千葉・幕張メッセにて9月12日より開催の「東京ゲームショウ2019」。カプコンブースに出展されている「モンスターハンターワールド:アイスボーン」の試遊についてお届けしよう。
9月6日に発売されたばかりの「モンスターハンターワールド:アイスボーン」(以下、「アイスボーン」)。TGSの試遊に出展された目玉モンスターは、ラージャンだった。
ちなみに筆者はプレイするまで「まぁ、でも、ラージャンやろ?」と薄ら笑いを浮かべていたのだが、後に大いに反省することとなる。
今回の舞台は闘技場。そしてソロでのプレイとなる。(4人で遊べるマルチプレイの試遊もあり)
「MHXX」をプレイしていなかった筆者にとっては、「MHX」での獰猛化ラージャン以来の再会だ。約4年ぶりだろうか。「いよう、久しぶり!」程度の感覚で、斬りかかる。もちろん、「アイスボーン」の目玉攻撃のひとつ、クラッチクローをここで使わない理由はない。一気に間合いを詰められるクラッチクローでラージャンに飛び掛かってみたところ、弾かれた。しかも、結構な大ダメージを伴って。
だが、タイミングが悪いとクラッチクローが弾かれるのは、他のモンスターでもあることだ。今回もたまたまタイミングが悪かったかと、もう一度クラッチクローを試す。弾かれる。これを数回繰り返す。
でも「アイスボーン」はクラッチクローを駆使してナンボでしょ? …と、ひたすら馬鹿の一つ覚えでクラッチクローを試しているうちに、クラッチクローで飛び掛かった瞬間に、ラージャンに補足された。受付嬢が、「はじけクルミを使えば逃げられます!」と言っていたが、それどころではなかった。そもそも初期装備には持っていなかったように思うので、あらかじめ拾っておく必要があると思われる。
そして、しばらくぎゅうぎゅうと絞られたあと、ポイッとゴミのように捨てられた。
…さすがにここまでくれば、筆者もおかしいと気付く。
あれだけ「アイスボーン」=クラッチクロー、とハンターに思い込ませておいて…ラージャンにはもしかしてクラッチクローが効かない…!? しかもこちらが飛び掛かってくる瞬間を見計らって、掴み攻撃からの放り投げまである…!?
…とは言えど、クラッチクローが一切効かないわけではない。本当にたまたま、ラージャンが一瞬だけご休憩されていた瞬間のみ、クラッチクローが成功した。多分これはしつこくクラッチクローを続けた結果、運良く成功しただけだろう。この一瞬の隙で完璧にクラッチクローを成功させられるのは相当の手練れハンターだけでは、というくらい、そのタイミングはシビア。
つまり、ラージャンはクラッチクローなしで戦うのが基本の戦闘スタイルとなるのだ。
クラッチクローなど、つい一週間前まで存在しなかったのだから(β期間は除く)、その時にもどるだけの話。クラッチクローに頼らずに、これまで通りに向かい合えばいいだけだ。
…のはずなのに、すっかりクラッチクローで間合いを縮めることに慣れてしまった手が、無意識にクラッチクローを打つ。これだけで大ダメージを食らうのに、相変わらずラージャンの攻撃が非常にキツく、弾かれたところにラージャンの攻撃を重ねられるとほぼアウトだ。
もちろん、怒り状態になると金色の毛を纏うのは変わらない。更に今作では怒り状態時に前腕が赤く光り出す状態も追加され、この状態になると腕の肉質が硬くなり、攻撃力ももっとあがるのだという。つまりは一撃食らえば即死だ。実際筆者も体力が満タンの状態から、何が起こったのか解らないまま一度力尽きた。
こうなるともう完全に手がつけられなくなるが、尻尾を攻撃することで腕が赤くなる状態を鎮めることが出来るという。だが実際には、暴れ狂うラージャンにほぼ近寄れず、尻尾を攻撃するどころではない。尻尾を狙おうとすると後方ジャンプや回転攻撃がきたり、即振り向かれて殴られたりする。そして即死に近いダメージを食らう。
このクエストは5回力尽きると失敗となるが、筆者は2回力尽きての時間切れだった。敗因は言うまでもなく、攻撃タイミングを計りすぎて様子見が多くなってしまったことだ。なお、筆者はラージャンとは10年近い付き合いになる。(とは言えど、コンシューマでラージャンと会うのは前述の通り4年ぶりほどになる)だが、モーションを知り尽くしているからといって、その攻撃をかわせるかどうかは別問題だ。
ちなみに今回初めて見た攻撃というのはなかったのだが、まったく新技がないとは思えないので、恐らく筆者がたまたま新技を見れなかっただけなのだろう。
ある意味で新技とも言えるのは、やはりクラッチクローを仕掛けてからの捕み攻撃と、その後にくる放り投げだが、放り投げ後にさらにハンターの起き上がりにあわせて追い打ち攻撃が来ていたのも確認した。常に起き上がりにローリング回避をするのがクセな筆者は幸い一度も追い打ち攻撃には当たらなかったので、放り投げられた後にすぐ回避をすれば、追い打ち攻撃は食らわないのだと思われる。
なお、筆者はビジネスデーの二日目にプレイしたものの、ビジネスデー初日のクリア者はたった数名(一桁レベル)だったという。
それがクラッチクローに頼りすぎた結果なのか、或いはラージャンを狩りなれているはずのハンターですら敵わないほどに今回のラージャンが強いのか、1回の試遊ではそこまでを推測することは難しいが、「アイスボーン」での実装を楽しみに待っていてほしい。
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ソニー・インタラクティブエンタテインメント- 発売日:2019年9月6日
- 価格:29,980円(税抜)
- 15歳以上対象
- PS4(CUH-2200シリーズ/HDD:500GB)と「モンスターハンターワールド:アイスボーン マスターエディション」のセット商品
PS4 Pro“モンスターハンターワールド:アイスボーン マスターエディション”Starter Pack
ソニー・インタラクティブエンタテインメント- 発売日:2019年9月6日
- 価格:39,980円(税抜)
- 15歳以上対象
- PS4 Pro(CUH-7200シリーズ/HDD:1TB)と「モンスターハンターワールド:アイスボーン マスターエディション」のセット商品