【ニコニコ超会議2015】「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」ボイス収録中の裏話も聞くことができた北沢力さんと西田雅一さんのスペシャルトークショーをレポート

スクウェア・エニックスは4月25日、千葉・幕張メッセにて開催された「ニコニコ超会議2015」において、出演声優をゲストに招いてのスペシャルトークショーを実施した。

望月一善氏、祖堅正慶氏、北沢力さん、西田雅一さん

スペシャルトークショーには、ネロ/ギルガメッシュ役を演じている北沢力さん、オルシファン役を演じている西田雅一さん、サウンドディレクターの祖堅正慶氏、コミュニティチームの望月一善氏が登壇し、お題に沿ってボイス収録中の裏話などを中心に語られた。

まずは、「おふたりを超知ってみた」と題して声優を目指したきっかけについて聞くことに。北沢さんはフリーター時代に日給の高い仕事を探していたときに、日給6万円以上可という声優の仕事を見つけて履歴書を送ったところ、養成所から案内が送られてきたのがきっかけだったそうだ。西田さんは、もともと「ファイナルファンタジー」シリーズが好きでそれに携わる仕事をするため、音楽の専門学校に通おうとしたときに声の仕事でも関われるなと思ったのだとか。

続いて「これははじめてだなと思うエピソード」というお題でトークをすることに。北沢さんはサッカー番組で約20人の声を1人で演じたことがあると笑いながら話す。西田さんはニーハイ好きの祖堅さんに出会ったのが衝撃的だったそうで、同じ事務所の女性声優がボイス収録に行くときには必ずニーハイを履いていくというエピソードが語られた。

「ボイス収録時に起こったハプニング」というテーマでは、西田さんが「ファイナルファンタジーXIV」の収録現場で遅刻してきた人が、「申し訳ございませんでした！」とジャンピング土下座する光景を見て驚いたことを語った。北沢さんは、もともとギルガメッシュの声を高めにしようと思ったそうだが、原画を見たときにギルガメッシュのあまりに大きさに驚き「声は低いほうがいいんですよね？」と聞いたのだとか。

さらに、ボイス収録中のこだわりとして、北沢さんはネロとギルメッシュの声に違い出すことに、西田さんはオルシファンを演じる際には変態をどう表現するのかを考えていると語った。

続いて北沢さんと西田さんがそれぞれのキャラクターを演じたときの話題となった。北沢さんは役を演じる前に必ず設定資料を見るそうだが、ネロの資料を見たときに頭部しか描かれていなかったことから飛行機に見えてしまい、「ついに僕も飛行機を演じるのか……」と落ち込んだと話した。

また、「ファイナルファンタジーXIV：新生エオルゼア」がサービスする前に配信された動画で、北沢さんは蛮神イフリート役を演じており、それをE3で公開するかもしれないという話もあったそうだ。ほかのボイス収録中に突然言われたので少し戸惑ったそうだが、世界デビューするかもという話を聞いたときには「やります！」と即答したという。だが、E3で公開された動画には英語ボイスが使われ、世界デビューはできなかったのだそうだ。

西田さんはもともとボイスがなかったオルシファンを演じるということもあり、どんな声にすればいいのか悩んだと話す。また、オルシファンの「イイ！」という口癖の言い方について前廣和豊氏にアドバイスを貰ったと話すと、この流れを受けて急遽前廣氏が登壇。「もうちょっと息を抜いた感じ」「うちに秘めた『イイ！』ではなくて前に出してください」という前廣氏からのアドバイスを西田さんが汲み取り、今のオルシファンの「イイ！」になったことが明かされた。

前廣氏は、「『蒼天のイシュガルド』にもたくさんの『イイ！』を入れてありますので楽しみにしていてください」と語った。