SEECが提供しているiOS/Android向けアプリ「心霊学校からの脱出」のプレイレポートをお届けします。
SEECが生み出したiOS/Android向けアプリゲーム「心霊学校からの脱出」。これからの季節におすすめのホラーと、人気の脱出ゲームが合わさった本作のストーリーを中心に、謎めいたゲームの魅力をレポートします!
行方不明になった親友を探して……廃墟の旧校舎へ
「心霊学校からの脱出」は、章ごとに話を進めるシステムです。章を進めるには、不気味な旧校舎内を探索しなければいけません。まずは、旧校舎を探索するキャラクターたちをご紹介しましょう。
内海千夏(うちうみ ちなつ)
本作の主人公。城ヶ峰女学院高等部に通う1年生です。明るくはきはきしている女の子ですが、本音を出し過ぎてしまうのが玉にきず。
土御門麗香(つちみかど れいか)
千夏と同じ高校の3年生。成績優秀で生徒会長も務める美人さんです。学園長の娘でお嬢様だが、お高くとまったところもなく周囲からの人望も厚い。
取巻泰子(とりまき たいこ)
麗香に心酔しているあまり、彼女に近づくものを許さないちょっとアブナイ性格の女の子です。千夏のことを愚民と呼びます。
霧島小枝(きりしま こずえ)
トランクケースを持っている女の子。動物の死がいを拾って来たり、石をずっと眺めていたりなど、取巻ちゃんとは別の意味でアブナイ人です。
穴作(けっさく)
いわゆる用務員さんです。学園長の娘である麗香には下手に出ますが、千夏には容赦なく暴言を吐く。ダメな大人です。
この5人を中心にストーリーが進みます。ストーリーは、千夏の親友である彩虹(あやこ)が行方不明になったことから始まります。思春期の女の子だからでしょうか、そうそうに家出人扱いとなり捜査は打ち切られてしまいます。しかし、千夏は納得がいきません。彩虹と千夏はその週末にいっしょに遊ぶ約束をしていたうえに、彼女は意味深な言葉を千夏に伝えていたからです。「もし私がいなくなっても…決して私を探さないで」と――。
さらに黄昏時、廃墟となった旧校舎の窓から彩虹の姿を見たという噂が流れて……!? 千夏は居ても立っても居られず、立ち入り禁止の旧校舎へ彩虹を探しに向かいます。ほかのメンバーは「生徒会長の責任として」「生徒会長についていくため」……など各々理由で、旧校舎探索に乗り出したのです。
ビクッとするほど怖い旧校舎の探索方法
「心霊学校からの脱出」は、下にある左右の矢印をタップして場所を移動します。移動した先で、気になるところをタップすると、アイテムを見つけることがあります。このアイテムを使う場所を探し、使用することでストーリーが進むようになるシステムです。
右に左にと探索していると、このゲームの真骨頂を体験します。恐ろしい幽霊を目撃したり、ゴキブリが襲い掛かってきたりすると、ショックを受けた千夏の心拍数が上昇します。心拍数が上昇すると、画面上にある心拍数ゲージがたまっていき、それが右端まできてしまうと死亡=ゲームオーバーとなります。
アイテムが見つからずゲームが進めない状態になると、無駄に移動してしまいがちですが、移動すればするほど恐怖体験をする確率が高くなります。もし上がってしまったら、『広告を見て心拍数を回復』をタップしましょう。広告を見ると、上昇してしまった心拍数ゲージを下げられます。もちろん回数に限りはありますが、探索をするための命綱です。我慢してもいいことは何もないので、積極的に使っていきましょう。
ただし選択肢を選ぶものは、高確率で心拍数ゲージが上昇する、またはゲージに関係なく即死になることもあります。よく考えて選択しましょう。私は2、3度誤った選択肢を選んで、ゲームオーバーになりました。
周回プレイでわかるストーリーの神髄
「心霊学校からの脱出」は、マルチエンディング制を採用しています。周回プレイすることで、違うエンディングが迎えられるようになります。私の場合、最初はバッドエンドでしたが、エンディング間近の選択肢で変えてクリアしたところ、また新しいエンディングになりました。実際にプレイしてみると、ホラーと脱出ゲームのおもしろさだけではなく、ストーリーの奥深さに引き込まれる作品になっていました。
ホラーというと身構えてしまう人もいると思いますが、探索メンバーたちのやりとりは、とにかく明るく楽しいものになっています。生徒会長が千夏に寄せる好意が、ちょっとアブナイ方向という展開など、コミカルな部分が怖いストーリーとちょうどよいバランスで描かれています。
千夏と彩虹の出会い、なぜ親友になったのか? なぜ旧校舎に彩虹が捕らわれているのか……。ぜひ、探索を進めながら多くの謎を解き明かしてみてください。周回プレイするごとに、ストーリーへ感情移入してしまうはずです。そして、真のエンディングを迎えましょう!