スクウェア・エニックスは本日7月28日、ザ・リッツ・カールトン東京において「ドラゴンクエスト新作発表会」を開催した。本編最新作「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」についてはすでにお伝えしたが、ここでは発表会で公開された内容について、まとめて紹介していく。

目次
  1. 「星のドラゴンクエスト」の映像が公開!
  2. 3DS「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」の実写CMが制作中!
  3. PS4/PS3/PS Vita「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」の実機プレイ映像が公開!
  4. PS4/PS3/PS Vita「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」のメインビジュアルが公開!
  5. 3DS「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3」ではすべてのモンスターに乗ることができる!
  6. 5年ぶりのアーケード最新作「ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー」はマーベラスとの共同開発!
  7. 「ドラゴンクエストX オンライン」のPS4版制作が決定!
  8. PS4/3DS「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」が発表!NX(仮称)での開発も明らかに

「ドラゴンクエストX」の生放送番組などにも出演するタレントの椿姫彩菜さんがMCを務めた本発表会では、「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親である堀井雄二氏をはじめとした各タイトルの担当プロデューサーが登壇し、その内容を紹介していった。

椿姫彩菜さん 堀井雄二氏

「星のドラゴンクエスト」の映像が公開!

三宅有氏

まずは「ドラゴンクエスト」シリーズ エグゼクティブプロデューサーの三宅有氏が登壇し、来年で30周年を迎える同作のおよそ半分となる15年、シリーズに関わったことに対する喜びを表した。そして、これまでの販売本数が全世界で6,600万本を突破している本シリーズでは、堀井氏の“RPGをだれでも簡単に遊べる”として、マニュアルなしで楽しめること、ゲーム内のキャラクターの温かみ、そして自身が主人公となって冒険するワクワク感の3つを大事にしているという。

鳥山明氏によるキャラクター、そしてすぎやまこういち氏による音楽が加わり、これまでに支持を得ているシリーズではあるが、いつでもどこでもだれでも楽しめるものとして、今後も一貫した「ドラゴンクエスト」の世界を守っていき、時代に則した技術を用いて新しい創造を生み出すとした。

三宅氏は、そのまま「ドラゴンクエスト」関連のモバイルコンテンツについて紹介。今年の4月にバージョン2へのアップデートを実施、先日1,400万ダウンロードを突破した「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」では、コラボカフェなどを展開。そして、シリーズ初のPCブラウザゲームとして2013年に登場した「ドラゴンクエスト モンスターパレード」は、6月25日にスマートフォン版「ドラゴンクエスト どこでもモンスターパレード」のサービスを開始、早くも200万ダウンロードを突破しているという。

そんな「ドラゴンクエスト」のスマートフォン向けタイトル最新作として先日発表されたのが、「星のドラゴンクエスト」だ。会場ではそんな本作のゲーム画面をふんだんに詰め込んだ最新映像が公開された。星をまるごと探索できるのが特徴の本作だが、そのほかにもおなじみのモンスターたちやキャラクターのカスタマイズ要素など、盛りだくさんの要素を確認することができた。2015年の配信を予定しているということだが、秋ごろには配信できるように開発を進めているそうなので、続報に期待しよう。

そのほか、シリーズ関連のニュースを網羅した「ドラゴンクエスト ポータルアプリ」は先日500万ダウンロードを突破。それを記念して、同アプリ内で配信されている「ドラゴンクエストIII」のセールが実施される。

3DS「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」の実写CMが制作中!

藤本則義氏

ここからは進行の椿姫さんに堀井氏も加わりつつ、各タイトルについて担当プロデューサーが紹介。まずは8月27日に発売を控えるニンテンドー3DS用ソフト「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」について、プロデューサーの藤本則義氏が登壇した。

藤本氏が映像とともに紹介したのが、シリーズではおなじみとなる実写CMの制作について。今回は、チェコにある、作品に登場する城そっくりの場所で撮影を行い、キャストについてもゲーム内の登場キャラクターにそっくりの人たちにお願いしているという。こちらは発売の1週間前ほどから放送予定とのことなので、期待しておこう。

そのほか、フルリメイク作品として制作されている本作の追加要素、そして初回生産特典(パッケージ版)/早期購入特典(ダウンロード版)の「いにしえのロトの剣」が改めて紹介された。

PS4/PS3/PS Vita「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」の実機プレイ映像が公開!

引き続き、こちらも藤本氏がプロデューサーを務めるブロックメイクRPG「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」について紹介。まずはゲームの世界観をということで、シリーズファンにおなじみとなる竜王の有名なセリフを抜粋し、「わしの みかたに なるか?」の問いに「はい」と答えてアレフガルドが支配されてしまうのだと紹介。それから時が流れて、一人の若者、つまりプレイヤーが現れたところから物語が始まるという。

そんな本作のテーマは「世界の奪還、復活」。世界を復活させていき、最終的には竜王を倒すのが目的となる。手にした武器であらゆる場所を採掘して素材を止め、プレイヤーならではの街並みを作っていくのだが、もちろんモンスターと戦うこともある。戦闘シーンはアクションで表現され、自身でトラップを作ることが可能となっているなど、ここでも本作ならではの要素が用意されている。

発表会の会場では、初公開となる実機プレイ動画が公開に。おおまかなゲームループでサクサクと遊べる様子が紹介された。堀井氏によると実は壊れたお城を修理することも可能だったり、設計図が用意されていたりと遊び方は多彩なようなので、期待しておきたいところだ。

PS4/PS3/PS Vita「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」のメインビジュアルが公開!

青海亮太氏

続いては、今年4月に制作が発表されていた「ドラゴンクエストヒーローズII」に関して、前作に引き続きプロデューサーを務める青海亮太氏が登壇。まずは前作「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」が累計販売本数100万本を突破したこと、ならびに北米版・欧州版が10月に発売されることを紹介した。

そして、正式タイトルを「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」として発表した本作については、新たな世界・物語・主人公で展開するとのこと。前作で要望の高かった新たな歴代シリーズキャラが登場するほか、最大4人のマルチプレイにも対応する。

会場では、それらの要素を表現したメインビジュアルが初公開。前作に登場したキャラクターに加えて、「ドラゴンクエストVI」のハッサン、「ドラゴンクエストVII」のマリベルが登場することや、バルザック、イエティ、モモンガなど前作で登場しなかったモンスターも描かれている。発表会終了後の公式サイト上ではこちらのビジュアルがトップを飾っており、ぜひモンスターを発見してほしいと話した。

本作は2016年春に発売を予定、続報については9月に行われる東京ゲームショウ2015のあたりで公開するとのこと。そして最後は青海氏が持参した、前作とは異なる帽子をかぶったホミロンが、プレイヤーに武術を教えてくれる鬼教官的な役どころとして登場することを明かした。

3DS「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3」ではすべてのモンスターに乗ることができる!

犬塚太一氏

先日シリーズの累計出荷本数1,050万本突破とともに発表された、「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズ最新作となる「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3」。シリーズのプロデューサーを務める犬塚太一氏からは、主人公ともう1体のキャラクタービジュアルが紹介された。主人公が耳につけているアイテムはシナリオにも関わっており、一見モンスターのように見えるキャラクターも重要な役どころになっているとのこと。

さらに、今回のために間に合わせたという画面写真が一枚公開。ひくいどりに乗っている主人公の姿が確認できるが、このようなかたちで本作ではすべてのモンスターに乗ることができるのが特徴となっている。そして今作では、スライムナイトのような別のモンスターが乗っているモンスターが登場するということで、そういったモンスターにどう乗るかに注目してほしいと話した。

発売時期について明言は避けられたが、「ドラゴンクエストビルダーズ」よりは後、そこまで待たせない内に発売したいとコメントした。

5年ぶりのアーケード最新作「ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー」はマーベラスとの共同開発!

市村龍太郎氏

次に登場した市村龍太郎氏は、2006年の稼働から3作品が発表、累計カード出荷枚数は2億枚を突破したという「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」シリーズに続く、アミューズメント向けドラゴンクエスト最新作「ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー」を発表。

ロゴのデザインにも表れているように、「モンスターバトルロード」シリーズのイズムを継承したという本作については、開発中のイメージイラストが公開。真ん中に主人公らしき男の子が立っており、右手には龍の頭を模したもの、左手にはカードを持っているこのイラストは、カードからモンスターを召喚して戦うゲームの仕組みなどをわかりやすく紹介したものとなっている。

また、本作の開発はスクウェア・エニックスだけでなく、マーベラスも参加。その経緯としては、近年子供向けのアミューズメントタイトルの開発実績を多く持つマーベラスと協力することで、「モンスターバトルロード」を超える作品を作ろうという意気込みの表れだという。

ジャンル名はスキャンバトルRPG、稼働時期は2016年を予定している本作は、小さい子供たちに遊んでほしいというところから開発を決めたタイトルであり、まずは来年に向けて情報を出していきたいと話して締めくくった。

「ドラゴンクエストX オンライン」のPS4版制作が決定!

斎藤陽介氏

2015年8月1日に3周年、そしてイベント「ドラゴンクエスト夏祭り2015」を控える「ドラゴンクエストXオンライン」からは、プロデューサーの斎藤陽介氏が登壇。まずは同イベントについて、機材開放によりステージ当日席の販売を行うことを発表した。当日席の席数については200~300席ほどで抽選にて決定となるが、会場の敷地内に用意された「Luida's Cafe」やグッズ販売コーナーはだれでも来場できるとのこと。

そして、ゲームに関してもいくつかの新情報が公開。まずは、クラウドゲーム技術を活用したニンテンドー3DS版の無料体験版が7月29日12時より配信される。遊ぶ時間は限られるが、期間利用権を購入することでそのまま製品版として遊べるものになっているという。ダウンロード方法は公式プレイヤーサイト「目覚めし冒険者の広場」(http://hiroba.dqx.jp/)で告知するということだが、ダウンロード番号の配布という形式をとり、現在クラウドサーバーで遊んでいるプレイヤーに影響を与えないように、少量ずつ配布するかたちになるとのこと。

さらに、これまでWii/Wii U/Windows、そしてクラウドサービスを利用して3DSやdゲーム向けにサービスを行ってきた本作だが、新たにPS4版の開発を行うことを発表。時期については未定ということだが、本格的に動き出すということなので今後の続報に期待したい。

PS4/3DS「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」が発表!NX(仮称)での開発も明らかに

そして満を持して発表となったのが、「ドラゴンクエストX オンライン」以来、3年ぶりの本編最新作となる「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」だ。プロデューサーは前作に引き続き齊藤陽介氏が担当、登壇するやいなや対応ハードに関する話題となり、堀井氏からPS4と3DSの2機種であることが発表されると、会場は大きな驚きに包まれた。

今回、異なるメーカーの2機種での発売ということについて堀井氏は、いろんなユーザーに遊んでほしかったことから決断したと説明、それぞれのハードを活かしたものになっているそう。また、サブタイトルである「過ぎ去りし時を求めて」については、30周年の思いとともに、物語としても時を絡めたものになっていると話した。またロゴのドラゴンも初代「ドラゴンクエスト」のデザインを反転させた、原点回帰しつつ進化したものをという意思を表しているとか。そして斎藤氏によると、「ドラゴンクエストX」とは違い、本作では1人でじっくりと楽しめるかたちになっているとのこと。

岡村北斗氏、横田賢人氏

椿姫さんより各ハードでの開発について質問が及ぶと、堀井氏が描くゲーム中のシナリオは同じ内容だということだが、ゲーム開発において異なるハードで作るということの大変さを強調。その上で開発体制を紹介するべく、PS4版のプロデューサーである岡村北斗氏、3DS版のプロデューサーである横田賢人氏が登壇した。

本作は、ディレクターをはじめとしたコアスタッフはすべてスクウェア・エニックスのメンバーで構成されているが、PS4版についてはオルカ、3DS版についてはトイロジックと、ともに「ドラゴンクエストX オンライン」から協力体制を敷いている両社が開発に参加しているという。またPS4版に関しては、開発エンジンにEpic社のUnreal Engine4を採用していることが明かされた。

内川毅氏

ここからは本作のディレクターを担当する内川毅氏も加わり、堀井氏による両機種での実機デモンストレーションを実施することとなった。

まずはPS4版について、表情や髪の毛など制作に作られた主人公のビジュアルやジャンプを含めたモーション、遠くにいるキャラクターまでが見通せる奥行きのある街の様子などが紹介。そして今回は街にも上層、下層といった立体的な移動が可能となっている。そのほか、今回はまだ実装されていなかったが、はしごを登ったり、狭い場所を渡ったりといったモーションはもっと細かく、臨場感のあるように歩くようにしていくとのこと。

続いて、内川氏の操作により、フィールドの模様も紹介。水に反射する日光、岩の質感、虹のかかった滝の様子など、空気感を大切にした作りで、その進化は画面で見ると一目瞭然。フィールド上には過去作に登場した大ガラスなどがおり、戦闘はシンボルエンカウントになっているのこと。

今回公開されたのはフィールドの一部であり、草原だけでなく、荒野や雪山などのマップを用意したいという。ダンジョンは洞窟、塔、迷宮、山道などのバリエーション、そしてギミックを多く取り入れて届けたいと話した。

そして3D版については堀井氏が実機でプレイしている様子を肩越しに映像で紹介。上画面がデフォルメされた3D、下画面が2Dのドット絵がそれぞれ表示され、両画面ともに連動してキャラクターが移動するようになっている。街中で会話をする時など、アナログスライドパッドで操作すると上画面に、十字キーで操作すると下画面にテキストウィンドウが表示されるようになっているなど、細かい調整が施されている。このように、PS4版のリアルな3Dも含めて「ドラゴンクエストXI」ではシリーズの歴史を振り返るようなゲームデザインで企画が進められているという。

また、フィールド上の様子についても紹介。基本的には街中と変わらないが、上画面ではシンボルエンカウント、下画面ではランダムエンカウントとモンスターとの遭遇が異なる。今回は両方が表示された状態だが、ゲームの途中で3Dと2Dを切り替えるタイミングがあり、好きなほうを選んで楽しめるようになるそうだ。同じく3Dと2D両方のパターンで楽しめるモンスターとのバトルは、PS4版も含めてコマンドバトル形式になるという。

ちなみに「ドラゴンクエストXI」ではギラも復活している。

加えて今回はイベントシーンも紹介。上下の画面で同じイベントが連動して進行、思わず目移りしてしまうところではあるが、一度見たイベントは何度でも見ることのできるような仕組みを用意するということだ。

どちらのハード、そしてどちらのモードで遊んでも同じストーリーが体験できるという本作は、斎藤氏によると30周年内を目指して開発していきたいとのこと。初出しにも関わらず多くの情報が公開された本作の、今後の情報に期待したい。

堀井氏と斎藤氏がそのまま残り、主人公を紹介する中で、今作でもキャラクターデザインを担当した鳥山氏の担当責任者であり、集英社 Vジャンプ編集部 編集長の伊能昭夫氏が挨拶。20年近く携わってきたという自身も一番興奮していると話すとともに、鳥山氏からのメッセージを読み上げ、30年という長い期間、キャラクターデザインを担当してきたからこそ、今作のデザインで苦労したこと、そんな中でも魂を込めて手がけたことなどが届けられた。

さらに、これまでシリーズの音楽を手がけてきたすぎやまこういち氏も挨拶。先日京都で行ったオーケストラコンサートで、「ドラゴンクエスト」シリーズの年月よりも年の若い人たちに触れ、その歴史を肌で感じてきたというすぎやま氏は、今作で新たなスタートを切るため、堀井氏より村、街、戦闘と楽曲のすべてを新曲で作ってほしいと依頼され、腰を抜かしたという。その一方で楽しみだとも話し、期待してほしいとメッセージを贈った。

伊能昭夫氏 すぎやまこういち氏

最後に、斎藤氏からは「ドラゴンクエストXI」および「ドラゴンクエストX」が任天堂の新ハード「NX(仮称)」での発売も予定していることが、そして堀井氏からは30周年ロゴとともに、30周年に向けたイベントの実施を企画していることが発表された。1時間半に渡って濃い内容が届けられた発表会らしい締めくくりとなったが、30周年を迎える「ドラゴンクエスト」シリーズのますますの展開に期待したい。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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