2019年3月15日~17日、幕張メッセイベントホールにて「THE IDOLM@STER SideM PRODUCER MEETING 315 SP@RKLING TIME WITH ALL!!!」が3日にわたり開催された。ここでは“315の日”である1日目の模様をお届けしよう。
目次
本イベントは“アイドルとプロデューサー みんなが作るイベント!”というコンセプトで行うもので、ゲーム「アイドルマスター SideM」に登場するアイドルのキャストがフィジカル・インタリ・メンタルといった属性ごとのチームで登場。「パッション爆裂楽曲シャッフル大作戦」で選ばれた楽曲の披露や、プロデューサーも参加する朗読劇など、さまざまな企画が行われた。
3月15日公演 出演者
【フィジカル】
仲村宗悟さん(天道輝役)、高塚智人さん(渡辺みのり役)、濱健人さん(木村龍役)、益山武明さん(紅井朱雀役)、古川慎さん(アスラン=ベルゼビュートII世役)、古畑恵介さん(橘志狼役)、小松昌平さん(牙崎漣役)
【インテリ】
永野由祐さん(神楽麗役)、山谷祥生さん(蒼井享介役)、永塚拓馬さん(冬美旬役)、深町寿成さん(黒野玄武役)、矢野奨吾さん(岡村直央役)、徳武竜也さん(九十九一希役)
【メンタル】
増元拓也さん(信玄誠司役)、バレッタ裕さん(華村翔真役)、児玉卓也さん(卯月巻緒役)、汐谷文康さん(北村想楽役)
※菊池勇成さん(蒼井悠介役)は体調不良により3月15日・16日の出演を見合わせ
ケーキと乾杯で“315の日”をお祝い
まずは315プロダクションの斉藤孝司社長から日々のねぎらいと共に、改めて今回のイベントは“アイドルとプロデューサー、みんなで作るイベント”であると告げられる。3月15日の今日という最高の日を、熱いパッションで燃え滾らせようと激励の言葉が届けられた。
315プロダクション事務員の山村賢が諸注意をアナウンスしたところで、フィジカル・インタリ・メンタルの属性チームに分かれたアイドルたちがステージへ。披露されたのは「Beyond The Dream」で、開幕から全力のパフォーマンスをプロデューサーに見せつける。メインステージにはインテリ、花道からセンターステージにはメンタル、バックステージにはフィジカルが現れ、アイドルたちと客席のあまりの近さに怒号のような歓声が巻き起こった。
さっそくチームごとの挨拶へと移り、増元さんへ浴びせる「可愛いー!」コールや、バレッタさんの「最高であり“彩高”の日」など、プロデューサーへ贈られるさまざまな言葉でひとしきり盛り上がる。まずは「おめでたい日といえば乾杯」ということで、ステージにはシャンパンタワーのように飾られた公式プロデューサーグラスが登場。再びアイドルたちはステージを飛び出し、客席のすぐ側でプロデューサーミーティング開催を祝した乾杯が行われた。
さらにお祝いとしてケーキも登場し、とくにテンションが高まった様子を見せてくれたのは児玉さん。ロウソクの火も消したいところだが、あいにく会場内は火気厳禁……ならばと次の展開を察知したプロデューサーたちは次々と手持ちのペンライトを赤へ変更する。アイドルたちの歌うアカペラの「DRIVE A LIVE」と共に、ステージ側から吹きかけた息に合わせてウェーブのように赤いライトを消していく試みは見事に成功! そのままステージからの記念撮影も行われ、この写真はのちほど公式ブログにもアップされるとのことなのでお楽しみに。
ここだけの新作ワケミニ映像をかけたクイズに挑戦
最初のコーナーは「ワケミニラブ」と題し、「アイドルマスター SideM 理由あってMini!」についてトークを繰り広げる。3月22日に発売するコミックス「アイドルマスター SideM 理由あってMini! リターンズ」のDVD付き特装版には、深町さんと汐谷さんのトークセッション、神速一魂・Legenders・山村賢が登場するTV未放送新作アニメ「初志貫徹大掃除!」を収録する。益山さんは第1話でLegendersが迎えられ、そこから繋がるような良い話だったと感想を話し、汐谷さんは想楽に言ってほしいと思っていたことに触れられていて嬉しかったと語ってくれた。
このコミックス発売を記念し、空白になったコマのセリフをチームごとに考えて当てる「ワケミニセリフクイズ」へ挑戦する。シーンは荘一郎と巻緒がケーキの隠し味について話しているシーンで、児玉さんたちのメンタルチームがしっかりと正解。ちなみに話し合いはマイクがオンのまま行われたので、フィジカルとインテリの回答が道流へとたどり着くまでの過程が会場内によく響き渡っていた。そして無事メンタルチームが正解したため、ここでは北斗と恭二がさまざまな「チャオ☆」に挑戦するアニメが上映された。
プロデューサー参加型の朗読劇&業務報告を紹介
朗読劇「理由(ワケ)あって、アイランド!」には、社員旅行でとある島を訪れたアイドルたちの姿が。どうやら島は嵐によって荒れ果ててしまったらしく、どこかで聞いた声とそっくりな宿の人たちも困っているようだ。無人島でのサバイバル経験のあるユニットもはりきる様子をみせつつ、アイドルたちは水や食料、火を確保すべく動き出していく。
ここでは、アイドルたちが「どちらにしよう?」と思うようなシチュエーションに陥った際、プロデューサーがペンライトを振ってどう行動するかを決めてアイドルたちをサポートした。アイドルたちの意見が分かれるシーンや、見てみたいと思う場面を選択することになったのだが、分かれるものもあれば完全に一択というものもあり、なかには「そっちを選ぶの?!」とアイドルがびっくりしたシーンも。披露されたどの選択肢も、アイドルたちのさまざまな一面を見ることができた。
水源を探索したインテリチームはアウトドア経験の豊富な一希がリードし、麗や旬を中心に音を頼りとして探していく。食料を調達したメンタルチームはなんと客席から登場し、会場内の“パッションの精霊”と大向こうや俳句、ケーキなどのコール&レスポンスを楽しんだ。社員旅行に参加できなかった恭二・ピエールから電話がかかってくるという、プロデューサーにとって嬉しいサプライズも。フィジカルチームはプロデューサーのペンライトの力も借りつつ、無事火を起こすことに成功する。実は社長&賢や来られなかったアイドルが協力し、皆の絆を深めるための秘密の合宿だった……とネタばらしがあったところで1日目は終了。2日目以降もどんな合宿となるのか、期待の膨らむものとなっていた。
朗読劇後はこれまでのイベントとは一味違う距離感に、アイドルたちがプロデューサーの対応力に感服したことや、イヤモニを介さない生の反応を目の前で楽しめたといった感想が次々と飛び出す。そのまま「315プロデューサー会議」の突入し、公式パンフレットにも掲載されているプロデューサーから送られた業務報告書の結果についてチームごとに紹介していく。
フィジカルチームが取り上げたトピックは「あなたならどの属性に当てはまりますか?」で、結果はきれいに三等分されていた。チームのメンバーも自分ならどの属性かというクロストークで盛り上がり、とにかく「全員インテリではない」といった結果に。高塚さんと益山さん、古川さんはとある共通点でメンタルが強いことが発覚し、肩を組みながら三兄弟ユニットも爆誕した。
メンタルチームは「歌詞が一番好きな曲は?」について話し合い、3位の「Compass Gripper!!!」について増元さんはとくに好きなフレーズがあると熱弁。2位の「ARRIVE TO STAR」は「THE IDOLM@STER SideM 3rdLIVE TOUR ~GLORIOUS ST@GE!~」でのDRAMATIC STARSのパフォーマンスについて思い出に花が咲く。1位の「Symphonic Brave」については、汐谷さんが葛之葉雨彦役・笠間淳さんが「THE IDOLM@STER SideM 2nd STAGE ~ORIGIN@L STARS~」で行った挨拶が歌詞に反映された点を感慨深そうに振り返る。9位には想楽のソロ曲「Flowing Freedom」もランクインしており、メンバーからは披露された際の演出も良かったと称賛の声が上がっていた。
インテリチームのトピック「あなたがプロデューサーになった理由(ワケ)は?」では、プロデューサーから寄せられたメッセージも交えてトークを深めていく。インテリらしいコメントにしようと頑張っていたメンバーから「ナイスインテリ!」というインパクトの強いワードも飛び出し、和やかな雰囲気でコーナーは終了した。
属性チーム曲の初披露&シャッフル曲で大絶叫!
イベントも終盤に差し掛かり、新たな衣装に身を包んだアイドルたちのライブパートへ。フィジカルチームは大きく足を振り上げるなど、力強いダンスの「LET'S GO!!」で魅了。メンタルチームは可愛らしさの弾ける「Friendly Smile」を披露し、とくに腰のポンポンがよく映える腰の動きに注目したいダンスだった。インテリチームの「POKER FAITH -ポーカーフェイス-」は大人っぽいクールなステップが印象的で、さらにセクシーな雰囲気も交えて表現していた。
赤・黄・青のライトアップが盛り上げた「Reason!!」を歌い終わると、アイドルたちが一度ステージへ集合。感想を求められると、チームごとのカラーに分かれた衣装へ「カッコイイ!!」とテンションの高まった様子を見せながら、振り付けの難しさや所作に込められた想いなどを話してくれた。
そして、いよいよお待ちかねの「パッション爆裂楽曲シャッフル大作戦」で選ばれた楽曲へ。すべての曲に見られたことだが、オリジナルの振り付けを重視しつつも個々のアイドルらしい動きもしっかり取り入れられていた。
メンタルチームはダンスの一つひとつが愛らしさに溢れたF-LAGSの「Cupids!」を担当し、ステップや弓を射るしぐさに会場は絶叫という言葉には収まらない大歓声に包まれる。とくに全員で大きなハートマークを作った時と、最後の天使の羽を表現したポーズは凄まじいほどの熱狂ぶりに。フィジカルチームはHigh×Jokerの「JOKER/オールマイティ」で、ここでは漣が四季のセリフを担当し、しみじみと思いを馳せたプロデューサーも多かったことだろう。バックステージを中心にタオルを回す振り付けもしっかりこなし、会場のボルテージは最高潮へ。
インテリチームは、Beitの「スマイル・エンゲージ」。とくにインテリチームの上品な衣装デザインと相まって、どこまでも王子様らしさが伝わってくる素晴らしいものとなっていた。客席中央のセンターステージで6人がゆっくりと周りながらダンスを見せつける場面もあり、まさに“360度エンゲージ”としか言えない夢のような光景が広がっていた。
挨拶では「和気あい“あい”!!」というコールも生まれ、イベントのフィナーレを飾ったのは始まりの曲「DRIVE A LIVE」だ。客席を歩きながら歌うアイドルの姿を心と記憶に刻んだところで、すべての企画が終了する。最後に社長とプロデューサーが一本締めを行い、残り2日間続く“315の日”の初日は最高の形で終わりを迎えた。
ちなみに「THE IDOLM@STER」のイベントといえば、協賛企業の紹介時に社名をコールすることが多い。今回は青いバンダイのロゴの「BANDAI SPIRIT」など、多彩な企業の参画が目立ったのも印象的だった。それだけ315プロ、アイドルたち共感してくれる人たちが増えたのかと思うと、どこか誇らしい気持ちにもなる。5月に開催となる「THE IDOLM@STER SideM 4thSTAGE ~TRE@SURE GATE~」と合わせ、今後もアイドルたちの活躍が非常に楽しみとなるイベントだった。
DAY1セットリスト
M1. Beyond The Dream/ALL
M2. LET'S GO!!/フィジカル
M3. Friendly Smile/メンタル
M4. POKER FAITH -ポーカーフェイス-/インテリ
M5. Reason!!/ALL
M6. ♡Cupids!/メンタル
M7. JOKER➚オールマイティ/フィジカル
M8. スマイル・エンゲージ/インテリ
M9. DRIVE A LIVE/ALL