バンダイナムコゲームスは、発売予定のPS3用ソフト「テイルズ オブ エクシリア2」において、本作のプロローグやキャラクター、「XDR-LMBS(クロスダブルレイド リニアモーションバトルシステム)」などのゲームシステムに関する情報を公開した。
本作は、昨年発売された「テイルズ オブ エクシリア」の続編として、6月2日開催の「テイルズ オブ フェスティバル 2012」で発表された「テイルズ オブ」シリーズ最新作。「エクシリア」の1年後の世界を舞台に、主人公ルドガー・ウィル・クルスニクたちが織り成す物語が描かれる。
今回は、本作のプロローグおよび主人公「ルドガー」やヒロイン「エル」、前作を踏襲しつつもさらに遊びの幅が広がった「XDR-LMBS (クロスダブルレイド リニアモーションバトルシステム」などのゲームシステムについて紹介していこう。
世界を二つに分けていた断界殻(シェル)の開放により、
リーゼ・マクシアとエレンピオスがひとつとなって、約一年。
二千年間の断絶から解き放たれた両世界は、融和への動きを見せているものの、
様々な対立の火種は燻ったままである。
近年急成長を遂げている大企業、クランスピア社の巨大な本社ビルがそびえる、
エレンピオスの都市トリグラフ。
そこに住む平凡な青年、ルドガー・ウィル・クルスニク――
彼の元から、この物語は始まる。
黒匣(ジン)という機械文化が栄える、先進的な技術を持った国家。精霊が減少し、自然が枯渇しつつあったが、断界殻(シェル)の開放によりマナがエレンピオスにも満たされ、一時的に衰退の危機は食い止められている。
精霊術によって文明が支えられている、自然豊かな国家。かつてはラ・シュガルとア・ジュールに二分されていたが、現在はガイアス王によって統一されている。エレンピオスとの国力の差は大きく、外交面では苦労している。
通称クラン社。エレンピオス有数の大企業で、様々な分野でトップシェアを誇る。断界殻(シェル)が存在した頃は、異界炉計画の推進派だったが、断界殻開放後は一転、リーゼ・マクシアとの融和を進める穏健派の現政府を支持している。
人間と精霊と自然、すべてを支えている根源エネルギー
かつてリーゼ・マクシアとエレンピオスを隔てていたマナの壁。一年前に、ジュード、ミラたちが開放し消滅。開放された膨大なマナは、人間に源霊匣普及まで黒匣を使用する猶予を与えている。
マナの塊である精霊を消費して、術を発動させるエレンピオスの機械装置。現在は一時的にエレンピオスにもマナが満たされているため、使用しても精霊が死ぬことは無い。
黒匣にリーゼ・マクシアの技術を加えて開発された、次世代のシステム。黒匣とは異なり、精霊を殺さずに術を発動させることができるが、未だ実用化には至っていない。
性別:男性
年齢:20歳
身長:170cm
戦闘タイプ:銃剣槌士
武器:双剣、ハンマー、双銃
CV:近藤 隆
エレンピオスの都市トリグラフで、兄と一緒に生活しているごく普通の青年。兄の仕事が忙しいため、愛猫ルルの世話を含め、家事のほとんどはルドガーが請け負っている。
どんなものを作っても、兄が美味いと言ってたくさん食べてくれるため、気づけば相当数の品数を作れるようになっており、料理の腕前はかなりのもの。
憧れの大企業クランスピア社への就職に失敗し、 苦労の末、トリグラフ駅食堂への就職が決まった。出勤初日、駅へと向かった矢先に見知らぬ少女エルと共に事件に巻き込まれ、多額の借金と、世界の命運を背負うことになってしまう。
「だから、カナンの地なの!パパを助けてってお願いしないと!」
性別:女性
年齢:8歳
身長:130cm
CV:伊瀬 茉莉也
しっかり者で口が減らない、活発な少女。父親の言いつけを守り、願いを叶えてくれるという伝説の「カナンの地」を目指す一人旅をしていたが、偶然ルドガーと出会い、共に「カナンの地」へ行くという約束を交わすことになる。
本来は甘えん坊で、人見知りをする性格だが、父親を助けるために自分が頑張らなくてはと気を張っている。大人ぶって背伸びをしようとするものの、トマトだけはどうにも苦手。
父親から譲り受けたという懐中時計を、とても大切にしている。
性別:オス
年齢:3歳
CV:?
ルドガーが飼っている、ちょっと太めな猫。ルドガーの出勤初日、偶然出会ったエルに見初められ、成り行きで旅に同行することになった。人見知りしない性格で、普段はエルと一緒にいることが多いが、特別懐いているというわけではなく気が向いたからエルに付き合っているといった雰囲気がある。ご近所のネコたちのボス的存在らしい。
今作では、前作「テイルズ オブ エクシリア」の戦闘を踏襲しつつ、新たな主人公ルドガーは全く新しいスタイルで戦うぞ。また、前作にも登場した「共鳴」は、もちろん本作でも引き続き使用可能。新しい共鳴術技も登場するかも?
TOX2の戦闘でも、前作同様上記2つの値を消費することで攻撃を行う。ACが続く限り、自由に通常攻撃、術、技を繋げることができるため、ACの値分、術技を連続して繋げることも可能だ(その分大量のTPを消費)。また、マップ移動中は、TPを消費して回復系の術などを使用することができる。
攻撃をする際にのみ消費される値で、通常攻撃や術技など、どんな攻撃でも消費するのは各「1」。移動や防御行動では消費されない。攻撃後、自動で回復する。
術や技を使用したときに消費される値で、各術技によって消費量は異なる。自動では回復しないが、アイテムや、戦闘中のいろいろな行動で回復できる。
本作では、各キャラクターがそれぞれ特別な戦闘能力を有している。ここでは、主人公・ルドガーの特性「ウェポンシフト」を紹介しよう。
ルドガーは、「双剣」「ハンマー」「双銃」の3つの武器を同時に装備し、戦闘中瞬時に切り替えて戦うことができる。L1+R1ボタンを押すことで、次々に武器を持ち変えることができ(L1+R2で逆順切り替えも可能)、それぞれの武器により、使える技は全て異なる。戦況にあわせ、素早く武器を持ち変えることで、どんな状況にも対処が可能だ。
2本の剣を逆手に構え、敵に接近して戦うスタイル。隙が少ないため扱いやすく、連撃を得意とする。リーチは短いが、斬り込み・身のこなしの素早さから、敵の懐に飛び込み一気に攻めることができる。
柄の長いハンマーを両手で構え、振り回して戦うスタイル。大振りになるためスピード感には若干欠けるが、リーチの長さ、一帯を巻き込む攻撃範囲の広さが特徴だ。
二丁拳銃を構え、距離をとって戦うスタイル。一発一発のダメージは大きくないが、安全な距離を取って攻撃・サポートを行うことができる。また、移動しながらの射撃も可能だが、双銃を構えている間は移動速度が低下する。
ルドガーの最大の特徴は、全ての行動・言動をプレイヤーが選択肢によって選ぶという点だ。ルドガーの考え=プレイヤーの考えであり、プレイヤーはルドガーと一体となってゲームを進めることができる。ゲーム中では頻繁にこの選択肢が表示され、プレイヤーはL1ボタンかR1ボタンで決断しなければならない。
通常、どちらの選択肢を選ぶかはじっくり考えることができるが、中には制限時間があるものもあり、その場合には中央に時計が表示され、残り時間がカウントされる。時間内に決断できなかった場合、強制的にどちらかが選択されるのだ。
基本的にはその場のルドガーの言動をプレイヤーが選ぶものであるため、選択肢によって物語そのものが、たくさんの枝分かれの分岐をするということはない。しかし、中には重大な局面を左右する決断を迫られる場合もあるぞ。
テーマソングは、前作「テイルズ オブ エクシリア」に引き続き、海外でも幅広く活躍する人気アーティストの浜崎あゆみさんが担当。「テイルズ オブ エクシリア2」のためだけに新たに書き下ろしていただいた楽曲を、彼女自ら手掛けた詞が描く世界観と、一度聴いただけで耳に残る歌声となり、聴くものを「テイルズ オブ エクシリア2」の壮大で深みのある世界へと誘いこむ。
1978年福岡県生まれ。1998年4月8日、シングル「poker face」でデビュー。1999年1月1日発売の1stアルバム「A Song for ××」でミリオンセールスを記録、歌姫としての階段を駆け上がる。2001~2003年には前人未到の3年連続日本レコード大賞を受賞し、大記録と共に頂点に君臨。
2010年9月29日に発売した自身50枚目のシングル「L」で女性アーティストとして前人未到の25作連続首位という記録を樹立。日本だけにとどまらず、アジアのエンタテインメント界を代表するトップ・アーティストとして、その輝かしい経歴は今も続いている。
また、「テイルズ オブ」シリーズおなじみのアニメーションムービーは、前作「テイルズ オブ エクシリア」においてハイクオリティなアニメーションが話題を呼んだufotableが本作でも担当。
浜崎あゆみさんのテーマソングにのせたオープニングムービーや劇中でのアニメーションムービー、おなじみの「チャット」のイラストなど、現在鋭意制作進行中ということで、続報に期待しよう。