてきた「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR」の時とはまた違う、各アイドルの最初のソロ曲衣装を身にまとい、立川ステージガーデンというより大きなステージでパフォーマンスを繰り広げていった。

まずは学園長の十王邦夫、そして担任の根緒亜紗里先生より開演前の諸注意などが届けられる。その後、印象的なオープニングを経て最初に披露されたのは、花岩さんによる「白線」だ。リーリヤらしいエネルギーに満ちた、スタートラインを飾るにふさわしい楽曲となっていたが、花岩さんのパフォーマンスも後半につれてどんどん熱を帯びていった。

続いては小鹿さんが「Luna say maybe」を届ける。手毬らしい感情がほとばしる歌唱で、ライブならではの声のゆらぎもよりエモーショナルな瞬間となっていた。

湊さんが届けた「Tame-Lie-One-Step」は、清夏の魅力の詰まったダンサブルなナンバーとなっており、ライブならではのコール&レスポンスも含めてグルーヴ感のあるノリの良いパフォーマンスだった。

七瀬さんはかっこよさと美しさを同時に感じさせる振り付けが印象的な「Fluorite」を披露。歌唱だけでなく、表情からも楽曲の世界観も表現されていた。

薄井さんによる「clumsy trick」は、莉波のお姉さんならではの歌唱パフォーマンスはもちろんのこと、ゲーム内のライブ映像にあったカメラ付きのトルソー(マネキン)へのアプローチが実現されていたのも大きなポイントだろう。

静かな入りから幻想的な雰囲気を醸し出す川村さんによる広のソロ曲「光景」は、今回のゆったりとした衣装もあって、より一層楽曲の空気感が表現されていた。

冒頭からの立て続けのパフォーマンスも終わり、ここでステージに全キャストが集結。12人が順番に挨拶しつつ、松田さんが「学マス」のライブ初参加となったことを喜ぶ一幕もあった。
ここからは残る6人のソロ曲が披露される。飯田さんによる「世界一可愛い私」は、会場のプロデューサーとのコール&レスポンスで楽しめるライブ映えする一曲だったが、可愛いのはもちろんのこと、後半で一気に盛り上げていく流れが印象的だった。


松田さんによる佑芽のソロ曲「The Rolling Riceball」は、ハイテンポに畳み掛けるような歌唱が印象的。初披露とは思えない完成度の高いパフォーマンスで、縦フリのダンスも気持ちよかった。

歌い終わりにステージ中央の階段が開くと、そこから姿を見せたのは長月さん。松田さんとのハイタッチを経て披露したソロ曲「Fighting My Way」は、カメラ演出やキックなどでもゲームのライブがされていたほか、体のラインを感じさせるダンスも印象的で、これまでのライブを経ての成長を感じる時間でもあった。


バトンを手に登場した伊藤さんによる「Wonder Scale」のパフォーマンスは、バトンを優雅に使いつつ、画面演出と連動した動きもあり、千奈の天真爛漫な雰囲気も表現されていた。

春咲さんが披露した「ツキノカメ」は、静かな入りから少しずつ色を変えていく、美鈴ならではの楽曲の二面性が印象的。ダンスパフォーマンスも圧巻で、目の離せない時間が届けられた。

そして1ターン目のソロ曲の最後を飾ったのは陽高さんによる星南のソロ曲「小さな野望」。初陣公演でのパフォーマンスとは異なり、剣を手にヘッドセットで登場すると、衣装のスカートの翻り、表情、目の力など全ての要素がミュージカルのようなスケール感に満ち溢れていた。


さらに、12人全員がステージに揃っての「初」が届けられる。これまでのソロでのパフォーマンスを経ての12人での披露というだけでも印象的だが、さまざまな意味合いが込められていそうな歌割りにも注目したいところ。



その後は長月さん、小鹿さん、飯田さん、七瀬さん、花岩さん、松田さんによるトークへ。一人ずつ順番に印象に残っていたステージを振り返りつつ、初お披露目となった衣装についてお気に入りのポイントを紹介。
顔見せと言わんばかりのソロ曲パフォーマンスが終わり、後半戦のトップバッターを飾ったのは春咲さんの「たいせつなもの」。ステージに横たわるような姿で登場したり、ベンチに座って微睡むかのように階段に座る姿はまさに美鈴のよう。

ステージ上で入れ替わるように登場した川村さんは「コンテンポラリのダンス」を披露。独創的な振り付けと無表情、そして淡々と歌い上げる姿の全てが広ならではの楽曲の魅力を表していた。

真っすぐな想いを伝える、薄井さんによる莉波のソロ曲「歌声は君いろ」では柔らかい歌声とともに、会場のプロデューサーを見渡しながら届ける笑顔が印象的だ。

伊藤さんが届けた「憧れをいっぱい」は、千奈らしいポップなかわいさが詰まった楽曲。伸びやかな歌唱と全身を使ったパフォーマンスのクオリティはもちろんのこと、額縁を画面上に投影する映像演出なども凝っていた。


清夏のソロ曲「Kira Kira」は縦ノリのダンサブルなナンバーに仕上がっており、湊さんのボーカルのカッコよさも含めて、完成度の高いパフォーマンスが届けられた。

陽高さんによる星南の楽曲「Cosmetic」は全編英語詞というインパクトもさることながら、ラップも含めた歌唱のパフォーマンス、そしてダンスパフォーマンスともに高い仕上がりとなっていた。

ここでステージ上には伊藤さん、湊さん、川村さん、薄井さん、春咲さん、陽高さんが登壇し、それぞれが披露した楽曲に関するトークや衣装のポイントを中心に、フリーダムなMCでひとしきり盛り上がる。
そして最終ブロックは長月さんによる「EGO」のパフォーマンスで幕を開ける。ダンスフロアを彷彿とさせる縦ノリのパフォーマンスで、会場のプロデューサーもノリノリの様子だ。

続いては花岩さんが「Wake up!!」をパフォーマンス。疾走感あふれる前向きなエネルギーに満ち溢れた楽曲で、ステップや腕の振り付けもパワフルで元気をくれる。

七瀬さんは麻央らしいかっこよさと可愛さの要素をポップに表現した「Sweet Magic」を初披露。ところどころで表情でも魅せるパフォーマンスとなっており、完成度の高いステージとなった。

飯田さんはことねの可愛らしさが存分にあふれた真っ直ぐなラブソング「ふわふわ」を歌い上げる。歌唱はもちろんのこと、表情や仕草にも歌詞のストーリーが表れていた。

小鹿さんによる「Unhappy Light」は、先に披露した「Luna say maybe」とは対照的な手毬の甘えたがりな部分が表現された、柔らかい歌声が印象的だ。

さらに、美鈴の新曲「Superlative」がサプライズ披露される。滑らかなダンスとEDM調のメロディー、そして高音帯の幻想的な歌声が重なり合い、唯一無二のパフォーマンスが届けられた。

再び全員が揃って今回のライブの感想などが語られたところで、ラストの楽曲として披露されたのはまさかの「古今東西ちょちょいのちょい」。12人一人ひとりの個性がしっかりと反映された掛け合いも含めて、大盛り上がりの時間となっていた。


ここで十王学園長からお礼のコメントが届けられるとともに、あさり先生より「学園アイドルマスター」に関する最新情報が紹介される。そのままアンコールへと移っていき、初星学園の校歌「標」が披露される。全員で揃ってのパフォーマンスはもちろん、終わり際の長月さんによるフェイクも耳に残る。そして立て続けに届けられた「Campus mode!!」では、12人でのパフォーマンスだからこその振り付けや歌割が存分に盛り込まれていた。




そして初 TOURの各公演の出演順に3人ずつが順番に挨拶すると、最後に残った松田さん、春咲さん、陽高さんの3人がBegraziaとして「Star-mine」を届ける。初星コミュでのライバルユニットらしく圧巻のパフォーマンスを届けてくれた。

さらに、咲季・手毬・ことねによるユニット・Re;IRISの衣装で登場した長月さん、小鹿さん、飯田さんが「雨上がりのアイリス」を披露するサプライズも。これまでソロ楽曲を中心に披露してきたからこそのユニットでのパフォーマンスは、また違った魅力にあふれていた。
最後の最後まで驚きに満ちたライブは十王学園長の一丁締めによって幕を閉じた。DAY2ではどのような仕掛けで驚かせてくれるのかにも期待しておきたい。
「学園アイドルマスター The 1st Period Spotlight Star/Harmony Star」公式サイト
https://idolmaster-official.jp/live_event/gkmas_1stperiod/
THE IDOLM@STER(TM) & (C)Bandai Namco Entertainment Inc.
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