スクウェア・エニックスは、本日4月11日に都内某所にてPS4/ニンテンドー3DS用ソフト「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」発売日発表会を開催した。
「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」は1986年に第1作目が発売され、30周年を迎えた「ドラゴンクエスト」シリーズの最新作。今回の発表会では、前作「ドラゴンクエストX オンライン」の発売から5年越しの2017年7月29日に本作が発売されることが明らかになった。
ここでは、「ドラゴンクエストXI」のプロモーション企画の発表や、堀井雄二氏をはじめとした開発陣と無類の「ドラゴンクエスト」好きで知られる本田翼さんによる実機プレイなどが行われた発表会の模様をお届けする。
「ドラゴンクエストXI」発売日までのプロモーションロードマップが公開!
大の「ドラゴンクエスト」ファンでもあるJOYさんの司会で幕を明けた発表会では、冒頭、ドラゴンクエストシリーズ エグゼクティブプロデューサーの三宅有氏が登壇し発売日を発表。2017年5月中の発売を目指して開発を進めていたが、ブラッシュアップにあと2ヶ月必要と判断したという。
また、発売まで残すところ100日あまりであることが判明した本作のプロモーションロードマップが公開。スクウェア・エニックス マーケティング部 リード宣伝プランナーの村上洋平氏と市川友美氏から、著名人やタレント、ファンが自由にデザインした「スライム」でWEB上のフィールドをうめつくす参加型企画「みんなのスライム」アートプロジェクトや、「ドラゴンクエストXI」を楽しむためのアイデア企画「ドラクエライフ ~ドラゴンクエストのある暮らし~」、そして全国5都市で試遊ができる「ドラゴンクエストXI カウントダウンカーニバル」と、3つの大きな柱となる施策が紹介された。
さらに5月6日よりローソンタイアップが開始。第1弾では全国12000店舗のローソンにて「でからあげクン かいしんのいちげき味(旨塩ペッパー味)」が販売され、その後も第2弾、第3弾と展開されるという。このほかにも、特別映像やTVCMの公開や、「星のドラゴンクエスト」をはじめとしたモバイルタイトルとのコラボレーションも予定されているので、続報を楽しみに待とう。
パッケージが初お披露目!そして実機プレイへ…
続いて堀井雄二氏と、プロデューサーの齊藤陽介氏が登壇。PS4版と3DS版の「ドラゴンクエストXI」のパッケージをお披露目し、早期購入特典や「ドラゴンクエストXI ダブルパック 勇者のつるぎボックス」を紹介した。さらに、本体同梱版や、PS4版のアジア地域での発売が決定した。いずれも詳細は後日発表予定だ。
ここで発売まで100日あまりとなった「ドラゴンクエストXI」の開発状況を実際に確認するため、ディレクターの内川毅氏、PS4版プロデューサーの岡本北斗氏、3DS版プロデューサーの横田賢人氏、そしてゲストの本田翼さんが登壇し、初出し情報満載の実機プレイが行われた。
PS4版では、冒頭に登場するイシの村を舞台に、基本的な動作やストーリーをチェック。操作方法は「X」とほぼ同様ということで、本田さんも違和感なく村の中を探索、ジャンプして屋根の上に登ったり、村を流れるせせらぎの中に踏み込んだりと、自由度の高さに興奮した様子だった。
開発陣がこだわった箇所の一つに「仲間との会話」があり、物語が進む度に話の内容が変わるほか、旅のナビゲートをしてくれたりと、会話のシナリオだけでも大ボリュームだという。そのほかにも、人物の細かな表情や、建物の中から見える外の景色、屋根の上から見渡す風景など、圧倒的なビジュアル表現が魅力的だった。
ヒノノギ火山に舞台を移すと、ダンジョン内を闊歩するモンスターたちが登場。モンスターたちとはぶつかることで戦闘となるのだが、フィールド上でこちらから攻撃することも可能だ。バトルはコマンド式のターンバトルだが、仲間・主人公ともにAIにおまかせすることもできる。ボスモンスター「火食い龍」では、全員のさくせんを「ガンガンいこうぜ」に変更したところ、すぐさま仲間がしんでしまった。一人ひとりのさくせんを戦略によって割り振ることが大切だ。
さらに倒したモンスターを乗り物にすることも可能で、ダメージ床を回避できるほか、突進で敵を蹴散らしたり、障害物を壊すなど、モンスターによってさまざまなアクションが用意されている。
またモンスターたちはフィールド上でただ歩いているだけではなく、眠っていたり、互いにコミュニケーションをとっていたりと、さまざまな行動をしている。中には、モンスターがほかのモンスターに教鞭を執るなど、モンスターたちのユニークな生活も描かれている。
3DS版では、「3D画面」「2D画面」を切り替えて遊ぶことができるという特色を紹介。基本的にスライドパッドでの操作が3Dの上画面、十字キーでの操作が2Dの下画面に対応しており、バトルでは大きく表示が変わるほか、人物に話しかける際はメッセージウィンドウの表示画面などが変化する。
城下町デルカダールと港町ダーハルーネを舞台に、その街並みや、そこに暮らす人々の動きが、2つの画面で連動している様子をチェック。ジャンプに対応していない3DS版では、ロープや階段といったギミックを使用することで屋根の上に登り、PS4版同様宝箱などを開くことができる。さらに2Dと3Dでは、マップの表示が遊びやすいように若干の調整がされているほか、昔懐かしい表現にこだわっているところも。プレイする際は、注意して見てほしい。
さらにシリーズお馴染みの「ぱふぱふ」も実機で公開。ダーハルーネでは、声をかけてきたセクシーな女性の正体は…という、過去作品にあったネタがそのまま使用されており、本作ではこうしたネタがいくつも散りばめられているという。なお、「ぱふぱふ」コンプリートで称号も入手できるそうなので、気になる人はぜひ各所で「ぱふぱふ」してもらおう。
そして、3DSならではの要素として「ヨッチ村」が公開。謎の生物が生活する村はすれ違いの拠点となっているようだが、その全貌は謎に包まれている。
このほか、堀井氏は「ふっかつのじゅもん」についても言及。過去の「ドラゴンクエスト」で使用した「ふっかつのじゅもん」を入力すると、序盤の冒険に役立つものが入手できるそうだ。
最後に開発陣から、3DSだけでも2本分のボリュームがある本作は、サブタイトル「過ぎ去りし時を求めて」からもわかるように、今までの「ドラゴンクエスト」のすべてが詰め込まれた作品となっており、ぜひPS4版、3DS版の両方を楽しんでほしいとのコメントが。さらに堀井氏は、30年経っても盛大な発表会ができることに感謝しているとし、30年の想いが詰まった「ドラゴンクエストXI」発売に向けて、自身も全国5都市体験会に参加すると発表、大きな拍手を受けて発表会は幕を閉じた。
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