コーエーテクモゲームスは本日9月20日、「東京ゲームショウ2014」において、2014年に発売を予定している「ブレイドストーム 百年戦争&ナイトメア」のスペシャルステージを実施した。
「ブレイドストーム 百年戦争」は、2007年にPS3/Xbox 360向けに発売された爽快アクションゲーム。同社のアクションといえば各「無双」シリーズが明るいところだが、本作は英仏百年戦争をモチーフとし、プレイヤーはさまざまな系統の部隊を引き連れ、有利不利を考えながら部隊同士をガツンとぶつけ合うという、正しく新感覚な要素がふんだんに取り入れられていた。
騎馬隊で広大な戦場を駆けまわり、最高速からの鎧袖一触な突撃敢行。敵部隊を見るも無残に蹴散らす爽快感は、おそらく既存プレイヤーであれば誰もが体験したであろう。
そして先日「SCEJA Press Conference 2014」にて発表された、実に7年振りとなる新作「ブレイドストーム 百年戦争&ナイトメア」のスペシャルステージが、東京ゲームショウ2014コーエーテクモゲームスブースにて実施された。壇上ではプロデューサー・鈴木亮浩氏とディレクター・宮内淳氏が登壇し、新作の魅力の紹介をはじめ、事前にTwitterにて募集されていたユーザーからの質問に回答していく様子を伺うことができたぞ。
7年振りの新作に興奮収まらぬ2人
PS3初期に発売され、7年ぶりとなるシリーズ最新作だが、鈴木氏は「開発チームはゲームを作り終えた直後から、続編を作りたくて仕方がなかった」とのことで、準備は色々進めていたものの、いわゆる大人の事情で実現できず、結果7年経ってしまったという。
この間、無双シリーズなどを手掛けていた鈴木氏はインタビューなどを受ける際、最後に「無双シリーズ以外に作りたいものはありませんか?」と聞かれる度「ブレイドストームを作りたい」と言い続けていたことから、念願がようやく叶ったという心境を語ってくれた。
宮内氏も新作のプロジェクトが終わる度、「そろそろブレイドストームいけるんじゃないか?」と考え、いつも次回作のリストにあげようとしては、叶わず仕舞いだったとのこと。両氏共々に本シリーズへのアプローチがあったようで、こちらも念願叶ったことに喜びを隠しきれないとコメントした。
「ブレイドストーム 百年戦争&ナイトメア」について
本作は、部隊を操り敵を崩壊に追い込むアクションゲームだが、無双シリーズのように一人の武将で一騎当千するわけではなく、プレイヤーは1人の傭兵として戦場に立ち、部隊長となって戦場に無数に存在している剣・槍・弓・騎馬などの味方兵科を自身で指揮し、さまざまな有利不利を考えながら、戦場での勝利を目指していく。
物語はできる限り史実に沿ったというが、プレイヤーが操るキャラクターは架空の傭兵と言う立場であるため、ゲーム開始時に自分だけのオリジナルキャラクターをエディットする。そして、自身が身を投じることになる百年戦争の流れの中で、フランスまたはイングランドの勢力を転々としながら、さまざまなストーリーを体験していくことができるのだ。
戦場での戦闘は軍団VS軍団となるが、戦闘は基本的に軍団同士が射程圏内に入ると自動的に攻撃し合うため、ユーザーに複雑なアクション操作は要求されない。ただし、プレイヤーは兵科毎に用意された特色あるスキルを的確に発動していき、戦闘をより有利に、より能動的に進めることが可能だ。
なお、戦場で勝利を納めるには、マップ内に存在する拠点を落としていく必要がある。拠点には、今作より導入された新要素「ガーディアン」と呼ばれる、体格の大きい強力な長を倒す必要に迫られるようだ。
本作の戦場の舞台は、いわゆる城や地域といった“場所”ではなく、フランスに実在するシャンパーニュ地方、ブルゴーニュ地方といった、1地方全てが1マップに収められている。その広大さといったら、マップ横断にスティックを倒し続けても15分はかかるんじゃないかと思わせるほど。また、戦場にはプレイヤーキャラクターが1人しか存在しないため、マップ移動自体がプレイの障害になりやすく、大抵のプレイヤーは足の早い騎馬を確保しておくことが必須となっていたことだろう。
しかし、今作では戦場にいる最大4人のキャラクター(部隊長)を切り替えながら進むことができるため、さまざまな方向に散らしたり、一点終結で攻勢をかけるなど、移動と戦術が上手く噛み合ったシステムが取り入れられている。1部隊あたり最大50人まで兵が編成されるため、4軍団で最大200人と大軍勢。戦場では軍団同士を結合させる「軍団化」が自由に行えるため、味方を遊撃させたり、戦術のために合流させたりと、50人~200人からなる軍団を自在に操作できるようだ。
また、今作では新たに「総攻撃」というシステムも合わせて搭載されているため、ここぞという時の切り札として発動していけば、不利な戦局を一気に傾けることも可能となっている。
続いてストーリーモードについて。前作ではエドワード国太子率いるイングランド軍と、ジャンル・ダルクを要するフランス軍の戦争、「百年戦争」という史実の中で、プレイヤーは自らが戦いたいと思う(戦場毎の難易度やサブクエストなど)勢力につき、終盤でどちらか一方に肩入れし、エンディングを目指していった。そして、今作のストーリーモードには副題にもある、見た目からしてファンタジー盛りだくさんな「ナイトメア編」が新たに追加されている。ここではゴブリン、サイクロプス、ドラゴンといった多彩なモンスターたちと相対するオリジナルストーリーが描かれ、「百年戦争編」とは違い、一本のストーリーを体験していけるようだ。
また、新ハードの登場、技術の進歩など、7年前のものを作り直したからこそ、上記の新要素だけでなく、単純明快に美麗になったグラフィックや、より精度を高めたマップなどにも注目してほしいと、宮内氏は述べていた。
宮内氏による実演プレイも!
ここからは鈴木氏が解説に回り、宮内氏が「東京ゲームショーの戦い」と題したオリジナル仕様の戦場で実際にゲームをプレイ。
ステージでは味方軍団の合流・分断を駆使し、騎馬・弓の混成部隊を作るなど、早速新要素をお披露目。
また、強力なガーディアンとの戦いでは、画面上に粉塵昂る「総攻撃」を発動。余りのガーディアンの固さに「こういうこともあります」とフォローを入れていた鈴木氏であったが、宮内氏の頑張りにより程なく撃破となった。
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| ボタン操作は若干複雑そうに見えるが、基本的にはR1R2とザッピングだけで住ませられるとのこと。 | |
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| ガーディアンはネーム右側に備えられているゲージで攻撃行動に映る。 威力も強力なため、前作の筆者のように「騎馬で突撃するだけ」的な行動は注意とのことだ。 |
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また、会場現地に設置されている試遊台とはちょっと仕様が違うことから、ナイトメア編の目玉ともいえる「ゴブリン部隊」もわんさかと出現。最後は巨大なドラゴンの姿も一部披露してくれるなど、来場者およびニコニコ視聴者共にサプライズを贈っていた。
ユーザーからの質問コーナー!
ここでは冒頭で触れた、ユーザーからの質問に2人が回答していった。まずは「前作からのリメイクか続編か」という質問には、ベースとなる「百年戦争編」のストーリーや登場キャラクターには手を加えておらず、新機能などは追加されているものの、純粋な続編とは呼べないので、丁度合いの子なものだと回答。その後の質問では上述した新要素の導入に加え、さまざまなキャラクターたちとのサブクエストをよりプレイしやすく調整したほか、やり込み次第で国太子やジャンヌをプレイヤーキャラクターとして操作できることが明かされた。
また、「キャラクターエディット」も「無双 Empires」シリーズからエンジンを流用しているとのことで、顔や体格などさまざまな箇所をクリエイトすることが可能になっているようだ。PS3版についても、内部は7年で益々進化していることから、内部的にしっかりと調整していることが説明された。
続いて魔法は存在するかという質問が飛び出した。前作でも終盤に物凄いやり込みをこなせば砲兵たるドラグーンや、炎や雷の魔術を操るアルケミストが解放されたが、今作ではそれらに加え、敵のドラゴンなどを使役するような、新たな兵科も追加しているとのこと。
また、ゲームや操作の難しさがプレイヤーの壁にならないよう、誰にでも話を追ってプレイできるような難易度に設定されているようだ。ただし、鮮やかにクリアできる上級者のために、クリアランクで報酬を分けるなど、やりこみ方面も欠かさず盛り込んでいくことが述べられた。
さらに、オンラインモードによる協力プレイは実装されるかという質問については、宮内氏自身の意向もあったことから「実装します」と力強く宣言。広大なマップでさまざまなプレイヤーと協力できるかと思うと、俄然期待が高まるところだ。
続く体験版については、前作では配信されていたため、鈴木氏は「今回も出します」と宣言。宮内氏の頭を抱える仕草を横目に見ながらのコメントであった。加えて、レベル上げなどで大変時間をかけたプレイヤーのために、引き継ぎについてもプレイステーションプラットフォームであれば、セーブデータをアップロードする形で対応すると発表。なお、Xboxプラットフォームについては言及されていなかったため、Xbox 360でプレイしていた筆者などは、今後の続報に期待というところか。
最後に宮内氏は「7年の時を超えてリブートできたことで、これからも長年愛されるタイトルとして制作していきたいです。今は少ししんどい時期ですが(笑)、自分自身も成長できる、良いタイトルだと思っています」と述べた。
そして鈴木氏は「7年越しの念願ということで、私も宮内も高いモチベーションで臨むことができています。また、プロジェクトメンバーの中で、最近入社してきた人は前作には携わっていなかったものの、『ブレイドストームのファンでした!』と言ってくれて、同じチームの中で一緒に頑張っています。本作についてはとにかく最新の技術で、とにかく面白いものを作っていきたいと思うので、作品にご期待頂ければと思います」と語り、ステージを終えた。
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