DMM.com OVERRIDEが2017年春にサービス開始を予定している3Dオンラインストラテジーゲーム「クラッシュ・オブ・パンツァー」のメディア向け発表会が、本日2月22日に行われた。
DMM.com OVERRIDEは、人気ブラウザゲーム「かんぱに☆ガールズ」や「一血卍傑-ONLINE-」などを手掛ける開発会社。多彩なジャンルのゲームを数多く輩出してきた同社が、今回新たに目を付けたのが“戦車”だ。
「クラッシュ・オブ・パンツァー」は、第二次世界大戦期(WW2)をテーマに取り入れた3Dオンラインストラテジーゲームだ。3Dグラフィックで表現された実在する戦車と、ロンメルやパットン、メッセといったWW2で活躍した偉人たちを“擬女化”したキャラクターを組み合わせて自由に部隊を編成。偉人たちの逸話を元にした多彩なスキルを活用しつつ、敵の施設に攻め込んでいく。
今回行われた発表会では、同社の代表取締役社長 兼 本作プロデューサーを務める梨木勇介氏が登壇、本作の詳しいゲーム内容および世界観について説明した。
本作の主役ともいうべき戦車は、リリース時点で50車種以上が実装。移動と連射に優れた“軽戦車”、長射程・高火力・厚装甲を武器とした“重戦車”、最高火力と曲射を兼ね備えた後方支援の“自走砲”、非戦闘系施設を標的とする“装甲車”など、特性に富んだあらゆる戦闘車輌がラインナップされるという。1つの戦車でもさまざまな派生が存在するようだ。
そして戦車に搭乗するキャラクターについては60キャラ以上が実装される。実在した偉人たちが個性的かつ魅力的なデザインの女の子に完全擬女化されているほか、それぞれに合った固有のスキルを使用することができる。
また、本作には多数のイラストレーターが参加しており、描かれたキャラクターに命を吹き込む声優陣も実力派ぞろい。さらに、メインテーマ曲およびゲームBGM全ての作曲・編曲を手がけるのは、世界中のゲームファンを魅了するゲーム音楽作曲家の下村陽子さんが担当している。
本作は、箱庭型のストラテジーということで、ホームとなる自分の拠点を防衛・発展させていくことが重要になる。ホームでは、さまざまな施設の建造が可能だ。
侵攻してきた敵を迎撃してくれる「警備タワー」や、敵の進行を妨げる「門」などの防衛施設はもちろん、施設の建設に必要な資源を回収する「メタル発掘機」や「掘削施設」といった施設も建造できる。
何を建造し、どうやってグレードアップさせていくかは、プレイヤーの自由だ。
施設による資源の回収は、数時間毎に自動で貯蔵されていくので、さほど難しく考えることはないだろう。
しかし、それだけでは大きくホームを発展させることはできない。もっと膨大な資源を手に入れるためには、バトルを行って敵陣に攻め込み、そこに貯えられている資源を奪う必要がある。
そのためにも、まずは進軍させる部隊をしっかりと整えよう。本作における戦力の拡張方法は大きく分けて「研究」と「スカウト」の2つがある。
「研究」では、資源を消費して新しい戦車を手に入れることができる。研究を行うにはキャラクターを研究員として配属させる必要があり、そのキャラクターが研究が完了するまでバトルに参加させることができない。また配属した研究員によって、開発される戦車の傾向が異なるので、狙っている戦車がある場合はしっかりと研究予想をチェックしておこう。
「スカウト」では、資源を消費して新しい隊員を手に入れることができる。スカウトでも諜報員として隊員を配属することが可能で、配属された諜報員によってスカウトされる隊員の傾向が変化する。なお、諜報員を配属しなくてもスカウトを行うことが可能で、その場合どんな人物がスカウトされるかは完全にランダムになる。研究同様、特定の国や人柄の隊員をスカウトしたい場合は、しっかりと予想を確認しておこう。
開発した戦車やスカウトした隊員は、編成画面で自由に組み合わせをいじることができる。先述した通り戦車にはさまざまなタイプが存在しており、キャラクターにもそれぞれ得意とする車両が存在する。基本的に誰でもどの戦車に乗せることができるが、相性を考慮して戦車とキャラクターを組み合わせるのが効果的だ。また同じ国の戦車に、同じ国のキャラクターを登場させるとステータスにボーナスが付くことも覚えておきたいポイントだ。
本作では、バトルは基本的に自動で行われる。戦闘開始前に車両をどこに配置するか決めると、あとは各々の戦車が移動と攻撃を行ってくれる。プレイヤーの操作が介入する場面は各キャラクターのスキル発動のみ。ゲーム性自体、ストラテジー初心者でもプレイしやすい非常にシンプルな作りになっている。しかし、その分このスキルの発動が大きく戦局を分ける要素になっている。
スキルには、味方の攻撃力を上昇させるような支援系のものはもちろん、中には範囲内の敵を一定時間行動不能にするというような強力なものもある。刻一刻と戦況が進んでいく分、こういったスキルをどういった場面でどういうふうに使っていくのかが、部隊を指揮するプレイヤーの腕の見せ所だろう。
なお、バトルで破壊されてしまった戦車はロストしてしまうものの、資源があれば何度でも作ることができる。また、搭乗しているキャラクターに関してはロストすることはないので安心してほしい。
本作は、本日2月22日より事前登録受付を開始。事前登録キャンペーンとしてPCブラウザ版では、キャラクターと戦車設計図が手に入る事前ガチャが実施されているほか、ガチャの回転数に応じてリリース時に配布される特典がグレードアップしていく。
またスマートフォン版では、事前登録者数に応じてゲーム内通貨のレアストーンのプレゼント数が増加したり、★4キャラ「アルマ・エドヴァルド・ユーティライネン」と★3戦車「IV号A型」設計図が登録者全員に贈られる。
なお、PC版とスマートフォン版のデータ連携も検討されている。興味のある人は、ひとまずいずれかのプラットフォームで登録を済ませておいてはいかがだろうか。