次回のライブが早くも決定！初披露の「イースVIII」楽曲もあった「ファルコムjdkバンド東京ライブ2017」

出演者（敬称略）

佐坂めぐみ（ボーカル）
kosuke（ギター）
関口功二（ギター）
水谷美月（ヴァイオリン＆ボーカル）
山崎善紀（ドラム）
gakia2（キーボード）
目純一郎（ベース）

昨年7月に開催された「ファルコムjdkバンド東京ライブ」と同じ会場、同じメンバーにて行われた今回のライブだが、前回から大きくセットリストを変え、初めて披露する楽曲や久しぶりに披露する楽曲、そして楽曲のアレンジも含めて、非常に意欲的な楽曲構成となった。

ライブの始まりを飾ったのは、前回のライブでもそうだったようにラストに披露されることの多い「GO FIGHT！」。ボーカルの佐坂さんが積極的に観客と絡んでいくと、会場のボルテージも徐々に上がっていく。その勢いそのままに「碧き願い」を力強く歌唱すると、観客たちもしっかりとエンジンが温まったかのように声を届けていた。

そのままの流れで続いて披露されたのは、jdkバンドとしては久しぶりの演奏となる「ストッパー」。キーボードのgakia2さんがチョイスしたという本楽曲は、セットリスト発表時にも反響の大きかった曲ということで、選んだ本人からも披露した経緯やこだわりなどが語られた。

そこからはインスト曲を立て続けに3曲披露。定番曲の一つである「Inevitable Struggle」から始まり、先月にPS4版が配信されたことでも話題となった「イース・オリジン」より「Genesis Beyond The Beginning」、そしてギターの関口さんがチョイスしたという「ルード城」が演奏される。

ここで佐坂さんが合流すると、トークでの明るいキャラクターとは一転、切なげな雰囲気を漂わせたバラードソング「all is a lie」を熱唱。続く「明日への鼓動」は朗らかな、気持ちの良い歌唱で会場を惹き込んだ。

合間のトークパートでは、今回ドラムの山崎さんがリクエストした「螺旋要塞メルセデク」（「Zwei2」より）が、マイナーすぎるという理由から却下したことが明かされるも、会場からは演奏してほしいという声がちらほらと。次の機会に果たして演奏されるのか、ぜひ注目してもらえればと思う。

そして最後のインストパートでは、これまた鉄板の「バレスタイン城」に続いて、PS4版の発売も控える「イースVIII -Lacrimosa of DANA-」から、「A-TO-Z」「SUNSHINE COASTLINE」の2曲が初披露。なお、「SUNSHINE COASTLINE」については、選曲したkosukeさんの名前をもじって、バンド内で“SUNSHINE kosukeLINE”と呼ばれているとか。

ところどころにほんわかした雰囲気のトークが混ざり込むのもこのバンドメンバーならでは。佐坂さんが三度登場したところで、本人がオリジナル版も歌唱している「I'll remember you」、そしてjdkバンドのライブでは鉄板の「銀の意思 金の翼」の披露で締めくくった。

“JDK！”のアンコールの呼びかけで再び登場したメンバーがまず演奏したのは、「イース」シリーズを代表する曲の一つで、ライブでも幾度となく披露されてきた「TO MAKE THE END OF BATTLE」。各パートの演奏がぶつかり合うような激しいパフォーマンスを見せたあとは、佐坂さんが「空を見上げて」をしっとりと歌い、これまでのライブにないエンディングを迎えることとなった。

昨年7月、そして今回のライブを経てさらなるパフォーマンスの広がりを見せるファルコムjdkバンドのメンバーだが、次回のライブが早くも2017年8月12日（土）、原宿アストロホールにて開催されることが明らかになった。次はどのような演奏を見せてくれるのかに期待しつつ、続報に注目だ。

「ファルコムjdkバンド東京ライブ2017」特設サイト
http://www.falcom.com/jdk/2017live.html?live=20170319