原作者・マイディーさんへのインタビューも掲載!ユーザーブログから生まれたTVドラマ「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」記者会見レポート

原作者・マイディーさんへのインタビューも掲載!ユーザーブログから生まれたTVドラマ「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」記者会見レポート

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スクウェア・エニックスがPS4/PC向けにサービス中のオンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」。本日2月23日、本作を題材としたTVドラマ「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」の制作発表記者会見が行われた。

「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」は、オンラインMMORPG「ファイナルファンタジーXIV」のユーザーであるマイディーさんの実話を綴ったブログ「一撃確殺 SS日記」を元にした、「ファイナルファンタジー」シリーズ初となる実写TVドラマだ。

オンラインゲームのブログを原作とする異色の展開が試みられる本作では、実際に現在稼働中のゲームサーバー内にて、実際のプレイヤーが役者となってロケーション撮影が行われた。

ここでは、千葉雄大さんや馬場ふみかさん、大杉漣さんや石野真子さんらが出演する実写パートに、実際のゲーム内を映しつつ声優の南條愛乃さんや悠木碧さん、寿美菜子さんらがそれぞれのキャラクターに声を当てた“エオルゼアパート”の2つで構成される本作の、制作発表記者会見の様子をお伝えする。

主題歌をGLAY、エンディングをSILENT SIRENが担当!

本会見には、主演の千葉雄大さんとヒロイン役を務める馬場ふみかさん、そして本作の監督を務める野口照夫氏が登壇。

本作は、千葉雄大さん演じる稲葉光生(ゲーム内キャラクター:マイディー)が、大杉漣さん演じる稲葉博太郎(ゲーム内キャラクター:インディ)に、息子であるということを伏せたまま一緒に「ファイナルファンタジーXIV」をプレイする“光のお父さん計画”を遂行していく、実話を元にしたTVドラマだ。

昔は一緒にゲームをして遊んだり何気ない会話をしていたのに、年を取って気が付くと親子の交流は少なくなっていた……という、誰もが経験したことがあるような些細な問題が物語の根幹に置かれ、光生と博太郎の親子の絆の再生が描かれる温かなお話になっているという。

千葉雄大さん 馬場ふみかさん
野口照夫氏

本作の撮影を終えた感想を訊ねられた千葉さんは、「現場では毎日のようにいろいろな人から差し入れなどを頂いていて、本当にアットホームで楽しい撮影でした。また、僕たち役者だけでなく、ゲーム内のキャラクターも演技を行うというのは見ていて新鮮であると同時に、今までにない新しい挑戦を行っているんだと、改めて本作のスケールの大きさを実感しました」とコメント。続いて馬場さんが「ドラマパートとゲームパート、2つのシーンが同じ画面内で同時に見られるというのは、新鮮で驚きました。『ファイナルファンタジーXIV』が好きな人はもちろん、さまざまな人に楽しんでもらえる作品に仕上がっていると思います」と答えた。

また野口氏は、本作の製作を始めるに当たって、監督として「プレッシャーを感じた」という。その理由について「『ファイナルファンタジーXIV』というゲームは、作り手の人たちの熱量が実感できるくらい精巧に作られたゲームです。そして、その世界が大好きなマイディーさんのブログも、当然大きな情熱が感じられるんです。なので、視聴者にこの熱量を実感してもらえるようなものを作らなくてはいけないと思いました」と語った。その上で、「しっかりと原作、そして題材の熱を帯びた作品に仕上がった」と力強くコメントした。

ここで、本日は会場に来られなかった大杉さんからのビデオメッセージが公開。その中で大杉さんは、「ゲームがただ遊ぶための存在でなく、誰かとコミュニケーションを深めるための大切なツールにもなるんだということに気づかされました」と、オンラインゲームの持つ新しい可能性について語った。

山本清史氏
山本清史氏

続いて、本作の最大の特徴でもある“エオルゼアパート”について、ゲームシーンの監督を務めた山本清史氏より説明が行われた。

本作ではCGを使うのではなく、実際のゲーム内にて、実際のキャラクターに監督が動きの指示などを出して、ゲームパートの撮影が行われたという。元々「ファイナルファンタジーXIV」には、スクリーンショットを取るための機能である「グループポーズ」というものが実装されている。

本機能では自分のキャラクターを主観視点で見ることができるほか、明るさの調整やズームの幅、カメラの角度まで自在に変更することができるため、主にこの機能を使ってゲームパートの撮影が行われたそうだ。

また、ゲーム内のキャラクターを操作する、言うなれば“ゲーム内の役者”は原作者でもあるマイディーさんと、実際に「ファイナルファンタジーXIV」をプレイしているプレイヤーが担当した。撮影も実際に会うのではなく、決められた日時に山本氏やマイディーさんらが自宅でゲームにログイン、撮影の指示や受け答えもすべてチャットで行われたことが明らかとなった。

そのため、例えば21時から23時までロケ時間を取ったとしても、ほとんどがチャットするだけで時間が過ぎてしまったこということもしばしば。また、ゲーム内では現実時間の約40分で1日が巡っていく。当然、天候もさまざまに変化するため、ゲームなのに雨が止むのをまったりするなど、まるで現実そのもののような“ロケハン”が行われたと、山本氏は笑みをこぼしながら当時の様子を語った。

会見では、実際にマイディーさんがキャラクターを操作して当時の様子を再現してくれた。山本氏の「セリフを言いながら笑って」という指示を、チャットとエモートと呼ばれるゲーム内の機能を使って見事に演じて見せると、会場からは驚きの声が上がっていた。

「ファイナルファンタジーXIV」では、チャットを入力することでその長さに応じて実際にキャラクターの口が動くようになっている。この仕様を用いて、ドラマではより感情移入ができるようにキャラクターに音声が当てられている。

会場では、マイディーのキャラクターボイスを担当した声優の南條愛乃さんと、「ファイナルファンタジーXIV」のプロデューサー 兼 ディレクターを務める吉田直樹氏が登壇、製作を終えての感想が語られた。

南條さん演じるキャラクターとしてのマイディーについて、「可愛らしい声の中にも凛とした雰囲気があり、初めて聞いた時は思わずはっとさせられました」と千葉さんが言うと、南條さんは「恥ずかしいですね」と照れた笑みをこぼしていた。

また、自身が出がけるゲームがドラマ化されたことについて吉田氏は、「世界中で多くのプレイヤーに親しまれている『ファイナルファンタジーXIV』ですが、国内的にはオンラインゲームのユーザーというのはまだまだ多いわけではありません。僕自身、昔からオンラインゲームが大好きなので、このドラマが『ファイナルファンタジーXIV』や、ほかのオンラインゲームを始めるきっかけになってもらえれば嬉しいです」とコメントした。

吉田直樹氏(左)、南條愛乃さん(右)

ここで、本作の主題歌をGLAYが担当することが明らかに。本作の全話の脚本を読み込んだ上で書き下ろされた新曲「the other end of the globe」は、地球の裏側に思いをはせながら、焦らずゆっくりと人生の旅をするという内容になっている。大好きなゲームであるFFのスケール感を、GLAYのサウンドで表現するべく、今までにないサウンド作りが心掛けられているとのことだ。

エンディングは、中高生を中心に絶大な人気を誇っているSILENT SIRENが担当。会場に登壇したSILENT SIRENのメンバーたちも、本楽曲を制作するに当たって全員でブログや脚本を読み込んだという。その上で書き下ろされた新曲「AKANE」は、本作の世界観にぴったりな温かなメロディーが特徴の楽曲に仕上がっていた。

ゲーム内で会見を実施した第二部「エオルゼア会見」
吹原幸太氏(右)
吹原幸太氏(右)

本会見の第二部では、引き続き吉田氏と山本氏が登壇、さらに本作の脚本を務めた吹原幸太氏が登場。

同時にゲーム内にも会見場が設置され、こちらにはマイディーさん、吉田氏、山本氏、吹原氏のキャラクターと、ドラマの制作に携わった現役プレイヤーたちが集結。

マイディーさんは、実際の会場の様子を聞いており、記者からの質問にチャットで答えるという、非常に珍しい形式での会見となった。

まず、「ゲーム内での撮影はどのくらいの期間かかったのか」という質問に山本氏が回答。ゲーム内でのロケはほぼ二ヶ月ほどの時間を要したという。実写パートの撮影が昨年の10月頃から始まり、11月から山本氏が実際にゲーム内を探索。ゲームパートの出演者らとは、大体11月の初頭から集まっていたそうだ。

自身のブログがドラマ化された感想について訊ねられたマイディーさんは、「ブロガーとして、オンラインゲーマーとして、このような“冒険”ができたことがとても嬉しいです」とコメント。また、出来上がったドラマを見た感想を訊ねられると、「自分の粗なかり見えて反省の連続でした」と、役者顔負けの感想を述べ、吉田氏や山本氏らを驚かせていた。

そんな吉田氏は、「本作の企画が持ち込まれた時どう思ったか」と問われると、「僕は原作のブログの第一話からリアルタイムで見ていたので、“やれるならばぜひ!”と即答しました」と当時のことを語った。また、前代未聞の本作の構成について、「本当にすごいなと感じたのは、マイディーさんを含め、制作に関わるスタッフが誰も『これはできっこない。無理だ。』と考えていなかったことです。そしてその熱量を持ったまま、実際にこうした形のドラマを作り上げたという事実に、ある意味嫉妬しました。自分が作ったゲームでこんなこともできるんだなぁ…って気づかされたので(笑)」と、制作陣の情熱を称賛していた。

また、吹原氏はゲームパートの脚本を書いている際の出来事として、「“タイタンの攻撃をギリギリでかわして技を決めて倒す!”なんて、ファンタジー映画のお話みたいなことを書いて、しかもそれが出来上がった時にちゃんとその通りになっているのを見た時は感動しました。本当に違和感がなくて、ゲーム画面なんですけど、CGアニメに匹敵するような作りになっていると思います」と、本作の出来栄えを絶賛していた。

撮影の裏話なども聞けた「光のお父さん」原作者・マイディーさんインタビュー

本会見終了後に、ゲーム内にてブログ「一撃確殺SS日記」の作者であるマイディーさんへのインタビューを行うことができた。今回は、マイディーさんたちフリーカンパニーのハウスに筆者たちがお邪魔し、お互いにチャットを使用してのインタビューとなっている。撮影時に大変だったことや、ドラマを通して変化した仲間たちとの関係についてなど、ドラマ撮影にまつわる裏話を語ってくれた。本作ならではの珍しい形式だが、ゲーム内のSSと一緒にぜひともその雰囲気も楽しんでほしい。

インタビュー時の様子。
ゲーム内でインタビューをするという、ちょっとした不思議体験だった。

――よろしくお願いします。まず、ドラマ化が決まった時、お父様はどのような反応でしたか?

マイディーさん:それはそれは喜んでいて、僕よりも興奮していました(笑)。

――誉め言葉や、ご褒美なんかはありましたか?

マイディーさん:ご褒美などは特にありませんでした。ただ、「お前が行きたいと思うところまで行けばいい」と、背中を押してくれました。

――ブログの存在を知って、親子の関係性が変わったりしましたか?

マイディーさん:変わりました。なんというか…僕個人としては隠し事がなくなった感じなので、普通の友人のような関係になれたと思っています。最近では、僕よりもきりんちゃん(※マイディーさんのフレンド)や友達と遊んでいることも多く、食卓でそういった話をよくするようになりました。

――撮影している時、一番大変だったと思うエピソードを教えてください。

マイディーさん:なにせ初めてのことだったので、僕としては各メンバーのストレスが気がかりでよく聞いて回っていました。「大丈夫? 無理してない?」というような感じで(笑)。

――撮影は普段の生活の中で行われたとのことですが、一日どのくらいかかりましたか?

マイディーさん:撮影は大体2時間くらいです。ただ、撮影が終わってから僕と監督でロケハンに行くのですが、それはかなり夜中までやっていましたね。

――原作者というより、気が付いたらドラマパートの制作者の一人という立場になられていますが、そうなった経緯を教えてください。

マイディーさん:ドラマ化のお話を頂いてから実際にドラマを作るとなったとき、「自分が原作のドラマなのに、みんなが一生懸命作ってくれている中、僕らは遊んでていいのか?」という気持ちになったんです。なので、撮影の手伝いなど出来ることは何でもやります! という感じでした。

あと、オンラインゲームが好きなので、新しいことに挑戦するというおいしい体験を、自分自身で体験したかったという部分も大きいですね。

――実際に演技する際、監督から無茶ぶりされたことなどはありますか?

マイディーさん:最初は監督も慣れていなかったので、演技に関しても僕ら任せだったんです。でも慣れてくるにつれて、「そこは笑って4秒口パク!」みたいな具体的な指示になってきたんです。そんな中でアドリブを入れたりして、一緒に競い合って演技の練習ができたのは、とても楽しかったです。なので、特に無茶ぶりなどはなかったですね(笑)。

――それだと、皆さんの中でどんどんハードルが上がってきてしまったのではないでしょうか。

マイディーさん:順撮りで撮影されたので、話数が進むにつれてどんどん演技が上手くなっていったんです。それもRPGっぽいなと思いつつ、何よりもゲームだったので楽しくやれました。

――戦闘シーンでは、キャラクターが死んでしまうことはありましたか?

マイディーさん:ありましたね。なので、カメラの外に蘇生できるキャラクターが救護班として控えていました(笑)。レアなモンスターとの戦闘だとその瞬間を逃せないので、「すぐ!起こして!」みたいな緊迫した空気もありましたね。

――なるほど。それで撮れなくて諦めたシーンなどはありますか?

マイディーさん:それはないですね。粘り強くやったので、一切手は抜いていません。自信あります(笑)。

――ドラマ制作の裏側を綴った「光のぴぃさん」を始めようと思ったきっかけや動機を教えてください。

マイディーさん:このゲームの全く新しい冒険をみんなと共有し、一緒にドキドキしてほしかった…それが一番の理由です。ドラマになるのか、ならないのか、どうなの!?っと、そんなドキドキを共有したかったんです。

――ブログで語られた出来事を、撮影という形でもう一度体験することになったと思いますが、特に感慨深かったシーンなどはありますか?

マイディーさん:ちょっと話題とずれてしまいますが、撮影現場を覗かせて頂いたとき、大杉さんと子供時代の子役さんが肩を並べているシーンがあって、それを見たときはちょっとしみじみとしてしまいました。団らんシーンはすべて雰囲気があって、リアルの思い出に似ていましたね。

――ブログを元にするとなると、当時とコンテンツの状況がかなり異なっていると思います。戦闘などの撮影の際は、やはり装備などをなるべく当時の状況に再現したのでしょうか?

マイディーさん:そこは“できるだけ”しました。でもそれが足枷となっていろいろ不都合が出てきたりもしたので、あくまでエオルゼアパートは光生の心象風景と割り切り、見え方などを優先した部分もあります。でも、装備は結構こだわりましたね。お父さんはレベルの成長に応じて変わっていきますよ。

――個人的には、マイディーさんといえば白のモンク胴がトレードマークだったので、ドラマでも見れて嬉しかったです。

マイディーさん:こだわり、ですね(笑)。

――光のお父さんがドラマ化されて、今後ゲーム内でやっていきたい目標などはありますか?

マイディーさん:いつも考えていることなんですが、やっぱり“初心者支援”ですね。ドラマで興味をもってくれた人が、いろんなことに迷わないように考え方や付き合い方を今後ともブログでお伝えしていけたらと思っています。

――ありがとうございました。

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