オリジナル劇場長編アニメ「迷宮のしおり」新しい学校のリーダーズ・SUZUKAさん、河森正治監督らが登壇した第38回東京国際映画祭 舞台挨拶のレポートが到着!“表裏一体”のキャラにSUZUKAさん「すごく共感」

アニメ
0コメント

10月28日に東京・角川シネマ有楽町で行われた河森正治氏初となるオリジナル劇場長編アニメーション「迷宮のしおり」の「第38回東京国際映画祭」上映前舞台挨拶イベントおよび上映後舞台挨拶イベントのオフィシャルレポートが公開となった。

上映前舞台挨拶イベントには、主要キャラクターを演じたキャストのSUZUKAさん、原田泰造さん、伊東蒼さん、齋藤潤さんと河森正治監督が登壇。この日がアジアンプレミアとなる上映前に、期待が高まる観客へメッセージを届けた。

オリジナル劇場長編アニメ「迷宮のしおり」新しい学校のリーダーズ・SUZUKAさん、河森正治監督らが登壇した第38回東京国際映画祭 舞台挨拶のレポートが到着!の画像

上映後には、河森監督が映画鑑賞したばかりの観客の前に登壇。第38回東京国際映画祭アニメーション部門プログラミングアドバイザーの藤津亮太氏と共にトークショーを展開した。

オリジナル劇場長編アニメ「迷宮のしおり」新しい学校のリーダーズ・SUZUKAさん、河森正治監督らが登壇した第38回東京国際映画祭 舞台挨拶のレポートが到着!の画像

以下、発表情報をもとに掲載しています

第38回東京国際映画祭 上映前舞台挨拶イベント概要

日時:2025年10月28日(火)19:20~19:40 ※上映前
場所:角川シネマ有楽町(東京都千代田区有楽町1丁目11-1 読売会館 8階)
登壇者(敬称略):SUZUKA、原田泰造、伊東蒼、齋藤潤、河森正治監督

「マクロス」シリーズ、「アクエリオン」シリーズなどを手掛けた河森正治の初オリジナル劇場長編アニメーション映画「迷宮のしおり」の上映前舞台挨拶が10月28日、現在開催中の第38回東京国際映画祭にて行われ、主要キャラクターの声を務めたSUZUKA、原田泰造、伊東蒼、齋藤潤、そして河森正治監督が登壇した。

アニメーション部門プログラミングアドバイザーの藤津亮太が司会を務めるなか、キャストたちが呼び込まれると、場内からは大歓声が上がる。スマホの世界に迷い込んだ主人公・前澤栞と、現実世界に現れたもう一人のSHIORIの二役を演じたSUZUKAは、大盛り上がりの観客に向かって手を振ると「本日はアジアの中での初公開ということで、皆さんワクワクしていますよね。私たちもワクワクしております。ぜひ楽しんでいただきたいです」と挨拶。スマホの中の世界で出会うウサギのスタンプ・小森を演じた原田は、持ちネタである「はーらーだたいぞうです!」と挨拶し、割れんばかりの拍手を浴びる。そんな原田の姿に、栞の幼馴染である希星(きらら)役の伊東、クラスメイトで栞に想いを寄せる少年・山田を演じた齋藤も「生で見られました」と大喜び。

出だしから熱気がほとばしる会場に、河森監督は「この間、スペインのシッチェスで上映したのですが、アジア、日本では初めて観ていただける機会なので、少し緊張しています」と語ると、SUZUKAも「日本の皆さんに観ていただけるというのが、とても重要だと感じているので、素晴らしい才能を持った河森監督率いるチームで作り上げたこの『迷宮のしおり』を早く皆さんにも観ていただきたいです」と期待を煽っていた。

オリジナル劇場長編アニメ「迷宮のしおり」新しい学校のリーダーズ・SUZUKAさん、河森正治監督らが登壇した第38回東京国際映画祭 舞台挨拶のレポートが到着!の画像

これまで数々の作品を手掛けてきた河森監督だが、オリジナル長編アニメーションは本作が初となる。「やっぱり、完全にオリジナルなのでどんな風に受け取っていただけるかすごく気になります」とやや不安そうな表情を見せつつも、出来には自信をのぞかせる。河森監督は「最初に企画を思い立ったのは、10年ぐらい前によく自分のスマホを割ってしまったり、なくしてしまったりすることが続いたんです。その時、スマホって自分の個人情報がたくさんつまっているので、ある意味で自分の分身だと思ったんです。割ったり、置き忘れたりすることって、自分自身のどこかが割れていたり、自分の一部を置き忘れてしまったのではと。そんな感覚って今の時代誰でも感じていることなのかなと思ったとき、映画になれば、皆さんが共感できる、誰が観ても楽しめる作品になるのではないかと思ったんです」と企画の経緯を語っていた。

またSUZUKAは自身が演じた二つの役柄について「人間って、強い部分があれば弱い部分もあって、表裏、陰陽、上下左右みたいに常に表裏一体だと思うんです。それが栞のなかにもある。私自身も『新しい学校のリーダーズのSUZUKA』と、ステージに向かう前の『SUZUKA』というのがいて。そこでは常に強い自分、弱い自分とか、いろんな正と負の部分と戦いながら毎日自分と向き合っているので、この物語にすごく共感できる部分がありました」と感情移入できるキャラクターであることを明かす。

オリジナル劇場長編アニメ「迷宮のしおり」新しい学校のリーダーズ・SUZUKAさん、河森正治監督らが登壇した第38回東京国際映画祭 舞台挨拶のレポートが到着!の画像

原田は「僕は、栞ちゃんが迷い込んだスマホの世界の住人で、スタンプの『小森』という役なんですけれども、多分説明しても分からないですよね」と発言して会場を笑わせると「ずっと栞ちゃんについていく役なんです。僕も奥さんと旅行に行くと、後ろをずっと一生懸命ついていくだけなので、自分に似ている役だと思います」と語った。

オリジナル劇場長編アニメ「迷宮のしおり」新しい学校のリーダーズ・SUZUKAさん、河森正治監督らが登壇した第38回東京国際映画祭 舞台挨拶のレポートが到着!の画像

伊東は「希星(きらら)は、流行りの最先端を行くというか、流行りを作ったりキャッチしたりするのがすごく上手な子。そこに栞だったりいろんな人を連れ込もうとする、流れを作ろうとしているような憧れられる存在なんです」と自身の役を説明すると「でも、きららにはきららなりの悩みがあって、その悩みを誰かに打ち明けるんじゃなくて、自分の中でどうにかいい方向に転換していけないかと彼女なりにたくさん考えたり悩んだりしている子です。すごくキラキラした一面もあれば、等身大の一面もある可愛らしい子で、少し私と似ているのかなと思いながら演じていました」と語った。

オリジナル劇場長編アニメ「迷宮のしおり」新しい学校のリーダーズ・SUZUKAさん、河森正治監督らが登壇した第38回東京国際映画祭 舞台挨拶のレポートが到着!の画像

齋藤は「僕が演じた山田は、野球少年で、本当に等身大の『ザ・男の子』という感じ。僕も少年の部分はあるのかなと自覚しておりますので、思いっきりやらせていただきました」と爽やかな笑顔を浮かべていた。

オリジナル劇場長編アニメ「迷宮のしおり」新しい学校のリーダーズ・SUZUKAさん、河森正治監督らが登壇した第38回東京国際映画祭 舞台挨拶のレポートが到着!の画像

またこの日舞台挨拶には参加できなかった、スマホと人間の脳を直接つなぐ研究者であり、若き天才起業家・架神傑(かがみすぐる)を演じた寺西拓人(timelesz)について、河森監督は「天才的な実業家であり科学者であり……というちょっとミステリアスな役どころなのですが、そのミステリアスさと、驚かすような包容力のミックス具合がたまらない魅力でした」と称賛していた。

最後にSUZUKAは「皆さんが持っている携帯、この時代だからこそ生まれたこの映画は絶対に楽しめると思います」と自信をのぞかせると「改めてこの現実世界に生きるなかで『自分って何なんだろう』ということを見直すことができるのかなと、私はこの作品に携わって感じました」と語り「この時代はもっともっと進化していくと思いますが、そういったテクノロジーとアナログの部分の付き合い方を見直して、気持ちよく健やかに、みんなの人生がよりスムーズに生きられたらいいなと思います。そして音楽や映像の迫力を一つのエンターテインメントとして全身で感じていただけたらなとも思います」と作品に込められた思いを伝えていた。

第38回東京国際映画祭 上映後舞台挨拶イベント概要

日時:2025年10月28日(火)21:35~22:00 ※上映後
場所:角川シネマ有楽町(東京都千代田区有楽町1丁目11-1 読売会館 8階)
登壇者(敬称略):河森正治監督

長編アニメーション映画「迷宮のしおり」上映前舞台挨拶に続き、映画上映後には河森正治監督が、映画鑑賞したばかりの観客の前に登壇し、第38回東京国際映画祭アニメーション部門プログラミングアドバイザーの藤津亮太氏と共にトークショーを展開した。

興奮冷めやらぬ観客の前に登場した河森監督は「作品を観ていただきありがとうございます。いかがでしたか?」と問いかけると、会場からは割れんばかりの拍手が巻き起こる。

その光景に河森監督は「ホッとしました」と笑顔を見せると、おもむろに車の模型を取り出し「これは、先ほど登場したマシンなんです」と説明。続けて河森監督は「30年近く前の作品なので、ご存じの方がいるか分かりませんが『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』という作品に出てくるアスラーダという車の市販車バージョンなんです。劇中の時代設定がそのころだったので、乗ってもらったんです」と、自身がメカニックデザインを務めた作品を本作でも使用していることを明かして客席を盛り上げていた。

オリジナル劇場長編アニメ「迷宮のしおり」新しい学校のリーダーズ・SUZUKAさん、河森正治監督らが登壇した第38回東京国際映画祭 舞台挨拶のレポートが到着!の画像

河森監督にとって、初となるオリジナル脚本による長編アニメーション映画となるが「最初からスマホを題材にしようということは決まっていたのですが、どんな風に作るか、どんなキャラクター配置にするか、脚本の橋本太知くんを含めて何度もトライアンドエラーを繰り返しました」と生みの苦しみがあったことを明かすと「そのなかで、SNSでの『いいね』とバッシングのなかで翻弄される高校生の女の子が、そのことに対してどう向き合うかという形になったところぐらいから、全体像が見えてきて、方向性が定まってきたんです」とストーリーラインを決定づけたときのことを振り返る。

これまでの河森監督作品を鑑みて「もっと未来やSF色の強い作品をイメージしたか」と藤津氏が問いかけると、河森監督は「やっぱり完全なオリジナルでやるので、SFを前面に押し出そうとすると、シリーズぐらいの長さが必要になる。映画という尺に当てはめると、身近な現代が舞台で、そのスマホが割れて閉じ込められる世界は異世界だとして描くと、結構面白いんじゃないかなと思ったんです」と回答。ファンタジーという異世界ではなく、現実と地続きの世界を描くことで「多くの人に見てもらえるのでは」と感じられたという。

また主人公である栞というキャラクターについて、河森監督は「なるべく誰もが共感できるようなところからスタートしたいなと思ったので、どっちかというとちょっと地味めな子をイメージしました。でも、あんまり地味なだけだとパッとしないので、色々話しているうちに『柔道いけるかも』みたいな話になって。身体能力はあるけれども、気持ちの中でブレーキがかかって、力が発揮できない……みたいなところもあると面白いかなという風に形作っていきました」と意図を明かしていた。

地味目な「栞」を作る一方、もう一人の「SHIORI」に対しては「栞がスマホの世界に閉じ込められているだけだと、ずっと迷宮の中だけの物語になってしまう。せっかくなので現実の横浜も出したいですし、現実と迷宮を行ったり来たりできたらと思ったときに、現実世界を乗っ取るもう一人のSHIORI、そちらは引っ込み思案ではなく『いいね』のためには何でもやるぞ!という子にしたら面白いと思ったんです」とキャラクター秘話を明かしていた。

そんな主人公を「新しい学校のリーダーズ」のSUZUKAに託した理由について、河森監督は「自分にとって完全オリジナルのアニメーション映画は初体験。この年になっても初体験のことというのはとてもチャレンジングなこと。その気持ちを持った自分と、声優初体験の人たちをメインキャストに集めたら、バッシングが怖くて一歩を踏み出せない子が、前に進むという映画のテーマとリンクするのではないかと思ったんです」と説明。

さらに河森監督は「この映画を世界に展開したい」という思いがあることを明かすと、以前「新しい学校のリーダーズ」のライブを観ていたとき「パフォーマンスを観ていて、世界に通用して、どんどんはみ出していく感じがすごく良かった。また栞とSHIORIの二面性のようなものも、SUZUKAさんに感じたんです」と自信を持って起用したことを強調していた。

また藤津氏から「迷宮のしおり」が、河森監督にとってどんな位置づけの作品になったかと問われると「『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』という映画は、自分がまだ大学生のときに監督した作品なので、そのときのチャレンジを思い出しながらやったこともあったのですが、ただ、同じように歌を使うにしても、歌の使い方や意味をもう少し探ってみようとか、今の時代にとって自己表現する時の歌って何だろうとか、そういうアプローチをした作品でした。あとホラーテイストのものをやったことがないので、特に前半はちょっとホラー的なことにチャレンジしたりしました」と振り返っていた。

最後に河森監督は「スマホを持っている現代人は誰でも、予備知識もあまりなく楽しめるんじゃないかなと思います」と語ると「その中でも、何か自分でやりたいことが見つからないとか、一歩踏み出したいけれども踏み出せないような気持ちがどこかにある人たちには、ぜひ観ていただけると嬉しいです。そういう意味では、青春の応援歌になっているのではないかなと思っています」と作品に込めた思いを語っていた。

公式サイト:https://gaga.ne.jp/meikyu-shiori/
公式X:https://x.com/meikyu_shiori

本コンテンツは、掲載するECサイトやメーカー等から収益を得ている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー

関連タグ

注目ゲーム記事

ニュースをもっと見る

ゲームニュースランキング