セガゲームスより2016年3月24日に発売されたPS Vita版「初音ミク -Project DIVA- X」と「東京ジョイポリス」とのコラボレーションイベント「初音ミク -DAIBA de DIVA- X」が開催中だ。初音ミク一色に染まった館内の様子を紹介する。
2016年3月24日より期間限定で開催中の、PS Vita用ソフト「初音ミク -Project DIVA- X」と、お台場に展開する屋内型テーマパーク・東京ジョイポリスのコラボレーションイベント「初音ミク -DAIBA de DIVA- X」。
さまざまなアトラクションやフードのコラボレーションが実施され、館内各所が「初音ミク」仕様となったイベントのレポートをお届けする。
ジョイポリスに到着すると、早速入口のミクさんによるお出迎えが。入場ゲートをくぐるとボイスも再生されるというこだわりようで、音声パターンも数種類用意されている。
館内の巨大なスクリーンには「-Project DIVA- X」のプロモーション映像も上映されており、いたるところから初音ミクの声が聞こえてくる。
カメラで撮影した館内の様子を映し出す、人間の背丈ほどの大きさのスクリーンも設置されているのだが、その正面に立ってスクリーンの中に映ると自身の横にミクやリンの姿が映し出されるような仕組みとなっている。普段のジョイポリスとは一風異なる雰囲気に、まるで自身が電脳空間に迷い込んだかのような錯覚を抱かせてくれた。
もちろん装飾だけではなく、さまざまなアトラクションでもコラボレーションが行われており、中でも大きな目玉となるのが「ハーフパイプトーキョー」。足下の体重のかけかたを変えると、左右に大きく動くボードが回転し、本物のハーフパイプさながらの迫力を楽しみながらスコアを競って対決することもできるというアトラクションだ。
こちらでは「卑怯戦隊うろたんだー」「愛の詩」「恋愛裁判」など、「-Project DIVA- X」に収録される全12曲の人気楽曲を使ったスコア対決に挑戦できる。館内でも人気No1のアトラクションだけにその楽しさは折り紙つきなので、どこにいくか迷ったらまずはここを体験することをオススメしたい。
また、さまざまなアトラクションを体験することで、東京ジョイポリスでしか手に入らない限定グッズを入手できることも。
提示された謎を解きながら、館内をめぐって紋章を探す回遊型アトラクション「ジョイポリ探検隊 ダイーバの秘宝と謎」では、紋章をすべて見つけ出し謎を解くと、可愛らしい初音ミクのフレームを使った記念撮影ができる。
コスプレ姿での写真撮影が可能な「ダイバ写真館 むちゃプリ」でも、期間限定のオリジナルフレームが7種類登場する。こちらはミク、リン、レン、MEIKO、ルカ、KAITOらお馴染みボーカロイドの面々から好きなキャラクターを選んで撮影することが可能だ。
森をイメージした空間でルーン占いを体験できる「フォーチュンフォレスト」では、占い結果が記された用紙が「-Project DIVA- X」仕様に。6種類の内いずれか1枚がランダムで選ばれるが、どのイラストも可愛らしく、つい全種類を集めたくなる。
2F「カーニバルゲームコーナー」と1F「ファンゾーン」には、ボールを使用したシンプルな体験型ゲームコーナーも設置。こちらでは、オリジナルポストカード(全13種)、ハート型ポストカード(全12種)、ミニスタンドPOP(全6種)などのグッズが、ゲームクリアの景品として用意されている。どちらも誰でも気軽にプレイできるゲームなので、女性や子供連れの家族などでも安心して楽しめるはずだ。
お馴染みのUFOキャッチャーには、「-Project DIVA- X」仕様のフレーム付きアクリルスタンドが景品として登場し、4月1日以降は全6種類のマルチクリーナークロスもラインナップに加わる。これらはなんと東京ジョイポリスでしかゲットできないレアグッズだそうなので、ぜひ挑戦してみてほしい。
コラボレーション企画では定番のフードメニューも、さまざまな種類が用意されている。
まず2FのDラウンジでは、ゲームに収録された楽曲をイメージした7種類のコラボドリンクが販売中。カップにはそれぞれ絵柄の異なる可愛らしいミクの姿が描かれており、注文したドリンクのカップと同じ絵柄のコースターが付属する。
一方、3Fのフレームカフェには、「ミクのブルーソースオムピラフ」「ルカのマグロ竜田マサラカレー」「リンレンバナナソーダ」といった、飲み物から食事まで幅広いメニューが用意されている。こちらには、コラボメニュー1点につき、全12種のコースターの中から1種類がランダムでプレゼントされる。
今回は1種類ずつコラボフードを試食することができたため、筆者はもっともミクらしい色合いの「メロンソーダ」と「ミクのブルーソースオムピラフ ネギ添え」をチョイス。
まずメロンソーダは、上が白く、下が緑という初音ミクの代名詞とも言えるネギ風の見た目になっているのが特徴。上と下の部分で味の濃さも違うので、濃い部分と薄い部分を交互に飲んで味の違いを楽しむのもよし、かき混ぜて適度な濃さにするもよし。
個人的な好みとしてはやはりかき混ぜたのがちょうどいい甘さに感じられたので、最初は交互に飲んで飲み比をしつつ、途中からよくかき混ぜて飲むようにすれば、3段階の味を楽しめる。
そして気になる、「ブルーソースオムピラフ」の方はというと、インパクト抜群の見た目に反して(?)、非常に優しいクリーミーな味わいで驚かされた。
ブルーソースはクリームソースに近い、パスタにも合いそうなやや甘めの味付け。中のピラフに入っている海老との相性もよく、添えられているブロッコリーやネギを絡ませて食べるのにも美味しい。あっさりとしていて食べやすいので、特に女性に人気が出そうなメニューだと感じられた。
タマネギではない普通のネギとオムピラフを一緒に食べるという機会もなかなかないと思うので、ネギが大好きなミクになった気持ちで(?)、挑戦してみるのはいかがだろうか。
ほかにも、東京ジョイポリス内のお土産ショップであるJPストアでは、「-Project DIVA- X」の初音ミクが描かれた限定Tシャツ2種、クリアファイル2枚セット、全6種の連結アクリルチャーム、プリントマシュマロ、全30種類の缶バッジ内どれか1種類が排出されるカプセルトイといった、期間限定グッズの販売が行われているので、忘れずにチェックしておこう。
さらに1Fにあるメインステージでは、最新のプロジェクションマッピングを活用した「スペシャルライブショー」や、歴代の「Project DIVA」シリーズから人気曲を厳選した「スペシャルPVショー」といったステージイベントも行われている。
筆者も「スペシャルPVショー」を観覧したが、見たことのあるPVでも、コールや手拍子で会場が一体となることで、それまでと違う印象や盛り上がりを得られるため、とても新鮮に感じられた。特にこれまで初音ミクのライブに参加したことがない人も、ライブの空気感を気軽に体験できるまたとない機会だ。
なお、残念ながらこの日はお目にかかることができなかったのだが、期間中はあの人気者・ミクダヨーさんがジョイポリス館内に遊びにくることもあるのだとか。この日はもう寝てしまっていたそうなので、早い時間に来る方が遭遇できる確率は高いのかもしれない。
東京ジョイポリスが「-Project DIVA- X」色に染まる今回のコラボレーション。アトラクションでもグッズでもステージでも、初音ミクのファンであれば間違いなく楽しめる作りとなっている。興味がある人は、ぜひ足を運んでみてほしい。