2018年6月21日にPS4版が発売、9月25日にはSteam版の配信もスタートした「New ガンダムブレイカー」。前回の記事からかなりの期間が開いてしまい申し訳ないが、特集の後編となる今回は、Ver.1.04アップデートのプレイフィール及び、Steam版から本作をプレイする初心者にも向けた、オンライン対戦のポイントを紹介していく。

目次
  1. Ver.1.04アップデートの内容を振り返る
  2. マルチプレイ対戦における3つのポイント
  3. 対戦で活躍できるオススメのパーツを紹介

Ver.1.04アップデートの内容を振り返る

まずは、9月3日に行われたVer.1.04アップデートの内容を紹介していく。公式サイトに記載されているアップデート内容は以下の通りだ。

  • 6人で集まりチーム対戦をする「ルームマッチ」の追加
  • 「チームマッチ」の対戦相手チームをCOMにするモードの追加
  • マルチプレイのルームの条件を検索する機能の追加
  • マルチプレイのルームにパスワードを設定できる機能を追加
  • マルチプレイ用の新たなステージを2つ追加
  • コンテナから得られる経験値の一部をチームメンバーと共有するように変更
  • アセンブルやライブラリのリストにソート機能を追加
  • 動作の安定性の向上

全体的にオンラインの仕様に関する改善が多い。「ルームマッチ」の追加及び、ルーム条件の検索、パスワードの設定機能は、見知った仲間同士だけで対戦を楽しみたいプレイヤーには嬉しい機能だ。

目玉となるのは、「チームマッチ」の対戦相手チームをCOMにするモードの追加だろう。7月のアップデートで加えられた「チームメイトが納品したパーツも戦闘終了後に入手できる」という仕様が対COM戦でも引き継がれているため、パーツ回収の効率が劇的に変わる。これまでパーツの入手効率はシングルプレイに軍配が上がっていたが、3人でパーツを回収すれば、シングルを遥かに上回る効率でパーツを集められる。プレイヤー同士の対戦とは異なり、COM相手であればパーツ回収に割く余裕は十分に作れるはずだ。

ただ、残念ながらオンライン協力プレイが可能なのは通常の対戦のみで、シングル用のステージを強力プレイすることはできない。ある程度パーツが揃っているプレイヤーがパーツを集めをする場合、新規追加ガンプラを入手しやすいイベントミッションを優先してプレイする機会が多いと思うので、マルチプレイ時の「ステージ」は「EVENT STAGE」を選択するプレイヤーが多くなるだろう。

マルチプレイ用の新たなステージとしては「生徒会室」「教室」の2つが追加された。どちらのステージも広さはほどほどであるため、すぐに相手チームとの交戦が始まるが、視界や攻撃を遮るオブジェクトが多数配置されている。雪山やジャングルほど複雑ではないが、工作室などのマップとはまた違った戦い方が必要になるだろう。

※画像はSteam版のもの。

コンテナから得られる経験値の一部をチームメンバーと共有するようにも変更が加えられた。自身でコンテナを開けた場合と比べ、チームメイトから得られるポイントは少ないので、目に見えた効果は感じ辛いのだが、アップデート前と比べると、中盤以降にコンテナ開けをそれほど意識せずとも、最終的に全てのEXスキルが使える状態となっていることが多くなったと感じた。味方がコンテナを開けてくれることを見越して、スキルが1、2個解放されたら、すぐ敵チームの妨害を狙いにいくという戦い方も取りやすくなっている。

続いて、オンライン対戦時に意識するべきポイントや、オススメのパーツを紹介していこう。

マルチプレイ対戦における3つのポイント

コンテナを開けてレベルを上げる

既にシングルモードを遊んでいるプレイヤーは重々承知のことだと思うが、本作はガンプラのフレームレベルを上げなければEXスキルが解禁されない。大量のNPCと敵プレイヤーを同時に相手にしなければならない本作では、EXスキルなしにまともに戦闘を行うことは難しい。

そのフレームレベルを上げるのに一番てっとり早いのが、マップの各所に配置されたコンテナを開けることだ。試合がスタートしたら、まずはコンテナを開けることを最優先にし、EXスキルを解放させていこう。フレームレベルを3~4まで上げられれば、様々な状況に対応できるようになる。

なお、7月31日に行われたVer.1.03アップデート以降は、オプションの設定でコンテナもロックオンの対象とする設定が可能になった。これまでの仕様では、遠くのコンテナを開けるのに機体の向きとコンテナの軸をあわせて、マニュアルで射撃をあてるテクニックが重要だったが、手動で狙う必要はなくなった。

ただ、ロックオン対象が増えると、乱戦時のロックオンの切り替えに時間が掛かるようにもなる。コンテナを開けるのは主に対戦の序盤が中心なので、ロックオンなしでもコンテナを狙うのに自信があるのなら、コンテナはロック対象外にしておくのも手だ。

コンテナのロックオンには、アップデートを適応した上で、オプションで設定を変更する必要があるので注意。

全体マップで味方の位置や状態を確認しながら動く

シングルとマルチプレイの大きな違いは、頼りになる味方の存在だ。本作では、撃破時のデメリットというのが少なく、フレンドリーファイアも存在しないため、一般的なチーム戦のセオリーのように「一人で突出するようなことは避け、足並みを揃えて連携を意識し……」など堅苦しく考える必要はあまりない。しかし、味方が何をしようとしているかを察し、それぞれに役割を分担して動くことができれば、チームの勝利はグッと近づく。

その上で役立つのが全体マップ。全体マップには、常に自のチームの味方の位置が表示されているので、誰がどこにいるのかはすぐに把握できる。

例えばキーパーツを拾った味方がいる場合、コンテナに向かって移動する可能性が高い。そんな時に自分がコンテナにパーツを入れてしまうと、コンテナの位置が変わり、味方は別の方向への移動を強いられることになる。するとその間に味方が倒され、キーパーツが敵の手に渡ってしまう……という最悪の事態に発展することもあるため、味方がキーパーツを拾ったのを確認したら、それを護衛するように動くのがベストだ。

一部の頭部パーツのEXアビリティである「アンテナ」を使用すると、敵の位置を含めた戦況を瞬時に把握できる。
ジャングルや雪山といった広いマップでは役立つ。

時には敵を攻撃する手も有効

本作では、相手チームのガンプラを破壊しても直接チームのポイントには加算されないため、勝利を目指すにはクエストの達成を最優先するべきなのはシングル時と変わらない。しかしプレイヤー同士の対戦では、敵の行動を妨害するための攻撃というのも時折有効になる。

それが顕著なのが ジャングルや雪山のような広いマップ。こうした場所では一度撃破されると元の場所に戻ってくるまでかなりの時間がかかる。キーパーツや大型ボスのトドメの奪い合いになりそうな状況なら、敵を撃破してクエストの目標から遠ざけたり、試合開始直後のコンテナ回収を妨害して、EXスキルの解放を遅らせるなど、様々な戦略がある。「アトミック・バズーカ」などの広範囲に渡る攻撃で、NPCを倒すついでにダメージを与えておくのも有効だ。

相手の妨害を狙う場合は、「メテオストライク」などの拘束時間の長いEXスキルを使うのも有効だ。

対戦で活躍できるオススメのパーツを紹介

マルチプレイではシングル以上に、ガンプラのカスタマイズも重要になる。ほんの一部になってしまうが、個人的に使い勝手がいいと感じたオススメのパーツをいくつか紹介していこう。

近接武器:ランス系(ヒート・ランス、ドリルランスなど)

攻撃力が高く、素早くダウンを奪いながら、起き攻めも狙える武器としてマルチプレイではよく採用されていた武器種。強攻撃が単発で相手をダウンさせてしまうので、CPUを相手にした戦いでは使いにくい面もあった。だが、Ver.1.02アップデートでCPUのルーチン変更され、ダウン時の起き上がり時間が短縮されたことで、あらゆる状況で活躍できる武器となった。

NPCを含めた乱戦になりがちな本作では、攻撃範囲が限られる近接武器はやや使いにくいのだが、攻撃判定を出しながら突進するランスなら、多数の敵を相手取っても戦える。

頭:ZZガンダム(EX:ハイ・メガ・キャノン)

「ガンダムブレイカー」シリーズといえば「ハイメガキャノン」と言っても過言ではない(?)ほど、定番と化しつつあるZZガンダムの頭部の強さは本作でも健在。

頭部のパーツはバルカンやアンテナなど、補助的な用途がほとんどなのだが、ZZガンダムの頭部で使用できる「ハイ・メガ・キャノン」は戦闘の主力として使っていけるEXスキル。CPUを含んだ多くの敵を相手にする本作の仕様上、「ハイ・メガ・キャノン」のような、複数の敵を貫通しながら攻撃に巻き込める照射ビーム系のEXスキルや武器は、どれも活躍の場が多く優秀なので、いずれかの部位に一つは入れておきたい。

胴:デスサイズヘル Endless Waltz版、ウイングガンダム(EX:自爆)

アクションゲームにおける「自爆」というと、ある種のネタスキル的な扱いを受けることが少なくないが、本作の自爆は純粋に強さを追求した場合でも、候補に入ってくるほど優秀な性能を誇るEXスキルだ。

といっても、自爆自体の攻撃性能はさほど高くはなく、爆発前には足が完全に止まるので、プレイヤー相手なら簡単に回避されてしまう。自爆の本当の旨味は、任意のタイミングで再出撃ができることだ。

本作は再出撃時、EXスキルが全てチャージされた状態となっているため、ある程度EXスキルが解放された段階で自爆すれば、自爆→再出撃→EXスキルを使う→自爆→再出撃を繰り返すことで、強力なEXスキルの回転速度を大幅に高められる。一見冗談のような戦術だが、これがなかなか侮れない(シングルモードの攻略法としても優秀)。

ただし、上でも述べたが、広いマップでの再出撃は、元の場所に移動するまで時間がかかるというデメリットの影響が大きいので、不用意な自爆は禁物。また、対戦が始まった時、最初に使用可能になったEXスキルが自爆になると、攻撃手段が限られてしまう。強力なスキルなのは間違いないが、役に立つタイミングやマップがやや限定されるのが弱点になる。

盾:ラジエーター・シールド(EX:アトミック・バズーカ)

全スキルの中でも随一の攻撃範囲を誇るEXスキル「アトミック・バスーカ」を使用できる。7月のアップデートで下方修正を受け、敵プレイヤーに直接命中させるのはやや難しくなったが、NPCに対する殲滅力は健在。

欠点として弾速が遅く、発射までの動作が長いため、ロックオンした対象が移動すると明後日の方向に撃ってしまうことも少なくない。撃つ時はジャンプなどで空中に飛び、ある程度角度をつけてから地面に着弾させることを意識すると狙った場所に当てやすくなる。

またハイ・メガ・キャノンと同じく、シールドで使用可能な強力なEXスキルというのは貴重なので、なかなか拾えない場合は、優先してショップで購入しておくといい。

その他、腕やバックパックなどの部位は強力なEXスキルを持つパーツが多く、プレイヤーの個性がはっきりと出る。個人的には、相手のロックオンから逃れられる「ハイパージャマー」をもつデスサイズヘルの腕や、近距離で複数の敵をまとめて攻撃するのに便利な「シャイニングフィンガーソード」が使えるシャイニングガンダムの腕といったパーツがお気に入りだ。個々の数値の差が少なくなった本作では、実際に使ってみないとパーツの使い勝手が分からない部分も大きいので、いろいろなパーツを試しながら、自分だけのガンプラを作り上げていって欲しい。

いよいよSteam版の配信もスタートした「New ガンダムブレイカー」。発売から4ヶ月近くが経過した現在も、定期的に新機体の追加配信が行われており、既にPS4版では「ビルドストライクガンダム」「デスティニーガンダム」「フルアーマーガンダム(サンダーボルト版)」といった人気機体が続々追加されている。一度本作から離れたという人も、この機会に再びガンプラの世界に戻ってみてはいかがだろうか。

New ガンダムブレイカー

バンダイナムコエンターテインメント

PS4パッケージ

  • 発売日:2018年6月21日
  • 12歳以上対象
  • ビルドGサウンドエディション
New ガンダムブレイカー

New ガンダムブレイカー

バンダイナムコエンターテインメント

PS4パッケージ

  • 発売日:2018年6月21日
  • 12歳以上対象
  • プレミアムエディション
New ガンダムブレイカー

New ガンダムブレイカー

バンダイナムコエンターテインメント

PS4ダウンロード

  • 発売日:2018年6月21日
  • 12歳以上対象

New ガンダムブレイカー

バンダイナムコエンターテインメント

PS4ダウンロード

  • 発売日:2018年6月21日
  • 12歳以上対象
  • ビルドGサウンドエディション

New ガンダムブレイカー

バンダイナムコエンターテインメント

PCダウンロード

  • 発売日:2018年9月25日
  • 12歳以上対象
  • Steam

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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