CyberZとエイベックス・エンタテインメントは、6月17日に幕張メッセにてeスポーツイベント「RAGE 2018 Summer」を開催した。
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6月17日に開催された「RAGE 2018 Summer」は、総額賞金2,000万円超えとなる国内最大規模のeスポーツイベントだ。
恒例の本格スマホカードバトル「Shadowverse」の決勝大会や、今回が初開催となるリアルタイムカードバトル「SERVANT of THRONES」の決勝大会。また、国内では初となる「スマブラ」シリーズ最新作「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」のプレイアブル体験会が開催。
他にもUVERworld・AK-69によるRAGEテーマソングを披露するスペシャルライブや、世界初となるバーチャルYouTuber同士によるeスポーツ大会が開催されるなど、例年を超える規模で実施された。
本稿ではそんな「RAGE 2018 Summer」で行われた大会やイベントの様子をまとめて紹介していこう。
「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」プレイアブル体験会が国内初開催!
「E3 2018」にてついにその内容が明らかとなったばかりの「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」。本作を国内最速で体験できるイベントが「RAGE 2018 Summer」にて行われた。来場者の多くがこの機会に本作を一目見ようと会場に殺到。ブースには長蛇の列が出来上がっており、その注目度の高さが伺えた。
ブースでは、先着で誰でも参加できる「大乱闘勝ち抜きバトル」の他、ステージ上で有名プレイヤーと1vs1の戦いを楽しめる「大乱闘チャレンジバトル」が実施。まだ情報も出揃っていない段階であるにも関わらず、ハイレベルな攻防が垣間見えた。
モバイル版「PUBG」初のオフラインイベントが開催!
世界各国で大ヒット中のバトルロイヤルゲーム「PUBG」のモバイル版「PUBG MOBILE」を採用した、初のオフラインイベント「RAGE×PUBG MOBILE ドン勝チャレンジ」が「RAGE 2018 Summer」にて実施された。
本イベントは、来場者から参加プレイヤーを募集し有名プレイヤーを交えた最大50人によるカスタムマッチが複数回行われ、優勝者には非売品の「ドン勝Tシャツ」がプレゼント。
こちらも多くのプレイヤーが参加し、モバイル端末でプレイしているとは思えないスーパープレイが飛び出すなど、やり込みの深さを魅せる参加者が会場を盛り上げていた。
最強Vtuberの座は誰の手に!?「RAGE バーチャルYouTuber GRAND PRIX~2018 Summer~」
電脳少女シロ、バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん、月ノ美兎、ときのそら、アズマリム、田中ヒメ、計6名のバーチャルYoutuber同士による“世界初!?”のeスポーツ大会が実施された。「どうぶつタワーバトル」「スーパーボンバーマンR」による予選を勝ち抜いたバーチャルYoutuberが、決勝トーナメントで「ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ」にて、初代王者の座をかけて戦う。
リアルイベントにバーチャルYoutuberがどのように登場するのかという部分が気になるところだったが、半透明のスクリーンに3Dホログラムが映し出されており、まるでバーチャルYoutuberがその場にいるような演出が行われていた。
本大会で優勝したのは、電脳少女シロとなった。“洗脳されたケン”を巧みに操り、見事初代王者の座に輝いた。
「SERVANT of THRONES」初の公式全国大会が開催!優勝は「メイジさん選手」!
リアルタイムカードバトル「SERVANT of THRONES」初の公式全国大会「RAGE SERVANT of THRONES IMPERIAL」が「RAGE 2018 Summer」にて開催。オンライン・オフラインの各予選を勝ち上がった4名の選手が幕張の舞台で激突した。
トーナメントルールはダブルエリミネーション方式となっており、最大3ゲームのBO3、先に2ゲーム勝利した選手が勝者となる。
本大会の決勝へと駒を進めたのは「メイジさん選手」と「アルトリア選手」。WINNERS側でここまで負けなしで勝ち進んだメイジさん選手に対して、一度敗北を喫するもLOSERS側から再度勝ち上がってきたアルトリア選手という構図だ。
決勝戦はまさに接戦と言っても過言ではない、一進一退の攻防となった。圧倒的な強さで畳み掛けるメイジさん選手に対して、“プルートー”や“ペルセポネ”などテンプレートにとらわれない戦いをするアルトリア選手。
だが、“ファイアドラゴン”と“厄災の塔”でうまくダメージを蓄積していくプレイで、メイジさん選手がアドバンテージを広げる。決勝戦という舞台でも一度も負けることなく、記念すべき初となる公式全国大会にて優勝の座に輝いた。
また、大会終了後「SERVANT of THRONES」の最新情報が公開。「コードギアス 反逆のルルーシュ」とのコラボレーションが発表された。サンライズ監修による描き下ろしの完全新作ストーリーを収録し、ボイスなども全て撮り下ろしになるという。コラボは6月27日よりスタートだ。
「RAGE Shadowverse Dawnbreak,Nightedge」王者に輝いたのは「かさご選手」!
第8弾カードパック「Dawnbreak,Nightedge/起源の光、終焉の闇」環境にてローテーションフォーマットで開催される「Shadowverse」の大会「RAGE Shadowverse Dawnbreak,Nightedge」。
東西合わせて8,000名ものプレイヤーによる予選参加者の中から勝ち残った8名のファイナリストによる決勝大会が「RAGE 2018 Summer」にて行われた。
賞金総額は1,000万円、優勝賞金は400万円となっており、さらに本大会の優勝者と準優勝者は、2018年末に行われる優勝賞金100万ドルの大会「Shadowverse World Grand Prix 2018」への出場権を獲得できる。
本大会の決勝戦で激突したのは、「かさご選手」と「ソルト選手」だ。この戦いではお互い持ち寄ったデッキには被りが無い。決勝戦という舞台に6リーダー全てが登場するというのは恐らく「RAGE」初のことだろう。
対戦の模様は、ソルト選手が“ネメシス”を使用し“レディアントアーティファクト”を見事に引き当てて勝利したかと思えば、次の対戦ではかさご選手が“ドラゴン”を使用してトップで“ドラゴニュートの威圧”を引き当てて勝利するなど、一進一退の攻防に。
お互いに2ラウンドづつ勝利し迎えた最終ラウンドは、ソルト選手が“ビショップ”、かさご選手が“エルフ”を使用しての対戦となった。ソルト選手がアミュレットを設置している序盤から、積極的にフェイスを削っていくかさご選手。中盤以降、ビショップのフォロワーが並ぶ盤面でも“茨の森”と“対空射撃”を上手く使いまわし盤面のコントロールを渡さない。
最後はそのまま相手のフェイスを削りきって、かさご選手が「RAGE Shadowverse Dawnbreak,Nightedge」王者の座に輝いた。
また、大会終了後には次期「RAGE」の開催・エントリー受付、そして年末に開催が予定されている「Shadowverse World Grand Prix 2018」の続報が公開された。