MAGES.は、8月17日に千葉県・市川市文化会館 大ホールで「WAVE!! 1st EVENT ~Wonderful Party~」を開催した。ここでは昼の部についてお届けする。
東京オリンピックの正式種目に選ばれるなど、大きな注目を集めるサーフィンをテーマとした企画「WAVE!!」。日本サーフィン連盟(NSA)やムラサキスポーツなどの協力のもと、映像、音楽、ゲームなど、さまざまなメディアミックスも予定されている。今回は、そんな「WAVE!!」の初のホールイベントとなり、朗読劇やバラエティコーナーで、訪れたファンとともに大いに盛り上がった。
朗読劇や豪華賞品を賭けた対決が大盛況!
ステージには陽岡マサキ役・前野智昭さん、秋月ショウ役・小笠原仁さん、田中ナル役・中島ヨシキさん、厳名コウスケ役・佐藤拓也さん、松風ユータ役・白井悠介さん、木戸ナオヤ役・土岐隼一さんの6人が登場。キャラクターを紹介しつつ、このイベントはファンの力が必要……とのことで、まずは声優陣からの「どこから来た?」「朝、何食べた?」「茨城県出身の人!」といった質問で声だしの練習を行う。さらにファンの持つペンライトを使い、サーファーにはお馴染みのワード“テイクオフ!”の掛け声に合わせ、客席前方から後方へと大きな波を起こし、会場が一体感に包まれた。
続いて披露された朗読劇には、茨城県の大洗をホームとするマサキ・ショウ・ナルが登場。3人は朝早くから湘南に向かっていて、コウスケ・ユータとサーフィンをする約束をしていたようだ。
話題となったのは、伝説とも呼ばれるサーフィンの大会「稲村クラシック」で、これは実際に神奈川県鎌倉市稲村ガ崎のスポットで実施されるもの。7月~10月の期間に“大会に相応しい大波”が起きた時にだけ開催されるため、2013年に行われた大会はじつに24年振りとなったそうだ。
そんなロマン溢れる湘南でのサーフィンに期待を膨らませ、江ノ電で七里ヶ浜に到着するやいなや、荷物も持たずに飛び出していってしまうマサキたちだった。
ここから、サーフィンの大会が“○○クラシック”と呼ばれることにちなみ、バラエティコーナー「湘南クラシック」へ。マサキ(前野さん)・ショウ(小笠原さん)・ナル(中島さん)の「オオアライトライ」、コウスケ(佐藤さん)・ユータ(白井さん)・ナオヤ(土岐さん)の「mmm(エムスリー)」でチームに分かれ、スロットで決めたお題で対決が行われた。
1回戦は「波乗り!!ジェスチャーゲーム」と題し、日本に数台しかないサーフボードマシンに1人が乗り、その間にジェスチャーをする人、回答者で分かれてジェスチャーゲームを実施。サーフボードから落ちてしまったら終了というルールのため、サーフィンに欠かせない体幹が試されるバトルとなった。
まずはサーフボードに小笠原さんが乗り、前野さんがジェスチャー、中島さんが回答者でスタート。小笠原さんがたくみにバランスを取り、ジェスチャー組も軽快に正解していくが、森ウィリアム聡一郎役の「森久保祥太郎さん」というお題が出た時は、どのようにジェスチャーしていいのか前野さんが非常に迷う場面も。さらに、30秒経過後は相手チームがサーフボードマシンの揺れの激しさを変更してもいい妨害ルールが設けられている。小笠原さんは、佐藤さん&白井さんが嬉々として妨害を楽しむ様子にびっくりして気持ちを揺さぶられ、ほどなく落下。ジェスチャーゲームの結果は2問正解となった。
次に、サーフボードに乗るのは佐藤さん、ジェスチャーは自分に任せろと気合十分の白井さん、回答者は土岐さんで挑戦。白井さんの個性的なジェスチャーに土岐さんが翻弄されるも、まったくバランスを崩さない佐藤さんの好プレーで見事に5問正解する。なお白井さんにも「森久保祥太郎さん」というお題が回ってきたが、やはり回答者がまったく理解できずにパス。会場からは大きな笑いが巻き起こっていた。
2回戦はチームごとに来場者から寄せられたお悩みへ回答し、どちらの回答がよいか会場のファンがジャッジする「波待ち!!悩み相談」。お悩みは「会社の飲み会が苦手で、好きになるにはどうしたらいいか」というもので、出演者たちは親身にさまざまな案を考える。最終的に、小笠原さんはお酒を飲んでテンションを上げてみる、佐藤さんは奢ってもらえるから行ってみようという考え方を提案。ファンの心を掴んだのは佐藤さんの案となり、mmmがさらにポイントを稼いでいく。
3回戦は、ゲームを決めるスロットを回すとフケ倫道のコマで止まり、キャラクターを演じる岡本信彦さんがVTRで登場。岡本さんの本作への想いをたっぷりと聞いたあとは、“Mr.パーフェクト”と称される彼にちなんだ記憶力ゲームへ突入。客席からランダムに選ばれた12人がお題に対して回答し、その内容を順番も含めてすべて覚えきれればポイントというルールだ。
先攻は、リードしているmmmで、白井さんが「出身地はどこですか?」というお題に挑む。埼玉や東京、名古屋や宮城が並ぶ中、白井さんは途中で間違えてしまったものの1問を除けばすべて答えられたという非常に惜しい展開だった。オオアライトライは全員が「記憶力に自信がない!!」と回答者選びをジャンケンで争い、小笠原さんに決定。「行ってみたい海外」というお題のためバリエーションに富んだ国名が挙げられたが、こちらも1問を除けばすべて回答できており接戦となった。とても惜しかったが全問正解で初めてポイントとなるため、両チームとも獲得ポイントはゼロ。合計点により最終的にmmmの3人が勝者となった。
こうして佐藤さん・白井さん・土岐さんは豪華賞品や来場者全員へのプレゼントをかけ、ダーツにチャレンジできる事に。まずは白井さんが来場者へのプレゼントを見事獲得し、全員へオリジナルブロマイドが配布された。賞品には、常に一定の波の上でサーフィンができる次世代型ウェーブプール「citywave Tokyo」での体験や南国サーフトリップ体験、サーフボードの1種「キャッチサーフボード」のプレゼントやキャラクターの好物などが並び、佐藤さんは出演者の間で1番熱望されていた「南国サーフトリップ体験」を当て、土岐さんは「カレーライス」をゲット。「南国サーフトリップ体験」はお仕事付きなので、その様子が届けられる日を楽しみに待っていよう。
バラエティーコーナーのあとは朗読劇の後半に続く。筋トレを欠かさないコウスケと、入念に機材チェックを行うユータの場面から。大洗から到着した3人から連絡を受け、5人が合流したところにたまたま居合わせたナオヤも加えた6人で「稲村クラシック」のポイントでサーフィンを楽しむ。
やがて面々は、将来の夢を語り合う。コウスケは世界のトップサーファーが出場するチャンピオンシップ・ツアーへの挑戦、ユータはデイトレーダーをしながら両親の営むサーフショップを継ぎ、ナオヤはテレビアニメをリアルタイムで視聴するために都会で暮らしたいと話す。ナルは地球物理学を研究する父のように海外での勉強を視野に入れ、ショウはオリンピックでサーフィンの素晴らしさをアピールしたいと胸の内を語り、そんな5人に触発されたマサキは、そのすべてと関わりながら皆と一緒にずっとサーフィンを続けていくと力強く断言した。
最後に出演者6人がテーマソング「Ride the WAVE!!」を生で披露し、熱気に包まれたイベントは名残惜しくも終了。しかし、ここでファンの寂しさを吹き飛ばす大発表が行われた。
まずは、NSA公認のサーフィン応援ソング制作が決定。作詞・作曲はテーマ曲と同様に藤林聖子さん・no_myさんが担当する。さらにアプリゲーム化も決定し、夜の部では豪華キャスト陣がそのまま出演するアニメの制作も発表となった。アプリ・アニメともに詳細は後日発表とのことなので、公式サイトやTwitterでの続報をお楽しみに。
「WAVE!!」公式サイト
https://wave-project.jp/
2月14日発売「WAVE!! 1st EVENT~Wonderful Party~」DVD詳細ページ
https://wave-project.jp/news/20190817/post-47