千葉・幕張メッセにて9月12日より開催の「東京ゲームショウ2019」。カプコンブースで9月12日に行われた、「PROJECT RESISTANCE」スペシャルステージをレポートする。
「PROJECT RESISTANCE」は、カプコンの新たな挑戦として開発進行中のワーキングタイトル。9月10日には本作の一端が垣間見えるティザー映像が公開され、ゾンビやリッカ―、タイラントと言った「バイオハザード」シリーズのクリーチャーが登場することが明らかとなった。
本ステージでは、そんな「PROJECT RESISTANCE」の情報が世界初公開。本作のプロデューサーを務める川田将央氏による実機プレイなどから、ゲーム内容が紹介された。
本作の1つ目のポイントとして紹介されたのが「ゾンビを配置する面白さ」。本作ではマスターマインドと呼ばれる存在が、拉致した若者を極限状態に置き、様々なデータを採取するという設定でサバイバルホラーが展開する。
マスターマインドは、マップに自由にゾンビを配置。施設の監視カメラを駆使してサバイバーを追い込んでいく。また時には直接ゾンビを操作してサバイバーに襲いかかることも可能だ。
そしてもう一方のプレイヤーサイドはサバイバーとなり極限状態からの脱出を目指す。アンブレラ社に拉致された若者たちは、それぞれにバックボーンがあり、それを反映したスキルを持つ。そのスキルを使いながら協力するというのがもう一つの面白さだ。
元ボクサーであるサムは拳をつかって前線に立ちゾンビに立ち向かうことが可能だったり、化学研究者であるヴァレリーは味方を回復することが可能といった具合だ。
本作の勝利条件はタイムカウントがゼロになる前に脱出することができればサバイバーの勝利。タイムカウントをゼロにして脱出を阻止できればマスターマインドの勝利となる。タイムカウントは時間経過での減少はもちろん、サバイバーが倒されてリスポーンすれば大幅に減るし、逆にゾンビを倒すことができればプラスとなる。むやみにゾンビを配置するだけでは、状況によってはサバイバーの有利に働くこともあるのだ。
プレイヤーの操作によって最後の最後まで、どちらが勝つかわからない、緊迫した対戦が本作の魅力といえるだろう。
なお本作は、さらに進化した「RE ENGINE」によって再現。さらにマルチプレイやオンラインゲームにおける高い開発力を持つNeoBards Entertainmentと共同で開発が行われている。ステージには同社のCEO・ジャンマーク モレ氏も登壇し、本作への期待の高さをアピールした。
今回、東京ゲームショウ2019にて世界初のプレイアブル出展が行われた本作だが、早くもクローズドβテストの実施も決定した。応募期間は9月12日から9月19日までとなっており、実施は10月4日から10月7日までとなっている。
ステージの最後には、「バイオハザード」関連のイベントやグッズ、セール情報が発表された。シリーズの最新グッズは東京ゲームショウ2019のカプコン物販ブースで販売されるので、ゲームショウに足を運んだ際は覗いてみてはいかがだろうか。
最後に川田氏は、今回のステージ情報だけでは、まだまだ本作の面白さやユニークさを伝えきれていないとし、ぜひクローズドβテストに参加して「PROJECT RESISTANCE」を体験して欲しいとコメント。ステージを締めくくった。