千葉・幕張メッセにて9月20日より開催中の東京ゲームショウ2018。ここでは、カプコンブースにて体験可能となっていたPS4/Xbox One/PC用ソフト「バイオハザード RE:2」の試遊レポートをお届けする。
累計販売本数496万本を超える大ヒットを記録し、「バイオハザード」シリーズの人気を確固たるものにしたといっても過言ではない、伝説の作品である「バイオハザード2」(以下、バイオ2)。「バイオハザード RE:2」は、発売から約20年の月日を経て実現した、フルリメイク作品にあたる。
本作の主人公を務めるのは、ラクーン警察署の新人警官「レオン・S・ケネディ」と、女子大生の「クレア・レッドフィールド」。クレアは「バイオハザード」の主人公「クリス・レッドフィールド」の妹ででもあり、両者とも何度も「バイオハザード」シリーズで主人公を務めているので、「バイオ2」をプレイしたことがなくとも、二人のことは既に知っているという人も多いだろう。「バイオ2」では、その両者が最初に巻き込まれることになる事件が描かれる。東京ゲームショウ2018では、レオン編とクレア編が共に試遊可能となっており、それぞれ15分の体験時間が経過するとその次点でゲームが終了となる。
レオン編では、警察署内を探索して生存者を探す
まずレオン編は、ゾンビの襲撃によってクレアと離れ離れとなったあと、警察署での合流を目指す、ゲーム序盤のシーンからスタート。
本作はオリジナル版の「バイオ2」から操作面が大きく異なり、4~6で採用されていた肩越しのTPS視点が採用されている。当時筆者も慣れるのに苦戦した、キャラクターの向きに合わせて進行方向のキーが変わる独特な操作方式(ユーザー間ではラジコン式とも言われる)と異なり、多くのプレイヤーにが馴染みのある操作となっているので、非常に動かしやすい。シリーズおなじみのテクニックがである「クイックターン」や、銃を構えながらの移動も可能だ。(ただし、移動しながらだと照準がかなりブレる。ヘッドショットを狙うなら足を止めて撃ちたいところ)
警備室の方から聞こえてきた悲鳴の主を探して、薄暗く不気味な警察署の中を移動して警備室へと乗り込むと、そこにはシャッターの向こうで助けを求める警官の姿が。レオンはすぐにシャッターを開け、警官を助けようと試みるが、外にいるゾンビに食いつかれ、警官は死亡してしまう。やむなくロビーへと戻ろうとするレオンだったが、帰り道に大量のゾンビが出現する。
基本的に本作のゾンビは、走ったり武器を使ったりしないオーソドックスなゾンビ(今回遭遇した限りでは)なので、動きは緩慢で、ハンドガンなど銃を使えば対処はさほど難しくない。だが当然ながら、すべてのゾンビを相手に銃を使っていては、確実に弾切れになってしまう。そのため、できるなら相手をせずに通過したいところなのだが、警察署内はとにかく通路が狭く、ゾンビをやり過ごすのが難しい。
その上、今作のレオンはダッシュ速度が心もとなく、ストンピングなどの格闘術でゾンビを返り討ちにすることもできないので(サブウェポンとしてナイフは使用可能)、強行突破が難しく、一度ゾンビに囲まれてしまうとかなり厳しい状況になる。操作性こそ快適になったが、ゾンビ一体一体に対する恐怖感は、当時プレイした「バイオ2」を思い出させる。このあたりは、まだただの新米警官でしかないレオンの身体能力も加味されたバランスとなっていると言えるのかもしれない。
ゾンビから逃走しようとした筆者は、恐怖のあまり方向感覚を失い、元にいた場所に戻ってしまっていたということもあったが、そんな時はマップ画面を開けばゲーム中の時間が停止し、自身が現在いる位置や目標の場所を確認できるので安心。道に迷いそうになった時はとにかくマップを開き、自身がいる場所を確認するのが重要だと感じられた。
また本作には、アクションだけではなくアドベンチャーゲームのような謎解き要素も存在し、ここは本当に警察署なのかと疑いたくなるほどに凝った数々のギミックが待ち受けている。今回のプレイでは、シャッターで死亡した警官がもっていた手帳に、ロビーに置かれている女神像の仕掛けを動作させるための手がかりが書かれており、手帳のヒントを元に、女神像の絵柄を揃えるというギミックになっていた……のだが、その仕掛けをといている途中であえなく時間切れとなってしまった。
「G」第一形態とのボス戦を体験できるクレア編
一方のクレア編は、レオン編よりもゲームが進行した状態でスタート。すでにハンドガン、サブマシンガン、グレネードランチャーなどの重火器を多数所持しており、開始地点付近で入手できるガンパウダーを合成し、グレネードランチャー用の焼夷弾を作成することもできた。
そうした万全の準備を終え、警察署内の一角を探索していくと、本作の重要人物であるシェリーを発見。シェリーを助けだそうとするクレアだったが、そこにボスクリーチャーである「G」が突如出現し、「G」との戦闘を余儀なくされる。
ここで戦うことになる「G」第一形態は、鉄パイプを使って広範囲かつ高威力の攻撃を繰り出してくる強敵。一度捕まってしまうと、凄まじいダメージを食らうことになるが、敵に捕まった際にナイフなどのサブウェポンをもっている場合は応戦が可能で、ダメージを受けずにやり過ごすことができる。だが、これを行うとナイフが刺さったままになってしまうので、連続して使用することはできない。
「G」の動きはそれほど早くはないため、少しずつ攻撃を与えて逃げる、ヒットアンドアウェイ戦法が有効。ただ今回戦ったマップは、かなり入り組んだ地形をしており、逃げ込んだ方向によっては袋小路へと追い詰められることも。逃げるのに夢中になるあまり、行き止まりに追い込まれた筆者も、あえなくゲームオーバーになってしまった。
このままでは終われないと、すぐさまコンティニュー。2回目の挑戦では、ある程度地形を把握することができていたため、ぐるぐると鬼ごっこをするように「G」との距離を取りつつ、着実にダメージを与えていくことに成功。危なくなったらグレネードランチャーの焼夷弾や榴散弾での足止めも行い、確実な手応えを感じはじめたところ……だったのだが、やはり一度ゲームオーバーになってしまったタイムロスは、15分の制限時間にはあまりにも大きく、体験時間は終了に。
操作性がかなり快適になったとはいえ、一筋縄ではいかない歯ごたえのあるゲームに仕上がっているのは、さすが「バイオ」シリーズということだろう。とくにクレア編はなかなか難度が高いと感じたので、会場で試遊される方は、是非ともクリアを目指していただきたい。
なおこれまでの流れでお気づきの方もいるかと思うが、本作のストーリーは、基本的にオリジナル版を踏襲した内容となっているが、所々の流れが異なっている。ストーリーの流れが同じ箇所でも、NPCとのやり取りや、そのシチュエーションに至るまでのドラマが大幅に補強されているので、古臭さや不自然さを感じることは一切なかった。初めて「バイオ2」にふれるプレイヤーはもちろん、オリジナル版を遊んだことがあるプレイヤーにも、新鮮に感じられるはずだ。
一方で、マップはオリジナル版から完全に作り直されているが、なんとなく「こんな感じの場所あったなぁ」ということもしっかり感じられる作りとなっており、一度でも「バイオ2」を遊んだことのあるプレイヤーなら、懐かしい気分になること間違いなし。当時の魅力を残しながら、現代に再び甦った「バイオ2」の発売が、今から楽しみだ。
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