セガが2025年9月25日に発売予定の「ソニックレーシング クロスワールド」。発売までもう間もなくとなる本作の魅力について、改めて紹介していく。
「ソニックレーシング クロスワールド」は、「ソニック」シリーズのキャラクターたちが登場する予測不能の“驚き”が詰まったレースバトルで、世界中のプレイヤーと対戦が楽しめる作品となっている。
なお本作については、過去に先行プレイやプロデューサー・瀧隆一氏とクリエイティブディレクター・小早川賢氏へのインタビュー記事も掲載している。過去の記事では「ソニック」シリーズをプレイしてきた一ファンである筆者目線での内容となっていたが、今回は“レースゲーム”としての面白さ、「ソニック」シリーズ初心者でも楽しめる間口の広い作品である点などにスポットを当てて触れていきたい。

予測不能の“驚き”が詰まったレースに70,000以上の組み合わせからなるオリジナルマシンで挑め
レースゲームである本作において、最大の特徴となるのが“トラベルリング”と呼ばれる要素だ。トラベルリングは、プレイヤーを1つのワールドからまったく新しい場所“クロスワールド”へと移動させ、レースに劇的な変化をもたらす。レース自体は1st Lap、2nd Lap、Final Lapの3Lapで構成されており、1st Lapを走行後にトラベルリングが2つ出現し、1位を走る人が進む先のクロスワールドを選択することになる。
クロスワールドから元のコースに戻り、Final Lapを迎えると、同じコースでありながらも、アイテムやリング配置、ショートカットの発生など、さまざまなコースギミックが大きく変化した中で手に汗握るクライマックスを迎える。


コースは地上だけではなく、時には空を飛んだり、水の上を走る場面も存在し、それぞれでマシンのフォームが異なり、ドリフトの仕様などを含め若干操作感が変化する。周回を重ねることで発生するコース変化においては、空中や水上のエリアが増減する場面も確認できた。
トラベルリングを含めて、コース変化などの要素は、いままでのレースゲームにはなかった“ワクワク感”を味わうことができ、それが本作の魅力の1つとなっている。


またトラベルリングの中には、ランダムで“フィーバーゲート”と呼ばれるものが発生する。ダッシュアイテムが一定の間隔で使い続けられるようになるほか、コース上にダッシュのリングが増加するなど内容も様々。そこを超えてFinal Lapになると、先述したコースの変化に加えて、より強力なアイテムを入手しやすくなる状況も生まれる。
上位を走っていても最後の最後まで油断ができないというのはもちろん、下位からでも一発逆転が狙えることも多いと個人的には感じた。

メインとなるレースの魅力をさらに引き出してくれるのが、“マシンカスタマイズ”と“ガジェットカスタム”だ。マシンカスタマイズは、さまざまな車の前後パーツとタイヤを組み合わせるだけでなく、ステッカーを自由に貼ったり色の変更をしたりと独自のカスタムマシンを作成できる。
ガジェットカスタムでは、ガジェットを装着することでレース中に特殊な能力が発揮されるようになる。ドリフト時にチャージが溜まりやすくなったり、段差など高低を利用した“エアトリック”を早くきめられるようになるなど、さまざまな種類が存在する。自分の得意を活かすか、苦手をカバーするか、それとも走るコースの特徴に合わせるか、独自のプレイスタイルでレースを楽しめる。
2つのカスタマイズ要素により、性能を含めマシン自体のバリエーションが広がり、一人でのプレイはもちろん、後述するオンライン対戦でも“他の人にはないオリジナリティを出せる”というのは本作ならではの強みとなっている。



初音ミク、春日一番、ジョーカー、マインクラフト、スポンジ・ボブ、パックマンなどセガ内外のコンテンツとのコラボも充実
コースやマシンに触れてきたが、ゲーム内でレースに挑むレーサーたちも紹介していきたい。本作ではシリーズ史上最多の23人が登場。ソニックやシャドウたちはもちろん、セージといった最近の作品に登場したキャラも参戦している。
「ソニック」シリーズのキャラ同士であれば、レース前の会話シーンも発生。組み合わせによっては、本編では見られなかったようなキャラたちの会話が楽しめるというのは、ファンにとってはたまらないポイントとなっている。「ソニック」シリーズにあまり詳しくないという人でも、この掛け合いシーンを見れば、ある程度の関係性は把握できるだろう。




また無料アップデートでは初音ミク、春日一番、ジョーカーといったセガ関連のIP、有償ダウンロードコンテンツでは「マインクラフト」「スポンジ・ボブ」「パックマン」などの他社IPとコラボし、キャラやマシン、コースなどが登場。アプデ&DLCでのコラボタイトルは、この先も多数予定されており、キャラやマシンのほかにも、さまざまな企業とコラボしたマシンカスタマイズで使用できるステッカー、さらにはゲーム内楽曲など、多くの要素で幅広いジャンルとのコラボが実施される。
現状では、無償アップデートでキャラクターとマシンの追加、有償DLCでキャラクターとマシン、コースの追加、コラボステッカーでは企業コラボや2BRO.、Crazy Raccoonなどがラインナップ。そして楽曲コラボでは、Project ONSOKUで5人のボカロPとコラボした楽曲、Crazy Raccoonとのコラボが発表されている。
今後の詳細については続報に期待しつつ、気になるタイトル/コンテンツがあれば、これを機会に本作にも触れてみてほしい。






プラットフォームの垣根を越えて、世界中の人たちと競技性の高い対戦を楽しめる
グランプリ以外にも、レースパークやタイムトライアルなど趣向を変えたモードも搭載されている本作。ローカルでの4人、そしてオンラインでは最大12人でのレースを楽しめる。本作では“競技性”についても重要視されており、その中でプラットフォームの垣根を超え、多くのプレイヤーと対戦できるというのは、大きな魅力の一つとなっている。
自分の実力を測るという意味ではもちろん、他のプレイヤーがどのようなカスタマイズなのかをチェックできるので、腕を磨いてチャレンジしてみよう。


筆者としては、「ソニック」シリーズは直近までプレイしていたものの、レースゲーム自体は久しぶりだった。そのため、本作に馴染めるかという不安があったが、初めて本作に触れたクローズドネットワークテストから今に至るまで、上記で紹介してきたレースゲームとしての魅力に惹かれ、プレイするたびに時間を忘れて熱中してしまったほどだ。
一度触ってみたいという人は、現在体験版が配信中。グランプリやタイムトライアルを遊べるほか、マシンやガジェットのカスタマイズもでき、製品版へのセーブデータの引継ぎも可能となっているので、プレイしてみてほしい。そして、9月22日からはアーリーアクセスがデジタルデラックスエディション購入者向けにスタートしているので、いち早く遊びたいという人はこちらも要チェックだ。

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