セガは3月15日、東京テレビセンターにおいて「せがた三四郎劇場feat.藤岡弘、&セガサウンドユニット[H.]~真面目に遊ばぬ奴らに喝!~」イベントを開催した。
このイベントはセガサウンドユニット
(エイチ)によるライブパフォーマンスと、「せがた三四郎」こと藤岡弘、さんによるトークライブの二部構成で行なわれた。大盛り上がりだった本イベントのレポートをお送りしよう。
第一部は「デイトナUSA」から始まり、「愛が足りないぜ!」の大合唱まで、一気に駆け抜けていった
ライブ
まずは
のライブでお馴染みのセガ広報担当の西村ケンサクさんが登場し、観客を煽っていく。西村さんが「セガサターン?」と問いかけると「しろ!」と完璧なリアクションを返すなど、観客もノリノリだ。
そしてその盛り上がりのまま
が登場、Vo,Baの光吉猛修さんが「ワントゥ、エイチ! ワントゥ、エイチ!」とさらにに会場を煽っていき、会場もその声に応えていく。
そして「みんなも一緒に歌おうぜ!」という光吉さんの声から始まったライブ1曲目は「デイトナァー!」という透き通るシャウトでお馴染みの「Let’s Go Away 2004(デイトナUSA)」で、観客も光吉さんに応える様に大合唱。原曲にはないオリジナルの合いの手も飛び出した。
2曲目は光吉さんがマイクからベースに持ち替え、「The Battle for the Dream(龍が如く5)」。この曲は「龍が如く5」のインストール中に流れているインスト曲で、会場は一気にグッと引き締まった雰囲気に。実はこの曲はKey,Tpの福山光晴さんの作曲ということで、今回のライブで演奏されたのだという。KeyのHiro師匠によると「最初はライブ向きの曲じゃないと思っていたんですが、練習、リハーサルと重ねていくうちに盛り上がってきたよね」と話していた。
そして3曲目は、また少し懐かしい曲に戻って「In The Blue Sky(電脳戦記バーチャロン)」、こちらもボーカル無しのインスト曲だが、観客は手拍子で応える。

その後、ゲストボーカルとして声優の能登有沙さんが登場し、「ネコ日和。(maimai)」を披露。熱く盛り上がっていた会場の空気を、キュートなダンスで一気に可愛らしい雰囲気に変えた。
第1部ラストを飾る5曲目は、アニメ「バーチャファイター」のオープニングソングを光吉さん、能登さんのダブルボーカルで披露。サビの「愛が足りないぜ!」の部分では、観客からも大合唱が起きた。
せがた三四郎CMの制作秘話も飛び出した。藤岡弘、さんと、CMを手がけた安藤宏治 さんのトークライブ
「せがた三四郎」は、俳優の藤岡弘、さんが演じたセガのCMキャラクター。「セガサターン、シロ!」という決め台詞でお馴染みで、インパクトの強いCMだったので印象に残っている読者も多いだろう。CM中、せがた三四郎は火の中に飛び込み、ゾンビと戦い、最後はセガを守るため宇宙に飛んでいったのだ。
藤岡弘、さんは「『せがた三四郎』こと藤岡弘、復活。みんな宇宙から呼び戻してくれてありがとう。今日はみんなと会えて嬉しい、大いに楽しもう」と会場からの歓声に応えて登場した。
このCMを手がけた博報堂のクリエティブディレクター安藤宏治さんは、「セガサターンのCMを手がけるにあたって、1つの大きな広告フレームを作って見せていこうという狙いがありました。そこから生まれたのが『せがた三四郎』というキャラクターです。このキャラクターを誰に演じてもらうかと考えた時、藤岡さんにお願いしようと思いました」と誕生について語った。ほぼ直感的に選ばれた「せがた三四郎」という役について、藤岡さんは「ピーンときて、感じるものがあったんだよね」と、それに応えるような心情だったと話す。
せがた三四郎シリーズのCMは、1年足らずで19本作ったとのことで、安藤さんによると「当時としては考えられないほどのハイペースでした」と振り返る。「CM作成などはよく産みの苦しみがあると言われるんですが、このシリーズに関しては、せがた三四郎が生きているキャラクターみたいになっていて、勝手に絵コンテの中で動き出すというか、命が吹き込まれていたんですよね」と話し、藤岡さんも「せがた三四郎の魂が僕の中にスーっと入ってきたんだよね」と、共通して感じるものがあったそうだ。
その様にして生まれたせがた三四郎シリーズのCMだったが、安藤さんは「命が吹き込まれているせいで、いくつか無茶なCMもあったんですよね……(笑)」と話し、会場からも「ああ、あれか」という声が聞こえてきた。
藤岡さんは「今日は何をするんだろうか。どんなストーリーなのか、どんな小道具が出てくるのか、現場行かないとわからないので楽しみだったんですよね」と笑いながら話し、事前の情報がまったくないままCM撮影に挑んでいたという新しい事実が明らかになり「中には思わず『えっ!?』と言ってしまう撮影もあって、『氷の上走るの?』とか『炎の中に飛び込むの?』とか色々あったよね」と、当時を懐かしむように撮影を振り返った。
「少年野球編」と「クラブ編」というCMから始まったのだが、「実は『師弟愛』というテーマでCMを作ろうとしたんです」と隠されたテーマが明らかに。「少年野球編もクラブ編も、だらだらとした感じで遊びにいく少年や青年たちを『せがた三四郎』がビシっとさせる。そんな遊びの師匠、真剣に遊ぶ象徴として描きたかったんです」という。
藤岡さんもこのテーマについて「愛こそ全て。祖国愛、家族愛、郷土愛。こういう素晴らしいキズナ、連帯感。そして何事も真剣に、愛と夢と勇気を持って、逃げない負けない屈しない諦めない、不撓不屈の精神。日本の民族力、人間力、精神力、そんなメッセージが『せがた三四郎』にはあった」とたたみかけるように話し、「今この力が日本には求められている。だから今こそ『せがた三四郎』の復活を願いたいねぇ」と、せがた三四郎復活への思いも話した。
しかし安藤さんによると「それを体現するために修行編というのが生まれたんですが、ちょっと無理をさせすぎたな……(笑)」と、当時のCMを見ながら振り返る。
修行編では巨大なセガサターンを背負って修行に励んだせがた三四郎だったが、安藤さんによると「あの巨大なセガサターンは体感で80kg位ありましたね」と驚きの発言が飛び出す。さらに藤岡さんは「裸足で、しかも砂利道の上だったからさ、足の裏にズシンズシンと刺さってくるんだよね」と笑いながら振り返る。しかもこのシーンは4、5回撮影したそうで、安藤さんは「今日は藤岡さんに謝らないといけないなと思って来ました、ごめんなさい(笑)」と話すが、藤岡さんは「いやー、楽しかったよ。こういうのが毎回なんだよね(笑)」と怒るどころか楽しんでいたそうだ。
ほかにもコントローラーを正拳突きするシーンがあるのだが、撮影後に確認するとボタンが破損していた上、なんと血もついていたそうだ。藤岡さんは「壊してもいいって言われたから本気でやったんだけどね、手が傷だらけになっちゃってね、2週間くらい指の皮が剥けちゃったのが治らなくてさ(笑)」と、またも笑いながら壮絶な撮影を振り返り「本当に『真剣遊戯』という言葉がピッタリだよね」と話す。
安藤さんは瓦を頭で叩き割る「瓦割り編」を振り返り、「実は特撮じゃなくて本当に藤岡さんが頭で割ったんです。もちろん細工して割れる工夫はしていたんですが、スタッフがやっても1枚しか割れなかったんです。そうこうしてスタッフが試行錯誤していると、藤岡さんが後ろからやってきて、『まー、やってみましょう』と(笑)」。この撮影も難航したそうで、1回目では13枚位で最後までいかず、2回目は全て割れたが時間がかかって15秒の尺に収まらず、3回目でやっと成功したという。「この時は監督のカットの指示より先にスタッフの拍手が起きました」と振り返っていた。
実は「ゾンビ編」には撮影スタッフもゾンビに扮して撮影に参加したそうで、「現場の気温が氷点下くらいのところで、何もしなくても体がぷるぷる震えるんです。ゾンビらしい自然な演技になっていたと思います」と意外な裏話も飛び出した。
また、燃え盛る炎の中で人命救助を行なう「炎の救出編」、アイスリンクの上を裸足で走り抜ける「道場対決編」の撮影を振り返り「燃えてる小屋の中に入った時は眉毛の部分が燃えちゃってねぇ(笑)。そんなの関係ないけど芝居するしかないんだよね」と、またしても笑いながら話す藤岡さんから、驚きの発言が飛び出した。その撮影の後、午前3時から「道場対決編」の撮影を行ったそうで「生まれて初めて裸足で氷の上を走ったんだけどさ、一度経験してみるといいよ、走れるもんじゃないから(笑)」という発言で会場からは大きな笑いが聞こえてきた。
安藤さんから「これは正直無茶だったというCMはどれでしたか?」と尋ねられた藤岡さんは、「僕はきついことや、プレッシャーがかかるほど燃えてくるんだよね。だからCMの撮影も良い思い出で、嫌だったことはない。チャレンジがないと僕はダメだね、生命の炎が消えていく」と、まさに「せがた三四郎」を体現するように話す。安藤さんは「普通だと昔作ったCMのキャラクターが復活するイベントって考えられないんですが、藤岡さんが演じてくださったこと、そこに込められた生き様、メッセージが愛されたのかな、と思います。改めて感謝を申し上げます」と話した。
トークの最後には、CMの中でも特にインパクトがあったも最終回「ロケット編」についても触れられた。安藤さんはドリームキャストが発売されるという話を聞いていたそうで、「せがた三四郎への感謝と尊敬の思いを凝縮して、最後にけじめを付けて最終回を作りたいと思っていたんですが、思いを込めすぎて通常のCMが15秒のところ60秒になってしまって……(笑)」とこぼれ話を披露した。また「せがた三四郎に1番思い入れがある人間が演じたほうが良いだろう」と監督に言われ、このCMにも安藤さんが出演していたそうだ。
藤岡さんは、CMへの思い入れが強かった分、高いところから飛び降りるシーンでは「コレが最後か……」と、感じるものがあったそうだ。安藤さんも「藤岡さんがロケットにまたがって『セガサターン、シロ!』というシーンでは、藤岡さんが涙ぐんでいて、スタッフみんながもらい泣きしました」と懐かしんでいた。
今回のイベントについて、藤岡さんは「いやー、嬉しいねぇ。また見られるとは思ってもみなかったし、こうやって多くの人がせがた三四郎を思い出してくれて、これだけたくさんの人がイベントに集まってくれて。みんなの心のなかにせがた三四郎が残っててくれたんだなって、本当に嬉しく思う。こういう仕事をして良かったです。本当に感謝、ありがとう」と心から嬉しそうに話していたのが印象的だった。
「せがた三四郎」と言えば当然セガサターンの曲をやらざるを得ない。
のセガサターンメドレーに、「せがた三四郎」がサプライズ登場
藤岡さんが舞台から降りた後は、再度
のメンバーが登場。光吉さんは「我々もサターンにちなんだ曲をやらずにいられません。今回のためにセガサターンタイトルのメドレーを用意して来ました!」と話し、ここから「セガサターンヒットメドレー」がスタートした。
1曲目は「Burning Hearts 炎のANGEL(バーニングレンジャー)」からスタート、イントロから観客は燃え上がるようなテンションに。もちろんサビでは「バーニングレンジャーズ!」の大合唱。そこから光吉さんのボーカルが光る「Conquista Ciela(電脳戦機バーチャロン)」、「未来へと続く空(ビクトリーゴール)」へと続く。
ここで能登さんがポップな歌声で、「ネーネーどうして?(ファンタジーゾーン)」を披露。ここで雰囲気は一転し、幻想的な名曲「DREAMS DREAMS(NiGHTS)」へ。先ほどまで熱く盛り上がっていた会場はしっとりした雰囲気に。
そして最後は当然この曲「セガサターン、シロ!(ショートver.)(せがた三四郎真剣遊戯)」。光吉さんが「手を振れ!」と煽り、観客は拳を振り上げ「せーがーたー三四郎、せーがーたー三四郎」という大合唱でイベントは幕を閉じる……と思いきや、「会場のみんな、全国の子供、若者たちよ、未来を信じ、愛と夢と希望を持って生きろ! 生きて生きて生き抜け! いいか、己を信じ夢と希望を失うなよ! さあ未来を信じて、己を信じて、愛と夢を忘れるな! せがた三四郎復活だ!」というメッセージと共に、藤岡さん演じる「せがた三四郎」が登場。
せがた三四郎からの「最後にみんなも一緒に歌おう!」という声と共に演奏が始まり、出演者はもちろん、会場も一体となって「セガサターン、シロ!(藤岡弘ver.)(せがた三四郎真剣遊戯)」を大合唱。
曲が終わると「今日は本当に楽しかった、嬉しかった、ありがとう!」と颯爽と去っていくせがた三四郎に、惜しみない拍手が送られた。
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ライブ終了後に のサイン会が行なわれた。観客は会場で購入した思い思いのグッズを手に長い行列を作っていた。
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| 物販コーナーではライブグッズが販売されていた。会場に行く事ができなかった人も「セガストア」で購入できるとのこと。 一部商品は数が限られているそうなので、欲しいアイテムは早めにゲットしておこう。 |
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| ライブTシャツ「せがた三四郎」 | |
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| ライブTシャツ「バーニングレンジャー」 | |
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ライブTシャツ「 」
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