セガゲームスは10月20日、PS4用ソフト「JUDGE EYES:死神の遺言」の店頭体験会&総合監督・名越稔洋氏のサイン会を、ビックカメラ・ラゾーナ川崎店にて実施した。
「JUDGE EYES:死神の遺言」は、12月13日にPS4向けに発売予定の本格リーガルサスペンスアクションゲーム。「龍が如く」シリーズを手がける「龍が如くスタジオ」の完全新作で、タレントの木村拓哉さんが主人公・八神隆之を演じることでも大きな注目を集めているタイトルだ。
10月20日からスタートした、全国5都市の6店舗で開催される店頭体験会では、ストーリー序盤の体験に加えて、新たに「JUDGE EYES」オリジナルのプレイスポット(ミニゲーム)が体験できるモードもプレイ可能となっている。
同日に行われた本作の総合監督・名越稔洋氏のサイン会には、年配の男性から若い女性まで、幅広い年齢層のファンが大勢詰めかけた。中には、「龍が如く」シリーズのパッケージディスクを持参するファンの姿もあるなど、それぞれが思い思いの品にサインを求めていた様子だった。
またサイン会の前には、複数メディア合同での名越氏の囲みインタビューも実施されたので、その模様をお届けする。
総合監督・名越稔洋氏合同インタビュー
――本作の発表から約一ヶ月が経過しましたが、反響はいかがでしょうか。
名越稔洋氏(以下、名越氏):動画の再生数も「龍が如く」の前作より倍以上のペースで伸びていますし、大きな反応をいただいていて、ほっとしているというのが正直なところですね。今回は発表から発売までが約3ヶ月しかないので、第1弾の発表、第2弾の体験会に続く、第3弾以降の盛り上がりをそろそろ準備できるかなというところで、改めて気合が入っている状態です。
――大きな反響の理由は何だと考えていますか?
名越氏:やはり、木村拓哉さんという存在だと思います。一番ありえなさそうな人が出演するということは、大きなインパクトがあったと思いますし。ただ、もちろんその話題性だけではゲームの面白さにはつながらず、そこからが勝負なることは分かっていましたし、彼自身も「出演する以上は面白い作品にしたい」という気合が入っていました。サプライズに加えて、そうした責任感という部分も、お互い高いレベルで共有することができていたと思います。
――「龍が如く」シリーズと本作の大きな違いはどんな部分になるのでしょうか?
名越氏:ジャンルとしては同じアクション・アドベンチャーではあるのですが、アドベンチャーをベースにアクション要素が足されたような作りになっています。ただどこかに移動して誰かに話を聞くのではなく、写真を撮影して証拠を集めたり、鍵を開けて潜入して謎を解いたり、「考える」というフィーチャーが強くなっています。「龍が如く」の時は、桐生一馬には似つかわしくないだろうという理由であえて入れなかった要素を、思いっきり放り込んでいるんですね。ストーリーももちろん違いますが、ゲームとして違うのはそうしたアドベンチャー部分のアクション性かなと。
――体験版などの配信も行われ、さまざまなユーザーの声も届いているかと思いますが、「龍が如く」シリーズとは少し違っていると感じられる部分はありましたか?
名越氏:「龍が如く」シリーズを遊んでいる方が多いのはもちろんですが、普段あまりゲームをやっていないような人からも反応をもらえたのは嬉しかったですね。「龍が如く」シリーズにはさまざまなスピンオフ作品があり、本作も広い意味ではそのスピンオフの一つになるのかもしれないですが、僕たちとしては軸を完全に変えた、新しいIPとして作っていて。実際にコメントなどを見ると、新しい層が増えている手応えも感じていて、それだけにゲームとしてあまり難しくなりすぎないように意識して作ったのは正解だったかなと。
――となると、「龍が如く」よりはややカジュアル寄りのバランスなのでしょうか?
名越氏:そこは難易度で差別化を図っているので、ゲームの腕前に自身があるという方は、1周目からノーマル以上でプレイしていだければと思います。やはりゲームの難易度というのは、面白さにも直結する部分がありますから。
――本作は「龍が如く」シリーズとは別のIPということで、物語を作る上で気をつけた部分はありましたか?
名越氏:サスペンスチックな展開自体は「龍が如く」でもあったと思うのですが、全編通してサスペンスという作品を手がけたのは本作が初めてでした。殺人鬼の話なので、中にはホラーテイストのシーンもあったりして、真夜中でプレイするのは少し怖いかもしれません。「龍が如く」の時は、何よりもシリーズを支えてくれたファンの思いに答えなければいけないと考えていたので、違う軸のコンテンツを提供しにくかったという面もあったのですが、今回はそこが違っていて。せっかく新しい畑を与えてもらった以上は、新しい花を咲かせたいという思いで制作にあたっています。
また近い内には、新しい体験版も配信したいと思っています。より作品についての理解を深めてもらいながら、木村さんを招いてのイベントなどを開くなど、発売に向けてさらに盛り上げていきたいですね。
――本作は「龍が如く」と世界観を共通していますが、例えば主人公である八神がゾンビと戦ったり時代劇をやったりというスピンオフが作られる可能性はあるのでしょうか?
名越氏:そこは本人(木村さん)とも相談しないといけないと思うのですが(笑)、個人的にヒットした作品をいうのは、いろいろなものにチャレンジする権限をもらえたものだと思っているんです。今から先のことを言い過ぎても仕方ないですが、僕自身としては「こんなこともやっちゃったんだ」と驚いてもらえるような作品をリリースできる未来が来てくれることを願っています。
――最後に、まだ体験版などで本作をプレイされたことのない方に向けたメッセージをお願いします。
名越氏:プレイできるのは序盤だけですが、絵的な雰囲気も含めて「龍が如く」とは明らかに違うといのを感じてもらえると思います。ただ高繊細に、綺麗になったというだけではなく、サスペンスというテーマに沿った味付けになっているので、体験会に来るのはもちろん、家で体験版をダウンロードするだけでもいいので、是非一度体験してもらえればと思います。
――ありがとうございました。
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