千葉・幕張メッセにて9月12日より開催の「東京ゲームショウ2019」。KONAMIブースで9月12日に行われた、「コナミクリエイティブセンター銀座 eスポーツ関連施設 概要発表会」のステージをレポートする。

本ステージでは、コナミグループの新拠点「コナミクリエイティブセンター銀座」内に開設されるeスポーツ関連施設の詳細が発表。最先端の配信設備を備えた「esports 銀座 studio」を中心に、スクールやストアなどで構成されるeスポーツの複合施設としての特徴が明らかとなった。

MCの槙嶋範彦さん、コナミビジネスエキスパート 代表取締役社長の上原和彦氏、コナミデジタルエンタテインメント プロモーション企画本部 副本部長 車田貴之氏

まずは、「コナミクリエイティブセンター銀座」の概要が発表。本施設はゲームの開発拠点となるのだが、それに加えて新しいエンターテイメントを創造・発信していく施設になるという。そしてその内の1つがeスポーツになるというわけだ。

日本発となるeスポーツの複合施設だが、その中心となるのが「esports 銀座 studio」。ここでは、大型のスクリーンで各タイトルが楽しめるほか、多言語配信や編集なども行えるそうだ。

1Fには「esports 銀座 store」がオープン。ゲーミングPCや関連デバイスなどはここで販売される。また、今後は体験型のショウルームにしていく構想もあるとのことだ。

3Fには「esports 銀座 school」が来年4月に開講予定だ。このスクールでは、eスポーツに関わる人材育成に寄与することを目的とし、半世紀にわたってエンターテイメントのノウハウを持つコナミグループが全面協力する形で、eスポーツの発展を目指すという。

これらeスポーツに関わる3つの施設を軸に良い循環を生み出し、日本のeスポーツをさらに盛り上げていくのが本施設の目的となるようだ。ちなみにこの各施設にはコナミの名前が入っていないが、これは“あえて”のことだそう。eスポーツを広く普及させるため、ストアには様々なデバイスが、スクールでもコナミ以外のタイトルも扱っていくという。

上原氏は2020年の東京は世界から注目される年になるとし、そのような年にeスポーツの施設をつくり日本のeスポーツを世界に届けていきたいと、コメントした。なお、施設のオープンは2020年の早い時期になるそうだ。現在建設中なので、日程は年内に発表される。

続いては、「esports 銀座 school」の校長に就任した大田良彦氏と、各タイトルで活躍するプロ選手によるトークセッションが行われた。

左から大田良彦氏、杉村直紀選手、吉田友樹選手、コバヤシシュウヘイ選手、DOLCE.選手、野良連合 代表取締役のKIZOKU氏

まずは大田氏より、「esports 銀座 school」の概要が紹介された。本スクールは、最新鋭の機器を備えた快適な空間として設計されており、創造力を刺激するカラフルな講義ルーム、長時間のプレイでも集中できるモノクロを基調とした実技ルームが存在。そしてハイスペックなゲーミングPCを備えプレイヤーの実力を引き出す。

スクールのコンセプトは、3つ。「セルフプロデュース」「eスポーツビジネス」「コミュニケーション」だ。人や情報のトレンドが集まる銀座という街のブランド力をもってeスポーツの価値をさらに高めていくという。なお、本スクールでは、全日制の昼コースと社会人でも通いやすい短期集中型の夜コースも存在する。

また、本日より公式サイトがオープン。9月21日より事前説明会も実施される。

ここからは各選手がeスポーツに関わっていく中で課題に感じていることを述べていき、「esports 銀座 school」が問題をどうカバーしていくのかが語られた。

最初に挙げられた課題は、選手以外のキャリアプランや収入面での問題だ。これに対してはゲームが上手いだけではプロとして活躍するのは難しいと大田氏は述べる。配信者や解説者などeスポーツに関係する職業は色々とあるとし、スクールでも単純にゲームを教えていくだけでなく、長期的なキャリアプランを見据えた授業が行われるとのことだった。

次に課題として挙げられたのがコミュニケーション能力について。eスポーツは1人で行うものではないので、仲間や教えてくれる人に対しての交渉力、ゲームの魅力を伝えていく訴求力。さらには英語能力も必要とされる。

これに対して「esports 銀座 school」では、コミュニケーションスキルやセルフプロデュースについて、お笑い系の事務所と連携した授業を行っていくそうだ。英語力に関してもゲーム好きな若い講師をよび、実用品のある英語が学べるとのこと。

最後は、大きな大会などで実力を発揮できないという問題だ。これは大きな会場でのオフライン大会慣れをする機会があまり無いことが原因の1つとしてあるそうだが、「esports 銀座 school」では、同施設内にある「esports 銀座 studio」を優先的に使用することが可能だという。ここを利用した授業なども行っていき、常に100%の実力を発揮できる選手を育成していくとのことだった。

最後に大田氏は、「自分も30年ほど前にゲーム業界に就職した時はゲームの認知度が低く親に反対されたが、現在はしっかり文化として認められるもとのなった」とコメント。「eスポーツに関してもここから地道に努力を続けていくことで素晴らしい文化であることが知られていくはずだ」としてステージを締めくくった。

KONAMI 東京ゲームショウ2019特設サイト
https://www.konami.com/games/event/tgs/

「esports 銀座 school」公式サイト
https://www.konami.com/ginza/school

コメントを投稿する

画像一覧

全ての画像を表示(11枚)

※画面は開発中のものです。

関連ワード

あわせて読みたい

  • プリコネR特集
  • Figgy
  • 「黎の軌跡(くろのきせき)」特設サイト

人気記事ランキング

定期配信

  • ゲーム発売日・配信日カレンダー
2024-04-15
PERISH
2024-04-16
Grounded
2024-04-16
Harold Halibut
2024-04-16
デイヴ・ザ・ダイバー
2024-04-16
晴空物語 もふもふランド
2024-04-17
HIT : The World
2024-04-17
Sagres
2024-04-18
ARK: Survival Ascended
2024-04-18
BIG SHOTS -ビッグショット-
2024-04-18
EGGコンソール ハイドライドII PC-8801
2024-04-18
Picross -LogiartGrimoire-
2024-04-18
SUNSOFT is Back! レトロゲームセレクション
2024-04-18
UFOロボ グレンダイザー:たとえ我が命つきるとも
2024-04-18
いっき団結
2024-04-18
みんなと街コロ
2024-04-18
ココロシャッフル - Spirit Swap -
2024-04-18
バニーガーデン
2024-04-18
フェイファーム ようこそ精霊の島アゾリアへ
2024-04-18
同級生リメイクCSver
2024-04-18
急げ!運べ!積み込め!
2024-04-18
異世界派遣の係長
2024-04-18
食魂徒 ~百花妖乱~
2024-04-19
SOUL COVENANT
2024-04-19
ウムランギジェネレーション
2024-04-19
ビックリマン・ワンダーコレクション
2024-04-19
ロロパズミクス
2024-04-23
百英雄伝
2024-04-24
ザァオ:ケンゼラの物語
2024-04-24
ニャンダーランド~封印されし女神~
2024-04-25
BEHOLGAR
2024-04-25
Library of Ruina
2024-04-25
SAND LAND
2024-04-25
けもの道☆ガーリッシュスクエア
2024-04-25
わんことあそぼ! めざせドッグトレーナー!
2024-04-25
サガ エメラルド ビヨンド
2024-04-25
ボクらの修学旅行大作戦
2024-04-25
ママにゲーム隠された コレクション
2024-04-25
メガトン級ムサシW
2024-04-25
ヴァガンテ
2024-04-25
重装機兵レイノス2 サターントリビュート
2024-04-25
鬼滅の刃 目指せ!最強隊士!
2024-04-26
Manor Lords
2024-04-26
Miko in Maguma
2024-04-26
Stellar Blade
2024-04-26
トリガーハート エグゼリカ
2024-04-26
剣と魔法と学園モノ。2G Remaster Edition
2024-04-26
剣と魔法と学園モノ。Anniversary Edition
2024-04-26
妄想凶ザナトリウム
2024-04-26
最恐 -青鬼-
2024-04-28
エルシャダイ・アセンション オブ ザ メタトロン