当時の思い出がよみがえること間違いなし―「プレイステーション クラシック」体験会レポート

発表会・イベント取材
0コメント 山口浩介

ソニー・インタラクティブエンタテインメントが12月3日より数量限定で発売する「プレイステーション クラシック」。本製品のメディア向け体験会が行われ、事前に触れる機会が得られたのでそのレポートをお届けする。

「プレイステーション クラシック」は、1994年に発売されたゲーム機「プレイステーション」の見た目をほぼそのままコンパクトにし、20タイトルのゲームを収録した製品。オリジナルのプレイステーションはプレイしたいゲームのCD-ROMを入れて遊んでいたが、「プレイステーション クラシック」は20タイトルが本体に内蔵されている形となる。

本体をしまう外箱のデザインもほぼ同じ。CEROマークの有無が時代を感じさせる。

また、外見はプレイステーションがほぼそのまま再現されているが、入出力端子や本体のボタンの役割に違いがある。まず入出力端子から触れておくと、前面にはUSB端子が2つ付いている。ここに、見た目は初代プレイステーションのコントローラそっくりでもUSB接続ができるようになった、専用のコントローラを接続する。メモリーカードの差し込み口も再現されているが、こちらは実際にはささらない。

本体の横幅はコントローラと同じぐらいでかなり小さい。会場にはなかったので比較できないが、2002年に発売された小型版のPS oneは193×38×144mm、プレイステーション クラシックは149×33×105mmなので、PS oneよりも小さい。

背面には、テレビやモニタと接続するためのHDMI端子、給電のためのUSB端子(Micro-B)がある。当時のプレイステーションにあった赤・白・黄の三色端子を接続するRCA端子をはじめ、S端子やAVマルチ端子といったものはなくなり、HDMI端子に一本化。AVケーブルの黄色(映像)だけ不調になりやすかったのも、現代ではおさらばというわけだ。あぁ、懐かしい。

各端子にコントローラとHDMIケーブル、そしてUSBケーブル(電源)をつなぎ、上面にあるPOWERボタンを押せばすぐに遊べる状態となる。起動後のホーム画面はPS4のホーム画面のような作りで、収録されている20タイトルをぐるぐるとスクロールして、遊びたいゲームを選ぶ。

ゲームを起動したら、あとは当時と同じようにそのままゲームをプレイできるが、本体上面のRESETボタンを押すとホーム画面に戻る仕組みとなっている。オリジナルのプレイステーションではRESETボタンを押すと文字通りリセットして、ゲームの起動画面からとなっていたが、プレイステーション クラシックではPS4のコントローラにあるPSボタンのような役割を担っている。

このRESETボタンを押してホーム画面に戻ると、ボタンを押したときのプレイ状況が“再開ポイント”としてタイトルごとに保存される。別途セーブデータとして保存するには、タイトルごとにゲーム内でセーブを行う必要があるものの、いつでも中断できるようになっているのは嬉しい作り。これさえあれば、セーブできない状況でご飯に呼ばれ、いつまでも中断できずに怒られるということもないわけだ。あぁ、懐かしい。

保存できる再開ポイントは1タイトルにつき1つだけ。再開ポイントから遊び直してゲームを進め、またRESETボタンでホームに戻った場合は、再開ポイントの上書きを行うか選択する。

本体のボタンはRESET=ホーム画面に戻る、POWER=当時と同じく本体の電源オン・オフとなる。残りのOPENボタンは、オリジナルではCD-ROMの入れ替えのため本体のフタを開けるためのものだったが、プレイステーション クラシックではフタは開かず、仮想ディスクの入れ替え機能になっている。この機能は、例えば「ファイナルファンタジーVII」のようにディスク3枚組で発売され、ゲームプレイ中にディスクを入れ替える必要があったタイトルで使うためのもの。物理的にディスクを入れ替える行為が、データ的に入れ替える操作に変わったという感じ。

体験会では「ミスタードリラー」「バイオハザード ディレクターズカット」「XI [sái]」「サガ フロンティア」「ファイナルファンタジーVII インターナショナル」をプレイしたのだが……正直、ゲーム内容が変わっているわけではないのであまり特筆すべきことがない。ロード時間やら遅延やら意識してプレイしたが気になるレベルではなく、ライターらしからぬ感想だが“普通に遊べた”というほかない。

なお、ゲーム内容は変わらないがオリジナルで遊ぶときと異なる点として、セーブやロードはメモリーカードの差し込み口1しか反応しないようになっていた。セーブデータは再開ポイントと同じくタイトルごとに記憶されるため、オリジナルで言うとメモリーカード15ブロックを各タイトルでまるまる使えるイメージ。15ブロックフルに使わない容量でも、ゲームシステム上でセーブデータは3つまでなど制限されている場合、その制約は残る。

「サガ フロンティア」のように、システムデータの保存先を選ぶ場合はメモリーカード差し込み口1を選ぼう。
セーブデータを削除すると、オリジナルと同じ演出でアイコンが徐々に小さくなって消滅する。懐かしい。

遊んでみると「バイオハザード」ならここでゾンビ犬が出てくるとか、ここにハンドガンの弾があるなとか、当時覚えたことは意外と忘れていないことに気づかされる。コントローラーを握っているだけでも、無意識のうちに親指がアナログスティックを探していて、なんとも不思議な気分になった。プレイステーション時代の思い出というのは人それぞれだが、収録タイトルに当時プレイしていたゲームがあれば、きっと思った以上に懐かしい気分にさせてくれるだろう。

「プレイステーション クラシック」商品概要

商品名:「プレイステーション クラシック」
型番:SCPH-1000Rシリーズ
発売予定日:2018年12月3日(月)
希望小売価格:9,980円(税抜)、$99USD(税抜)、€99(税込)

同梱物

  • 「プレイステーション クラシック」本体×1
  • コントローラ×2
  • HDMIケーブル×1
  • USBケーブル×1
  • 印刷物一式

本体概要

  • 映像出力:720p、480p
  • 音声出力:リニアPCM
  • 電源:DC 5V/1.0A
  • 最大消費電力:5W
  • 外形寸法:約149×33×105mm(幅×高さ×奥行)(コントローラ除く)
  • 質量・本体:約170g
  • コントローラ:約140g
  • 動作環境温度:5℃~35℃
  • 入出力:HDMI端子、USB端子(Micro-B)、コントローラ端子×2

※画面は開発中のものです。

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