タイトーは、1月18日にタイトーステーション 溝の口店内3階にある「ARCADE LIVE BAR MEGARAGE」で、アミューズメント施設用マスメダルゲーム「星のドラゴンクエスト キングスプラッシュ」のお披露目イベントと先行無料体験会を実施した。

目次
  1. 吉田さんと畑ディレクターが実機に挑戦
  2. 次回アップデートで「星ドラ」に「コード機能」が追加!
  3. 実機プレイインプレッション!アナログならではの先が読めない動きが楽しい

この「星のドラゴンクエスト キングスプラッシュ」は、名前からもわかるようにスクウェア・エニックスのスマートフォン向けゲーム「星のドラゴンクエスト」(以下、星ドラ)のゲーム内に登場する「キングスプラッシュ」をリアルにゲーム化したものだ。メダルを投入して落としていくだけではなく、さまざまなギミックが盛り込まれているところが特徴である。昨年12月に発表されていたものだが、それがついにお披露目となった形だ。

今回のイベントでは、「星ドラ」のプロデューサーである市村龍太郎氏とディレクターの畑信太郎氏、タレントの吉田早希さんが登壇。都心では珍しく雪が降るといったあいにくの天候だったが、会場には多くのファンが集まっていた。

写真左から、司会の山内真衣さん、畑ディレクター、市村プロデューサー、吉田早希さん。
人気キャラクターのモガマルも登場!?

市村プロデューサーによると、アプリ内にメダルゲームを入れようと計画をした時点で、実は実機も作るという計画が同時に行われていたそうだ。その理由は、普通に入れてもインパクトが足りずあまり面白くないだろうと思ったからだという。

そこで、スクウェア・エニックスのグループ会社であるタイトーに声をかけて、アプリのゲームと実機の開発が同時に行われている。「ドラゴンクエスト」(以下、DQ)の生みの親でもある堀井雄司氏にも監修してもらったのだが、1時間ほど「面白い」といいながら、ひたすら遊び続けていたそうだ。

今回のイベント出演がきっかけでアプリの「星ドラ」も遊び始めたという、特別ゲストの吉田早希さん。中でもやはりメダルゲーム機の元となったモガステーションが楽しすぎて、この日も朝7時まで遊んでしまったという。ちなみに吉田さんは、新宿東南口のタイトーステーションは駅から近いということもあり、仕事帰りに地下の格ゲーエリアで遊んでいるそうだ。

長く遊べることから、中学生の頃は友達と一緒にメダルゲームをよく遊んでいたと語る吉田早希さん。

お披露目会ということで黒いカーテンに隠れていた「星のドラゴンクエスト キングスプラッシュ」が、ここでついにお披露目。会場内からは拍手と一拍おいて「お~」という声が上がっていた。

ゲーム内のデザインと同時に企画が進行していたため、ほぼアプリ内のものが実機として再現されている。ゲーム機の中央にはかなり大きめのキングスライムが配置されており、それが回転している。ふたり同時にプレイができるようになっており、それが6機設置されている。それに合わせる形で、色とりどりのスライムも配置されている。

台の脇には、ガチャのようにモンスターのカプセルが詰め込まれている。こちらはプレイ中、メダルが溜まった盤面にゴロゴロと出てくるギミックになっている。中にはゴーレムやキラーマシン、ドラゴンなどが入っており、それを落とすと仲間になるという仕組みだ。

ひとつ勘違いしそうだが、これを落とすとカプセルが手に入るというわけではない。あくまでも落としたカプセルのモンスターが仲間となってゲーム内に登場するという仕掛けである。

盤面に登場するメダルも、モガマルが描かれた特別にデザインされたものとなっている。これは実際にプレイヤーが投入するコインとは異なるものだ。そのため、プレイヤー側に排出されるコインとは別になっており、あくまでもゲーム機内だけで利用されている。

アプリには無い部分でこだわって作られているのが、操作系の部分だ。ハンドルがスライムの形になっており、それを左右に捻ることでコインを投入する角度を調整することができるようになっている。

また、ロトの紋章が描かれた中央に赤いボタンが設置されており、プレイ中の演出でそれを押すというシーンも出てくる。このように、さまざまな仕掛けが盛り込まれているのだ。

吉田さんと畑ディレクターが実機に挑戦

ここで、実機を使用したデモプレイに吉田さんと畑ディレクターが挑戦することに。ふたりともこれが初プレイということもあってか、かなり夢中になっていたよう。ちなみに盤面には「スライムチャッカー」と呼ばれる3体のスライムが設置されており、コインを落とすときにそこを通すことで、液晶画面に表示されているルーレットが回る仕組みになっている。

このルーレットの絵柄が揃うとコインが出るなどのイベントが発生するのだ。たとえばカプセルが揃うと、盤面にモンスターが入ったカプセルがゴロゴロと飛び出してくるという感じだ。

アプリでは、カプセルは3つまでしか盤面に出てこないが、「星のドラゴンクエスト キングスプラッシュ」ではそれ以上の数でも出てくる。このカプセルを落とすごとに、中に入ったモンスターが仲間に加わっていき、3体揃うとボスに挑戦できるのだ。

アルミラージ、フレイム、さまようヨロイと3体の仲間が揃ったところで、ボス戦に挑戦。なんと相手として出てきたのは、バラモスだ。ちなみに、このボス戦の戦闘は自動で行われていく。初お披露目で絶対に負けられない戦いだったのだが……なんとまさかの全滅。

会場では大ウケだったが、残念な結果になってしまった。しかし、このボス戦で負けてもコンティニューチャンスがあり、100円投入することで続きからプレイが可能となっている。ということで、市村プロデューサーが100円を投入し復活となり、無事撃破することができた。

ボスに勝利するとボーナスルーレットが回り、液晶画面の上にある本物の玉が入るとそれに応じたコインが排出される。ここでなんと、大量のコインがゲットできるジャックポットチャンスに挑戦する権利をゲット。

しかし、残念ながらジャックポットはならず。そこで市村プロデューサーが100円を投入し、再チャレンジすることに。このリトライチャンスは、100円を入れ続けることで、当たるまでやり直すことができる。……のだが、2回目もはずれてしまい、ふたたび市村プロデューサーが100円を投入。さらに3回目、4回目とはずれ、やや炎上気味に。

もはや引くに引けない状況になった5回目もはずれ。6回目は市村プロデューサー自身がボタンを押し、見事ジャックポットを当てて会場は大盛り上がりとなった。

ジャックポットを当てて、大喜びの出演者たち。300枚のコインをゲットすることができた。

次回アップデートで「星ドラ」に「コード機能」が追加!

続いて最新情報が発表された。今回のロケテストを記念して、2月2日までの期間限定でコラボドリンクが販売される。ドリンクは「モガマルピンク こってり濃厚ピーチミルク」と「スライムブルー 青りんごのスッキリ炭酸」の2種類用意されており。価格は各600円(税込)。ドリンクを購入した人には、ランダムで金か銀のモガマルコースターがプレゼントされる。

このモガマルコースターの裏面にはQRコードが書かれており、こちらを「星のドラゴンクエスト キングスプラッシュ」に読み込ませることでボーナスメダルを入手することができるようになっている。

また、アプリの「星ドラ」にもQRコードでフレンド申請が行える「コード機能」が次回のアップデートで追加される予定だ。このQRコードは「星のドラゴンクエスト キングスプラッシュ」でも利用出来るそうなので、楽しみに続報を待とう。

QRコードはメダルゲーム機側とも連動する予定だ。

2月7日と8日に幕張メッセで開催される「ジャパンアミューズメントエキスポ2020」への出展も決定。ビジネスデイの2月7日には、吉田早希さんも出演する予定である。

市村プロデューサーから、ゲームの新情報はあるのかと聞かれた畑ディレクター。打ち合わせになかったのか、思わずホンネの「えーっ!?」と声を出していたが、もうすぐモガステーション内の新しいゲームとしてダーツが2月のアップデートで追加されることが明らかにされた。元々春の予定だったが、思ったよりも調整が上手くいったため早めに出せることになったそうだ。

さらに、モガステーションでメダルを貯めると本編にも使えるお得なアイテムがもらえる機能も追加される予定だ。

実機プレイインプレッション!アナログならではの先が読めない動きが楽しい

お披露目会に先駆けて、メディア向けに先行で試遊させてもらうことができた。そこで感じたことは、なんといってもアナログゲーム機ならではの面白さということだ。コインを投入するタイミングもそうだが、スライムのレバーを捻って角度を調整しながら、どのゾーンのコインを落としていこうか考えながらプレイするのがとにかく面白い。

プレイ中に流れる音楽もDQでおなじみのものばかりなので、気分も高揚していく。

左右のスロットからコインを投入していく。スライムのレバーを回して、角度の調整も行える。

「スライムチャッカー」を通ると、スライムが点滅しルーレットが回るのだが、このときの演出もいろいろとあり楽しい。宝箱が揃えばコインが盤面に排出され、カプセルが揃えば盤面にカプセルが排出されていく。このカプセルの排出は、まさにガチャガチャを回しているような感じで脇に設置された筒から出てくるので、はやくあのモンスターが出てこないかな? という期待感も高まってしまうのだ。

このカプセルが排出されるときは、デジタルのゲームとは異なり必ずしも盤面にとどまらず、そのまま勢いで落ちてくることもある。「思わずラッキー」と叫んでしまいそうになったのだが、こうした動きが読めないところもアナログゲームならではの楽しさと言えるだろう。

カプセルがどんどん盤面に溜まっていくと、次にどれが落ちてくるのかというのも楽しみのひとつだ。

仲間が揃ったらいよいよボス戦に挑戦。こちらは、まさにDQでおなじみのターン制バトルになっている。敵のHPを先に削ることができれば勝利だ。試遊中4回ほどボスバトルに挑戦する機会があったが、1度も負けなかったため、先ほどのお披露目イベントで全滅したことに逆に驚いたほどだ。ボスキャラと仲間のモンスターの組み合わせによっては、勝てないこともあるということなのだろう。

気が付けばあっという間に時間が過ぎ、1時間半近くが経過していた。指はコインを入れ続けたことで黒ずんでいたが、それほど夢中になって遊んでしまったということもでもある。

「星のドラゴンクエスト キングスプラッシュ」は、タイトーステーション 溝の口店で1月19日から2月2日までロケテストが行われる予定である。ちょっと遊んでみたいという人は、ぜひそちらに足を運んで体験してみてほしい。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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