バンダイナムコゲームスより発売中のPS3用ソフト「アイドルマスター ワンフォーオール」で、12月25日にダウンロードコンテンツとして配信されたスペシャルゲスト・伊吹翼役を演じるMachicoさんへのインタビューをお届けする。
目次

「アイドルマスター ワンフォーオール(以下、アイドルマスターOFA)」では発売以降、毎月ダウンロードコンテンツが配信されている。今回は、12月25日にスペシャルゲストとして配信された「アイドルマスター ミリオンライブ!(以下、ミリオンライブ!)」のキャラクター、伊吹翼役を演じるMachicoさんにお話を伺うことができた。
Machicoさんは広島県の出身。ホリプロが毎年開催する芸能界の登竜門・ホリプロタレントスカウトキャラバンで、初めて声優アーティストを発掘するコンセプトで行われた「第36回ホリプロタレントスカウトキャラバン~次世代声優アーティストオーディション~」に参加してファイナリストとなった。
その後PCゲーム「すぴぱら」メインテーマソング「Magical Happy Show !」でアーティストデビュー。2014年6月11日に1stアルバム「COLORS」、今年4月8日には2ndアルバム「COLORSⅡ -RML-」をリリースするなどアーティストとしても精力的に活動している。
声優としては「ミリオンライブ!」伊吹翼役がデビュー作。天性の甘い声質を最大限に活かした小悪魔的なキャラクターと、本格的なボーカル力でオリジナルな存在となっている。
祖父母が営む農業を積極的に手伝い、愛犬とディズニーが大好き。そんなごく普通の女の子がつかんだ大きなチャンスと、伊吹翼という特別な存在への想いをたっぷりと語ってもらった。
「田植えには性根が出るで」(おじいちゃん)
――どんな子供時代でしたか?
Machicoさん:広島出身で、田舎だったので結構自然の中で遊ぶことが多かったです。呉市はほどほどに町なんですが、私の家はそこから車で30分ぐらいかかるんです。山があって、田んぼも海もあって、周りは自然が多くて家はそんなにない感じなんです。
――春日未来役の山崎はるかさんも山の中で虫をとって育ったような話をされていました。
Machicoさん:そうですね、「ミリオンライブ!」は野生児の集まりかもしれません(笑)。
――ご実家は農業をされているとのことで。
Machicoさん:そうなんです、母方のおじいちゃんとおばあちゃんが農家をやっていて。米とみかんと野菜全般を作っています。車の免許をとってからはコンバイン、稲刈り機とか田植機に乗せてもらって、私が作業したりしていました。
――免許もお持ちなんですね。稲刈り機とかって運転は難しいんですか?
Machicoさん:免許はマニュアルで取ってます。稲刈り機はそんなに難しくはないんですけど、田植えの時はまっすぐ植えないといけないので。じいちゃんはよく冗談で、田植えには性根が出るでって言われます(笑)。じいちゃんばあちゃんももう歳なので、行ける時は私が米の配達の運転手をしたりしていました。
――作物の直販もされているんですね。
Machicoさん:販売もしています。あまり車に乗せたくない気持ちがあって、できたら直接自分たちでお客さんのところにお届けしたいんです。
――昔のブログを拝見すると、冬場はずっと小芋を剥いている感じでしたよね。
Machicoさん:里芋は親芋と小芋に分かれていて、包丁で皮をちょっと剥いて出荷できる状態にして。それが寒い時期なので、いつも寒い思いをしながら小芋を剥いていました。冬は里芋と、あとみかんですね。畑は三箇所ぐらいあって結構広いです。
――ではおじいちゃんおばあちゃんともすぐ近くに住んでいて。
Machicoさん:田んぼ2つはさんで目の前なので、もうめっちゃ家が見えます!
――一緒に住んでいたのはお父さんとお母さんとお兄ちゃん?
Machicoさん:はいそうです、四人家族で、あと犬がいます!
――愛犬のルナちゃんはよくブログに出てきますよね。
Machicoさん:そうです! 狂気に満ち溢れた犬です。よく男の子と間違われますけど女の子なんです。犬種はよくわからないんですよね。雑種だけどハスキーが入っている疑惑があって。元は野良犬で、昔うちの近所にハスキーの野良がいたので、それの子かなと勝手に思っています(笑)。
――なかなか会えなくて寂しいですね。
Machicoさん:そうなんです…東京に出てきて一人暮らしを始めて、一番つらいのはルナに会えないことです。人間は東京まで来てくれるけど犬は連れてこれないので。よく「今日のルナちゃん」って写メを送ってもらっています。
――子供の頃はどんな遊びをしてました?
Machicoさん:人の畑の近くに勝手に秘密基地を作ったり。カブトムシを取りに行ったり。クリスマスツリーなんかはじいちゃんが山から木を取ってきてくれたりして。
――結構男の子っぽい遊びが多かった?
Machicoさん:そうですね、アクティブでした。やっぱりお兄ちゃんがいたのでそっちに引っ張られる感じです。
――ゲームとかはやりました?
Machicoさん:自分でやるのはあまり得意じゃないんです。でも父さんと兄ちゃんが結構ゲームをしていたので見る専門で、「サイレントヒル」とか「バイオハザード」とかをよく見ていました。お父さんは「マリオカート」もものすごく早くて全然抜かせませんでした。
――お父さんとボーカロイドのイベントに行ったりもされてましたよね。
Machicoさん:見に行きました! 私がボカロにもハマっていて、あといとこのお兄ちゃんが「ラブライブ!」が好きなんです。いとこのお兄ちゃんとお父さんとお母さんでボカロのイベントを見に行ったんですけど、お父さんが初音ミクに興味津々なんです。「近未来じゃ、近未来じゃ。わしも若かったらハマるかも」って言っていました(笑)。元々漫画家になりたくてアニメとかも好きなお父さんだったんです。
――ボーカロイドと言えば鏡音レンくんが大好きと伺いました。アイマスで下田麻美さんと共演する気持ちをちょっと聞いてもいいですか?
Machicoさん:そうなんですよ~(笑)! この方の中にレンきゅんが…と思ったらもう…! 実は「電波研究社」という番組にゲスト出演した時に下田さんと浅倉杏美さんもゲストでいらっしゃって、そこで初めてお会いしたんです。でもその時は緊張して、とてもレンくん好きですとか言えなかったです。でも今も実はあまりちゃんとは言ってなくて、いつも心のなかで勝手にすごくドキドキしています(笑)。
――Machicoさんはディズニー大好きとのことですが、下田さんはディズニーのスティッチがすごく好きなんですよ。
Machicoさん:そうなんですか! あ、私声優に興味を持ったきっかけがディズニーが好きで、山寺宏一さんを知ったのがきっかけだったんです(※スティッチ役も山寺宏一さん)。何かの番組でドナルドとジーニーをやっている山寺宏一さんって紹介されていて、声優さんってすごい! と思って以来、尊敬する声優さんは山寺さんなんです。
――いつか共演できたりしたらいいですね。
Machicoさん:はい! いつかディズニーの作品に出られたらというのは夢です!
バンド好き憧れの鹿鳴館で初ライブ
――ちょっと戻って広島では部活とかはやられてましたか?
Machicoさん:中学三年間はバレーボールをやっていました。背を伸ばしたかったので。肩が強いらしくてサーブをガンっと打つのは得意でした。部としては弱かったので、のほほんとやっていました(笑)。高校に入ってからはバレーボールはガチ勢ばっかりで無理だなと思ったので、軽音部と放送部に入りました。
――放送部はどんな活動を?
Machicoさん:放送部は野球部の試合のアナウンスをするのが主な活動で、本当は野球部のマネージャーがやりたかったんです。でも今でもそうなんですけど、お母さんに「自分の面倒も見られないのに人の世話なんてできるわけないやろ」って言われて、ちょっと関係ある部活の放送部に入りました。楽しかったな。
――今の活動にもつながってきそうな軽音部ではどんな活動を?
Machicoさん:軽音部、ロック部は年一回の文化祭でライブをやるのが唯一の活動で、その一回のために練習を頑張る感じでした。お兄ちゃんが同じ高校で軽音部に入ってボーカルをやっていて、それを見て私も歌が好きだったので、いいなうちもやりたいなって思って二年生から入りました。
――お兄ちゃんの影響がすごく大きいんですね。
Machicoさん:音楽の趣味も結構兄ちゃんに教えてもらうことが多かったので。お兄ちゃんはJanne Da ArcさんとかDIR EN GREYさんとかをよく聴いていて、私も一緒に聴いてはいたのですが、高校の頃にバンドが好きな友達ができてからはかなりハマった感じです。
――Machicoさんのファーストライブの会場は目黒鹿鳴館でしたが、バンド好きには聖地的な場所ですよね。
Machicoさん:そうなんです! 私がバンドが大好きなので鹿鳴館を会場にしてくださったんです。私が一番好きなバンドはthe GazettEだったんですけど、やっぱりその世界では鹿鳴館が登竜門みたいなところがあるので…。とてもテンション上がりました!
――鹿鳴館のステージはどうでした?
Machicoさん:本当にテンションが上がりました! ここでいろいろな私が好きなバンドさんたちがライブしてきたんだって気持ちもありますし、Machicoとしてステージに立って、客席との距離もすごく近くて熱いライブをする事が出来たと思います。私もすごく暑かったのですが、客席で応援してくださるファンの方々も汗だくで大丈夫かな?と思うぐらい激しいライブでした。とても楽しかったです。
――ちょっと話を戻して、軽音部では何を歌ったんですか?
Machicoさん:HYさんの「NAO」をソロで歌ったり、チャットモンチーさんの「シャングリラ」とか。高校生が聞く感じの青春ロックが多かったです。
――学園祭は結構お客さんがきた感じですか?
Machicoさん:私が軽音部に入る前の一年生の時はそうだったんですけど、二年生の時から急に父兄とか関係がある以外の外部のお客さんがなしになったんです。なので学校の人が見ている中のステージでした。「NAO」を歌った時に先輩たちがアンコールをしてくれて、時間がギリギリだけどもう一度歌って。もう一回歌ってって言ってもらえたのがすごく嬉しくて、人前で歌うの楽しいって思いました。その時歌っているところを同じ学校の別のクラスでバンドをやっている子が見ていて、ヘルプボーカルを頼まれたりして。なので他のバンドでなんですがよその学校の文化祭で歌ったこともあって、知らない学校の同年代に囲まれて歌うのは楽しかったです。
――アニメとかはお好きだったんですか?
Machicoさん:高校の時の友だちが、バンドとリンクしてアニメも好きな子が多かったんです。その友達の影響でアニソンを聴いたりすることが多くて、こんなにかっこいい曲があるんだと思っていました。
――Machicoさん的には最初は歌いたい、シンガーになりたいのが出発点だった感じでしょうか。
Machicoさん:そうです、歌いたい気持ちが大きかったです。
隣の衣吹ちゃんの寝顔がすごくかわいかった
――「第36回ホリプロ タレントスカウトキャラバン 次世代声優アーティストオーディション」を受けようと思ったきっかけから教えて下さい。
Machicoさん:高校の頃に、友達に声優の専門学校のオープンキャンパスに誘われたんです。そこに声優の飯田利信さんが来ていて、どうやって声を出しているのか、距離感の話などを聞いて、すごく奥が深いなと思いました。アフレコ体験もしたんですけど、タイミングを取るのがすごく難しかったです。それで演技をしながらそういう技術的なこともきちんとやる声優さんってすごいな、と思ったのが興味を持ったきっかけでした。
――オーディションはどこで知りましたか?
Machicoさん:カラオケボックスだったと思います。一人カラオケが趣味で、店内にポスターが貼られていたか、広告で見たかだったと思います。その頃は医療事務の専門学校に通っていて、卒業の年だったので進路を考えないといけなかったんです。このまま普通に医療事務の仕事をして後悔しないだろうか、夢を追いかけるのもいいんじゃないだろうかと思って送りました。
――その頃の悩みって全部ブログに残ってますよね。
Machicoさん:そうなんです、私の就活時代とかががっつり残っています(笑)。
――ホリプロのオーディションはどうでしたか?
Machicoさん:すごく歴史があるオーディションなのは知っていたので、正直速攻落ちるじゃろうなと思っていました(笑)。だから書類審査に通過しただけで嬉しかったです。地方予選は地元の広島でもあったんですが、その日がちょうど医療事務の検定の日で。
――ドラマチックですね!
Machicoさん:私は母さんにオーディションに行くって言ったんですが、すごく怒鳴られました(笑)。お父さんはわりとオーディションに行け行けって感じだったんですけど、お母さんがあまりに怒るので、その日は検定を受けて、キャラバンは別日の大阪会場まで夜行バスに乗っていきました。当日はすごく緊張して、最初の自己PRですごくお腹がなって、わぁ恥ずかしいって思っていました。集団で自己PRをやるんですが、こんなに緊張感がある場でなんで私はお腹をならしてしまったのだろうと思いました。終わってから隣の人にお腹鳴っちゃってすいませんって言ったらえって顔されて、オーディションってこんなにピリピリした感じなんだって思いました(笑)。
――地方予選は無事通過して、熱海と東京の合宿に進みました。
Machicoさん:合宿の同室が(木戸)衣吹ちゃんと(大橋)彩香氏で、今も一緒に仲良くさせてもらっているふたりだったんです。地方予選に比べると全然ぴりぴりはしてなくて、私的には同じ夢を持った人と修学旅行に行ったようなテンションでした。今ホリプロにいる人以外でも連絡を取り合っている人がいるんです。あとは熱海の合宿は、ご飯がおいしかったです! ステーキを食べさせて頂いて、すごいうまいうまい、三食出て嬉しいなと思った気がします。
――木戸さんや大橋さんの第一印象はどうでしたか?
Machicoさん:衣吹ちゃんはなんてかわいいんだと思って、地方予選で残った人の一覧を見た時から私は目をつけてたんです(笑)。まさかその子と同室とは思わなかったです。部屋では彩香氏、私、衣吹ちゃんというベッドの並びで、早く寝るんですけど、ベッドのランプに照らされてる衣吹ちゃんの寝顔がすごくかわいかった印象が強いです! 彩香氏はすごくハキハキして、大人の方とも喋れて、私にもフレンドリーに接してくれて。すごくしっかりした子だなと思っていました。ずっと笑顔だったのと、腹筋があんまりできてなかったのが印象に残ってます(笑)。レッスンの時に彩香氏が一番最後まで「い゛ーっ」て言いながら腹筋をしてたのをすごく覚えてるんです。
――グランプリをとった田所あずささんの印象はどうでしたか?
Machicoさん:田所氏は同室とかになることはなかったんですが、ファイナルの演技審査が同じグループでした。あずあずは努力家というか。練習時間に他の人が喋ったりバラっとなることがあったんですが、そういう時に「練習ちゃんとやりましょ」とか声をかけるのは必ずあずあずだったんです。この子は本当に真面目なんだなと思いました。私も本気のつもりだったけど、つい楽しくなって合宿中も遊んだりしていたので、あずあずの本気さはすごいなと思いました。
――合宿中はレッスンもたくさんあったんですよね。
Machicoさん:歌とダンスと演技と。私はダンスの経験が全くなかったので、全然ついていけませんでした。ヒップホップのアップダウンの動きとかにあまりにもついていけなくてスタッフさんに笑われたぐらいです。
――でも今「ミリオンライブ!」などでのライブを見ると、すごくダンスの動きもいいなと感じます。
Machicoさん:練習しまくりました! アイマスで始めて一曲踊りを入れることをやったんです。振付のDVDを頂いたんですけど、何が起こっているのか、足元の何をどうやればこんな動きになるのかさっぱりわかりませんでした。とにかく必死で何回も映像を見ました。
――地元時代からすごく努力されていて、走り込みの量がすごかった印象です。
Machicoさん:坂があって平坦な道もあって、うちの周りが走りこみにちょうどいいんです。ただで使えるものは使おうと思っていました(笑)。
実家で就職活動中に届いたチャンス
――キャラバンのファイナルについて聞かせてください。
Machicoさん:合宿とか色々なことがあって、本番は遠いんだろうなと思っていたら、あっという間にその日が来てしまった感じです。ここで全部が決まるんだと思って、緊張と集中が一気に増しました。やることをやるしかないと思ってやりました。でも歌の審査の時お客さんと目があって、手を振ってくれたのがパワーになった気がします。緊張して震えてもいるんですけど、わーって、気持ちよくて楽しくもありました。
――グランプリが田所さんに決まって、取れなかった悔しさもあったと思います。
Machicoさん:いやー、泣きました。泣いてうえーってなって、これで終わってしまった…と思いながら帰ったのを覚えています。
――ところが数カ月後ホリプロさんから連絡が来た。
Machicoさん:そうなんです、びっくりして。その時はもう絶賛就活中だったんです。私に連絡が来た時には衣吹ちゃんや彩香氏はもう所属していたので、ちょっと諦めて、就活に身を入れようとしていた矢先でした。一人でカラオケしていたら電話が来て、「元気?」みたいな感じだったので「はい、元気です」みたいな感じで(笑)。歌のセレクションにエントリーしてみる気ある? と言われて、やります! と答えました。
――それがPCゲームのメインテーマソングになった「Magical Happy Show !」の話だったんですね。決まった時はどうでしたか?
Machicoさん:すっごく嬉しかったです。自分の夢がかなったんだと思って…小さい頃から漠然と歌を歌いたいな…と思っていたので。本当にいいのかしら、でも本当に頑張ろうと思いました。
――初めてのレコーディングはどうでしたか?
Machicoさん:マイクの前に網みたいなのがあるじゃないですか。私パソコンで収録する時は100円ショップの湯船をすくう網をかわりに使っていたので、あ、本物だって感動しました(笑)。
――デビューシングルの時はリリースイベントもありました。
Machicoさん:ソフマップさんでイベントをやらせて頂いたのがデビュー後初めてのイベントでした。その時は混乱して、歌ってはいたのですがライトがぐるぐる回っているように見えて、お客さんの顔なんてとても見えなかったです。すごく緊張して口の中がすごく渇いていました。
――最初のオーディションのステージのほうが余裕があったのは面白いですね。
Machicoさん:「私を見られている」と思ったらすごく緊張してしまったんです。元々私、でしゃばりたいんですけど、いざ前に出るとテンパるタイプなんです(笑)。初イベントはそれが如実にに出てしまいました。
――ちなみにMachicoさんって、芸名、アーティストネームはなぜMachicoさんになったんですか?
Machicoさん:元々「まちこ」は本名なんですけど、アーティストネームを考えてって言われた時に、自分の名前や人生とかけ離れたものはいやだなって思ったんです。それで苗字を外してMachicoにしてもらいました。「co」は普通は「ko」なんですけど、「co」の方が丸みがあって、文字も響きもかわいいかなって思って決めました。
――その後2013年の2月に上京されたんですよね。Machicoさんにとっては念願の自分の部屋と一人暮らし、いかがでしたか?
Machicoさん:最初はすごく夢が広がっていたんです。でもすぐ飽きました(笑)。今もなんですけどホームシックがすごくって、上京してきてから毎晩親と一時間以上電話しています。でも実家暮らしの時は自分の部屋というものがなかったので、自分の部屋に自分の好きなものをわーっと置けるのは新鮮でした。これが自分の部屋ってものなんだなと大人になった気がしました。
――実家時代は、すぐ隣にプレハブみたいな自分のスペースはあったんですよね。
Machicoさん:そうなんです。最初は兄ちゃんが使っていたのですが、兄ちゃんが大学に行ってからは私が使ってました。でも元々が兄ちゃんの空間の延長だったので、あまり自分の部屋って感覚はなかったんです。
――昔、いつかディズニーみたいな部屋にしたいとブログに書いていましたが、実際の部屋はどんな感じに?
Machicoさん:やっぱりディズニーが多いです! ディズニーのプリンセスドールが今は3体ぐらいあります。ぬいぐるみがあったり、タンスの上がごちゃごちゃしてます(笑)。ディズニーで溢れてる夢のある部屋にしたいんです。最初は白を基調にした落ち着いた自然派な部屋にしようかと思っていたんですが、やっぱり部屋には人格が出るんですね。今は私のようにごちゃごちゃした部屋になっています。
――自炊も結構されるんですよね。
Machicoさん:元々少しは料理していたんですが、本格的には上京してから始めました。クックパッドとかオレンジページを見て自分で作りたいものを見て、実際に作ってみてを繰り返してだんだん作れるようにはなってきたかなと思います。自分で料理するようになってお母さんのありがたさを実感しています(笑)。
未来と翼の入れ替わりは「運命だよね!」
――「ミリオンライブ!」伊吹翼役のオーディションの話はいつどのような形で来ましたか?
Machicoさん:まだ広島にいる頃にお話を頂いて、どのキャラを受けるかを電話でご相談しました。頂いた資料を見た時に最初に気になったのはロコちゃんでしたが、マネージャーさんと相談して春日未来ちゃんをメインで受けました。その時に他のキャラも受けてみてって渡されたのが翼ともがみん(最上静香)でした。その時のツバッティーを少年っぽくやったら、「さっきの春日未来ちゃんの時の声で翼をやってみて」と言われてやって、その声で決まりました。
――山崎さんが全く逆の流れで、翼用の演技で未来を演じることになったと話していました!
Machicoさん:そうなんです! はるにゃんと「すごいよね、運命だよね!」って話していました。本当に面白いんですけど、今は翼ちゃんになって良かったなと思います。最初はボーイッシュなイメージで、こんなに甘々な子だと思ってなかったのですが、今はもう愛しさがあふれて止まりません!
――今の翼らしさはMachicoさんの声質や演技に引っ張られた部分もあるかもしれませんね。
Machicoさん:翼はうまく自分の思い通りにさせようとするところがあるんですが、そういうところは似ているかもしれません。やっぱりみんな未来にははるにゃんのらしさが出ていると思います。
――翼の印象が変わったり、翼らしさがつかめたかなと思うのはどういうところですか?
Machicoさん:最初はツバッティーがつかみきれてなくて、どう甘えていいかがわからなかったんです。でも自分でゲームをプレイしたり、ファンの人たちの中にあるツバッティーのイメージをお手紙でもらったりする中で新しい発見があったりして。ファンの方の中にあるイメージってとっても大事だと思うんです。今は「ダメ?」がツバッティーの代名詞になってきて、美希の「なの!」みたいに。そういう代名詞みたいなのができるのって、ツバッティーが皆さんに愛された結果だと思うので、すごく嬉しく思っています。
――「Thank You!」の初レコーディングはどうでしたか?
Machicoさん:優しかったです。もっと14歳らしくまっすぐに歌ってというディレクションはありましたが、基本は好きに歌わせて頂きました。でも今聴き直すともう少しこうしたら良かったなというのはあります。
――歌における“翼らしさ”ってどんな感じでしょう?
Machicoさん:甘える感じを一番大事にしていて、歌うときはラ行をちょっと鼻にかけるというか、るぅ~♪ がちょっと回るような感じで歌ったり、んっ、んっ~♪ みたいなちょっとクセがついた感じを意識して歌ってます。
――翼のソロ「恋のLesson初級編」のレコーディングについても教えて下さい。
Machicoさん:レコーディングの時、途中で仮歌と譜割りが変わったところがあったんです。私がそれに対応できなくて、そこで苦戦してずーっと歌っていたのが印象に残っています。あとは任せて頂いたので、とにかくかわいく、かわいく…と思いながら歌いました。
動く翼との初めての出会い
――ここで一度、「アイドルマスター ワンフォーオール」の翼を見て頂きたいと思います。
Machicoさん:やったー♪ 私の初めての…! うわぁ~~! かわいー! ふ~!(「恋のLesson初級編」映像スタート)わぁ~…はぁ~…ふっふっふ…かわいい…ここの困り表情がいいですね。にゃー! わー、うわぁ~…かわいっ! ~~(声にならない)! ありがとうございます! なんて、なんてことなんですか! 動いている!
――自分が演じるキャラクターが動いているのを見ること自体初めて?
Machicoさん:そうなんです、すごいですね! やっぱり動いていたらなんか…すごいですね! はぁ…すいません、今ちょっと混乱してます…!
――ご覧になった印象を改めて伺えますか?
Machicoさん:とにかくかわいすぎますよ! 最初のAメロの困った表情とか! 動きもこう、私たちを試すような(魅惑的な)動きをたくさんしていて! かわいい! ツバッティーの小悪魔的なところが映像からも出ていますよね。小悪魔さがすごくあふれた動きだったと思います。私今、顔が熱いです!
――ダンスの印象はどうですか?
Machicoさん:元々私がやっているダンスとは全然違って、手を前に突き出す動きとか面白いです。あとは表情がすごい! もちょがやっていたみたいに、私もこっちバージョンのダンスもやってみたいと思いました。頑張ってやってみたいです! 翼ちゃんを見て、アイマスって感じがしました。翼ちゃんが歌って、踊って。
――ボーカルに関しては、Machicoさん自身はああいう甘さのある歌い方はすることはあるんですか?
Machicoさん:自分の歌い方とは結構違います。自分で歌うときはもっと「わー!」っとなります。普段はポップな曲でも甘くすることはないので、やっぱり甘さの有無とキラキラ感が一番の違いだと思います。
――自分では歌わない甘い歌声って違和感なく出せましたか。
Machicoさん:自分の曲じゃなくて、他のユニット曲を歌うときには、まずツバッティーで「恋のLesson初級編」を歌うんです。それでツバッティーの歌はこうだ、というのを自分に染み込ませてから別の曲を歌ったりします。基準になるのは「恋のLesson初級編」なんです。音源として残っている歌だとまだキャラ感がつかめてない感じはあるのですが、何回も歌わせて頂く中で、その時々のツバッティーらしさをイメージしながら歌うようにしているので。
――ライブでは「Blue Symphony」や「瞳の中のシリウス」など色々な曲調を翼らしく歌ってますものね。
Machicoさん:「Blue Symphony」や「マリオネットは眠らない」も大変です! 「マリオネットは眠らない」は自分のユニットの曲ではあるんですが、CDで歌っているのとは違うパートを歌っているので。力強い曲であっても、ツバッティーは強くなり過ぎないように意識しています。強さが出たらツバッティーらしさが薄れる気がするので。ツバッティーは声が高くて、癖があって、キンとする手前だと思うんです。鈴を意識しているんですけど(笑)。それぐらいの心地良い高音がツバッティーだと思っているんです。だからたとえ力強く歌う箇所でも、ツバッティーらしさを一番大事にしています。
――「伊吹翼として」初めてステージに立ったLTPの時のことを聞かせてください。
Machicoさん:「ミリオンライブ!」として初めてステージに立ったので、どれぐらいの方が「ミリオンライブ!」を愛してくれているのかもわからなかったんです。受け入れてもらえるのかなって不安だったんですが、ステージに出たら皆さん黄色い電気棒(サイリウム)をすごく振ってくださって。こんなに応援してくれるプロデューサーさんがいるんだと思うとすごく嬉しくなりました。自分だけじゃなくて、キャラクターを愛してもらうってことが初めての経験だったので。それを目で見て実感できるのがこんなに幸せなんだなと思いました。
言われて初めて「真ん中」を自覚
――「ミリオンライブ!」では未来、静香、翼が各属性の代表っぽいポジションです。765プロでは美希の立ち位置になるのかなと思いますが、長谷川さんとの共演はどうでしたか?
Machicoさん:アッキーさんは本当に優しくて。すごく「ふわーっ↑(キラキラ)」て感じなんです。私が失敗したりすると、「大丈夫大丈夫ー」ってなぐさめてくださるんです。アッキーさんすごく大好きなんです。でもステージに上がるとそのふわーっとした感じが一転して、すごくかっこいいキリっとした、美希降臨って感じになるんです。ツバッティーが美希の立ち位置とか、系譜とか言われることもあるんですけど、私もアッキーさんみたいになりたいです! 765の先輩はみんなキャラ降臨しているんですけど、そうやって比べられる立場だからこそ目指したいし、でも真似するんじゃなくて、自分の色も出していきたいと思っています。長谷川さんはダンスがすごくお上手なので尊敬の眼差しで見ていて、私もツバッティーに負けないようにダンスも頑張りたいと思います!
――さいたまスーパーアリーナで行なわれた“THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2014”では長谷川さん、原さん、そしてMachicoさんの黄色組で「MEGARE!」を歌いました。
Machicoさん:765プロの先輩の曲を歌うということ自体、おおお!!っとプレッシャーを感じていたのですが、アッキーさんと一緒ということでとにかく緊張して、失敗しちゃいけないって。でも振付の中で向かい合わせになって目が合うところで、アッキーさんが微笑んで「大丈夫だよ、大丈夫だよ」って絶対私たちから目をそらさないんです。ずっと見てくださっているから、先輩と一緒な安心感がすごくありました。
――「MEGARE!」の3人は、SSAのテーマソング「IDOL POWER RAINBOW」にも参加しました。各作品の黄色属性代表的な感じでしたが、プレッシャーってありましたか?
Machicoさん:私、ミリオンの3人的なものは、ラジオをやっているもちょとはるにゃんとあずあずだと思っていたんです。だからすごく気軽にやっていたのが、以前ステージではるにゃんが「これで信号機トリオがそろったね」って言ったんです。その時私はえ?っなんのことだって思ったら、はるにゃんがアイマスには各属性の位置づけがあって…みたいな話を教えてくれたんです。それで、あっ、私そうなんだと思った途端にしっかりしなくちゃと思いました(笑)。今までも頑張ろうとは思っていたんですが、周りにはそういう期待もされるんだなと思ってから、ダンスも苦手だなんて言ってられない、完璧なものを出したい! とそれまで以上に突き詰めるようになりました。
――SSAの「私はアイドル♡」では先輩3人に囲まれてのステージでした。
Machicoさん:あれはもう緊張でした! 私以外に「ミリオンライブ!」の仲間も「シンデレラガールズ」の方もいないので。練習の時も他の曲とは違う緊張がありました。でも繪里子さんが「大丈夫よ」って抱きしめてくださって、あずみんさんも樹里さんも「大丈夫だから!」って。樹里さんもすごくユーモアで緊張を和らげようとしてくれて、765プロの先輩はこんなに優しいんだって、SSAの練習や本番を通じてすごく感じました。
――逆に「Blue Symphony」は「ミリオンライブ!」オンリーでした。
Machicoさん:レッスンからリラックスしてやっていました。でも、真ん中のリフターがすごく揺れるんです! 映像で確認するとちょいちょいバランスが危ういんです(笑)。あの時初めて(雨宮)天氏と一緒に歌って、天氏に学ラン着てほしいとかいいながら和気あいあいと、でも練習は真剣にやっていました。お互い気づいたことを言い合ったりしながら、ミリオンのメンバーでミリオンの曲を歌ったので。一緒に作り上げた感がありました。
――2日目の「Blue Symphony」は田所さんと2人で歌いましたね。
Machicoさん:あずあずと一緒に歌えるって聞いてすごく嬉しかったです。前の晩すごく不安だったので、ホテルであずあずの部屋に行って、ずっと一緒に「Blue Symphony」を合わせていました。パックを顔に貼り付けたままでした(笑)。あずあずには全く気を使わないので楽です(笑)。
中野でMachico無双の理由は?
――6月には「ミリオンライブ!」のメンバーだけでの初めての1stライブがありました。
Machicoさん:こんなにも早くワンマンでやらせてもらえるとは思ってなかったので、「もう!?」という気持ちでした。それに出させて頂くことが決まって、歌う曲も増えるし、MCも自分たちでしっかりやらないといけない。自分たちがアイマスとしてちゃんとやれるか、認めてもらえるのかはすごく不安でした。
――ステージに出てみたらどうでしたか?
Machicoさん:声がすごく聞こえて、常にプロデューサーさんはついてきてくださるんですね。初めて公開した「Welcome!!」でもコールがバッチリで。あんなに応援してくれるプロデューサーさんたちが認めてくれるか不安に思っていたことを恥ずかしく思いました。
――嬉しいですよね。
Machicoさん:嬉しくて嬉しくて、うるうるきましたけど、笑顔でやろうと決めていたので泣かないぞって思っていました。
――中野を含め、「恋のLesson初級編」を歌いこんで歌や心境に変化はありましたか?
Machicoさん:自分の中で、表情のことを考えることができるようになりました。最初は振付のことでせいいっぱいだったのが、歌詞のフレーズに合わせた表情ができるようになったのは何回もステージに立たせて頂いて身についたものだと思います。プロデューサーさんのコールの位置もだんだん把握できるようになったので、間奏でプロデューサーさんの声を聴くように意識したり。そういう余裕が少しできたと思います。
――中野ではいろいろな曲を歌って、SSAとは顔ぶれが変わったりもしました。でもMachicoさんは結構同じ曲で続投するMachicoシフトが多かった気がします。
Machicoさん:それはですね、田所あずさちゃんが喉の調子が悪くて歌えなかった曲に、私が代わりに入ったんです。「マリオネットは眠らない」とかもそうでした。
――なるほど、以前歌った経験がある人がピンチヒッターで入ってた曲もあるんですね。
Machicoさん:あずあずのかわりは私ともちょとはるにゃんでやりました。しかも私が全部センター位置だったので、印象が強いのかもしれないです。あの日は常にステージに出させて頂いたので、頭がパンパンでした。
――そうやって歌った中で印象的だった楽曲ってありますか?
Machicoさん:「自分REST@RT」です。先輩たちの曲を「ミリオンライブ!」の仲間だけで歌うステージで、765プロさんのカバーコーナーの最後でもあったので。最初は3人で歌って、最後はその日出演したメンバー全員で歌ったのがすごく印象的でした。みんなで765プロさんの大切な曲を歌えたことが嬉しかったし、光栄でした。
――「自分REST@RT」は初日は大関さんと木戸さん、二日目は上田さんと郁原さんと一緒で、だいぶカラーが違いました。
Machicoさん:違いますね! 初日は元気系で、二日目はゆうちゃと上しゃまだったのでちょっと柔らかい感じでした。きっとお客さんも違って感じたと思います。メンバーが違うと曲の雰囲気がいい感じで変わるんだなと思って、楽しかったです!
次のステップへ
――LTPから始まった流れのひとつの集大成が中野の1stライブだったと思います。その経験を経て歌った新曲「Believe my change」について教えて下さい。
Machicoさん:「Believe my change」は元々、今世の中に出ている音源より半音ぐらい音が低かったんです。最初の高さだと私的にちょっとツバッティーが出しにくかったので、もうちょっと高くできませんかとお願いしたのが今の曲なんです。「恋のLesson初級編」とは正反対のクールなかっこいい曲で聴かせるタイプの曲なので、皆さんの反応が楽しみでした。どんな風にコールが入るんだろうって思いました。
――「LTH」イベントでの初披露はどうでしたか?
Machicoさん:電気棒を振って応援してくれて嬉しかったです! 台詞のところもライブではどうなるんだろうと思いました。プロデューサーさんの側も探り探りな感じがあったんですが(笑)、だから次は一体どんな感じになるんだろうって楽しみにしているんです。
――2回目の初披露は、「恋のLesson初級編」の時と比べてどうでしたか?
Machicoさん:最初に比べると全然余裕を持って立てたと思います。
――山崎さんがその「2回目」で「前よりも」とものすごく煮詰まってたんですよね。
Machicoさん:そうなんです。すごくプレッシャーがあったみたいで、センターはそうだよなぁって思いながら見ていました。私から見るとはるにゃんのステージ、すごく良かったと思うんですけど…あんなにプレッシャーを感じているのに私はうまくアドバイスが出来なくて、大丈夫大丈夫としか言えなかったです。
――これから翼として、どんな風になっていきたいですか?
Machicoさん:ツバッティーは現代的な子なので、ダンスとかも軽くできちゃうんです。だから私もダンスには力を入れていきたいと思っています。今までもいろいろなタイプの曲を歌わせて頂いたんですが、これからも「どんな曲でもツバッティーはぶれないね」と言われるぐらい、自分と向き合いながらツバッティーらしさを出していきたいです。ステージに立っているのは私なんですけど、そこにツバッティーが見えるぐらいのパフォーマンスをしたいと思っています。
――4月には「ミリオンライブ!」2ndライブの開催も発表されました。
Machicoさん:1stから一年も立たずまたライブができることが嬉しいし、そこにツバッティーとして立たせてもらえることを嬉しく思っています! 「LTH」シリーズが加わって、ますます色々な楽曲が増えたセットリストになると思うので、私もツバッティーとして何を歌えるのか楽しみにしています。
――Machicoさん個人としても2ndアルバム発売など様々な活動があると思いますが、2015年の目標などがあればお願いします。
Machicoさん:私としてもツバッティーとしても去年は色々なステージに立たせて頂いたので、今年もいろいろな場所で皆さんに会えるように頑張ろう! という気持ちがあります。アーティストとしてはライブのパフォーマンスを磨きたいです。声優さんとしては皆さんにもっともっとお目にかかれるように頑張りたいのと、もっともっとツバッティーのことを知って、今以上にたくさんの人にツバッティーを愛してもらいたいです! ツバッティーをこれからもめいっぱい愛してください、よろしくお願いします!
「アイドルマスター ワンフォーオール」公式サイト
http://ofa.idolmaster.jp/
Machicoオフィシャルブログ「Machicoco」
http://ameblo.jp/miumachi10/
(C)窪岡俊之 (C)BANDAI NAMCO Games Inc.
※画面は開発中のものです。
コメントを投稿する
この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー