コーエーテクモゲームスは、歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズと映画「関ヶ原」のコラボレーション企画として、「関ヶ原武将人気投票」を実施した。
上司にしたい戦国武将ランキング 順位発表
第5位(269 票)“赤鬼”井伊直政
徳川四天王がランクイン。島津勢と激闘を繰り広げた「島津の退き口」での勇猛ぶりを理由に投票した方が多く、昨今ドラマで取り上げられていることも票を伸ばした一因のようです。
井伊直政を選んだ理由(コメント抜粋)
- 今、話題の武将だから
- 赤鬼すき!常に先陣を狙う勇猛果敢なところ
- 井伊直政は徳川家の今後を見据えて島津の死兵に真っ先に突撃をした。
- 関ヶ原に限らず戦国武将で1 番好きだからです。主人に対しての絶対な忠誠心、必ず任務を遂行する優秀さ。憧れます。
- 信長の野望シリーズでも使い勝手がよく、攻守政治のバランスが良いからです。
第4位(283 票)“東国無双”本多忠勝
井伊直政に続き、徳川四天王の1人である本多忠勝がランクイン。
その人生で一度も戦傷なし、という類まれな武勇を評価した投票が多かったです。また、自身の婿となった真田信之を、家康から命に代えても守ろうとした逸話から人情家としての顔も票を集めました。
本多忠勝を選んだ理由(コメント抜粋)
- 生涯合戦で一度も傷を負った事のない猛将だから。
- この人が居れば戦場の流れや空気が一気に変わると思える猛将!戦働きを考えると抜きでてるイメージ
- 圧倒的な強さと、婿の真田信之を徳川家康から切腹する覚悟で弁明に行く男気を兼ね備えているから
- 軍事はもちろんのこと、頭も冴え、人情にも厚いから。日本の張飛と言われているが、自分は関羽タイプの武将だと思う。
- 武辺者ではあるが、生涯傷を負わなかった武将として、「信長の野望・戦国群雄伝」の時からお気に入りで使っているため。
第3位(318 票)“鬼島津”島津義弘
井伊直政が東の鬼であれば、西の鬼である島津義弘が3位となりました。
関ヶ原の戦いでは、戦国時代屈指の退却戦といわれる「島津の退き口」のイメージより投票された方が大半でした。また、西軍に属しながらも徳川家に屈せず、本領安堵を勝ち取り、幕末まで権威を守り抜いたことも人気の裏付けとなりました。
島津義弘を選んだ理由(コメント抜粋)
- 関ヶ原の戦いは、鬼島津の異名がより際立つ合戦だから
- 関ヶ原合戦の最大のハイライトは「島津の退き口」だと思います。これがあったからこそ島津家は生き残り、幕末を迎えるから。
- 関ヶ原において敗戦濃厚となるも、敵中突破をなしとげ島津家の意地を見せたこと、強大な徳川家を相手に最後まで「負けない」戦いをしたこと
- 家康が天下統一して幕府を開き、後の倒幕に繋がる薩摩藩の礎を築いたから
- 鹿児島出身なので選出。薩摩の英雄です。
第2位(396 票)“大一大万大吉”石田三成
第2位は、西軍の中心人物である石田三成でした。
関ヶ原の戦いでは東軍に無念の敗北を喫して処断されることになりますが、彼の生き様や、功績を称える声が多く集まりました。また現在公開中の映画「関ヶ原」を観て、好きになった方も多く見受けられました。
石田三成を選んだ理由(コメント抜粋)
- 誰かひとりのために戦うという男らしさに惚れた
- 不器用で融通が効かない所。筋の通った生き方
- 世間の評判が悪くても、私欲のためではなく豊臣家の再興のための挙兵を行った忠義の士であり、とてもかっこいい
- 大一大万大吉の旗印の意味が、すべてを物語っていると思うし、この考え方だったら、世の中優しく、思いやりが持てそう。
- 関ヶ原の映画をみて愛すべき武将だと思った
- 関ヶ原の戦いが始まる前に、関ヶ原地域に住んでいる人達に合戦が行われるから逃げるように伝えた話を聞いて、戦いに勝つことだけでなく住んでいる人のことまで気にかけていて、素敵だなと思ったから。
- 司馬先生の関ヶ原を読んだ時からの三成ファンでした。が、大河ドラマや他の歴史小説では三成は、冷淡で告げ口ばかりするイヤな人物として描かれていて残念に思っていました。この映画で三成ファンが増えることを期待します。
- 後の徳川の世で悪者扱いされたにもかかわらず、現代まで語り継がれるほど「義を重んじる人物」であり、生まれる時代が違えば、必ず日本を支えていたと考えるから。
- 何と言っても官僚としての三成の手腕は太閤検地の成功になくてはならないものであり、ひいては現代へとつながる中世から近世移行期の制度変革を官僚として支えた立役者であるといえる。
第1位(515 票)“刑部少輔”大谷吉継
この度の関ヶ原武将人気ナンバーワンは、大谷吉継となりました。
同僚であり友でもある石田三成のために、大病を押して戦地に赴くという命を懸けた忠義や友情に対して、賛辞を送る方が多く、今の世に忘れられた精神を持つ人物とコメントを寄せた方もいらっしゃいました。
大谷吉継を選んだ理由(コメント抜粋)
- 盟友のために死地におもむくことの躊躇がない。
- 利害ではなく大切なもののために戦っていたから。
- 不治の病に犯されようと、痛みに耐え、最後まで三成とともに戦い続ける生きざまが大好きです。
- 合戦の前、合戦中の戦いぶり、散り様、どれをとっても美しいと思う
- 敗北を確信に近い状況認識しながら忠義と友情で西軍に参加し、裏切り勢の三方を押し返す奮闘ぶり
- 冷静に戦況を分析して三成の不利を知らせて、それでも戦うという三成側について、命懸けで小早川軍を食い止めて討ち死にしたと言う話がかっこよくて好きです
- 三成との友情、そして秀吉から100万の兵を預けたいと言わしめる才、関ヶ原では1万を超える小早川勢を数百の兵で足止めし、三成の退路を開いた義の武将、そして最期は自らの首を関ヶ原に埋め、敵将に首を取られまいとする意地。私は将来こうなりたい。
- 大谷吉継が義に殉じたから目が見えないなど身体的に万全じゃないなか見事な活躍をしたから
- 絶望的な状況のなか兵が1人も逃げ出さなかったという慕われ具合、100万の軍勢を預けてみたいと言わしめた用兵術
総括 能力で選ばれる東軍。義で選ばれる西軍。
約400年前の実際の合戦では、敗戦を期した西軍ですが、ランキング1位から3位は、西軍の武将たちが名を連ねており、かつ、本アンケートの各武将の投票数と東西の軍勢に分け総計でみれば、西軍 1,901 票と東軍 1,186票で、西軍に軍配が上がりました。
また、それぞれの投票された方のコメントを見ると、東軍の武将を選んだ方々は、その能力や実績を理由として票を入れた方が多く、逆に西軍は、忠義を大切にしたかを理由にして票を入れたが多いという傾向が読み取れました。さらに別項目として、「どちらの軍勢に参戦したいか?」というアンケートを行ったところ、西軍に参戦したいという方が63%となり、もし今、再び関ヶ原の戦いが起きたのならば、趨勢が変わっていたかもしれません。
関ヶ原武将人気ランキング上位TOP10
初公開!「信長の野望・大志」版「石田三成」!
今回のランキングで第2位に輝いた「石田三成」の新規武将画を、アンケート発表記念として公開いたします。こちらの武将画は、2017年11月30日(木)発売予定の「信長の野望・大志」にて登場します。
また、本作では武将一人ひとりが「志」という、シミュレーション AIや、プレイ戦略を差別化するパラメータをもちますが、石田三成も、三成オリジナルの「志」を有して登場します。