Gamerでは「シャドウバース」特集を連載中。この特集では、「シャドウバースを始めてみたけどどうしたらいいかわからない」「Dランクからなかなか勝てなくなった」というビギナーの人を主な対象に、各クラスの解説やデッキの紹介、対戦の模様をお届けします。第6回は「ヴァンパイア編」です。
自らを傷つけることで能力を上げる「ヴァンパイア」
かつてのアレスター国王・バルタザールの手で封印された最強の種族・ヴァンパイア最後の一人であるユリアスがリーダーの「ヴァンパイア」。ストーリーでは、何者かによって彼の封印が解かれ、再び動き出す彼の姿が描かれています。
ヴァンパイアの特徴は、自分のリーダーの体力が10以下になると発動する「復讐」です。先に相手の体力をゼロにした方が勝ちというこのゲームでは、自分の体力が10以下になってから発動する能力というのはなかなかにリスキー。他のクラスにはない緊張感が味わえます。
その条件ゆえ、ヴァンパイアのカードには自分のリーダーにダメージを与えるカードが少なくありません。これらを活用して、うまく復讐状態にもっていくのがバトルの基本線です。
ヴァンパイアを使いたての人がつい陥ってしまいがちなのが、とにかく早く復讐を発動させようと、自分にダメージを与えすぎてしまうこと。確かに素早く復讐状態に持ち込んで相手を殲滅する速攻ヴァンパイアデッキも存在しますが、体力コントロールが難しい、上級者向けのデッキです。
ヴァンパイアを扱う上で頭に置いておきたいのは、復讐が発動していなくとも普通に戦えるということ。自分の体力を調整しながら、隙を見て相手フォロワーやリーダーもきちんと攻撃していくことが肝要です。そうしてお互いの体力が10前後になったら、復讐を持つこちらがより強力な一手を繰り出せる……と考えながらプレイすれば、ヴァンパイアデッキの動かし方も理解しやすいでしょう。
ヴァンパイアデッキを作ろう
速攻デッキを除けば、ヴァンパイアデッキは復讐が発動する中盤以降が勝負。またヴァンパイアには、強力な全体除去(直接ダメージを与えてフォロワーを“除去”する能力、またはカード)も豊富に取り揃えられています。
そこで今回は、ミッドレンジ(中盤に勝負を仕掛けるデッキ)よりもさらに時間をかけ、終盤にポイントを置くコントロールデッキを作ってみましょう。「コントロール」とは、相手を妨害したりしながら、盤面や双方の体力などを最後まで手中で“コントロール”していくデッキのことを言います。
意外に思われるかもしれませんが、ヴァンパイアデッキは回復も大事です。特に中盤・終盤の攻防になると相手のフォロワーが強力になり、相手の選択肢も増えていくため、復讐が発動したはいいものの、そのまま体力を削り切られてしまう展開が少なくありません。
したがって、ヴァンパイアの特徴に反しているように見えますが、回復できるカードはとても大事なのです。例えば相手に総攻撃をされると負けてしまうのであれば、復讐状態でなくなるとしても、体力を回復した方が良いでしょう。
※一度復讐が発動しても、体力が10より多くなれば復讐状態ではなくなります。
自分の場だけでなく、相手の場もよく見る必要があるのがヴァンパイアで勝つコツです。相手のデッキに疾走(場に出たターンにすぐ攻撃できる)を持つフォロワーがいそうな時は、特に注意してください。
上記の作例、一般的なデッキに比べてスペルが多いことにお気づきでしょうか。これがコントロールヴァンパイアデッキの特徴です。序盤、中盤は相手フォロワーを「鋭利な一裂き」「ディアボリックドレイン」で破壊するなどして場から取り除き、終盤に疾走を持つ「アルカード」、相手リーダーに直接5ダメージを与える「セクシーヴァンパイア」などで畳み掛けていきましょう。
またヴァンパイアには、相手に与えたダメージの分だけ自リーダーの体力を回復する能力「ドレイン」を持つフォロワーも多いです。こちらも備えておくと、より体力調整がしやすくなります。
中級者・上級者向けと言われるヴァンパイアですが、まずはストーリーモードなどで動きや展開を覚えて、自分のデッキを構築してみてください!
ヴァンパイアデッキで対戦!
最後に、ヴァンパイアデッキを使った対戦動画を紹介。今回はコントロールデッキをもっとマイルドに、ミッドレンジ寄りにしたデッキで戦いました。
次回はビショップ編です!
第1回:エルフ編
第2回:ロイヤル編
第3回:ウィッチ編
第4回:ドラゴン編
第5回:ネクロマンサー編
第7回:ビショップ編