デビューから全員曲までクラシックアレンジ！三越劇場にファンのエールが響いた「GAME SYMPHONY JAPAN PREMIUM CONCERT ～ときめきレストラン☆☆☆～」をレポート

「GAME SYMPHONY JAPAN PREMIUM CONCERT ～ときめきレストラン☆☆☆～」は、「ときめきレストラン☆☆☆」初のクラシックコンサートイベント。

デビュー5周年を目前に控えたアイドルグループ、3 MajestyとX.I.P.の楽曲がアイドルたちのプロデュースのもとクラシックアレンジされ、9月1日は霧島司と伊達京也、9月2日は辻魁斗と神崎透、そして9月3日は音羽慎之介と不破剣人にフィーチャーした構成で演奏された。

9月3日公演のオープニングを飾ったのは、「ときめきレストラン☆☆☆メドレー ～レストラン店内・チャレンジクエスト～」。ゲームのタイトル・店内BGMとチャレンジクエストBGMをオーケストラ生演奏で贅沢に堪能できるだけでなく、舞台横に設置された大型のモニターには、アイドルたちからのメッセージも映し出されていた。

ここからはアイドルたちのヒットナンバーを演奏。活動初期の楽曲をメインとした前半では、オーケストラとエレキギターでドラマチックにアレンジされた3 Majestyの「Farewell Snow」に始まり、シンセサイザーで遊び心を感じさせつつも王道に爽やかな「YOU+I＝♥」、そして3 Majestyの清らかな王子らしさが美しいハーモニーとなった「Show Up!」が連続して披露された。

続いてエレキギターを前面に押し出した「CHEAT DANCER」で大きな手拍子が起こりX.I.P.パートへ。2つのグループのデビュー曲が演奏され、感動も一入だった。管楽器のハーモニーで爽やかにアレンジされた「Power Move」、エレキギターとドラムが刻むメロディとビートが特徴的な「E→motion」と、X.I.P.の魅力が色を変えてジワジワ伝わるアレンジになっていた。

後半は3 Majestyの「桜色の約束」「Only one」「運命のLady」が続けて演奏されたが、どれをとってもオーケストラで奏でられることを想定していたかのように美しいアレンジに仕上がっていた。三越劇場という由緒ある場所ということも相まって、「ときめきレストラン☆☆☆」は芸術に昇華されたんだ…と感極まったのは筆者だけではないはずだ。

後半のX.I.P.パートは「Deja-Vu」で幕を明けたのだが、弦楽器をメインに据えたアレンジがイントロからラストまでとにかくカッコイイ。ジャズ・オーケストラ調な「GAME」のギターソロや緩急を効かせた演出や、ライブでは鉄板の盛り上がりを見せる「Don't Stop The Party」も楽曲そのものをじっくり聞かせるアレンジとなっており、終始みぞおちが“ぎゅっ”とする感動を覚えていた。

コンダクターの志村健一氏のMCでは、お馴染みの「不破肉」や、イベントのリアルな苦悩について語られ、ゲーム内の“あるある”に会場は大盛り上がり。

また、前半の6曲が今回初めて生演奏で披露されたことを受け、アイドルたちの楽曲がオーケストラとして姿を変えて、新たな作品として親しまれていくことを感慨深く思うと語った。

そして、この日限定の音羽慎之介のソロ曲「Please stay with me!」がどこまでも爽やかに、不破剣人のソロ曲「ずっと…」が情感豊かにしっとりと演奏されると、会場では涙ぐむファンの姿も。最後に3 MajestyとX.I.P.が初めて6人で歌う新曲「Never Ever Ending」が演奏されると、観客総立ちで手拍子と大合唱が起こっていた。

大盛況で幕を閉じた「GAME SYMPHONY JAPAN PREMIUM CONCERT ～ときめきレストラン☆☆☆～」。ファンの応援次第では、フルオーケストラでアイドルが歌う日も遠くないかもしれない。ライブはもちろんだが、オーケストラと「ときめきレストラン☆☆☆」との展開にも期待したい。

「GAME SYMPHONY JAPAN PREMIUM CONCERT ～ときめきレストラン☆☆☆～」URL
http://gamesymphony.jp/concert/2017/tokimeki_restaurant.html#prettyPhoto

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