Gamerでは「シャドウバース」特集を連載中。この特集では、「シャドウバースを始めてみたけどどうしたらいいかわからない」「Dランクからなかなか勝てなくなった」というビギナーの人を主な対象に、各クラスの解説やデッキの紹介、対戦の模様をお届けします。第2回は「ロイヤル編」です。
指揮官と兵士のシナジーで戦うロイヤル
アレスター王国の王女様の専属メイドにして護衛でもある女性・エリカがリーダーのロイヤル。ロイヤルには「指揮官・カード」「兵士・カード」(以下、それぞれ指揮官、兵士)という2種類のカードが存在し、それぞれでシナジーを起こすのが特徴です。
一番わかりやすいのは、たくさんの兵士を指揮官で一斉に強化して攻めこむ戦法。シンプルで動かしやすく、実はエルフよりも初心者向けのクラスではないかと思うほどです。コストが軽いカードや疾走(場に出てすぐに攻撃できる能力)を持つフォロワーなどを召喚し、序盤で一気に勝負を決める速攻デッキに向いています。
一方で、優秀な中コスト帯のフォロワーが存在するのもロイヤルの長所。これらを活かし、中盤の攻防を制して勝利につなげるデッキも構築することができます。いずれにしても、難しいギミックはありませんので、初心者の人は迷ったらロイヤルで組んでみるのがオススメ。ポイントは、コスト4のカードです。
なぜコスト4のカードがポイントなのか? 先攻/後攻、進化の関係
本作は進化のタイミングが戦局を左右する大きなポイントです。先攻は対戦開始から5ターン後に進化が解禁され、1戦につき2回行うことができます。後攻は対戦開始から4ターン後に解禁、1戦につき3回実行できます。
そう、後攻の方が進化可能になるタイミングが1ターン早いのです。4ターン後ということは、PPは最低でも4使えます。つまり、コスト4のフォロワーのチョイスが、本作ではかなり重要なのです。
例えばロイヤルなら、進化時にスティールナイトとナイトを1体ずつ出現させる「フローラルフェンサー」。4ターン目に彼女を召喚し、進化させれば一気に場に3体のフォロワーが並ぶことになります。進化した「フローラルフェンサー」で相手フォロワーを倒してもいいですし、相手の場が十分に展開されていなければ、次のターンに相手リーダーへ一気に攻撃することもできます。後攻のディスアドバンテージをひっくり返す可能性が、コスト4のカードには秘められているのです。
では後攻が絶対有利かというと、必ずしもそうとは言えません。特にロイヤルを始めとする速攻デッキは、先攻の方が適しています。
というのも、1ターン目から疾走を持つフォロワーを出したり、他の兵士を呼ぶカードで場にフォロワーを敷き詰めたりして攻撃し続ければ、4ターン目を迎えるまでに大きくアドバンテージを取れるのです。先手を取って相手に対応させることができるのは、先攻の大きな利点ですね。
ロイヤルデッキを作ろう
ロイヤルのデッキは低コストフォロワーで序盤からリーダーに攻め込む“フェイス”デッキと、中盤以降も優秀なフォロワーで相手と渡り合う“ミッドレンジ”デッキが構築しやすいでしょう。
フェイスロイヤルデッキ
序盤から顔面≒リーダーにどんどん攻撃していくフェイスロイヤルデッキ。扱いやすさもさることながら、その構築コストの低さも特徴です。ゴールド以上のレアリティのカードなしで作ることができます。
ポイントはマリガン(戦闘開始前のカードの引き直し)でコスト1のフォロワーを持ってくること。そして毎ターンコストを使い切ること。常にできるだけ多くのフォロワーを展開していくことが肝要です。後半になると攻撃力不足が顕著になるので、中盤までに勝負を決めましょう。
こちらのデッキでは、相手の中コスト〜高コストフォロワー対策に、「ジャイアントスレイヤー」と「剣豪」を入れました。特にこのデッキは高体力のフォロワーや、守護(相手は「守護」を持つフォロワー以外を攻撃できなくなる)を持つフォロワーにはかなり手を焼くことになるので、「ルミナスナイト」「セージコマンダー」の持つ全体強化能力も合わせてうまく対抗したいところです。
ミッドレンジロイヤルデッキ
ロイヤルの特徴である低コストフォロワーで序盤から場を展開し、ミッドレンジ=中盤以降は優秀な中〜高コストカードで相手と渡り合うミッドレンジロイヤルデッキ。苦手な時間帯や相手がおらず、どのクラスとも安定して戦うことができるデッキです。
ロイヤルの中〜高コスト帯は指揮官が多いので、指揮官を呼び寄せる「メイドリーダー」はシルバーながらキーカードのひとつ。またエルフ編でも紹介した「風神」も、フォロワーを多く展開するロイヤルとは相性が抜群です。
指揮官と兵士のシナジーを活かしたいので、同じ兵士でも他のフォロワーを呼ぶものより、「不屈の兵士」のように指揮官がいることで真価を発揮するフォロワーを採用しました。カスタマイズもしやすいデッキなので、ここからさらに自分なりの味付けをしてみてくださいね。
フェイスロイヤルデッキで対戦!
最後に、実際にフェイスロイヤルデッキを使った対戦動画をご紹介。上記で紹介したデッキに、「海底都市王・乙姫」や守護を持つフォロワーを入れて、速度を落とした代わりに粘り強さを加えました。
第3回はウィッチ編です!
第1回:エルフ編
第3回:ウィッチ編
第4回:ドラゴン編
第5回:ネクロマンサー編
第6回:ヴァンパイア編
第7回:ビショップ編