アークシステムワークスが本日2月5日から2月8日まで東京・大阪の計3店舗にて実施する、AC版「ギルティギア イグザード サイン」Ver1.10のロケーションテストをレポート。関根一利氏より届いた調整コンセプトに関するコメントもあわせて掲載しているぞ。
現在、東京の「セガ秋葉原1号館」「クラブセガ新宿西口」、大阪の「セガ難波アビオン」のアミューズメント施設計3店舗にて、AC版「ギルティギア イグザード サイン」の新バージョン「Ver1.10」のロケテストが行われている。
Ver1.10では、家庭用版の追加プレイアブルキャラクター「シン=キスク」「エルフェルト=ヴァレンタイン」「レオ=ホワイトファング」が新たに参戦しているほか、全17キャラクターを対象にしたゲームバランスの調整、そして各種システムおよび全般的な操作性の改善が施されている。
本バージョンのコンセプトは“競技制の追求”。しかし、PS4/PS3向け家庭用版の発売から間もないこともあり、各キャラクターの戦い方や連続技などについてはあまり手を入れず、今まで練習してきた技術をそのまま活かせるような形にしながら、より白熱した対戦が楽しめるようチューンナップされているのが特徴だ。
本バージョンではシン、エルフェルト、レオの家庭用参戦勢を含む全キャラクターの仕様も調整されている。いくつか例を挙げると、「ソル」のガンフレイムの黄色ロマンキャンセルの受付幅が短縮、「ミリア」の→+Kの攻撃レベルが減少したことで一部の目押し連続技が繋がらないように、「ポチョムキン」の立ちPの攻撃レベルが増加したことで投げへの駆け引きが多様化、「ファウスト」の遠距離立ちSがやられ判定拡大+攻撃力減少、「ラムレザル」の全体的な硬直フレームの増加などがある。
新キャラクターについても、「エルフェルト」の要ともいえるベリーパイン自体にやられ判定が付与されているほか、投擲後にエルフェルト本体が攻撃を受けると不発になるよう変更されている。攻めている時のメリットはそのままに、防御的な側面が排除された形だ。
なお、各キャラクターの変更点については現在公式サイトにて公開中だ。しかし、サイトで掲載されているリストはあくまで“一部”であり、ロケテスト実施店舗では、更に詳細な調整項目が記載されたリストが設置されている。使用キャラクターの変更の詳細について知りたい人は、店舗へ足を運ぶことを検討した方がいいだろう。
また、今回の調整では「ボタン入力・前ダッシュ入力などの先行受付時間の延長」「必殺技・覚醒必殺技など一部コマンド技を入力しやすく」という2項目が発表されている。「ギルティギア」シリーズは、通して格闘ゲームの中でもしっかりとした入力判定・入力受付を心掛ける必要があったので、この調整については素直に喜ぶプレイヤーが多いのではないだろうか。
実際にプレイしたところ、現状では同社の「ブレイブルー」シリーズほど入~力な伸び加減ではなかったため、シャキシャキとした操作感はそのままに、操作時の幅だけが純粋に広がった形である。小刻みな固めなどの小技が広がるわけでもない、先行入力が単に少しだけやりやすくなるだけのことだ。ゆえに嬉しい。実際に試したいという人は単純な足払い→前ダッシュ、着地硬直→前ダッシュなどで仕込み気味にプレイしながら、その幅を感じ取ってみよう。
もう一方の「必殺技・覚醒必殺技など一部コマンド技を入力しやすく」は、これはもうあからさまに違いがハッキリと分かるはずだ。特に、筆者のような“覚醒必殺技を入力したんですけど出ないんですけど!勢”には歓喜の代物といえる。
↓\→↓\→系統は↓\→↓\(気持ち→)くらいの簡易さでも発動するし、←/↓/↓\→なども若干甘めな入力でちゃんと発動してくれる。ただし、簡易入力が実装されている訳でもなく、最低空必殺技の入力なども従来のままなので(所感)、入力面でバランスを崩さず、それでいてプレイヤーの意向をよりくみ取ってくれる様な仕上がりが期待できそうだ。
なお、今回の入力判定について本作の統括バトルディレクターを務める関根一利氏に話を聞いたところ、よりユーザーがプレイし易い形を模索したことから、入力判定・入力受付の仕組みを変更したとのことだ。こちらの変更点は全体から個別まで多岐に亘っているようなので、いろいろ試してみるのがベストだろう。
そのほか、共通項目の変更点
- 飛び道具をブリッツシールドで弾いた際、相手が近くにいると弾かれるように。
- 紫色ロマンキャンセルが発動するまでの時間を短縮。
- 相手が青色サイクバーストを発動中、ロマンキャンセルを発動した際、赤色ロマンキャンセルが発動するように。
- 低い位置でニュートラル受け身を取った際の挙動を変更。
ちなみに、ロケテストの筐体は「Aimeカード使用不可」「CPU難易度:NORMAL」「CPU戦ステージ数:4ステージ」「CPU・対戦勝利本数:2本先取」「連勝制限:10連勝」と、CPUで新たな仕様を試したい人も、ガッツリと対戦したい人にも対応している。
今回は公式サイト上にてロケーションテストアンケートが用意されているので、実施店舗に足を運んだ人は、気になる点やこうして欲しいという思いを、この機会にぶつけてみるのはいかがだろう。
AC版「ギルティギア イグザード サイン」Ver1.10について
本バージョン(Ver.1.10)は競技制を高めたチューンナップをコンセプトに操作性の向上や各種システム、キャラクターの性能の調整を行っています。
CS版発売から間もないこともあり、キャラクターの戦い方や連続技など、基本的には今まで練習した技術をほぼ活かせる形にしつつより白熱した戦いを行えるように開発中です。ロケテストに参加した皆様からのご意見、ご感想を是非アンケートにお寄せください。
アークシステムワークス 統括バトルディレクター 関根一利氏【パチ】
Ver.1.10 ロケーションテスト概要
開催日時
2月5日(木)~2月8日(日)の合計4日間
開催店舗
セガ秋葉原1号館:対戦台3セット+シングル1台
クラブセガ新宿西口:対戦台3セット+シングル1台
セガ難波アビオン:対戦台2セット+シングル1台
Ver.1.10一部調整内容や開催概要
http://ggxrd.com/ac/
ロケーションテストアンケート
http://ggxrd.com/enquete/
※ロケーションテストの実施時間は各店舗様により異なります。
※本ロケーションテストでは、Aimeカードはご利用頂けません。
※本ロケーションテストでは、対戦モードおよび規定数のCOM戦のみプレイ可能となります。
※本ロケーションテスト開催日程に並行しまして、アーケード版公式サイトにてアンケートを実施致します。
※本ロケーションテストに関するお問い合わせは、アークシステムワークス株式会社までご連絡下さい。開催店舗様への直接のお問い合わせはお控え頂きます様、お願い致します。