ボンヤリ眺めているだけなのに“なんて楽しい”―Xbox 360「Zoo Tycoon」教育への意識も備えた動物園経営SLGのプレイの様子を紹介

プレイレビュー
0コメント ガッキー

日本マイクロソフトが2014年3月20日に発売するXbox 360用ソフト「Zoo Tycoon(ズータイクーン)」のプレイインプレッションを紹介。


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「Zoo Tycoon」は、65種類以上にもおよぶ動物たちが登場し、来園者が楽しめるような動物園を自身の手で創り上げていく動物園経営シミュレーションゲーム。世界中の動物好きに人気を博したPC「Zoo Tycoon」シリーズの最新作だ。

本作では愛らしい動物たちに好物の食べ物をあげたり、動物たちが戯れるための遊び場を作ったりし、動物たちが大自然の中でのびのび暮らせるよう、そして来園者にはユニークさたっぷりの動物園での一時を楽しんでもらえるよう、さまざまな施設の建設・管理を行っていく。

プレイ中は動物についての知識、生き物を世話する観念、動物園をどのように経営していくかを考えていく必要があるものの、SLGジャンルの難点となる数値の問題解決の糸口が直観的に分かり易い数値・アイコンで簡易化されている。そのため、自由度の高さから生まれる多めの選択・項目も“こういう風にしたい”という気持ち1つで、自然と満足いく動物園を運営していくことが可能だ。

質感たっぷりの可愛らしい動物を思いのまま眺めたいという人も、数値を高めていくやり込みプレイを目的にしている人も、さらには親子で一緒にプレイすることでの“教育的な側面”も担えるタイトルに仕上がっているので、今回はそんな本作の魅力を余すところなく紹介していくぞ。

初プレイには絶対オススメの「チュートリアル」!

「チュートリアル」はその名の通り、ゲームの流れや操作方法を知るためのモード。今作は自由度が高く、3Dのキャラクター視点(TPS)と俯瞰視点の2つで園内を管理する中で、オブジェクト一つ一つにさまざまな機能や項目が備えられているため、“どこで・どれで何ができるのか”を初見で判別するのが難しく、最初の内はシリーズプレイヤーでも操作に苦戦することと思われる。

また、各インターフェース群も分かり易く作られており、見やすい項目になってるとはいえ、“何でも出来過ぎるがゆえに何をしたらいいのか分からない”という事態にも繋がりえるので、それを防ぐためにもまずはチュートリアルを一通り修め、動物園作りをするためのプレイ方法を身に付けていくのがオススメだ。

もちろん、「オレなら大丈夫だ!任せておけ!」という強者な挑戦者もいると思うので、そういう人はスタートメニューから確認できる「動物園百科(ヘルプ集)」を確認しながら、システムへのさらなる理解を深めていくことを推奨する。動物園百科には大抵の説明が詰め込まれているので、ゲームに慣れた後でも随時利用していけるぞ。

「チュートリアル」で色々学ぶ!

まずは園内にプレイヤーが降り立つところからスタート。チュートリアルでは「操作・システムを段階的に教えてくれる」という一般的な流れが体験できるが、まず目に付くのは園内で動いてる何か、これは…ゾウだ! あまりに質感たっぷりでぷよぷよ柔らかそうなインドゾウがお目見えした! 柔らかそうであるものの、表面がザラザラしていて固そうな皮膚も見事なまでに再現されている。

なお、動物には各個体毎に名前が付けられており、レベルや満足度などに差異がある。レベルは個体としての価値だけでなく、「動物園全体の価値」にも寄与するので、“動物のマネージメントをしっかり行う”ことで来園者はより満足し、動物園の名声も高まっていくぞ。また、どの動物もプレイヤー自らがいつでも名前を変えてあげることが可能なので、さらなる愛着を持ちたい人は一匹ずつ命名してあげよう。

ここから動物園経営の物語が幕を開ける!愛らしいキツネザルからのお出迎えも。
画面はインドゾウの展示場。左下部のステータス情報を確認しながら、種別毎に満足度の高い環境を作ってあげよう。

動物を飼育することになる展示場には、エサ場や水場など3つのアイテムを設置することができる。これらのアイテムを組み合わせることで動物の飼育を賄うこともできるが、フンなどの衛生問題、エサの供給、繁殖など、快適な生活環境を整えてあげるには常に課題が差し迫ってくる。いずれもプレイヤー操作で問題を個々に処理していくことが可能だが、規模が大きくなるにつれ、手動操作だけでは辛くなってしまう。

そこで、快適な経営とサービスの提供を行うためにも「スタッフ」の力を借りることが重要となってくる。スタッフには動物の生活をサポートする「飼育員」、動物の繁殖をサポートする「ブリーダー」、園内の衛生を保ってくれる「清掃員」がおり、各職業別に対応した専用施設を設置することで雇用可能となる。いずれもそれなりのコストが発生してしまうが、上手に取り入れていくことで、管理の煩わしさを減少させることができるぞ。

まずはエサあげに初挑戦! 4種類のエサから好きそうなものを選択
エサを持っているとすっごい寄ってくる! 迫力と愛らしさが全開!
こちらはキリンの場合、口元がモッシャモッシャしている エサあげは動物の満腹度を満たすことができる
飼育員やアイテム任せもできるが、自分でやるのも一興だ

なお、本作のチュートリアルにはテーマ毎の総計10種類が用意されている。今回紹介した動物への飼育に焦点を置いたものや、操作方法の確認、経営のススメなども収録されているので、とりあえず気になったテーマをピックアップしていくだけでもゲームへの理解を深めることができるぞ。

チュートリアル終了!ここからはゲームの本分となる「動物園経営」に携わっていこう!

チュートリアルを終えたら本格的な経営に挑戦!

本作に搭載されているゲームモードは「チュートリアル モード」に加え、自由な資金・環境で箱庭造りができる「フリー モード」、さまざまな課題に挑戦していく「チャレンジ モード」、計20のシナリオに挑んでいく「キャンペーン モード」の4つだ。今回の記事では「フリー」で動物園を作っていく様子を紹介するが、「チャレンジ」や「キャンペーン」をこなしていくと希少な動物や施設などがアンロックされていくので、一通りの流れを覚えた後はぜひこちらにも挑戦していこう。

さて、早速始めた「フリー」では、全世界に用意されたさまざまな動物園の中から一つを選び、無限の資金を使って自由に動物園作りを楽しむことができる。実際のプレイの感覚を掴んだり、自分だけの至高の動物園を作り上げるなど、さまざまな用途で使用できるゲームモードだ。

なお、本作の経営状況は画面上部にある「お金(フリーなので∞表記)/★1(動物園の格付け)/来園者」の内、来園者の欄にある「矢印の上下(来場者が増えているか/減っているか)」を見るだけでも経営が上手くいっているか or いっていないかを簡単に判別することができるので、経営の指針にしておこう。

動物園の入り口となる「ゲート」では、入場料、宣伝広告、現在の経営状況、研究ツリーが確認できる。
経営状況はプラス・マイナスの2項目やグラフで分かり易く表示されるので、手軽に把握することができるぞ。

来園者数を増やすには「施設」と「動物」が重要!

本作では「施設を建てる」「動物を買い付ける」「スタッフを雇用する」など資金を使用する項目や、園内のあらゆるオブジェクトに名声値が付随しており、それらが一定値まで溜まることで「動物園の格付け(レベル)」が上昇する。格付けが上昇すると、新たな「動物」「施設」「研究」などが順次開放され、より動物園作りのバリエーションが広がっていく。格付けが上がれば有力な賞がもらえるなど、基本的にはメリット尽くしとなっているぞ。

ただし、最初の内はただ施設を拡張し、動物を配置していくだけでも格付けが上がっていくが、中盤以降は価格・レベル・同一性などを基準とした「動物の種類」「多様な施設」「園内のエンタメ・フード・衛生」などが課題となってくるため、「カバ園」だの「イグアナ園」だのと偏っていると、プレイヤーの幸福度とは裏腹に経営が上手く伸びていかなくなるので注意しておこう。もちろん、フリーで経営できる動物園の数はたくさんあるので、初めから割り切った「ナマケモノ園」などを作って堪能しても全く問題なしだ。

格付けが上がると色々な要素がアンロックされる!

施設はこうやって作れる!

下記はマップ上に施設や動物を配置している画面。実際のプレイの様子が伝われば幸いだ。

これは動物を入れるための展示場。たくさん種類があるが、動物によって得意・不得意なロケーションがあるので、
“どの動物を入れるか”を最初に考えておけば、設置した後のミスや選択の迷いもなくなるぞ。
施設はマップ上のどこにでも置ける。オブジェクトの置き方ひとつで動物園の広がり方や全体像が変わってくるが
“綿密に敷き詰めていくか”or“全体像を見通すか”などで色々な最終形に辿り着くぞ。
展示場ができたらいよいよ動物を配置。格付けが上昇する毎に動物の種類はアンロックされていくぞ。
こちらは園内の木やベンチなどをカスタマイズする場面。施設の周辺一角だけを個別に改装することも可能なので、
“猛獣エリア”から“フードエリア”、また“季節”などのコンセプトごとに区間分けするのも良さそうだ。
こちらはコンセッション(施設内運営)。マスコットやフードなどが揃っている。
動物園だからと動物ばかりを設置していては、来園者は不満を持ってしまうぞ。
こちらはトイレとスタッフ用の施設。特にトイレは欠かせない重要施設の1つなので、忘れずに設置していこう。
上記はキャンペーン用にあらかじめ収録されているマップ。
こちらは筆者が作ったマップ…。敷き詰めることだけを考えていると、どこに何があるか分からなくなってしまう。
マップのスペースは画面に映っている施設の4倍近くあるので、空間を上手に使うのが景観造りのコツであると学んだ。
園内の移動用にいつでも「バギー」が呼び出せる! 空からバギーがかっ飛んでくるのがとてもシュール
ドリフト走行も完備!…してるが危ないので程々に。
プレイヤーキャラクターはいつでも無償でカスタマイズ可能。性別はもちろん、髪型・顔・制服も用意されているので
自分だけのアバターを作り上げ、動物園に合わせたコーディネートをしていこう!

お待たせしました!ご自慢の動物たちをたっぷり紹介!

冒頭からめっきり姿を見せていなかったが、ここでは我が動物園ご自慢の動物たちをいよいよ紹介! いずれも愛らしく、時に迫力満点に動くその様子は本作最大の醍醐味ともいえるので、ぜひ来園者の気持ちになってご覧いただきたい。

まずはカバたちの様子。大口を開けてノッソノッソ歩く姿は見応え満点だ。水陸両用のためにプールを設置したが、こちらではあまりお気に召さなかった様子。動物に合わせたアイテムを設置することで、多彩な動きを見せてくれるので、心と数値の満足度のためにも色々な組み合わせを試してみよう。

お次はトラ。画面は滑り台で遊んでいる様子が映っている。モッフモッフの「スマトラトラ」に子供と、勇ましさたっぷりの「ベンガルトラ」の対比があるものの、こういうオブジェクトが好きなのはやはりネコ科の宿命か。

キリンの豪快なシャワーシーン。対してサイのまったりとしたプール浴。一番下の画面ではサイとキリンの2種類を同じ展示場に入れた図。肉食や小型動物など、さまざまな要因が絡んで一緒にすることのできない動物たちもいるが、サイとキリンは大丈夫な様子。惜しむとすれば、小さな展示場では3体しか入れられず、1体ぼっちのキリンが寂しくなってしまったことだ(満足度にも影響)。2種類を混ぜて展示する際は中型以降の展示場が解放されてからにしよう。ただし、満足度をしっかり管理するのも難しそうなので、これは上級者向けの展示方法といえる。

だがしかし、これは“やらずにはいられない類”の展示だと思われるので、最適な組み合わせを見つけ出し、両者満悦な展示場を作り出すことができれば、それはもう無敵だ。

やってきましたナマケモノ。樹にやる気なく危なそうにぶら下がっていたり、日向ぼっこが気持ちいいのか、オッサンのような微笑ましい姿を見せてくれる。小型の展示には小型系の動物のみが入れるようになっており、ヘビやインコ、イグアナにクジャクなどが揃っている。

イグアナとクジャク。小型展示は来園者との距離が近く、別の意味で迫力満点。

ここで登場、百獣の王・ライオン。柔らかそうな毛並の美しさと、どっしりと構えた姿が印象的。下の画面では動物園のどこでも・いつでも取れる写真機能を利用中。やはりといっていいか、動物らしく常にウロウロしているので、思わず「そっちじゃない!?」と言いたくなること請け合い。動物カメラマンのような精神で挑む必要があるぞ!

これが「満面の笑み」に見えるのは気のせいだろうか?

では最後に中型展示場のクマの様子。ここでは2種類のクマを均等に飼育している。喧嘩しないか最初はハラハラ見ていたが、その一角でクマ親子のじゃれ合いが勃発! 親クマの上によじ登ろうとする小クマの姿は、いつまでも見ていたくなるほど“のほほんとした風景”を醸し出している。これらのように、動物には個体・環境・アイテムなどによる固有のモーションがたくさん用意されているので、昨今それほど数多くない“ボンヤリ眺めるだけのゲーム”としても有力候補になりえるぞ。

新たな「Zoo Tycoon」の姿

本作は、カジュアル層に向けたビジュアル面・簡易性が全面に押し出されており、ルーチンにもある種の単調さが見られるものの、“やめどきが見つからない”という、シミュレーションにおいてとても重要な要素が磨き上げられていることが一番の魅力だ。一見複雑そうな相関関係も、殆どが単一の値とだけで繋がっているため、「簡単ゆえに複雑」というゲーム性を浮き彫りにする。単純ゆえに、プレイヤー自身の子供心が「次だ次!」とせがむため、プレイが止まらない状況になってしまうぞ。

また、本作には昨今のコンシューマ―ハード群には数少ない、「ボンヤリ見られる環境ゲーム」「知育・教育意識を備えた子供向けゲーム」といったポイントも含まれているので、ゆっくりとマイペースに、時には来園者気分で動物を眺めたりしながらゲームをしたいという人や、親子で一緒にゲームがしたい、だけど過激なのはちょっと…というユーザーにはぜひとも勧めたい一本だ。

「Zoo Tycoon」無料体験版が3月12日より配信!

2014年3月12日より配信される体験版は、操作の基本となる「チュートリアルモード」と、さまざまな課題を解決していく「キャンペーンモード」の一部を収録。また、あわせて配信されるアバターアイテムの情報も公開されたので、本記事を読んで気になった人は今のうちにぜひ体験しておこう。

配信予定日

2014年3月12日(水)

配信価格

無料

フォーマット

ダウンロード(Xbox Games ストア)

体験版内容

チュートリアル モード

チュートリアル1:操作の基本、動物園の作り方と、動物や来園者を満足させる方法を学びます。
チュートリアル2:Zooビュー、動物とのふれあいについてまなびます。

備考:製品版は全10チュートリアルを通して、基本操作から、動物園の管理/経営/研究、動物の世話の方法などを学べます。

キャンペーン モード

シナリオ名:問題のある動物園
シナリオ概要:ケンブリッジシャー動物公園は、高い志のもと設立された新しい動物園です。しかし、この動物園では、これまで企画担当者に恵まれず、動物たちの欲求や来園者のニーズがないがしろにされてきました。そこで、新オーナーであるあなたに、50,000ズードルの資金を授けます。この資金を使って、動物たちの生活環境や動物園の設備を改善し、動物たちと来園者両方を満足させるような動物園づくりを目指してください。

シナリオ ゴール

  • ナイジェリアキリンが寂しそう。もう1頭、仲間を買い付けましょう。
  • 動物園と言えば、ライオン。インドライオンを、最低1頭買い付けましょう。
  • 動物の欲求や来園者のニーズを満たして、検査に備えましょう。
  • 動物園の格付けレベルをアップさせましょう。
  • 動物を野生に返したり、買い付けに出したりしてはいけません。

備考

体験版のダウンロードには、Xbox Liveへの接続およびデータ保存機器に932MB以上の空き容量が必要です。また、体験版内で表示される[ストアに行く]ボタンからXbox Games ストアにアクセスできますが、ゲーム オン デマンド版の配信予定日は2014年4月8日となります。

「Zoo Tycoon」アバター アイテムについて

配信予定日

2014年3月12日(水)

アイテム名 配信価格
キリンのTシャツ 96円(税抜)
ゾウのTシャツ 96円(税抜)
サルの帽子 191円(税抜)
ゾウの帽子 191円(税抜)
トラの帽子 191円(税抜)
ペットのマレーグマ 無料(提供:Chef Boyardee)
ペットのシベリアトラ(Siberian Tiger) 286円(税抜)
ペットのロイヤルベンガルトラ 286円(税抜)

備考

各アバターアイテムをダウンロードするには、Xbox Liveへの接続が必要です。

※画面は開発中のものです。

本コンテンツは、掲載するECサイトやメーカー等から収益を得ている場合があります。

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