コーエーテクモゲームスは本日11月5日、コーエーテクモホールディングス 日吉本社ビル会議ホールにて、「ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~」の発表会を開催した。

発売をいよいよ今月19日に控える「ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~(以下、ソフィーのアトリエ)」。本発表会では、「ソフィーのアトリエ」ディレクターのコーエーテクモゲームス 岡村佳人氏によるゲーム説明に加え、キャラクターデザインのNOCO氏、ゆーげん氏、ソフィー役の相坂優歌さん、オスカー役の山下誠一郎さんを迎えてのトークセッションなどが行われた。

会の冒頭では、コーエーテクモゲームス 代表取締役社長 鯉沼久史氏、コーエーテクモゲームス 「ソフィーのアトリエ」総合プロデューサー 井上忠信氏が挨拶。鯉沼氏は、コーエーテクモゲームスのノウハウとガストのノウハウを組み合わせた、新しいアトリエのスタンダードとなる本作に期待をかけていること、井上氏は、PS版「マリーのアトリエ」よりプロデューサーとして携わってきた中、今作で17作目を迎えることへの感謝をそれぞれ述べた。

鯉沼久史氏 井上忠信氏
岡村佳人氏

続いてディレクターの岡村氏より、アトリエシリーズ通算17作目のタイトルであり、黄昏シリーズに続く新たなシリーズの1作目として、新たなチャレンジを盛り込んだ本作の特徴について、順に説明していった。

本作の主人公は、駆け出しの錬金術士である”ソフィー”。ある日、意志を持つ本”プラフタ”との出会いから物語が進んでいく、ファンタジー世界での少女の日常を描いたストーリーとなっている。

その世界観は、黄昏シリーズとは変わり、自然にあふれたファンタジー世界となっており、その表現においては時間の概念を盛り込んでいる。昼夜や天候が見た目にも変化するのはもちろん、その環境によって登場するモンスターや採取できるアイテムも変わるとのこと。

また、シリーズの特徴である調合の仕組みも大きく変更。従来はアイテムなどで取得していたレシピを、今作ではプレイヤーの行動によってレシピが生まれる仕組みにすることで、ゲームを進めていくことで自然にアイテムを作れるようになっているという。

調合の流れについては、これまで文字や数字が多いという意見があったことから、パネルに素材を組み込む、視覚的なアイテム制作のかたちに。その一方で、材料からの効果の引き継ぎや素材に応じた品質など、従来のファンが楽しめる要素も盛り込まれている。

さらに、本作では本から人間の姿になったプラフタの格好をカスタマイズできるようになるドールメイクという仕組みを用意。全てゆーげん氏がデザインしたというそのバリエーションはさることながら、能力も組み合わせによって変化、ドールメイク後の姿は戦闘やイベントでも反映される。

続いて探索の中では欠かせないバトルに関して。近年のアトリエシリーズではコストターンバトルが採用されていたが、今作ではターンごとに全ての行動をプレイヤーが事前に入力するロジカルターンバトルへと変更。あらかじめ行動を決められること、そして、攻撃か防御のいずれかの戦闘スタンスを取れることで、より戦略的な戦闘が楽しめるようになっているという。

また、これまでのシリーズからの変更点として調合で作ったアイテムをキャラクターごとに使えるようになったほか、サポートシステムの演出も強化しており、それらの要素を合わせることで強力なボス戦を楽しみつつ、キャラクター性を楽しめるタイトルになっているとのこと。

最後に初回特典、プレミアムボックスなどの商品情報を紹介。また、11月12日には一足早く「ソフィーのアトリエ」を楽しめる体験会、同日より秋葉原にある「Akiba diner ザ・グランヴァニア」とのカフェコラボ、発売当日の11月19日に発売記念抽選会が行われることが明かされた。

岡村氏と相坂さんが出演するトークショーの事前予約は本日までとなっている。
また、体験会参加者には缶バッジがプレゼントされる。
カフェコラボは11月12日~29日の期間で実施。コラボメニューやグッズがもらえるくじの提供が予定されているそう。

ゲームに関する紹介が終わったところで、キャラクターデザインのNOCO氏、ゆーげん氏が登壇し、それぞれが担当したキャラクターデザインに関するトークが展開した。

まず岡村氏は2人のイラストレーターを起用した理由として、アトリエの世界をより広く、大きく表現したするために、舞台となる世界のキャラクターをNOCO氏、外から来たキャラクターをゆーげん氏がそれぞれ担当したことを明かす。

(左2人目から)NOCO氏、ゆーげん氏

その上で、それぞれのキャラクターデザインを担当するにあたって、NOCO氏は従来のアトリエシリーズの世界観を壊さないようにすること、ゆーげん氏は逆に新しいアトリエをユーザーに提案することを目指して制作。試行錯誤を重ねつつ、真摯に取り組めたと振り返った。

変身前と変身後、2つのデザインを用意する必要があったソフィーについては、15パターンものイラストを用意したそうで、最終的に町娘のようなデザインをモチーフにしつつも、細部のアイテムなどにはこだわったよう。一方、ドールという設定であるプラフタは、ビスクドールをモチーフに、ドールメイクを意識して幅を取らないようにしたことなどが明かされた。

ここでゆーげん氏が一度降壇し、入れ替わりにソフィー役の相坂さん、オスカー役の山下さんがキャラクターをモチーフとした衣装で登壇。2人のキャラクターをデザインしたNOCO氏を交え、演じたキャラクターに関するトークを展開。ここでもそれぞれのキャラクターデザインに言及するとともに、収録におけるポイントなどを語った。

中央左:相坂優歌さん、中央右:山下誠一郎さん

さらに、相坂さんと山下さんは、本発表会オリジナルのスペシャルアフレコも披露。最初は緊張気味にスタートしたが、途中からは山下さんが随所にアドリブも盛り込むなど、生ならではのやり取りが楽しめた。ゲームの収録とは違い、一緒にアフレコをした2人は、ぜひゲーム内でモニカ(CV:洲崎綾さん)を含めた幼馴染み3人での掛け合いを楽しんでほしいとアピールしていた。

最後は、相坂さん、山下さん、そして岡村氏から、初のマルチプラットフォームタイトルとなる本作への期待や意気込みが語られ、発表会は締めくくられた。

ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~

コーエーテクモゲームス

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  • 発売日:2015年11月19日
  • 12歳以上対象
  • PS Storeダウンロード版

ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~

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  • 発売日:2015年11月19日
  • 12歳以上対象
  • PS Storeダウンロード版

ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~

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  • 発売日:2015年11月19日
  • 12歳以上対象
  • PS Storeダウンロード版

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