ゲームの過去・現在・未来を一望できる企画展「GAME ON」がいよいよ開催―気になる展示内容をひと足先にチェック!

発表会・イベント取材
0コメント 仁志睦

3月1日、東京・江東区の日本科学未来館にて、ゲームをテーマにした企画展「GAME ON~ゲームってなんでおもしろい?~」のプレス向け内覧会が行われた。

「GAME ON」は「テレビゲームの進化の過程」を体験できるゲームの展覧会だ。2002年に英・ロンドン市のバービカン・センターで初開催されて以来、世界各地を巡回。合計200万人以上を動員した人気イベントが、ついに日本でも行われることとなった。

今回の企画展の最大の見どころは、133ものタイトルがプレイアブルな状態で展示されていること。会場内はテーマごとに9つのエリアに分かれていて、アーケードゲームの始祖ともいわれる「PONG(ポン)」から話題の新バーチャルマシン「PlayStation VR」まで、古今のさまざまなゲームを楽しむことができる。本稿では各エリアの展示内容を会場の写真とともに紹介していこう。

日本科学未来館 展示企画開発課長の内田まほろ氏(左)と角川アスキー総合研究所の遠藤諭氏が開催の挨拶を行った。

STAGE1 プレイの誕生

現在のゲームの原型とされる「スペースウォー!」や世界初の商業用アーケードゲーム「コンピュータースペース」など、創世記の名作ゲームを展示しているコーナー。ゲームの歴史を切り開いたと言われるアタリのテニスゲーム「PONG」をはじめ、「ドンキーコング」「ゼビウス」「パックマン」「バーチャファイター」といったゲームの歴史を飾る記念碑的作品の数々を実際にプレイできる。

こちらが「スペースウォー!」。マサチューセッツ工科大学の学生たちが開発した。
ラケットを上下に動かしてボールを打ち合う「PONG」が大画面で楽しめる。
コンピュータースペース ギャラクシアン バーチャファイター

STAGE2 ゲームセンターでプレイ

1978年に一大ブームを巻き起こし、社会現象にまでなった「スペースインベーダー」をはじめとするアーケードゲームの傑作を多数展示。

バイク型の大型筐体が話題を呼んだセガの体感型ゲーム第1弾「ハングオン」や格ゲーブームの火付け役となった「ストリートファイターII」。ダンスゲームの元祖というべき「ダンスダンスレボリューション」など、80~90年代の名作を当時の筐体で遊ぶことができる。

スペースインベーダーのコーナー。テーブル型やスタンド型の両方が展示されている。
アーケード版のマリオブラザーズもプレイ可能になっている。
バイク型の筐体に乗って操作する「ハングオン」。体感ゲームの始祖的存在だ。
「ハングオン」と並ぶ体感ゲームの傑作「アフターバーナー」もプレイ可能だ。
多人数での通信対戦が話題を呼んだレースゲーム「デイトナUSA2」。
体感型のフライトシミュレーター「エアラインパイロッツ」も展示されている。

STAGE3 いろいろプレイ

アクション、アドベンチャー、シミュレーション、RPG、パズルなど、これまでにさまざまなジャンルのゲームが生み出されてきた。このコーナーでは、そうした各ゲームジャンルにおける代表的なタイトルが展示。

「ピットフォール」や「イー・アル・カンフー」といった古典的名作のほか、全世界で空前のヒットを記録した「ファイナルファンタジーVII」や人気キャラクター・トロを生み出した「どこでもいっしょ」など、多彩なジャンルのゲームを楽しめる。

二足歩行ロボットを操作する「鉄騎」は専用コントローラーとセットで展示。
アタリVCSからプレイステーション4まで、歴代の人気タイトルをプレイできる。

STAGE4 おうちでプレイ

ゲーム黎明期のマシンから近年の人気ハードまで、歴代の家庭用ゲーム機が展示されているコーナー。1972年に登場した初めての家庭用ゲーム機といわれる「マグナボックス・オデッセイ」や日本初の家庭用ゲーム機であるエポックの「テレビテニス」をはじめ、「ファミリーコンピューター」「セガサターン」「プレイステーション」など数々の家庭用ゲーム機がずらりと並んだ光景は圧巻のひとことだ。

アタリ・ジャガー、ドリームキャスト、スーパーファミコンなど古今のゲーム機が一同に。
「レミングス」「ファンタジーゾーン」「ロックマン」などがプレイ可能。
初の家庭用ゲーム機である「オデッセイ」の試作版「ブラウンボックス」も展示。
70年代後期から80年代前半にかけて、北米で一大人気を博した名機「アタリVCS」。
MSX コモドール64 ファミリーコンピューター

STAGE5 どこでもだれでもプレイ

任天堂の「ゲームボーイ」をはじめとする、さまざまなポータブルゲーム機が展示。80年代に一世を風靡した任天堂の携帯液晶ゲーム機「ゲーム&ウォッチ」の全60モデルが見られるほか、アメリカで大ヒットした電子記憶ゲーム「サイモン」や「スーパーギャラクシアン」「パックモンスター」といった懐かしのLSIゲームなどをプレイすることができる。

こちらが「ゲーム&ウォッチ」全モデル。初めて十字キーが導入された「ドンキーコング」などが見られる。
「クレイジークライミング」や「スーパーベースボール」など、さまざまなLSIゲームも展示。
「サイモン」 「パックモンスター」 ワンダースワンの「グンペイ」

STAGE6 アートでプレイ

テレビゲームが生み出したキャラクターや音楽など、アート面にスポットを当てたコーナーだ。世界中で大人気となった音速のハリネズミ「ソニック」や映画にもなったスーパーヒロイン「ララ・クロフト」など、人気キャラクターが登場するゲームがプレイアブルで展示。

「ドラゴンズレア」のセル画や歴代の「ポケットモンスター」シリーズのパッケージ、「グランド・セフト・オート」のキャラクターイラストなども見応えありだ。

「ザ・シムズ」「スペースチャンネル5」「スターウォーズ」「ソニックメガコレクション」などがプレイできる。
こちらが一緒に展示されているイラストやアイディアボードなどだ。

STAGE7 作ってプレイ

ブロックを自由に配置して、自分だけの箱庭世界を作り上げていく「マインクラフト」。インディーズゲームとしては異例の大ヒットを記録し、今なお多くの人にプレイされている、この人気タイトルを体験できるコーナーだ。

「マインクラフト」で再現された日本科学未来館を探検することができる。
スタッフが操作方法をレクチャーしてくれるので初めての人でも安心。

STAGE8 みんなでプレイ

オンラインゲームをはじめとする、多くの人が同時にプレイできるゲームやWiiリモコンなどの身体的インターフェイスを使ったゲームをフィーチャー。

人気のオンラインFPS「ヘイロー3」、ワールドワイドな人気を誇ったMMORPG「ワールド・オブ・ウォークラフト」、ギターやドラム型のコントローラーを使ってセッションができる「ザ・ビートルズ:ロックバンド」などを体験できる。

スマートフォンの位置情報を利用した話題作「Ingress」も展示。
「パズル&ドラゴンズ」など、おなじみのスマホゲームもプレイできる。
「サターンボンバーマン」は最大10人での同時対戦が話題を呼んだ。
バンド気分を満喫できる「ザ・ビートルズ:ロックバンド」。

NEXT STAGE 未来をプレイ

最後のコーナーでは、バーチャルリアリティやAR(拡張現実)技術といった次世代のテクノロジーを用いたゲームを紹介。

一番の目玉は今年の発売が予定されているヘッドマウントディスプレイ「PlayStation VR」で、獰猛なサメと深海で戦う「The DEEP」、銃撃戦を楽しめる「The London Heist」、マルチで楽しめるパーティーゲーム「THE PLAYROOM VR」の3種類のコンテンツを体験できる。また、AR技術を駆使した「Pokémon GO」の映像も一見の価値ありだ。

話題の「PlayStation VR」を体験できるとあって特に活況を呈していた。
リアルをとことん追求した「グランツーリスモ6」の映像は驚異のひとこと。
「Pokémon GO」の紹介映像は出口付近で見られる。

テレビゲームの過去、現在、未来を楽しみながら知ることができる「GAME ON」。草創期のゲームとはどういうものだったのか。そして、これからゲームはどのように進化していくのか。実際にプレイしながら体験できるので、ぜひ一度足を運んでみてほしい。

期間中にはシンポジウムやワークショップなどのイベントも実施される予定なので、興味のある人はそちらもチェックしておこう。

さまざまなゲーム関連グッズや書籍などの販売コーナーも設置されている。

企画展「GAME ON~ゲームってなんでおもしろい?」

会期

2016年3月2日~5月30日

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週火曜(3月29日、4月5日、5月3日は開館)

会場

日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン

入場料

大人1500円/18歳以下750円(土曜日650円)

オフィシャルサイト

http://gameon.tokyo

※画面は開発中のものです。

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