角川ゲームスより2014年3月27日に発売となるPS Vita用ソフト「ロウきゅーぶ! ないしょのシャッターチャンス」。ここでは、同作に登場する慧心学園女子ミニバスケットボール部のメンバーを全4回に分けて紹介していきます。第4回で紹介するのは、湊智花、ミミ・バルゲリーの2人です!

どうも、小学生って最高ですよね!(挨拶)
これまで3回に渡ってPS Vita用ソフト「ロウきゅーぶ! ないしょのシャッターチャンス」に登場する慧心学園女子ミニバスケットボール部のメンバーを、筆者による独断と偏見で思い入れたっぷりに紹介してきましたが、今回はいよいよ最終回。もちろん最後はみなさんお待ちのあの2人です!
第4回で紹介するのは、昴との固い信頼感で結ばれた6年生チームの絶対的なエース・湊智花と、智花を「ししょー」と仰ぎ、自身も超絶的なテクニックを持つ5年生チームのエース・ミミの2人です!
慧心女バス設立時に唯一のバスケ経験者だった智花は、当初はポイントガードの役割を担って経験の浅いメンバーを引っ張っていくことになりますが、元々はアグレッシブなプレイスタイルを誇るスコアラー。大人顔負けのワンハンドジャンプシュートは、バスケ部が1年間の活動休止となったことで情熱を失いかけていた昴のやる気を取り戻させるきっかけにもなった、生粋のバスケプレイヤーです。
本人も情熱を持って取り組んでいたものの、それが行き過ぎたことで前の学校では勝つために過度な練習を周りに押し付けるかたちで孤立したという経緯があり、慧心で出会った真帆、紗季、愛莉、ひなたとの交流を経てバスケを楽しむことの大切さに気づきます。だからこそと言うべきか、4人に対しては人一倍の想いを持っていて、それが端々から感じられます。
筆者個人が思う彼女の魅力は、普段の礼儀正しい姿と、バスケの時の攻撃的なプレイスタイルのギャップです。普段から指導してもらっている昴に対してもしっかりと敬意を持って接する彼女ですが、コーチ続行をお願いした時にもひたすらに家に通い続けて賭けに挑むなど、ことバスケに関しては負けず嫌いな一面が見えます。そういう歳相応なところが、特に可愛く感じられるんですよね。
物語後半の試合では攻防ともにこなすオールラウンドプレイヤーとして活躍する智花ですが、やはり彼女の一番の魅力はギアを切り替えた時のプレイの数々。ミミ、未有といったエース級の同年代プレイヤーと相対する時のプレイは圧巻で、これも仲間と共に勝ちたいという強い気持ちがあるからこそだと思いますし、個人的にはちょっとウルっときてしまったりもします。作品の中でも特に見応えがあると思うので、原作やアニメを見ていないという人がもしいたら、ぜひ注目してもらえればと思います。
バスケとともに彼女を語る上で欠かせないのが、コーチとして、そしてそれ以上の感情を持って接している昴との関係です。はたから見るとはっきりとわかるぐらい、恋焦がれていることがわかる智花と、異性の好意に対してとにかく鈍感で、あさっての方向に発想が飛躍する昴との関係は見ていてやきもきします! 葵を含むほかの女の子もみんな可愛いので複雑な心境でもありますし…。
その他にも実家で日本舞踊や茶道の稽古を受けていたり、意外とヤキモチ焼きなところがあったりととにかく多彩な魅力を持つ女の子、それが智花ではないかなと思います!
昴の父親・銀河が連れてきたフランス人の女の子であるミミは、高い身体能力とスピード、テクニックを併せ持つ天性のバスケプレイヤー。出会った時に1on1で対決して自分を破った智花を意識し、再度勝負をするために5年生チームを結成して挑むなど、バスケに対してかなり貪欲な姿を見せます。
当初は智花との勝負に拘るあまりスタンドプレイをする傾向にあった彼女でしたが、6年生チームとの対戦を経てチームプレイの大切さを学びます。また、プレイヤーとしての実力差を感じた彼女は、智花を「ししょー」と仰ぐようになり、以降は慕うようになります(当の智花は恥ずかしがっていますが…)。
トータルの能力では確かに智花に劣るかもしれないミミですが、動きの初動が見えづらいポーカーフェイスと、得意技であるジャブステップをはじめ、高い技術力に裏打ちされたトリックの数々を持っていて、やはり5年生チームではエースと呼ぶべき存在感を持っています。
そして銀髪に碧眼の端正な容姿と、淡々としたテンポで話す日本語の中に紛れ込むフランス語がキュートだったりと、バスケ以外でも魅力的な彼女。すごくマイペースな女の子ではありますが、真面目な智花との組み合わせは各学年の女の子たちと接する時とはまた違った一面が感じられて、微笑ましい姿です!(個人的にかげつとの組み合わせも好きです)
普段は独特の雰囲気を持ちつつも、バスケに対してはかなり強い情熱を持っていて、そこは智花とも似た部分ではないかなと思います。智花ももちろんですが、彼女が成長した時にどんなプレイヤーになるのかといった点にも興味が尽きないところです。