ブロッコリーは、2018年8月23日発売予定の「殺し屋とストロベリー」の“喫茶 月影”プレオープンパーティーを4月16日にヒルトン東京にて開催した。
恋愛とサスペンスという、まったく異なる要素を掛け合わせたブロッコリーの意欲作PS Vita専用ソフト「殺し屋とストロベリー」。
本作の舞台となる「喫茶 月影」のプレオープンパーティーという名目で行われたこの催しでは、出演声優の田丸篤志さんと野島健児さんによるトークや、作品紹介が行われた。
「殺し屋とストロベリー」の世界観とキャラクターを紹介!
「真実を知っても、愛してくれますか?」という意味深なワードがコンセプトの「殺し屋とストロベリー」。ジュラルミンケースに詰め込まれた主人公・イチゴが「喫茶 月影」に運び込まれるという衝撃的なシーンで幕を開ける、ドラマティックなストーリー展開が魅力の一つだ。
裏稼業を営む人々が集まる「喫茶 月影」でウェイトレスとして働くこととなったイチゴは、「殺し屋」「運び屋」「武器商人」など、さまざまな裏社会の人々と関わりながら、秘められた真実を追っていく。共通ルート後の各キャラクタールートでは、自身の選択で変化するさまざまなエンディングが用意されており、さらにその先に真相ルートが待っているという。
テキストADVの形式で進む本作だが、キャラクターボイスはもちろんフルで収録。カズキヨネ氏がデザインを手掛けるキャラクターたちに、さらなる魅力が吹き込まれている。本作に登場するメインキャラクターは、別の記事で紹介しているので、あわせてチェックしてほしい。
発売に向けての今後の展開については、カラオケの鉄人や、アニメイトカフェキッチンカー、吉祥寺、京都にあるアニメイトカフェグラッテとのコラボレーション企画が決定しているとのこと。さらに電撃Girl's Styleとのコミカライズ企画も進行しており、ゲーム発売に先駆けて本作の導入部分を漫画で楽しむことができるそうだ。
このほかにも、発売日周辺でのコラボレーションや、「喫茶 月影」のメニューが実際に楽しめるカフェなど、さまざまな企画が進行中とのことなので、続報に期待したい。
田丸さんと野島さんが“裏社会”に生きるキャラクターを語る
会場には「喫茶月影」のマスター・ツキミ役の田丸さんと、闇医者・クラマ役の野島さんが駆けつけ、「殺し屋とストロベリー」に関するトークを展開した。
本作の世界観となる“裏社会”に対する印象を聞かれた2人は、見えないけどどこかにある都市伝説的な感覚とコメント。本作のキャラクターイラストを見ただけでは、“裏稼業の人”というイメージもわかないので、この会場にも、もしかしたら裏稼業の人がいるかもしれない…と、笑いを誘っていた。
自身が演じたキャラクターについての感想を聞かれると、ツキミについては、いつもニコニコしていて優しい印象だが、仕事モードのスイッチが入ると仕事に徹する冷たい一面も垣間見えると田丸さん。2面性というより、公私の切り替えと感じているとコメントした。
一方野島さんは、初めてクラマのビジュアルを見たときに“フワフワ”したイメージを持ったそう。
しかし実際に演じてみると、クールで偏屈な掴みどころのないキャラクターであることが分かったという。
しかし闇医者としての腕は一流で、声の出せないイチゴを真剣に治療するなど、根は真面目と分析。さらに、人の心に触れて癒やしや感動を与える仕事である声優と、患部に直接触れて治療する医者という仕事の接点はすぐに見つけられたため、素直に役に入れたと語った。
印象に残ったシーンについては、田丸さんはイチゴの身支度を整える際に垣間見えたツキミの服のセンスを、野島さんはクラマが注文する干し柿やクグロフといったイレギュラーなメニューを挙げた。
続いてイチゴについての印象を聞かれると、可愛いと口をそろえる2人。言葉が話せないというハンデを抱えつつも心の強さを感じさせる女の子で、キャラクターたちが惹かれるのがわかる…と、その魅力に夢中のようだった。
そのほかのキャラクターについても一通り触れたが、2人が一番気になるのは「ノイン」とのこと。自称16歳で一見女の子と見間違うほど可愛らしいビジュアルだが、実は成人男性かつ武器商人という謎の多さに期待が高まるとコメントしていた。
最後に、裏社会と恋愛ADVという珍しい組み合わせだが、裏稼業を営む彼らの思いに触れた時に感じる魅力や、本作ならではの恋愛要素にも注目してほしいと田丸さん。これまでにない新しいシチュエーションの中で、イチゴを中心にキャラクターたちがどのように交わり成長していくのか楽しみにプレイしてほしい、という野島さんのコメントでトークを締めくくった。