「これぞ!」という女性向けコンテンツについて語っていく連載企画「おとめげ!」。第7回ではPSVita用ソフト「喧嘩番長 乙女~完全無欠のマイハニー~」についてお届けします。

目次
  1. 「喧嘩番長 乙女~完全無欠のマイハニー~」ここがポイント!
  2. 愛も友情も拳で掴む!最強&激カワ主人公の乙女ゲームが再び
  3. 夏だ!海だ!合宿だ!さまざまな一面が垣間見える新規エピソード
  4. 甘さも喧嘩も5人分たっぷり!その後を描くアフターストーリー

「おとめげ!」は、イケメンと可愛い女の子をこよなく愛するライターが、さまざまな乙女コンテンツをご紹介する連載企画です。今回はスパイク・チュンソフトから2017年7月27日に発売された「喧嘩番長 乙女~完全無欠のマイハニー~」についてお届けします!

「喧嘩番長 乙女~完全無欠のマイハニー~」ここがポイント!

  • イケメンヤンキーたちとの拳を交えた熱い恋愛&友情の物語を再び
  • 前作の恋愛ルートのその後を描いた、甘さたっぷりのアフターストーリー
  • サブキャラクターもしっかり活躍!ゲーム内にはアニメ1話も収録

「喧嘩番長 乙女」とは?

ヤンキーのツッパリライフを楽しめるスパイク・チュンソフトのアクション・アドベンチャー「喧嘩番長」と、硬派とは真逆の方向にある“乙女ゲーム”とが融合して生まれた「拳で愛を語る恋愛アドベンチャー」。プロデューサーはスパイク・チュンソフトの渡辺一弘氏、企画・ディレクション・シナリオは伊東愛氏、キャラクターデザインは黒蜜きなこ氏が担当。

生き別れた双子の兄に代わって県下屈指のヤンキー高校「私立獅子吼学園」をシメることとなった主人公の奮闘を描いており、「メンチを切る」「タンカバトル」「喧嘩バトル」といったヤンキーの世界を意識したシステムも登場。攻略キャラクターとは恋愛ルートだけでなく、男として相手と友情を深めるルートも選ぶことができる。

2017年4月には10分枠の短編アニメ「喧嘩番長 乙女 -Girl Beats Boys-」としてテレビ放映され、2018年にはアニメのスペシャルイベント開催も控える。

愛も友情も拳で掴む!最強&激カワ主人公の乙女ゲームが再び

ある日突然ヤンキー高校「私立獅子吼学園」をシメることになった、可愛いけれど喧嘩もめちゃくちゃ強い主人公・中山ひなこ(CVなし、名前のみ変更可)の恋愛と友情のストーリーを描いた「喧嘩番長 乙女」。そんな拳で愛を語る恋愛アドベンチャー待望のファンディスクが「喧嘩番長 乙女~完全無欠のマイハニー~」です。

ファンディスクでは「喧嘩番長 乙女」で恋愛エンディングを迎えた5人の攻略キャラクターとのその後と、新規エピソード「アルティメット・ファイティング・夏合宿(UFN)」が展開。それでは、前作「喧嘩番長 乙女」の魅力も交えながらご紹介していきます!

幼い頃から施設で育ち、天涯孤独かと思われていた主人公。そこに双子の兄・鬼ヶ島ひかる(CV:代永翼)が現れ、彼に代わって「私立獅子吼学園をシメる」という極道・鬼ヶ島組のしきたりをこなさなくてはならないという大分かっ飛んだ内容で幕開けした前作。

主人公は男装して獅子吼学園へ入学しますが、ここで彼女の常人離れした強さが炸裂! 施設の方針で格闘技を学び、努力を重ねた主人公はそんじょそこらのヤンキーでは話にならないほど強いんです。

画像は「喧嘩番長 乙女」より

やがて学園でも指折りの実力者たちを次々と拳で倒し、個性派ぞろいのイケメンヤンキー達と強い絆で結ばれていく主人公。その後、女性とバレてしまう恋愛ルートと、男のまま揺るぎない友情を築くルートを辿ります。

男装する主人公というのは乙女ゲームでも時折見かけるものですが、男のままで友情全開のエンディングを迎えるタイトルはちょっと珍しいですよね。でもこれがまた、すごく熱くて清々しくて「友達(ダチ)って良いよね!」と言わずにはいられない展開なんです。

画像は「喧嘩番長 乙女」より

そんな男顔負けの強さを誇る主人公ですが、かなり孤独な子供時代を過ごしてきました。それゆえ家族や友人に憧れを抱いているというちょっと涙が出てしまう部分もあり、変わった形ですが学園のヤンキー達と友達になれたのを素直に喜んでいるのがまた可愛らしい!

ファンディスクでは女の子としての振る舞いを見られるシーンもぐっと増え、その明るく素直で凛々しくも愛らしい本来の姿をたっぷり堪能できたのが嬉しかったですね。学ランも似合うしカッコイイんですけど、女の子らしい格好はまた別腹でおいしいです!

画像は「喧嘩番長 乙女」より

夏だ!海だ!合宿だ!さまざまな一面が垣間見える新規エピソード

まずは新規エピソードの「アルティメット・ファイティング・夏合宿(UFN)」ですが、こちらはひょんなことからセパタクロー部の助っ人をすることになった主人公達が夏の海を舞台に強化合宿を行うという流れ。おそらく大半の人が私のように「セパタクローって何?」となることを見越し、球技としてのルールだけではなくルーツに至るまでかなり詳しく説明してくれるのでご安心を。

セパタクロー部の部長に怒られそうですが、ざっくり説明すると3人1組のチームに分かれ、バレーボールのようなコートでサッカーのように手を使わず足だけで専用のボールを打ち合うという感じです。そんなセパタクローが「空中の格闘技」とも呼ばれると聞けば、獅子吼学園のヤンキー達が黙っていません。気が付けばひかる達も参加を決め、かなり大所帯での合宿に。そしてセパタクローの練習のはずが、いつしか全員を巻き込んだ喧嘩バトルに突入!

途中で「どうしてこうなった!?!?」と頭を抱えたり笑ったりしつつ、海や運動部の合宿、修学旅行といえば…というような定番のイベントはバッチリ網羅しています。男だらけの合宿らしいドタバタした空気が楽しめますし、合宿前や食事の準備などで攻略キャラクターたちのこだわりや日常が見えるのもたまりません!

甘さも喧嘩も5人分たっぷり!その後を描くアフターストーリー

それでは大本命、恋愛ルートからのアフターストーリーをご紹介していきます!

箕輪斗々丸(CV:KENN)

斗々丸は前作で主人公のクラスメイトとして出会い、喧嘩を経て無二の親友へ。斗々丸は友達思いで、裏表がなく飾らない性格も含めて一言でいうなら「すっごく良い子!」に尽きます。インテリな空気は全く感じられませんが、実は結構勉強が得意というのも高ポイント。そんな彼がどうして獅子吼学園に来たのかという経緯も前作の見どころの1つです。

ある出来事からすべてを告白して「鬼ヶ島ひかる」を演じることをやめた主人公は、本来の姿に戻り女子校へと通います。のっけから盛大にノロケられるわ、どれだけお互いが好きかを見せつけられるわと糖度高めの空気に正直ちょっとびっくりしました。

別々の学校に通うため普段は一緒にいられませんが、堂々と彼氏・彼女として生活できるのは斗々丸ルートならでは。これから先、もっとずっと一緒にいるためにと未来へ目を向け、一歩を踏み出す2人を応援せずにはいられません。

金春貴之(CV:蒼井翔太)

金春は主人公と同じ学年で、小柄ながらその強さは折り紙つき。まだ幼い弟や妹の面倒をみながら母親を支える苦労人であり、プロの格闘家を目指して努力を重ねるストイックな面も彼のもつ魅力の1つです。女性が苦手でちょっと辛辣なところがあるのは主人公の立場としてはやや複雑でしたが、恋人になってからは頑張って想いを伝えようとしてくれる姿にキュンとしました。

アフタールートでもその不器用さは健在で、主人公のことが大好きなのになかなか距離を詰められないもどかしさをじっくり眺められます。そんな初々しく、似た者同士の2人だからこそすれ違ってしまう場面には色々な意味でドキドキさせられましたが、その解決方法が非常に「喧嘩番長 乙女」らしくスッキリ。前作以上に金春家の生活について触れられているのも見どころです。

吉良麟太郎(CV:細谷佳正)

主人公の1つ上の先輩・吉良は、あまり感情を表に出さないクールな人物。しかし、その実力は誰もが知るところというヤンキー的にはちょっと憧れてしまうような存在です。かつて主人公と同じ施設にいたことがあり、当時は泣き虫だった主人公を守ろうとする気持ちを誰よりも強く抱いています。主人公同様に複雑な家庭環境で育った吉良と、現在は一緒に暮らす弟・希との関係性も前作に引き続き注目です。

恋人同士になってからは長年の想いも重なって溺愛ぶりが加速し、皆の前でもあからさまに女の子扱いする態度は嬉しくもありヒヤヒヤさせられっぱなし。口数は少ないながらに愛情表現はストレートにぶつけてくるので、微笑ましいなんてレベルは一瞬で通り越してめちゃくちゃ照れました。そんな主人公への甘やかしっぷりがどのような変化を迎えるのか、要チェックです!

未良子裕太(CV:柿原徹也)

ヤンキーでありつつ現役アイドルの未良子は攻略キャラクターの中でもとくに勘が鋭く、性別がバレそうになることも多くてドキドキでした。何かと騒がしい芸能界に身を置くためか、だいぶ無茶なことに遭遇している印象の未良子ルート。前作ではさまざまな問題を乗り越えてアイドルグループとしての再出発を果たし、その人気ぶりはますます高まっていきます。

女性慣れしていることもあり、恋人としての甘い囁きはお手の物。どこまで本気か分からない言葉で主人公をからかいつつ、真摯な想いも伝えてくるのはずるいとしか言いようがありません!

ただし人気絶頂アイドルとの恋愛ともなると、そのハードルはかなり高め。周囲に女性というのはもちろん、未良子との関係もバレないようにするスリリングなシチュエーションはザ・乙女ゲーム。最後の結末はかなり驚きですが、個人的には「眼福です!!」と世界に感謝したくなりました。

鬼ヶ島鳳凰(CV:前野智昭)

入学早々獅子吼をシメたという伝説のヤンキー・鳳凰。前作では主人公をひかるだと信じ、弟として可愛がります。鳳凰のルートでは「なぜ主人公だけが施設にいたのか?」「苗字は“鬼ヶ島”だけど…?」といった、かなり深い部分が明かされます。おまけに最後には主人公と夫婦になってしまうわけですから、鳳凰ルートで安らかに天へ召されたファンも多いことでしょう。私もそうでした。

前作で3年だった鳳凰は獅子吼学園を卒業し、鬼ヶ島組の仕事をこなす多忙な日々を送ります。なかなか会えない中、主人公が甘えると想像以上に甘やかしてくれる大人の包容力には膝をつくしかありません! こんなの無理です耐えきれない!

主人公が憧れていた「家族」という光景にも胸が熱くなった一方で、完全無欠の夫婦がピンチを迎えます。大分心臓をキリキリさせられましたが、最後はしっかりシメてくれる鳳凰ルートをお楽しみに! また、前作最後のスチルで射抜かれたファンは絶対にプレイするのをオススメします。

もちろん、女子力が高すぎる双子の兄・鬼ヶ島ひかると、鬼ヶ島組の若頭・坂口春生(CV:近藤隆)の活躍もしっかり用意されていますよ。「アルティメット・ファイティング・夏合宿(UFN)」ではニヤニヤしてしまうシーンがたくさん描かれていますし、アフタールートでの甘い空気にキレまくる2人も見逃せません。そして家族として主人公の行く末を見守り、ここぞという時にはしっかり手を貸してくれるのが2人とも最高にカッコいい! 希や蛇男などの出番も多いので、サブキャラクター好きも満足のタイトルに仕上がっています。

そして、TVアニメ「喧嘩番長 乙女-Girl Beats Boys-」の第1話も丸ごと収録。主人公・中山ひなこ(CV:山村響)をはじめ、キャラクターの滑らかなアクションをバッチリ堪能できちゃいます。ゲーム本編のロックでクールなBGMも必聴! 見どころ、聴きどころたっぷりの本作をぜひぜひ遊んでください!

※画面は開発中のものです。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー