ブシロードは本日11月6日、東京・秋葉原UDXシアターにて「ブシロード7周年記念7大プロジェクト発表会」を開催し、トレーディングカードゲーム(TCG)の展開や「ブシモ」の新タイトル情報などを公開した。

目次
  1. 「ファイブクロス」
  2. ブシモの新作「しろくろJOKER(ジョーカー)」
  3. 「ヴァイスシュヴァルツ」
  4. 「バディファイト」
  5. 海外展開
  6. 「熱風海陸ブシロード」
  7. イベント展開

本発表会では、同社が展開するプロジェクトのうち大きく7つの要素についての情報公開が行われた。ここではそのうち、TCG「ヴァイスシュヴァルツ」のうち2014年に発売予定のタイトル、11月8日にカードの発売とスマートフォン/PC上でのサービスが開始となる「ファイブクロス」など、TCGやゲームに関する内容を中心に紹介する。

発表会登壇者とゲスト陣
(前列左から)KENNさん、藩めぐみさん、木谷高明氏、三森すずこさん、徳井青空さん。
(後列左から)田中謙介氏、菅林直樹氏、棚橋弘至選手、佐々木未来さん、森嶋秀太さん。

「ファイブクロス」

「ファイブクロス」は、これまで同社が展開してきた現物でのカードに加え、スマートフォンとPC向けのアプリも展開されるハイブリッドTCG。店頭などで購入したカードには二次元コードが記載されており、それを取り込んでオンラインに登録すると、登録したカードを使ってアプリ上でオンライン対戦ができるというもの。

第1弾ブースターパックの発売とアプリのサービス提供が2013年11月8日より同時に開始となる。ブースターパック第1弾は「IS<インフィニット・ストラトス>」「ファンタジスタドール」のラインナップが用意されているほか、初回製造分は特製パッケージとして、カード保管用のボックス仕様となっている。パックを購入せずともプレイできる、無料のデジタルカードも用意されている。

スペシャルカードはメインキャストのサイン入りとなっているようで、徳井さんと三森さんが現物を持ってアピール(左)。
初回製造分のパッケージも、見たところしっかりした作りのようだ(右)。

オンラインで全国のプレイヤーとすぐに対戦できるのが特徴ではあるが、これまでのTCGと同様、ショップ大会も開催されることが決定。景品として、最初の大会では「IS<インフィニット・ストラトス>」のシャルロット・デュノアと、「ファンタジスタドール」の鵜野うずめのPRカードが用意される予定だ。

そのほか、11月18日23時30分からは、ニコニコ生放送にて「ファイブクロス」の紹介番組が配信となる。この番組はTVアニメ「IS<インフィニット・ストラトス>2」の6話上映会番組のすぐ後に配信となる。

ブシモの新作「しろくろJOKER(ジョーカー)」

ブシロードが展開するスマートフォン向けのゲーム&コミュニティプラットフォーム「ブシモ」にて、iOS/Android向け新タイトル「しろくろJOKER」が2014年春に配信予定であることが明かされた。本作はプレイヤーがお殿様もしくはお姫様となり、城下町を作っていくシミュレーションゲーム。

自分の領地に畑を作り、そこでできた穀物でお金を稼ぎ新しい建物を…といった育成要素があるだけでなく、全国の有名な建物をモチーフにしたものが登場するという。さらに位置情報にも対応しており、全国の名所に住んでいる人や、その人とフレンドになった人だけが入手できるものがあるなど、コミュニケーションが広がる要素が搭載されている。

ちなみに本作のタイトル名には、「しろ」は城、「くろ」はクロニクル、「JOKER(ジョーカー)」には城下町や切り札など、シャレが利いたものを含めてさまざまな意味が込められているとのこと。

「ヴァイスシュヴァルツ」

TCG「ヴァイスシュヴァルツ」の発表は、2014年に発売される商品の参戦タイトル情報が中心。まずは「ログ・ホライズン」「ラブライブ!」「キルラキル」の3タイトルが発表されたが、このうち「ラブライブ!」は、ブシモで配信されている「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」をテーマにした内容になっているという。

海外展開を視野に入れたタイトルとして、「ソードアート・オンライン」「初音ミク Project DIVA F 2nd」「エンジェルビーツ」が日本語版、英語版同時発売されることも決定。「ソードアート・オンライン」はVol.2、「初音ミク Project DIVA」は「F 2nd」と、これまでデッキを組んでいた人には嬉しい内容になりそうだ。

また「エンジェルビーツ」は新規カードの収録に加え、トレカセレクションのPRカード再録など、これまでのカードを集めた総集編のような形になるとのこと。

さらに続けて、週刊少年ジャンプで連載中の「ニセコイ」、登録者数が100万人を突破したブラウザゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」、1992年のTVアニメ化から現在も放送中の「クレヨンしんちゃん」のヴァイスシュヴァルツへの参戦が発表された。

参戦発表の際には「艦隊これくしょん」プロデューサーの田中謙介氏も登場
「ブシロードの提督たちが作ったものを見せてもらいましたが、完成が楽しみです」と心境を語った。

ここまで紹介した各タイトルは2014年の展開となるが、「艦隊これくしょん -艦これ-」はトライアルデッキが2014年2月14日、ブースターパックが2014年3月28日に発売予定、「クレヨンしんちゃん」はトライアルデッキとブースターパックが2014年4月18日同時発売予定と、日程も公開されている。

このほかにも告知として、2014年1月新発売賞品より開始予定の企画として、ブースターパックの特製布プレイマットを終了し、RとRRカードを光る仕様にすることも明かされた。プレイマットは主流が布製からレザー(革)製への移行が影響しているようだが、発表を行った田中文啓氏らは「何らかの形でまた皆さんの目に触れるようにしていきたいと考えています」と話していた。

「バディファイト」

TVアニメやコロコロコミックでの連載など、メディアミックス展開が行われるTCG「バディファイト」に関しては、TVアニメのキャストのほか、カード販売に関する発表が行われた。スタートデッキは第1弾「強ドラ」、第2弾「フォージングブラッド」が2014年1月24日に同時発売となり、初回生産分に限り500円にて販売されるとのこと。

ブースターパック第1弾はその翌週、1月31日に発売となる。2013年12月16日には「バディファイト」に関するカンファレンスが行われ、そこで商品詳細などが改めて発表される予定だ。

TVアニメ出演キャスト

未門牙王役:水野麻理絵
ドラムバンカー・ドラゴン役:大畑伸太郎
龍炎寺タスク役:斉藤壮馬
ジャックナイフ・ドラゴン役:安元洋貴
大盛爆役:森嶋秀太
宇木くぐる役:佐々木未来
虎堂ノボル役:橘田いずみ
氷竜キリ役:寺川愛美
※敬称略

海外展開

ブシロードはシンガポールに現地法人があるほか、その子会社としてアメリカにも拠点が存在する。2014年にはイギリスにもシンガポールの子会社として現地法人が設立される予定となっている。現在はアメリカでも萌えコンテンツを好むユーザーがいるようで、海外におけるTCGの売上も増えているという。それらを踏まえ、今後の展開や2017年7月期の目標などが語られた。

「熱風海陸ブシロード」

ブシロードの社名にも由来しているTV「熱風海陸ブシロード」が、2013年12月31日19時から3時間スペシャルとして放送されることが発表となった。アニメ本編は約90分だが、番組枠は3時間、本編放送中はなるべくCMを入れず、少しでも作品に入り込んでもらえるよう構成しているとのこと。また、キャストに関する新情報として、ミルキィホームズが参戦することも決定した。

会場にはメインキャラクターのアメ役・藩めぐみさん、スオウ役のKENNさんに加え、ミルキィホームズからエリ役・佐々木未来さん、ユズ役・徳井青空さん、リン役・三森すずこさんがゲストとして登場。

藩さんとKENNさんは収録前の懇親会でスタッフたちの熱い思いを聞き、それに負けないよう全力で収録に臨んだという。ミルキィーホームズの面々も、ライブでは毎回欠かさず歌っていることなどを話題に上げ、それぞれが「熱風海陸ブシロード」に対する思い入れを語っていた。

(左から)KENNさん、藩めぐみさん (左から)三森すずこさん、佐々木未来さん、徳井青空さん

イベント展開

2014年に実施されるイベント情報として、5月24日、25日の連日、横浜アリーナにてブシロード7周年記念イベントが開催されることが発表となった。イベント初日はミルキィホームズをはじめ、ライセンサーの作品に関わるアーティストたちが出演するライブイベントとなり、2日目は新日本プロレスリングによる試合が行われる。

菅林直樹氏と棚橋弘至選手
菅林直樹氏と棚橋弘至選手

新日本プロレスリングが横浜アリーナで試合を開催するには11年振りとなり、ゲストとして訪れていた棚橋弘至選手は「11年かけて力を付けてきたので、横浜アリーナで戦える戦力があります」と、全力で試合を盛り上げると意気込みを述べた。

続けて新日本プロレスリング代表取締役会長の菅林直樹氏も「来年から試合場所を大きな会場に戻していく計画をしています。この大会が、その第1弾となります」とコメント。毎年恒例の横浜大会は、そのまま続行するとのこと。

発表会の最後には、木谷氏が「ブシロードは来年の7月で7年を迎えます。そこに向けてグループ社員一同、全力を挙げて取り組んでいるプロジェクトを発表させていただきました。このほかにも真剣に取り組んでいるプロジェクトもありますので、来年はエンタメ業界にブシロードの生き様を見せていきたいと思っています」と述べ、場を締めくくった。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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