2026年4月2日に発売予定のPS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch 2/PC(Steam/Epic Games Store)用ソフト「Darwin’s Paradox!」のPS5版を直感赴くままに10時間プレイしてみましたので、その状況をゆるく正直に正確に、そして、なんとなくモヤっと伝えていきます。

軟体生物が主人公のゲームを思い出してみると、最初に頭に思い浮かんだのが、蛍光色のインクの上を気持ちよく泳いでいるイカの姿でした。2015年にWii U向けに登場した「スプラトゥーン」が大ヒットしたときに、イカがスターの座をゲットしました。それ以降、11年くらいは、イカがゲーム界隈の軟体生物の頂点に君臨し続けています。
それより以前にさかのぼって、軟体生物が活躍した時代はないかと思い出してみると、イカよりもタコが頑張っていたこともありました。2013年にWii Uのバーチャルコンソール向けに配信された「パロディウス」では、プレイヤーが操作するキャラクターをタコ、ペンギン、ゴエモン、ポポロン、ビックバイパーの5種類から選べるつくりではあったものの、サブタイトルが「タコは地球を救う」だったこともあり、明らかにタコが主人公でした。
バーチャルコンソールで配信されたタイトルということは、その起源はずっと過去にあるわけで、そこから25年ほどさかのぼった1988年、MSX向けに発売されたタイトルが「パロディウス」でした。「パロディウス」シリーズをざっくり説明すると、「グラディウス」のシステムや「ツインビー」のベルなど、いろいろなパロディがこれでもかと詰め込まれた横スクロールシューティングゲーム。
1988年にMSX向けに「パロディウス」が発売されると、1990年にアーケード向けに「パロディウスだ! 神話からお笑いへ」が発表され、1990年にファミコン版「パロディウスだ!」、1991年にゲームボーイ版「パロディウスだ!」、1992年にPCエンジンとスーパーファミコン向けに「パロディウスだ! 神話からお笑いへ」が移植され、昭和から平成にかけて、一気にタコの時代が到来しました。
その後も、1994年にスーパーファミコン版「極上パロディウス」とPlayStation版「極上パロディウスだ! DELUXE PACK」、1995年にセガサターン版「極上パロディウスだ! DELUXE PACK」とスーパーファミコン版「実況おしゃべりパロディウス」、1996年にセガサターンとPlayStation向けに「セクシーパロディウス」と「実況おしゃべりパロディウス フォーエバー・ウィズ・ミー」が発売されて、タコは破竹の勢いを見せるのでした。
2007年のPSP向け「パロディウスポータブル」発売以降は、タコの活躍をあまり聞かなくなったような気がしますが、実際には1997年にPlayStation向けに発売された「パロウォーズ」の時点でタコの存在感が薄まっていたような気がしないこともありません。
ともかく、かつてはゲーム界隈で大活躍していたタコの復権を期待したい今日この頃ですが、そんな折にGamer編集部からPS5版「Darwin's Paradox!」のコードが届いたため、これはきっと運命ということなのでしょう。早速、10時間プレイに入ることにしました。

蛍光の傾向掴んで二時間経過
「Darwin's Paradox!」は、謎の工業地帯に閉じ込められたタコのダーウィンが冒険をするアクションアドベンチャーゲーム。ゲームを起動すると画面の真ん中にタコが登場するも、見慣れたビジュアルとはちょっと違い、青い体をしていました。
海から飛び出すタコの姿はちょっと不思議ですが、海の中には恐ろしい魚たちが顔をのぞかせ、空にはまるでダーウィンを狙っているかのような鳥の姿に加えて、それ以上に不思議なのは、どう見てもUFOにしか見えない未確認な飛行をするヤツら。ビックバイパーもロードブリティッシュもいないけど、個性の強い奴らに囲まれながらいざ冒険へと進みましょう。
ボタンを押すと、今度は海の中で、実際のゲームで操作するであろうダーウィンがパフォーマンスをしてくれますが、このまま見続けるわけにはいかないので、いざスタート。

オープニングでは、レトロ風の演出でタコの賢さが紹介されたかと思えば、

実は「UFOOD」のタコを使った食品の宣伝。

そして、ダーウィンが現れます。

続いて、もう一匹、今度は赤いタコが登場。

きれいな海の中を気持ちよく泳ぐことができます。というか、赤いタコはどこ?

赤いタコについていくと、まずはダッシュ、

続いて、樽をつかんでの移動、

壁に貼り付いて移動、

カモフラージュして敵からの回避、

墨を撃って、墨に隠れて移動、

といった感じで一通りの操作を学ぶと、UFOにさらわれてしまいます。

さて、本格的なスタートです。

というか、いきなりとんでもないことが、

起こったようで、

予想外のところからスタート。

つい先ほど、いろいろな操作方法を学んだはずですが、すべてはリセットされて、ただ移動とジャンプだけの操作に逆戻り。

赤いタコと離れ離れになってしまい、どうやらゴミ捨て場に捨てられてしまったようですが、元の海に戻るにしても、赤いタコに再会するにしても、ともかくここから離れなくてはなりません。

高くて移動できなくても、

足場を持ってくれば先に進めます。

足場が安定しないときには

足場を固定すれば先に進めます。

暗闇では蛍光塗料で体を光らせながら移動するも、

蛍光塗料が切れてしまうとネズミにやられてしまいます。

そして、赤いタコに教わった壁に貼り付いて登れることを思い出します。どうやら、冒頭のチュートリアルで学んだ操作は、少しずつ思い出していくようですね。

蛍光塗料がついていると、明るいし、ネズミにやられないけど、壁を上れません。

水の中に入ると蛍光塗料が取れてしまうけど、壁を上れるようになりました。

しかし、この先は暗いし、ネズミがいるので、蛍光塗料が必要だけど、水に入らないと進めないわけで……

などと試行錯誤しながら、今度は長く触れていると全身が燃えてしまう赤いパイプを伝って先に進み、

つぶされないように気を付けながらベルトコンベアを進んだり、

レバーでピストン運動を止めたりと、

命がけの冒険が続きます。

そして、怪しいボタンを押して、

外に脱出し、

鳥に襲われないように気を付けながら逃げまくり、

トラックに乗って無事脱出すると2時間が経過していました。

掴んだり隠れたりと四時間半経過
脱出したかと思えば、単に工場の別の地区に移動しただけでした。このままでは見つかってしまいます。

と思った瞬間、赤いタコに教わったカモフラージュを思い出しました。

不注意に明るいところを歩き回ると、

即見つかってしまいました。

しかし事前にカモフラージュしておけば、気づかれません。

「メタルギア」シリーズのスネークの気分を味わえました。

そして、車が往来する通りで、「フロッガー」体験。

地下に潜り、

再び水中へ。

監視システムが作動していて、先に進めません。

こんな時は樽に隠れて先に進みます。

監視システムに囲まれて大ピンチになると、

赤いタコに教わった、墨を撃つギミックを思い出しました。

これで、樽がなくても、監視システムは怖くありません。

あれっ? これはあのUFO??

外に脱出すると、鳥に襲われ、

どうにか車の下に逃げると、

今度は荷物を使って、ステルス行動。

見つかると、蹴って戻されます。

オーバーオールと髭をイメージしつつ、転がる樽を飛び越えて、

見つからないように室内を突き進み、

この人たちはどんだけトイレに入るのか……

エレベーターに翻弄され、

ロープウェイに振り回され、

何度も箱詰めでつぶされながらも、

試行錯誤で突破したと思ったら、掴まってしまい、

吊るされ、

切り刻まれそうになり、

タルトにされるも、

風船になって建物から大脱出。

またも、建物が崩壊する中で、逃げまくり、

燃え盛る海から海底を目指し、

さらに底へと向かうと4時間半になっていました。

だるまさんが転んで五時間半経過
ソナーで外敵を認知する潜水艦が登場。

ソナーからは海底のキノコに入ると逃れることができるけど、

キノコの中に長くいると爆発してしまいます。感覚的には、泳ぎながら心の中で「だるまさんがころんだ」とつぶやき、つぶやきが終わると同時にキノコに飛び込んでいると、なんとなくうまくいきました。

さらに深淵へ。

機雷に近づくと爆発するので、

エレベーターの明かりをヒントに機雷を避けて突き進みます。

そして、チョウチンアンコウから逃げまくり、

イライラ棒気分の仕掛けを切り抜けると、五時間半になっていました。

ひたすら逃げ回り十時間経過
逃げているのか、突き進んでいるのかよくわからない状況下、気付いたらロボットになってしまいました。

慣性があり、ちょっと操作にクセがあり、苦戦します。

人に会っても、挨拶さえすれば不審がられないから不思議です。

カンフーのトレーニングをしている人達の後ろを通り抜けます。

こちらに振り向いたときに見つかってしまうので、カモフラージュが大事です。向こうを向いたら、心の中で「イー・アル・カンフー」とつぶやいてからカモフラージュすると、なんとなくうまく切り抜けられました。

続いて、ここはSASUKEか「サーカスチャーリー」か。

掴まってしまうも、

相方の赤いタコを発見し、

交互に操作をしながら、迷路を切り抜け、

その後も、大ピンチを切り抜けた結果、約八時間半でクリア。

さらに、スキンを変えて、エクストラ要素の収集など、やり込み要素を実践していたら、十時間が経過しました。

そして、まとまらないまとめ
序盤のチュートリアルが終わった後、本編に入ったところで全ての操作がなしになったところは驚いたのですが、その後、少しずつやれる内容が増えていき、それに伴って、それぞれのギミックを把握していないとクリアできないような作りになっているところは、本当にきれいな表現だと感心しました。

最初に基本的な構造を見せて、

続いて、応用編になり、

更に試行錯誤をするような内容になっているのです。

それぞれのギミックが、タコの動きとして成立しているからいいんですね。

本物のタコの生態はわからないけど、ゲームをプレイしている感覚的にはビジュアル表現がリアルで、やられた時の表現で何が起きているかわかるので、一つ一つの失敗からしっかりと学べて、納得して次に進めるのもよかったです。

文章やスクリーンショットでは伝わらないのが残念ですが、移動している時や行動している時に、ダーウィンの足と地面がすれる音や、水中を移動している時の音など、音全般が気持ちいいのです。

言い方は悪いかもしれませんが、ダーウィンがやられる姿が残酷であっても、ビジュアル的にも音的にも気持ちがよいので、試行錯誤に罪悪感はあまりないんですよね。

後半に進むと、アクション的な難易度が上がり、ひたすら逃げ回るようなシチュエーションが増えるのですが、繰り返しているうちに不思議と感覚がつかめるようになり、クリアできました。程よい難易度なのだと思います。

わからなくても、それなりにヘルプがあるので、何とかなるかと。

クリア後も、エクストラに収集要素があり、チャプター選択でどのチャプターでまだ発見できていないか確認できるので、効率よく攻略ができ、PS5版ならばトロフィー要素のコンプも目指せて、まだまだやり込めそうです。

令和の時代に登場した新しいタコゲーは、プレイしていて気持ちがよく、クリアしてさらに気持ちがよくなるゲームでした。エンディング後のダーウィンの動向が気になるので、続編の登場をお待ちしています。

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