2015年2月13日、千葉県・幕張メッセで開催されたJAEPO 2015のタイトーブースにて、アーケード用タイトル「ウィズローグ -ラビリンス オブ ウィザードリィ- 彷徨える冥王」のステージイベントが行われた。
ここでは、本作のディレクター・島田匠氏と、好評配信中のスマホゲーム「ウィズローグ -ラビリンス オブ ウィザードリィ-」のディレクター・前田明彦氏によるトークイベントが実施。両作品の概要紹介に加え、その見どころなどが語られた。本稿では、ステージの模様をまとめてみたい。
まずは前田氏が、「ウィザードリィ」について説明した。シリーズとしては、1981年にApple II向けに初代「ウィザードリィ」が登場し、1987年には、末弥純氏がイラストを手がけるファミコン版の発売によって日本でも定着。2015年現在までに25タイトルが発売されるなど、長きに渡ってファンに支えられている作品であると話していた。
さらに「ウィザードリィ」と並ぶ名作として、「ローグライク」についても言及。使うキャラクターが一人しかいない、自分も敵も1ターンずつ行動するなど、その特徴を説明する。「Wizrogue(ウィズローグ)」とは、そんな「ウィザードリィ」と「ローグライク」の特徴を引き継いだ作品であるという。
ここで前田氏がスマホゲーム「ウィズローグ -ラビリンス オブ ウィザードリィ-」について、実機プレイを交えながら解説。メタルフィギュア調のキャラクターやミニチュア感溢れる迷宮など、その独特のフォルムをアピールする。
デモでは、バトルシーンを披露。パーティを編成する場面では、前衛に戦士、侍、忍者、後衛に僧侶、盗賊、魔術師を配置していざ出陣。「ウィザードリィ」らしい骨太な難易度ではあるもものの、操作は、タップ1つで移動や攻撃が行えるシンプルなものになっているとのことだ。しかしそこは、やはり「ウィザードリィ」と言うべきか、ボスのガーゴイル戦では想像以上に苦戦していた様子だった。敵の攻撃でバタバタと死んでいく仲間たち。最後はギリギリのところで勝利を収めることができたが、どんな作品であろうと、「ウィザードリィ」は硬派であると再認識できた一戦だった。
続いては前田氏が、アーケード「ウィズローグ -ラビリンス オブ ウィザードリィ- 彷徨える冥王」を紹介。アプリ版との決定的な違いは、「災神」という凶悪なモンスターが登場することらしい。災神は、実在の店舗を転々と移動しながら襲撃。「災神、いまここのゲーセンにいるよ!」といったような、プレイヤー間のコミュニケーションも生まれるのではないかとした。
また「拠点災神」というシステムでは、同じ店舗でプレイしている他のプレイヤーと協力して、災神を育てることが可能。他の店舗を襲撃して得たアイテムを獲得するといったこともできるそうだ。
さらに、アプリ版と連携した「連動倉庫」というシステムも紹介される。アプリ版のアイテムをアーケードで使うことや、その逆もできるとのこと。
そのほか、アプリ版のキャラクターとアーケード版のキャラクターをペアにして修行させられる「武者修行」というシステムにも言及。修行に行かせると、再びプレイした際に、修行から帰ってきて強くなっているといったこともあるようだ。
プレゼンはここで終了。最後に前田氏から、iOS版「ウィズローグ -ラビリンス オブ ウィザードリィ-」が2月19日に配信されることが発表され、ステージは締めくくられた。
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