ユービーアイソフトが手掛けるPS4/Xbox One/PC用ソフト「アサシン クリード オリジンズ」。本作に追加された新モード「ディスカバリーツアー」のPRイベントが、本日3月7日にネフェルティティ東京 西麻布店にて行われた。
「アサシン クリード オリジンズ」に追加された新モード「ディスカバリーツアー」では、敵との戦闘や時間、あらゆるゲームプレイの制約から解放され、古代エジプトでのさまざまな体験をゲームを通じて行うことができる。
アレクサンドリアからメンフィス、ナイルデルタからサンドシー。ギザからファイユームオアシスなど、ゲーム本編で何度も訪れた地を全く違った角度から探索し、歴史の専門家や学者陣と協力して作成された75のテーマツアーを楽しめるのだ。
今回PRイベントが行われた場所は、ネフェルティティ東京 西麻布店だ。ここでは、アラビアンナイトを思わせるテントで仕切られたオリエンタルな雰囲気の店内で、本格的なアラブ料理を堪能することができる。まさに、本作のPRには打ってつけの場所となっていた。
イベント冒頭では、まずユービーアイソフト代表取締役社長 アジア地域代表取締役 スティーヴ・ミラー氏が登壇し、挨拶を行った。
敵や味方などの概念を一切取り払い、一人の傍観者として忠実に再現された古代エジプトの自由に街を練り歩き、歴史的な建造物や風習について詳細な解説(ガイド)と共に触れることができる「ディスカバリーツアー」。敵の不意を突き暗殺を行ったり、時には大胆に敵勢をなぎ倒す爽快なアクションと独特の緊張感が魅力の「アサシン クリード」シリーズにおいて、本モードは異色の存在であるといえるだろう。
ミラー氏は、本モードの制作には特に大きなリソースを費やしたと語り、同時に本モードを“新たな教育ツール”と表現。人類史上、多くの謎と神秘を残す古代エジプト文明について、本作を通じてより多くの人々が関心を深めてくれるきっかけになればと期待を寄せていた。
続いて、女優の酒井美紀さんとエジプト美術館のオーナーを務める菊川匡氏が登壇。実際に「ディスカバリーツアー」をプレイしつつ、古代エジプトに関するさまざまなトークが繰り広げられた。
酒井さんは、昨年12月にTV番組のロケで実際にエジプトを訪問しており、その際に発掘体験も行ったそうだ。実際のエジプトの街並みは近代化が進んでおり、ゲーム内の風景と実際はやはり異なっているという。しかし、地中海に面し、西洋風の建造物の流れをくんだ雰囲気は現代にも引き継がれているそうで、酒井さんはロケ当時のさまざまな思い出を語ってくれた。
また、菊川氏は今回のイベントのために、美術館所蔵の装飾品をいくつか持ち込み、紹介してくれた。古代エジプトの人々の間でもネックレスや腕輪などのアクセサリーといったものは非常に人気が高く、かつ一般的に広く普及しており、身分によって異なる装飾品を身に着けていたのだそうだ。
菊川氏が持ち込んだ装飾品は、一般的な身分の人々も着用していたネックレスで、パールや古代エジプトにおいて神聖な生き物として信仰されていたスカラベを模したものなどがあった。これらのネックレスを(菊川氏の許可の下)酒井さんが実際に首元に当てるサプライズもあり、会場からはカメラのフラッシュの嵐が起こる一幕も。
さて、エジプトと言えばピラミッドなどの建造物が有名だが、ミイラもそれらに引けを取らない認知度のはず。しかし、ミイラがどんなものかは知っていても、“どうしてミイラを作るのか”という理由まで知っている人はどのくらいいるだろうか。
イベントでは、菊川氏より古代エジプト人がミイラを作っていた理由を解説。古代エジプトでは、人間を構成するものとして、3つの要素があると考えられていた。まず、その人をその人たらしめる“個性”のような概念を持つ“バー(魂、霊魂の意)”、生者と死者を分ける精気や生命力という意味合いを持つ“カー(精神)”、そしてそれらを内包する“器”の役割を果たす肉体だ。
古代エジプトの人々は、人間は死後に再生(蘇る)と信仰しており、そのためには生者としての情報を保持しなければならないと考え、「第二の誕生」を得るために魂の器となる肉体を保存するためにミイラを作成していたという。
本作では、なんとミイラの作り方までゲーム内で解説されている。詳細に記述するとあまりにショッキングな内容のため割愛するが、ミイラを作るにはまず死者の身体を入念に清め、肉体から脳を含むあらゆる内臓を取り出した後、香料などを使って防腐処理を施すのだそうだ。
古代エジプトの息吹を追体験できる「ディスカバリーツアー」。古代オリエントに関する資料を収集、保管、展示している博物館「古代オリエント博物館」では、2月27日から3月31日までの期間、本モードを無料で体験プレイすることができる。ミイラの詳細な作り方など、古代エジプトの歴史をより詳しく知りたい人は、ぜひ実際にゲームをプレイしてみてはいかがだろうか。
「古代エジプト美術館」公式サイト
http://www.egyptian.jp/top.html
「古代オリエント博物館」公式サイト
http://aom-tokyo.com/
「ネフェルティティ 東京」公式サイト
http://www.nefertititokyo.com/index.html
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