11月29日にベルサール東京日本橋で開催された、「ダンガンロンパ15周年フェス -超高校級の大感謝祭-」専用の「スーパーダンガンロンパ2×2」オリジナルショートストーリーの先行プレイ感想をお届けする。
「スーパーダンガンロンパ2×2」は、スパイク・チュンソフトが2026年に発売を予定している「ダンガンロンパ」最新作だ。シリーズ第2作「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園(以下、スーパーダンガンロンパ2)」の舞台や登場キャラクターを踏襲しつつ、“被害者と犯人が異なる”完全新作シナリオを収録している。
一度完結した物語を元に、新作シナリオを描くとはどういうことなのか、気になっている人も多いだろう。今回はイベント専用の世界最速試遊で体験できた、15分ほどのオリジナルショートストーリーを紹介したい。
「ダンガンロンパ」とは…改めて振り返る
まずはアドベンチャーゲーム「ダンガンロンパ」について改めて紹介したい。「ハイスピード推理アクション」と銘打たれる本シリーズは、シリアスとコミカルが掛け合わさった“サイコポップ”という独自の世界観と、小高和剛氏によるミステリー劇とアクションを融合させたシステムが特徴。
プレイヤーは日常パートで仲間と交流しつつ、殺人事件が起きれば証拠を集め、最終的に「学級裁判」で矛盾を指摘しながら真相へと迫るという流れが基本構造となっている。「超高校級」と呼ばれる才能を持つ生徒たちが“コロシアイ”を強いられるシチュエーションを軸に、希望と絶望の対立をテーマとした心理戦や、真犯人を突き止めた際に実行される「おしおき」と呼ばれる処刑演出なども魅力だ。


シリーズは2010年、PSP向けに発売された第1作「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生(以下、ダンガンロンパ)」から幕を開けた。小説版「ダンガンロンパ/ゼロ」を経て、続編となる第2作「スーパーダンガンロンパ2」がリリースされ、アニメ化・漫画化など幅広いメディア展開も続いていく。またスピンオフ作品「絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode」を挟み、現時点でのシリーズ最新作となる「ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期(以下、ニューダンガンロンパV3)」が2017年に登場した。


2017年以降はリマスターや新作ボードゲームが同梱したコレクション版などが発売されていたが、ファンとしては“未知のストーリーと謎解き”が味わえる新作を長らく待ち望んでいた。それを叶えてくれるのが「スーパーダンガンロンパ2×2」というわけだ。
ファンサービスが満載のオリジナルストーリーで期待が高まる
今回のイベント限定オリジナルショートストーリーは、事件発生から学級裁判開廷までを楽しめるもの。主人公・日向創が狛枝凪斗とともに船小屋で殺された、初代「ダンガンロンパ」のキャラクター「葉隠康比呂」を発見。悲鳴を聞いたキャラクターが集まり、「死体発見アナウンス」が流れた後、事件現場の検証を行っていく。



死後硬直がはじまっていない殺されたばかりの状況でありながら、凶器が見つからず葉隠のそばには謎のダイイングメッセージが…という謎が提示。“3人以上の生徒が死体を発見する”と流れるはずのアナウンスが、船小屋に4人目が入室したときに発されたのはなぜか…、犯人しか知らないはずの凶器の情報を知っている人物とは…という矛盾を突きながら、疑わしいキャラを特定したシーンで試遊は終わった。



あくまでイベント専用ということで、詰まらないように謎解きの難易度自体は低かったが、それでも見どころは多く感じられた。まずはグラフィックの進化で、キャラクターにアニメーションが付いたことで、会話や学級裁判がこれまで以上にダイナミックだと感じられた。立ち絵を駆使する形のアドベンチャーゲームは、“静”の印象が強くなりがちだが、アニメーションが加わることでアクション要素も強い「ダンガンロンパ」との相性はよくなっているだろう。



葉隠が被害者というのも、ファンサービスとして嬉しい部分だ。なぜなら初代と「ニューダンガンロンパV3」の体験版でも、葉隠が被害者という“伝統”があるのだ。そのおかげで本作も、新たな「ダンガンロンパ」だと感じられた。また試遊ということで登場キャラクターが絞られていたが、モノクマとモノミはもちろん登場。モノクマは発表されていたように3代目として水田わさびさんが担当しており、モノミはディー・エル・イーに監督・演出・声優として所属する大代キヌ太さんが担当することが明らかになった。


ショートストーリーではモノクマによる「試遊版だから~」という、お決まりのメタフィクションネタが何度も炸裂。追加シナリオの執筆はトゥーキョーゲームスの小泉陽一朗氏で、原作を担当した小高氏は監修という形だが、グラフィックや演出が洗練されながらも良い意味で“変わらない「ダンガンロンパ」らしさ”を感じられた。今回はあくまで短い試遊版だったということで、製品版リリースがさらに楽しみだ。
(C) Spike Chunsoft Co., Ltd. All Rights Reserved.
※画面は開発中のものです。
本コンテンツは、掲載するECサイトやメーカー等から収益を得ている場合があります。





































